【完結】【自己ベスト記録】過ぎ去りし時を求めてSS~聖竜の勇者ルートRTA:24時間31分44秒22 作:ryure
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まだまだ続くよRTA
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ドラクエ11SS/聖竜の勇者ルート/縛りなしRTA
ラスボスらしき敵を倒したら真の敵が判明する王道RTA、続きをやっていきます。
前回はとうとう宿敵、魔道士ウルノーガを倒したところまででしたね。
翌朝になると一同、デルカダール玉座の間に大集合します。
アイくんは「勇者のつるぎ」(ちなみにこっちは真バージョンですね)をたずさえているのに、兵士側に並びかけてカミュとベロニカに引っ張られていきました。
マルティナは最初から当たり前のような顔をしてアイくん側にいます。
なんならアイくんの真隣にいます。
(アイくんは基本、さりげなく左をカミュ、右をマルティナ、背後をベロニカに絶対防御されています)
「これまでの非礼、深くお詫びしよう。勇者アイよ。ユグノアの王子にして聖竜の勇者であるアイをデルカダールは厚く支援する……と、かつて四大国会議で誓った言葉を違えてしまったこと、長らく娘マルティナの存在を亡きものとし、盟友ロウ殿の尽力の影で長年操られていた私はなんと不甲斐なかったことか。勇者アイが数奇にも二年間も我が兵として勤めていても、これでは名乗り出なかったことも無理はない……」
そんなにロウとモーゼフ王に年齢差を感じないですし、二人の仲も良さそうなので亡国とはいえ同盟国の王子を三等兵として雇っておきながら気づけなかったことも、自分が操られている間に「悪魔の子」のネガキャンによって世界中に誤解が広がり、それゆえに命の危険を感じて名乗り出てくれなかったこともショックが大きそうです。
会話をどんどん飛ばしていくとアイくんが公式に勇者だと認められ、兵士たちによる勇者バンザーイ! という万歳三唱。
何も万歳じゃない、何も良くない! と言わんばかりのしぶい顔をしたホメロスの嫌々ながらの万歳が見られるのは「聖竜の勇者ルート」ホメロス生存ルートだけです。
わりと周り(のモブ)は勇者さま! サポートします! 頑張ってください! 世界平和を取り戻してください! くらいのノリですが、ホメロス(もしくはグレイグ隊加入ルートならグレイグ)は若年者に世界の命運を任せることに人並みの罪悪感を持ってくれる良い大人です。
和やかな雰囲気の中、いまだ世界に残った闇を打ち倒す旅に出たいのだとアイくんは切々と訴えます。
それが穏やかに聞き入れられたところで突如邪神ニズゼルファの復活ムービーが挟まります。
何の前触れもなく勇者の星がサマディー王国上空で爆発し、空中に怪しい赤い光を帯びながら渦巻いている「何か」がサマディーからかなり離れたデルカダールでも見えるようになり、モーゼフ王は慌てて現地を視察し、事態の収拾をしてくるようにアイくんたちに命じます。
同時にマルティナには残るよう言いますが、もはや姫歴より旅人歴の方が長いお姉ちゃんは危険を顧みずアイくんについて来てくれるのです。優しい。
そしてこのとんでもない事態にデルカダール王国最高戦力の一角であるグレイグを一行に加えるようにモーゼフ王は言い、事態の解決を早く図るべく、グレイグがようやく正式加入します。
ついでにグレイグに国宝である「デルカダールの盾」を授けてくれます。
(ホメロスに手渡しさせるところがホメロス闇堕ちルートの原因に思えてならないのですが……)
(とはいえこのホメロスは感情を精算済みなのでむしろ絶対にうまくやれよと気迫を込めてグレイグに渡してきますけどね。圧倒的に盾より杖が似合う将軍なので)
そんなグレイグの初期装備は「大樹の勇者ルート」とまったく同じですが、なぜかレベルが3高い状態で加入します。
ありがたいです。
数多のファンが仲間キャラに待ち望んだホメロスは、めちゃくちゃになってしまったデルカダール王国の立て直しが忙しいために仲間になりません。
ルートによってはここでホメロスが加入するのは不自然にも程があるので大人の事情が本当のところでしょうが……。
以降、八倍速でお送りしております。
操作可能になったら一旦引き返してモーゼフ王と会話。
イベントで「黄金のティアラ」を入手します。
マルティナの母の形見ですが、専用装備ではないのでセーニャに装備します。
その後「ルーラ」でサマディーへ。
王城に向かい、玉座でイベント。
すっかり改心したファーリス王子と共にバクラバ石群へ。
(「ルーラ」で近くのキャンプ地まで飛ぶのが早いです)
バクラバ石群に着くと破裂した勇者の星の残骸を下から見上げ、ウルノーガの比ではない邪悪な気配におののく仲間たちが空中に乗り込むのは無理だと嘆きます。
アイくんは上空にいるならケトス(今作のお空移動ツール)を使えばいいと連想していますが、もちろんウルノーガよりもやばい相手に突撃したところで打つ手はありません。
とりあえず不気味な空間の歪みこそありますが、今すぐサマディーがどうにかなってしまうわけではない、と判断したファーリスたちが城に帰っていくのを見送ったあと、突然一行は不思議な空間に招かれます。
一行が気づくと目の前にいるのは預言者お姉さんです。
いきなりウルノーガの外見で出てくるとアイくんに全力攻撃されることは間違いないので、初見は素敵な預言者お姉さんの姿です。
(正体がひげの闇堕ちおっさん魔法使いであることから目を逸らしながら)
「……何やつか!」
加入したてのグレイグがみんなを背中に庇うように立ちはだかりました。
敵だと非常に威圧的ですが、味方だと本当に頼もしい盾おじさんです。
「突然ですまなかったな。わしは、そうさな……預言者と呼ばれている者」
そういえばカミュはこのルートのアイくんに(そして仲間にも)預言者の話はしていませんが、みんななんとなくどこかで聞いたので知っているようなリアクションをしますね。
「お主らの迷い、戸惑い、直面した邪神復活……それに関して少しばかり助言、協力しようと思ってな。少々お節介かもしれんが、許しておくれ」
「預言者さん……? 預言者って、言うけれど、それを鵜呑みにしたとして、どうして私たちに親切してくれようとするの? それが善意だとしても私たちはあなたを知らなくて、どうして助けてくれるのかちっとも分からないわ」
「ふむ。双賢の片割れよ、それも道理よな。正体の見えないわしが不審なのは当たり前よ。それでは……ほい」
預言者の姿が顔色の悪いウルノーガに変わり、ウラノスの姿になり、またウルノーガの姿になりました。もどして。
「わしはウルノーガであり、」
再び青いひげの魔法使い、ウラノスの姿に戻ります。
もどして。
「ウラノスでもある。わしは、ウルノーガがあぁも成り果てるまでに切り離したウラノスの良心、というべき亡霊じゃ。お主らに協力を申し出たのは罪悪感からじゃ。どうだ、打算的じゃろ。分かりやすいじゃろ。お主らはわしには止められなかったウルノーガを打ち倒した。わしの長らくの未練を消化してくれたのじゃ」
「大樹の勇者ルート」よりも警戒心の高い勇者一行に対してウラノスは手の内を最初からフルオープンしてくれます。
事実ウラノスからは邪悪な感じはしませんし、一行は信じます。
だから早く妙齢のお姉さんに戻って。
「ウラノスさまといえば先代勇者ローシュさまのパーティにいた、ドゥルダ郷の修行者にして魔術師、と記憶しておりますわ。ウラノスさま、どうしてそんなあなたがあのように闇に堕ちたというのですか?」
セーニャが問いかけます。
「うむ、気になるじゃろうな。ふむ、語るのは簡単じゃよ。しかし……見てきた方が早い。世界には『聖竜の大樹』の苗木が複数存在する。勇者の紋章をかざせばきっとかつての勇者たちの旅路を見ることが出来よう。お主らも先代勇者がいかようにして邪神を倒したのか気になるだろう? まぁ、そう急ぐことはない。この度復活した邪神はそのうち世界を闇に包み込むじゃろうが、すぐにとはいかん。奴とて長いこと肉体を失っていたのだし、本調子でなければ……怯えておるしな。お主らのような人間の寿命が三周するくらいの時間はあぁして怯えておるじゃろう」
「先代勇者の旅を見てくる時間はあるということなのじゃな?」
ロウが気がかりそうに言いました。
「無論。それどころか力をつける時間もあるじゃろう。先代勇者の旅路を見れば思いつくこともあるじゃろう。それに……勇者アイよ。まだまだ汝は成したいことがありそうじゃな。安心するがいい、時間はあるし、ちゃんと『間に合っておるよ』。あぁ、何も心配することはない」
ウラノスはやっと素敵な預言者のお姉さんの姿に戻ると、アイくんの前に歩いてきました。
「わしは一度闇に屈した者。こんなわしに言われたくはないじゃろうが、敢えて言わせてもらう。勇者よ、世界を救え。地の底で出会った運命と、魂で繋がれた盟友たちと、血と誇りで繋がった仲間たちと共に、な」
ということでここから闇の大樹の苗木を探したり、各地に起きている事件を解決したり、ケトスを解放したり、ケトスをパワーアップさせたり、いろいろとこなしながらレベリングをして邪神ニズゼルファを倒すという話になります。
基本的にはどの順番でクリアしても構わないのですが、一応全ての事件を解決しなければ邪神に挑めないようになっています。
「大樹の勇者ルート」ではケトスのパワーアップさえ済ませれば挑めるのですが、「聖竜の勇者ルート」は世界崩壊以降のストーリーがないのでその補填を兼ねているみたいですね。
事件解決であってボスの討伐が必ずしも条件になっていないのが良心です。
なお、ネルセンの試練は初回クリアできたらOKです。(「勇者の剣」の強化レシピを選んだ場合)
周回して全てのボスを倒す必要はありません。
ニズゼルファまでにやること一覧(順不同)
・勇者のつるぎ・改生産
・ユグノア城跡→嘆きの騎士、バクーモス討伐
・風穴の隠れ家→マヤの解呪
・クレイモラン→魔竜ネドラ討伐・ムンババをなだめる
・ダーハルーネ→町を襲っている魔物を倒す
・ソルティコ→シルビアとジエーゴの仲直り、シルビアグレイグの試練
・海底王国→ジャコラ、デスエーギル討伐
・ホムラの里→人喰い火竜事件解決
・イシの村→ヘルコンドル討伐
・プチャラオ村→フールフール、ハッスルじじい討伐
・グロッタの町→ブギー討伐
・白の入り江(ナギムナー村)→キングマーマン討伐
・デルカダール→ゾルデ、ガリンガ討伐
・ドゥルダ郷→ロウと勇者の特訓(その後の試練はやらなくてもOK)
・ネルセンの試練→憎悪の剣鬼(一回目)討伐
・ケトスの解放→ケトス覚醒
本RTAのクリアタイムを今一度ご覧下さい。
24時間超えの原因はだいたい後半戦のボスラッシュの難易度のせいです。
はい。ここからが実質本番ですよ……!
まずは簡単なところから詰めていきます。
具体的には、勇者の峰でケトス解放→神の民の里(入手:神秘の歯車)→忘れ去られた塔(ケトス覚醒)→各地の大樹の苗木を訪れる→天空の古戦場(入手:オリハルコン)→風穴の隠れ家(マヤの解呪)→サマディー(入手:ガイアのハンマー)→ホムラの里(解放:禁足地の鍛冶場)→生産:勇者のつるぎ→天空の古戦場(入手:オリハルコン)→ホムラの里(入手:王者の剣)ですね。
次回はずっと倍速かもしれませんね……。
見どころもあんまりないです。
スキップしてしまう見どころムービーは極力右で流すようにしますが、背景ではアイくんが世界中をあらゆる乗り物でダッシュしまくっていることでしょう。
それでは今回はここまで。
ご視聴、ありがとうございました。
ときどき、夢を見るのです。
なにか、とても悲しい夢を。
悲しいのにあたたかくて、悲しいのに懐かしくて、悲しくて、悲しくて、なのに目覚めるとすっかり内容を忘れてしまう夢。
私はあくびのときについ涙がこぼれてしまったと言い訳して、涙を見咎めるベロニカお姉さまを誤魔化すのです。
毎回、同じ夢を見ているように思うので、きっとなにか意味がある夢だと思うのです。
目覚めた時にも覚えていられたなら、あるいは予言や信託として役立つのかもしれません。
でも、私は口に出すにはどうにもおぼろげで、ひたすらに悲しくて、どうしてかお姉さまにだけは言ってはいけない気がして、だんまりなのです。
「セーニャ、どうしたの?」
振り返ったお顔は、誰のものでしょう?
優しい人だったような気がします。
おっとりと微笑んで、往く道を指し示してくれたあたたかい人。
陽だまりのように優しくて、何事にも丁寧で、思いやりがあたたかくて、穏やかなお昼間の日差しのようなひと……。
「セーニャ」
悲しくて泣く私の手を優しく包み込んでくださったのはいったいどなただったのかしら?
お姉さまでないなら、お父さまでないなら、お母さまでないなら、いったい誰だったというのでしょう?
「いかないで、いかないで、どうかいかないでください! ベロニカお姉さまだって間違いなくそうおっしゃいます。えぇ絶対に。私の胸のうちにいるお姉さまがそう叫んでいるのがわかるのですよ! ……さま、どうかいかないで!
そう、そうです、みなさんで平和に暮らしましょう? ラムダがなくなっても、イシがなくなっても、デルカダールがなくなっても、クレイモランがなくなっても、ソルティコがなくなっても。私たちの故郷はどこにももうありません! でも、私たちの命は今もあるじゃありませんか! ねぇ皆さん、そう思うでしょう? 私たちは生きているのです、生きているのだから、……さまをむざむざとひとりぼっちの世界に見送れるものですか!
あぁどうか私を卑怯者だと罵ってください! それでもいいのです、なんだって構わないのです……さま! どうか哀れなセーニャをおそばに置いてくださいませ! もう、もう、何も失いたくないのです! 行ってしまわれないで! どうかどうか、私たちといてください!」
まくし立てる声はだぁれ?
ぐずのセーニャみたいに、大声で泣いているのはだれなのですか?
「セーニャ、僕は君たちが分かたれることなく笑いあっている未来を望む。ねぇ、そうでしょう? もしやり直せるなら。そう思うでしょう?」
「えぇ、えぇ、そうですとも! みんなで行くことが出来るなら行きましたとも。誰が私たちのなしたことを覚えていなくても、仲間が覚えていれば十分です、耐えられるのです。
でも違うのです、……さま。この旅立ちはもしかしたら、無事にたどり着くことなく永劫の時をさ迷うかもしれず、もしかしたら、その『過ぎ去りし時』はここではない全く別の世界かもしれないのですよ。そうしたら、セーニャは、可哀想なぐずの娘はお姉さまだけではなく……さまも失ってしまうのです。私にはそんな悲しいこと、耐えられませんわ……そんなこと、今ここで死んでしまうよりも、つらいことですから。
私は……さまにお仕えするラムダの最後のひとり。失うわけにはいかないのです……」
「セーニャ、泣かないで。ねぇ、泣かないで……お願い……」
私は誰かの胸で泣きました。
誰かは、困ったようでありました。
私はそのひとを困らせたくなかったのに、でも、そうしなくてはなりませんでした。
泣いても、すがっても、困らせても、ベロニカお姉さまの言葉として騙っても、なんとしてでも。
「そうよ、そうよ、セーニャはいいこと言うわね。みんなで暮らしましょう? みんなで住める立派なおうちを建てて、どこかあたたかい場所で、陽気な場所で、みんなで手を取り合って」
「そうだぜ、セーニャの言う通りだ。なんで気づかなかったんだろうな。オレは不幸中の幸いにも……と、セーニャと、シルビアと、マルティナと、グレイグを失わずに済んだんだ。しかも世界は平和になったんだ、これからはみんなで面白おかしく暮らせばいい。なぁ、そうしようぜ、……!」
「まぁ名案ね! きっと毎日楽しいわよ、……ちゃん! もう魔王ウルノーガはいないのよ、だからこれからはずっと平穏だから、もう誰も失わないでいられる。今度こそ笑顔で楽しく過ごせるわ。ねえそうでしょ? グレイグ」
「あぁそうだともゴリアテ。今度こそ、みんなを守ってみせよう。信頼できる仲間たちがいるならば何も怖くない。なぁ、セーニャの言う通りだろう、……?」
「…………、……………」
「……さま、どうか、どうか、お願いします……」
手を伸ばして。
その手は虚しく空を切って。
とうとう引き留められなかったあたたかいあのひとはいなくなってしまったのです。
それは泡沫へと消えた儚い夢。誰かを引き留めて懇願する声、泣きすがる声がこだまします。
誰を?
どうして?
何のために?
何もわからず、ただ私はとてもとても、悲しかったのです。
そんな夢を見て、目覚めて、早朝。
朝もやけぶる中、寝静まる皆さまの真ん中近くでひとり起き上がり、少し離れたところに眠るアイさまのあどけない寝顔を見て、私は悲しくて、だけど安心して、とても嬉しくて、それがどこから来た感情なのかもわからず……あふれ出た涙を誰にも見せないように、袖でそっとぬぐいました。
盟友の嘆き
どこ好き?
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RTA部分:数値付き解説
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RTA部分:ストーリー解説
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RTA部分:走者の他作語り
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小説部分:アイ視点
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小説部分:カミュ視点
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小説部分:セーニャ視点
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小説部分:マルティナ視点
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小説部分:ロウ視点
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小説部分:その他視点
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全般:再構成ストーリー
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全般:原作死亡キャラ生存
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