本編とは無関係なので、人間関係やピッコロさんと関わってないキャラも多数出てきます。
個人的にはちびっこ達に囲まれるピッコロさんが見たいが為に書きました。
10月31日
幻想郷は今、ハロウィンで染まっていた。
「ハロウィンだと?」
「えぇ、今幻想郷では皆仮装して楽しんでるわ」
マヨヒガの八雲邸の庭でピッコロと八雲紫が話している。
紫の話では、幻想郷で仮装して皆がお菓子とイタズラを求め飛び回っているらしい。
「ピッコロは知っているかしら?」
「あぁ、知識としてはな」
「なら話は早いわ、早速下界に送ってあげるからちびっこ達に会いに行ったら?」
「何故オレが」
「知ってるわよ?貴方チルノ達妖精やあの半人前とかに慕われてるじゃない、たまにはサービスしてあげたら?」
「……ふん」
ピッコロは顔を背けた。
恥ずかしがり屋さんね、と紫は呟く。
「行ってらっしゃい、楽しんできてね」
ピッコロは返事をせずスキマに入っていった。
ばっちり籠とお菓子を持って。
「素直じゃないわねぇ……ふふ」
______霧の湖______
「あ、ピッコロだ!」
「ピッコロさん!」
「ピッコロがきたのかー?」
「こんにちはピッコロさん」
上からチルノ、リグル、ルーミア、大妖精である。
今日もここで集まっていたようだ。
「やはりここにいたか」
「なーなー!お菓子くれ!」
「「「「トリックオアトリート!」」」」
「ふん、好きなだけ持っていけ」
ピッコロは菓子の籠を差し出す。
「ヤッター!なんでもいいんだよな!?」
「見たことないお菓子ばっかりですね……!」
「どれにしよう……」
「私はこれにするのだー」
「よし、取ったな。ならオレはいくぞ」
「イタズラさせてくれないのかピッコロ!」
「ダメだよチルノちゃん、ピッコロさんも予定があるだろうから」
「また遊びに来てね、ピッコロさん!」
「バイバイなのだー、ワハー!」
ピッコロはニヒルに口角を上げ、飛び立っていった。
次の行先は博麗神社の様だ。
______博麗神社______
「おっす!ピッコロさん、お菓子くれなきゃイタズラするぞ〜なんてな!」
「あら、貴方こんな行事に参加するとは思わなかったのに」
「紫に言われて仕方なくだ」
「それにしては楽しんでるようだけど」
「む……」
確かにと思うところがあるらしく、口を紡ぐ。
「さぁさぁイタズラか、お菓子か!」
「好きなのを取っていけ」
「便利ねぇ、魔術ってのは」
そうして3人が談笑していると、来客が現れた。
アリス・マーガトロイドである。
「お菓子を配りに来たわよ。ピッコロさんも元気そうね、お菓子は食べれるかしら?」
「いや、オレは…いや。貰っておこう」
「ふふ、よかったわ。はいコレ」
アリスは嬉しそうに手渡し、霊夢と魔理沙についでのように渡していく。
「なぁ霊夢、アリスの奴もしかして……」
「かもしれないけどアレコレ考えるのは野暮よ」
「それもそうだな」
こそこそ話を終えて、2人はアリスへ礼を言った。
その3人を他所に、ピッコロは次の場所へと飛び立っていった。
こうして、ピッコロにとって慣れないハロウィンを過ごしていくのであった。
夜が本番と知り、吸血鬼姉妹や半人半霊が襲いかかってくるのはまた別の話である。
ギリギリ間に合った……
出来荒いですが、まぁ多少はね?
多分時間ある時に手直し入ると思います、すみません。