新生・東方創想話から
パフェ食べたい霊夢のお話し

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新生・東方創想話から

パフェ食べたい


パフェ食べたい

「・・・暇ね」

博麗神社の縁側に座り茶を啜るこの少女の名前は博麗霊夢(はくれいれいむ)彼女は今日も今日とて幻想郷の空を眺めながら、だら~~~~~~~っとしていた。

彼女には妖怪退治という立派な仕事があったが、今は悪さをする妖怪もいなければ、異変が起こっているわけでもない、まさかそこらへんの妖怪を捕まえてきてボコボコにして妖怪退治したとか言い出すほど暇を持て余しているわけでもない。

「魔理沙の奴もこういう時に限って遊びに来ないしなぁ・・・まぁ来ても二人でお茶飲んでるだけでしょうけ「私がどうかしたか?」ひゃあっ!」

突然の来訪者に霊夢は何とも恥ずかしい声をあげてしまった、軽く死にたい。

「な・・・何よ、また来たの?」

「ああ、そしたらあの博麗の巫女様がひゃあっ!とか言ってたんだよ」

彼女――霧雨魔理沙はなんともいい笑顔で霊夢の心を抉っていくと自然な動作で霊夢の隣に座った。

「はぁ・・・今、お茶持ってくるから待っててね」

「ああ」

霊夢は立ち上がるとお客様に出すお茶を取りに行った。

魔理沙はいつもこうだ、霊夢の事情など関係なく神社に遊びに来る――霊夢もそれが決して嫌ではないのだが。

「はい、お茶」

「ん、ありがと」

霊夢はいつも通り魔理沙にお茶を渡すと、自分も縁側に座りお茶を啜った。

「霊夢」

「何?」

「しりとりしようぜ」

この少女は何を言っているのだろう、しりとりなんて子供じゃあるまいし。

「まぁ・・・やるだけならいいけど」

「よっしゃあ!いや、私にも分からないんだけど何か久しぶりに子供の時のこと思い出してな、やりたくなったんだ」

うーん、魔理沙ってそんな事言い出す奴だっけ?いや、まぁ・・・しりとりをすることに抵抗はないわけで――いや、そもそもなんでしりとり?

「じゃあ――しりとりの「り」」

魔理沙から始めるようだ、まったく――順番ぐらいじゃんけんか何かで決めさせてくれればいいのに、まぁしりとりの順番一つであーだこーだ言う霊夢ではなかったが。

「り――りん「ご」」

「ゴー「や」」

「焼に「く」」

「・・・く「ぎ」」

「牛に「く」」

「・・・・・・く「つ」」

「つく「ね」」

「・・・・・・・・・ねんど」

「どら焼「き」」

「なぜ食べ物にこだわる」

何なのだろう―――この魔法使いは、私が年中野菜ばっか食ってることを知っての発言だろうか。

私もお肉とか、甘いもの食べたい!

・・・まずいまずい、私そんなキャラじゃないでしょ、スイーツ(笑)とか言われちゃうわよ。

なんて、外の世界の「ネット用語」というものを頭の中で思い浮かべていると―― 

「あ、そういえば里で流行の“パフェ”ってのを買って来たんだけど食べるか」

馬鹿がなんか言い出した。

「すいーつ?」

何だろうそれは、外の世界の食べ物だろうか。

「ああ、その通り外の世界の食べ物だぜ」

また、BBAの仕業かな、まったく・・・興味本位で外の食べ物は持ってこないでっていつも言ってるのに・・・

「で、その“ぱふぇ〟ってどんな食べ物なの?」

いや、まぁ興味はあるんですけど。

「なんでも、甘くて、たくさんの果物がのった食べ物らしいぜ」

なん・・・だと・・・

なんだその夢のような食べ物は、果物がのっていて甘い?

そんな・・・そんな美味しそうな・・・

「もしかして、お前たべた」

「HAHAHA,何を言ってるのよ、そんなわけないでしょ?」

ちくしょう

「じゃあ、一人で食べてるからな」

「な・・・」

そんな・・・魔理沙のやつ・・・正気なの・・・

仮にも子供の頃から一緒に遊んでいる 幼馴染 である。

私が甘いものが好き(まぁあくまで人並みに)なのはしっているくせに――それなのにこの仕打ちである

きっと魔理沙はドSだと思います。

「ふんふふふーん♪」

泣きそうになってる私をよそに魔理沙は持ってきた箱からパフェを取り出そうとしている。

――どうすれば

――――どうすればいい

―――――どうすればいいの

そんな考えが私の頭の中を駆け巡る。

まず今の状況を整理しよう。

魔理沙が来た

パフェ持ってる(食べたい)

食べたい(だって女の子だもん☆)

でも、直接言うのは恥ずかしい

なら

「殺るか」

「え?」

魔理沙の記憶が吹っ飛ぶくらい強い衝撃を頭に与えて気絶させる。

そしてパフェを――

ふ、ふふふ、完璧ね、流石、私、伊達に博麗の巫女やってないわ。

ただ問題は・・・

チラ、と魔理沙の方をうかがう。

うーん、流石に10年来の親友を気絶させてまでしてパフェをたべるのは駄目な気がした、なにか――なにか方法はないのだろうか、もっと常識的な方法は。

たとえば――遊びの延長線上でできるようなことで

数秒の思索の後――私は一つの結論に辿り着いた、「弾幕ごっこ」、そう、幻想郷において普段から行われているこの遊び、これなら魔理沙に極めて普通に魔理沙に話しを聞くことができる。

そして――普段の遊びとは違う本気の一撃で魔理沙を気絶させる――いや、正直それなら普通に気絶させても変わらない気がするけど・・・。

うん、この際しょうがないわよね、と私は魔理沙に声をかけた

「魔理沙、ちょっと弾幕ごっこしない?」

「ん?あぁ、これ二つとも食べ終わったらn」

ドカッ!

手に持っていた陰陽玉で魔理沙の頭を殴る

ドカッ!ドカッ!ドカッ!

これでもかって言うほど殴る

ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!

「ふぅ・・・」

私の冒険はこれからだぜ!

あ、パフェはとっても美味しかったです(にっこり)


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