詰みゲーみたいな島(四国)に人類を滅ぼす敵として転生した百合厨はどうすりゃいいんですか?   作:百男合

60 / 105
 あらすじ
 夏凜ちゃん先輩による解釈違いの結果起こる悲劇を避けるための講座開催。
夏凜「優しくするなとは言わないからそれ相応の覚悟と責任は持ちなさい」
丹羽「はい…結城先輩はいいんですか?」
夏凜「そうね…。あの娘にも1度ちゃんと言った方がいいかしら」
~後日~
東郷「丹羽君、あなた何言ったの!? 友奈ちゃん責任を取って勇者部の皆と結婚するって言ってるんだけど」
丹羽「三好先輩グッジョブ!」b


あの日救えなかったキミたちへ

 8月4日。大赦の保有する温泉宿泊施設での夏合宿から2日後のことである。

 その日、東郷美森はお隣の結城友奈の家へ遊びに行くために準備していた。

 といってもやることは友奈の宿題の手伝いである。東郷は7月中にもうほとんど終わらせていて、あとは英語の課題だけだ。

 あれだけは他の人がいる時にやらないと全く進まないので、友奈にそばにいてもらっている。

 その交換条件として、自分は友奈の宿題でわからないところを手伝っているのだ。

 今日は後から夏凜も合流するらしい。なんでも最近丹羽と一緒に戦闘訓練をしているということだ。それが終わり次第向かうと連絡があった。

 東郷としても夏凛と丹羽が仲良くなることは喜ばしいことだと思う。もっとも夏凜にばかり肩入れするようでは演劇部の助っ人の時のようにスネてしまうかもしれないが。

 そんなことを考えながら家の門を出てお隣を訪ねようと外に出たのと、黒塗りの高級車が家の前に止まったのは同時だった。

「鷲尾須美…いえ、東郷美森様ですね」

 車から出てきた大赦の仮面をかぶった人間が、(うやうや)しく東郷に頭を下げる。

「お迎えに上がりました。どうぞ、お車へ」

 突然の出来事に東郷は混乱する。 

 大赦が一体何の用だろう。まさかお役目? 勇者としての自分たちの戦いは終わったのではなかったのか?

 そんな考えが表情に出たのか、大赦の仮面をかぶった大人は慌てて言う。

「誤解なさらないでください。勇者としてのお役目ではありません。いえ、それも少しは関係しているのですが、実はあなたにお会いしたいという方がいらっしゃいまして」

 お役目ではないが関係がある? 会いたい人間?

 どういうことだろうと逡巡していると、「あれ、東郷さん?」と家の前に止まった車を不審に思ったのか友奈が出てきた。

「結城友奈様。あなたもよろしければどうぞ。勇者部関係者の方はできるだけ連れてきてもらいたいとおっしゃられていたので」

「あの、私と友奈ちゃんに会いたいと言っているのはどこの誰なんですか?」

 東郷の言葉に、大赦仮面は告げる。

「先代勇者、乃木園子様です。どうしても東郷様に1度お会いしたいと。それと犬吠埼風様、樹様、丹羽明吾様、三好夏凛の元にも我々と同じように迎えが着ているはずです。どうぞ御心配なさらないでください」

 その言葉に東郷と友奈は顔を見合わせるしかなかった。

 

 

 

 車に乗せられ、連れていかれた先は水瓶座戦後に健康診断した病院だった。

 大赦所有の最新鋭の医療機械が配備された病院で、どんな病状もここでならわかるらしいということで紹介されたのだ。

 四国で1番バリアフリーとサービスが充実している病院施設で、入院費用はそれなりにかかるがそれに見合った治療を行う施設らしい。

「夏凜ちゃん、丹羽君!」

 そこの待合室で椅子に座っていた2人に友奈と東郷は駆け寄る。大赦仮面はその姿を確認した後一礼し、去っていった。

「2人も大赦の人に?」

「ええ、丹羽と訓練しているところに現れて連れてこられたわ。昔だったら理由も言わずに有無も言わさず拉致同然に連れてこられただろうけど、ちゃんと誰からどういう理由でどこに連れていくのか言ってくれたわ。変われば変わるもんね」

 以前の大赦の職員との違いに驚いているのか、夏凜は言う。

 事実丹羽が大赦の人間をバーテックス人間化していなければそれが普通だっただろう。夏凜と丹羽にシャワーを浴びて汗を流し着替える時間など与えなかったはずだ。

 一方で丹羽を見ると、自分の精霊3体と話していた。

「いいですか。スミが出ようとしても止めてくださいね」

『了解した。主』

『まっかせてー! マスター』

『えっと、できるかどうかわからないけど、精いっぱい頑張ります』

「じゃあ、そういうことで」

 丹羽の言葉と共にナツメ、ウタノ、ミトの3体が丹羽の中に帰っていく。

「どうしたの、丹羽君?」

「ああ、結城先輩。いや、スミが興奮して出てこないように言い聞かせてたんですよ。で、他の精霊にもお願いして、出てこようとしたら止めてくれって」

 その言葉に友奈、東郷、夏凜は首をかしげる。

「え、どうして?」

「ここは病院で、他の人の目があるということが1つ。大赦の施設とはいえ、一般の人もいるので」

 その言葉にもっともだとは思うが、他の3体の協力を仰ぐほどのことだろうか?

「そして大赦職員の言っていた先代勇者のこと。多分大赦にとっての切り札。もし俺たちが反抗した場合のカウンターという存在だと推測できます」

 丹羽の言葉に以前そういう話をしたことがあったなと3人はおぼろげながら思い出す。

「そんな相手にみすみす手の内をさらすようなことは慎むべきです。皆さんの勇者システムは今手元にありませんが、俺はそれなしでも戦えるいわば邪魔な存在。向こうがつぶそうとするならまず俺からでしょうから」

 それはつまり、先代勇者と丹羽が敵対するということだろうか?

 あり得ない可能性ではないが、疑いすぎではないかと友奈と東郷は思う。現にバーテックスとの戦いは終わったんだし。

 そう思っているとなぜか夏凜がわかりやすく丹羽から顔を背けていた。

「夏凛ちゃん?」

 友奈が問いかけると、びくっとしてギギギと音が聞こえそうなくらいぎこちなく動き、唐突に丹羽に頭を下げる。

「ごめん丹羽!」

 突然の謝罪に友奈、東郷、丹羽は驚く。

「多分あんたのこと、先代勇者は全部知っていると思う。あたしが報告書にまとめていろいろ書いたから」

「ええ!?」

 夏凛の告白に驚く丹羽。と同時に自動ドアが開き外から犬吠埼姉妹がやって来た。

「おーっす。どうやらアタシたちが1番最後みたいね…ってなにこの空気」

「皆さんどうかしたんですか?」

 ズーンという擬音が聞こえそうなほど落ち込んでいる夏凜と丹羽に、風と樹が疑問を口にする。

「お待たせいたしました。それではこちらへどうぞ」

 そんな中、大赦仮面が声をかけて6人をエレベーターまで案内した。

「えっと丹羽、なんかごめん」

「いいえ、三好先輩は自分の仕事をしたんですから…むしろそのことに思い至らなかった俺が馬鹿でした」

 なぜか夏凜が丹羽の顔をちらちらと伺いながら謝っていた。風と樹は訳が分からず首をひねる。

 まさか夏凜が人型の精霊やスミのことも園子に報告しているとは予想外だった。

 だが少し考えてみればわかることだ。夏凜は大赦側の勇者で必要ならば勇者たちの近況や能力を報告する。

 それがたまたま丹羽と人型バーテックスが支配するバーテックス人間の手に渡らずそのまま園子の元まで届いただけ。

 考えて、思わずそんなことある? と思ってしまう。大赦でもまともな思想の人間はバーテックス人間にしなかったが、まさかその影響がこんな形で出てくるとは。

 誤算だった。せめて園子の周りにいる人間は支配しておくべきだったかもしれない。

 まあ、それによってバーテックス人間の存在が気付かれるかもしれなかったから、しなくてよかったかもしれないが。

 丹羽があれこれ考えている間にエレベーターは目的の階についていた。

 屋上近くにある高層階だ。おそらくVIPしか入院できない病室で、1部屋がかなり広いのだとうかがえる。

 大赦仮面を先頭に勇者部6人が付いていく。やがて1つの病室の前にたどり着くと、ノックをする。

「園子様。東郷美森様と丹羽明吾様、三好夏凛、そして勇者部の皆様方をお連れしました」

「ご苦労様。入ってきてもらって」

 言葉と共に大赦仮面がドアを開けて頭を下げる。入ってくれということだろう。

 名前を呼ばれた東郷を先頭に勇者部6人が室内へと入る。

 室内は6人入っても充分広かった。ベッドの他に大型のテレビや冷蔵庫はもちろん最新式の電子家電が置かれている。

 そしてそこにいるベッドの上の長い髪の少女を見て、丹羽明吾の胸を締め付けられるような気持ちになった。

 乃木園子。2年前、自分が助けられなかった少女の1人。

 右腕には点滴をしている。恐らく食事ができないからあれで必要な栄養を取っているのだろう。

 こうならないように、もっとうまくできたはずだ。

 情報として今の境遇は知っていたが、実物を目の前にすると後悔の念が胸に広がる。

「えっと、こんにちはになるのかな。はじめましての人もいるから自己紹介するね。私は乃木園子。あなたたちの先輩の勇者だよ」

 その言葉に丹羽を除いた5人の勇者部がざわめく。

 どうして先代勇者が自分たちを呼んだのか。そしてその身体は? お役目を終えた自分たちに何を?

 そんな疑問が頭の中でぐるぐるしているのだろう。

「そのリボン、まだしてくれてたんだ。うれしいなぁ」

 東郷のリボンを見て、声を弾ませて言う。

 東郷が記憶を失っていることを知っているのに、一体どんな気持ちで彼女はその言葉を言ったのだろうか。想像するしかできない自分を歯がゆく思う。

「東郷さん、そのリボンって?」

「私が事故で記憶を失っていた時、握りしめていたものだって聞いたわ。誰のかもわからないけど、とっても大切なもの。そんな気がして」

 友奈の疑問に東郷が自分の髪をまとめるリボンに手をやり言う。それに園子はにこりと笑った。

「そっか。うれしいなぁ、そのリボンはわっしーとずっと一緒にいられたんだ」

 わっしー。その言葉に東郷は思い出す。

 スミと一体化した時に見ていた夢。そこに出てくる顔がわからなかった少女が自分のことをそう呼んでいたと。

「あの、私とあなたは昔会ったことが?」

 その言葉に園子は目を見開いていた。おそらく信じられない、といった気持なのだろう。

 だがそんな表情はすぐ消え、元に戻る。

「どうしてそう思うの?」

「夢を、見たんです。スミちゃん…あ、丹羽君の精霊と一緒にいた時、あなたと同じようにわっしーと私を呼ぶ少女と過ごしていた夢を。一緒にプールに行ったり、うどんを食べたり、将来の夢を話したり、もう1人の子を着せ替えしたり。その子の顔は思い出せなかったけど、私とその子とスミちゃんそっくりの子は、間違いなく友達でした」

 東郷の言葉に、園子は目を潤ませていた。

 信じられない。でももしかしたら…と葛藤しているのがわかる。

「あの、もう1人いた子は…スミちゃんそっくりな女の子は誰なんです? 私が2年前の記憶がないのと何か関係が?」

『ソノコー!』

 その時丹羽の胸が光り、中からスミが飛び出しベッドの上の少女に飛びついていた。

『すまない、主。止められなかった』

『ソーリー、マスター。彼女ってばすっごく力がストロングで』

『うたのんのせいじゃないよ! あの、ごめんなさい。私が力不足で』

 それと同時に3体の丹羽の精霊が出て、園子は目を白黒させている。

 三好夏凛の報告書に丹羽の精霊は人型で流暢に話すとあったが、実際見ても信じられなかった。

 そして自分の胸元にいるこの三ノ輪銀にそっくりな精霊。

『ソノコー! 痛いか? 悲しい? ひどいこと言われた?』

 自分の身を案じ、心配してくれる姿はまさしく彼女そのものだ。言動はやや幼いが、彼女に間違いない。

 親友であるはずの自分が見間違えるはずがない。

「この子は?」

「その子がスミちゃんです。丹羽君が呼び出した最初の精霊」

 東郷の言葉に乃木園子は勇者部唯一の男子でイレギュラーな勇者を見つめる。

 丹羽明吾の命は風前の灯火状態にあった。

 

 

 

 乃木園子は病室のソファーや椅子にそれぞれ座るように促し、大赦仮面が淹れたお茶を勧めた。

 少し長い話になると大赦仮面に用意させたのだ。明らかに高そうなお茶うけに犬吠埼姉妹と夏凛は恐縮している。

「丹羽くん、だっけ?」

 口火を切ったのは園子だった。

「この精霊…スミちゃんだっけ? いつどうやって君のもとに?」

 来た。最初の質問。

 これを切り抜けられるかで丹羽が生き残れるかどうかが決まる。

 とはいえどう返事するべきか。

 気づいたら体の中にいた、ではおそらく納得しないだろう。彼女が納得するようなストーリーを考えなければ。

「乃木さん、その子は彼が特攻してきたバーテックスから身を挺して私をかばってくれた時に勇者に変身したの。多分その時」

 どう答えようか考えていると、東郷が丹羽が変身した経緯を説明してくれた。

 ちょっと待って東郷先輩。下手なことを言ったら俺比喩じゃなく首が飛ぶんですけど!?

 という内心を必死に押し殺しながら丹羽はうなずく。というか、考えてみればそれ以上に説明しようがない。

「そうなんだ。報告書にはわっしーをかばったなんて書いてなかったから…ありがとう。私の親友の命を助けてくれて」

 頭を下げる乃木園子に、「いえ、そんな」と丹羽は慌てる。

 よかった。結果的にだが東郷のおかげで悪印象は持たれなかったようだ。

「あの、さっきもわっしーって言っていたけれど…それって」

「そうだね。まずはそこから話そうか」

 そう言って園子は語りだす。

 そこからはわすゆ視聴済みで人型バーテックスとしてその光景を見てきた自分には今更な情報だった。

 昔3人の勇者がいてバーテックスと戦っていた。1人の名前は乃木園子。もう1人はスミとそっくりな姿をした少女、三ノ輪銀。そして最後の1人は昔の東郷美森、かつて鷲尾須美と呼ばれていた存在。

 3人は協力して四国へ攻め込んでくるバーテックスを追い返し、順調にお役目を果たしていた。

 あの日までは。

「その日、遠足の帰りにわたしたちは樹海に飛ばされた。相手は蟹座1体、すぐ倒せるとどこか油断していたのかもしれない」

 あとは知っての通りだ。

 蟹座を囮に勇者を呼び出した2体のバーテックスは樹海を焼き払い、遠距離から矢を放ち、勇者たちを全滅へと追いやった。

 あの人型のバーテックスが駆けつけて助けてくれなければ本当に四国は終わっていたと園子は言う。

「その、人型のバーテックスというのは?」

「わたしたち勇者に味方してくれていた、変なバーテックスだよ。わたしも最初はその意図が理解できなくて、敵だと思ったんだけどね」

 困惑する勇者部一同に園子が言う。

「でも、彼はミノさんを助けて保護してくれていた。傷を治して意識を取り戻すまで見守って。2年間もずっと」

 その言葉に勇者部全員は顔を見合わせる。

 とても信じられる話ではなかった。バーテックスといえば人類の敵だ。それが勇者を保護するなんてあり得るだろうか?

「本当に、もっと早く彼の言うことを聞いておけばよかった。そうしたらもっと仲良くなれたかもしれない。協力できたかもしれない。今となってはもう遅いけど」

「えっと、そのバーテックスは今?」

 夏凛の言葉に園子は首を振る。

「四国以外に人間が住める土地を作るって言っていなくなったよ。そんなことできるわけないのにね。でも、彼なら本当に…」

「ちょ、ちょっと待って!?」

 園子の言葉を友奈が遮った。

「じゃあ、バーテックスとは分かり合えるかもしれないってこと? それなのに私たちは問答無用で倒しちゃって」

「そうじゃないよ。結城さん」

 顔を青ざめさせる友奈に、園子は言う。

「あの人型が特別だっただけで、バーテックスは間違いなく神樹様を…人類を滅ぼそうとする敵だよ。少なくともあなたたちが倒した中に、あの人型みたいな考えの奴はいなかったと思う」

 その言葉に幾分か友奈は救われたようだ。ほっと息をついている。

「どこまで話したっけ。そうそう、ミノさんが人型のバーテックスにさらわれたと思っていたわたしは、乙女座が襲撃した時に壁の外まで行って抵抗しない人型のバーテックスを槍で滅多刺しにしたんだ」

 それからの出来事を簡単に園子は説明する。

 最終決戦を前にパワーアップした勇者システム。精霊を授けられたこと。そして鷲尾須美が2回満開し、自分も3回満開し襲ってきたバーテックスを倒したこと。

「で、壁の外に出たら今度は12体バーテックスがいたの。これは軽く絶望したね」

 参ったねというような園子に、「12体!?」と勇者部全員が声を上げる。

 7体の御霊を吸収した水瓶座1体にも自分たちは苦労したのだ。今までの戦いから考えて、それがどれほど絶望的な状況なのか察するに余りある。

「それで、勝ったんですか?」

「うーん。勝ったというか、倒してもらったって言った方が正しいかな。あの人型のバーテックスに」

 園子によると他の星座級の能力を使って、11体の巨大バーテックスをあっという間に倒してしまったらしい。

 その話に勇者部の面々は呆然とする。一体どんな化け物なんだその人型のバーテックスは。

「唯一獅子座だけは固くて私が止めをさしたけど、ほとんどボロボロだったからね。本当に、規格外だよあんなの」

「あの、本当に信じてもいいんですかその人型のバーテックスって」

「そうよ。助けてくれたって言っても、バーテックスなんでしょ」

 樹の言葉に風も同調する。わかっていたこととはいえ、丹羽はちょっぴり複雑な心境だ。

「私は信じるよ!」

 だが、友奈は声を上げた。

「だって、東郷さんの友達を保護して、園子さんを助けてくれたんでしょ。だったら信じる理由としては充分だよ!」

「結城先輩」

 友奈の言葉に丹羽の胸の内が温かくなる。

 あ、やばい。攻略されそう。

「そうだね。でも、当時の私にはそれができなかった」

 表情を陰らせ、園子が言う。

「わたしとの戦いを放棄して逃げる人型のバーテックスを追って5回も満開して。こんな身体になったのも半分は自業自得なんだ」

 胸の下、内臓の当たりを撫でながら言う。

「ここまで話して察したかもしれないけど、わっしー…いや、東郷さんの足と2年前の記憶がないのは、満開の副作用。散華の影響なんだ」

 その言葉に東郷は話の途中で察していたのか、うなずく。

「じゃあ、スミちゃんは」

「うん、わたしの知ってるもう1人の勇者、三ノ輪銀にそっくり」

 そう言って胸元にいるスミを園子は見る。

 目が合うとスミは笑顔になり、『ソノコー』と名前を呼んだ。

「じゃあ、どうして丹羽君の精霊に」

「それは、わからない。丹羽君にも多分わからないんだよね? 2年以上前の記憶がないんでしょう?」

 そんなことまで調べていたのか。

 丹羽は内心戦慄しながらも、こくりとうなずく。

「待って。じゃあ丹羽も勇者として戦っていたんですか? だから2年以上前の記憶が」

「ううん。戦っていたのはわたしとミノさん、そして東郷さんの3人だけ。そもそも男の子が勇者として戦っていたという記録はないよ」

 風の質問に園子が首を振る。

「ひょっとして…丹羽くんの記憶だけ散華で消えたんじゃ」

 ぽつりと呟いた樹の言葉に、全員がどよめく。

「確かにそれなら…」

「でも、大赦の記録にもなかったんでしょ?」

「昔の大赦なら人間1人存在しないこともできたでしょうけど、そんな」

 動揺する勇者部面々に、園子は考える。

 たしかに、そんな可能性もなくはない。

 だが、人間1人の痕跡を消すなど途方もない労力だ。大赦がそんなことをするだろうか? 何のために?

「可能性の1つとしてわたしも調べてみるよ。ありがとう犬吠埼樹さん」

「いえ、そんな! ちょっと思いついただけで本当かわかりませんし」

 園子の言葉に樹は恐縮している。

 一方で丹羽は、いや、それはあり得んでしょと内心でツッコんでいた。

 だが結果的にスミが三ノ輪銀とそっくりなことの話題を逸らすことができた。樹ちゃんグッジョブ!

「それで結局アタシたちを呼んだ理由なんですか?」

 園子の昔話が終わり、お茶を飲んで一息ついた勇者部を代表して風が言う。

 それだけの話なら東郷だけ呼べばよかったはずだ。

「うん。さっきも言ったけど皆には【満開】とその副作用【散華】について知ってもらおうと思って」

 園子の言葉に「あ~」と勇者部全員は気まずそうな顔をする。

「ごめんなさい、全部知ってます。うちの兄貴経由で」

 夏凛が言うと、園子が「え?」と驚いた声を上げた。

 それはそうだろうなと丹羽は思う。本編では園子によって満開と散華について初めて知ったのだ。

 今の勇者たちがそれを知っているとは夢にも思わなかっただろう。

「じゃあ、散華の影響を知ったうえでみんなは戦おうとしたの?」

 園子の言葉に「はい」と勇者部全員がうなずいた。

「でもみんな、身体機能を失ってないよね。満開しなかったのはそれが原因?」

「いえ、それは違います」

 園子の言葉に風が否定する。

「満開するときは1人で突っ走るんじゃなくてみんなで相談して決めようって、全員で決めてましたから」

「相談…」

「ええ。勇者部5箇条1つ。悩んだら相談! そしてなるべくあきらめないがうちのモットーなので」

 風の言葉に何か思うところがあったのか、園子は考え込んでいる。

 そうか、そのっちには相談できる相手がいなかったのかもしれないな。

 本編での彼女の境遇を思い、丹羽はそう推測する。

「そっかー。すごいね、勇者部って。わたしもできれば入ってみたいな」

「じゃあ入ろうよ! 園子ちゃん」

 何気なくつぶやいたであろう園子の言葉を聞き逃さず、友奈がグイグイ来る。

 さすが攻略王。

「え?」

「だって、園子ちゃんも勇者なんでしょ。だったら立派な勇者部メンバーだよ。ね、みんな!」

 その言葉に呆気に取られていた他のメンバーだったが、それぞれうなずき歓迎の言葉を告げた。

「そうね。歓迎するわ、乃木さん」

「ええ。よろしく乃木」

「うちは人手不足ですから、助かります」

「ちょっとあんた伝説の勇者様に…まあ、あんたらしいわね友奈。よろしくお願いします園子様」

「よろしくお願いします、乃木先輩」

 5人の言葉に、園子の胸が温かくなる。

 それを見て、スミはにっこりと笑った。

『ソノコ、笑ってる! うれしい? よかった!』

「うん、そうだね…ありがとうみんな」

 その光景を見て、丹羽が前に出ると自分の精霊に告げた。

「ウタノさん、ミトさん、いいですか?」

『オーケーよマスター』

『はい。園子さんの力になればいいんですね』

「ちょっと丹羽、あんた何をするつもり?」

 園子に近づく丹羽に、夏凜が声をかける。

「乃木先輩の散華を治そうと思いまして」

「え!?」

 その言葉に一番驚いたのは園子だった。

「東郷先輩の足が治ったのが俺の精霊の影響なら、多分乃木先輩も治ると思います。憶測ですけど、東郷先輩は治るのに2週間ほどかかりました。多分新学期までには治るかと」

 丹羽の言葉にわっ! と勇者部メンバーが沸いた。

「よかったねそのちゃん!」

「言われてみればそうね。私の足も治ったんだもの。乃木さんの身体もきっと治るわ!」

「なによ丹羽! そういうこと思いついたんなら、もっと早く言いなさいよ!」

「よかったです。本当によかった」

「そうなると伝説の勇者復活…なんかあたしの活躍する場面が減りそうだわ。まあ、いいことに変わりはないけど」

 まるで自分のことのように喜ぶ勇者部メンバーに、園子は目を白黒させる。

 それは今まで親友しか信用しないと思ってきた少女にとって、両親以外で初めて自分を受け入れ喜んでくれる無償の優しさに触れた瞬間だった。

 

 

「乃木先輩。ここに東郷先輩だけ呼んだんじゃなくて勇者部全員を呼んだのは、他にも理由が?」

 丹羽の言葉に、園子はうなずく。

「うん、みんなにはショックなことだと思うけど…まだバーテックスとの戦いは終わっていない」

 その言葉に丹羽を除く全員が驚いた。

「やっぱり」

「やっぱりって丹羽、あんたわかってたの?」

「いえ、先代勇者って言葉からバーテックスは倒してもまた湧いて出てくるんだろうなって。三好先輩から防人隊の話を聞いた時もなんとなくそんな予感はしてましたから」

 風の言葉に丹羽は答える。

 本当は原作知識からの言葉だが、こう言っておけば納得するだろう。

「そんな、じゃあまたあんな戦いに樹を巻き込まなきゃいけないの…」

「お姉ちゃん」

 不安そうな姉の手を樹がぎゅっと握る。

「大丈夫だよ。もうわたし、お姉ちゃんに守られてるだけの子供じゃない」

「樹ちゃん」

 その光景を見て、友奈と東郷が感激していた。

「ちゃんとお姉ちゃんや皆も守れる、勇者として戦えるよ」

 部員である2人が感動しているのだ。血縁の姉でありシスコンである風がどういう反応をするのか、説明するまでもない。

「樹ぃいいい! うわーん! ええ子や! むっちゃええ子! こんな風に育ってくれてお姉ちゃん嬉しい!」

「お姉ちゃん…さすがにちょっとうざい」

 涙を流して全力で喜びを表している姉に、若干引きつつ樹が言う。

「樹ちゃんに負けてられない! 私もがんばっちゃうよ!」

「友奈ちゃんと一緒なら、私も頑張る!」

 2人に触発されたのか、友奈と東郷もまだ見ぬ敵に燃えている。

「あんたらねぇ、あたしが誰か忘れてない?」

 夏凛の言葉に4人は首をひねる。

「え、夏凜ちゃんは夏凜ちゃんでしょ?」

「そうね。私と友奈ちゃんの間によく挟まりに来ようとする女の子ね」

「にぼし大好きニボッシーちゃんでしょ」

「意識高い系ヤク中ですよね」

「友奈はともかくおいこらそこの3人、特に犬吠埼姉妹!」

 風と樹を指差し、ズビシ! と言う。

「あたしは完成型勇者、三好夏凛よ。次来たバーテックスはあんたらの手なんか借りなくても、あたし1人で倒してやるわ!」

 声高らかに宣言した。

「でもまあ、あんたらが手伝ってくれるんなら心強いけど」

 デレも忘れない。これが初期なら「あんたたちの助けなんていらないわよ!」と言っていたはずだ。

 まっこと、デレになり申した。

「みんな怖くないの…今度は死ぬかもしれないんだよ?」

 園子のつぶやきに、丹羽は勇者部5箇条の1つを引用して発言する。

「なせば大抵、なんとかなる。それが勇者部ですから」

「どういうこと?」

「困ったときは1人で抱え込まないでみんなで相談して、あきらめずにやってみれば結構何とかなる。そういう場所だと俺は思ってます」

 丹羽の言葉を聞いてもいまいちピンと来ていないようだ。

「まあ、一緒にいればわかりますよ。乃木先輩はもう勇者部の仲間なんですから」

「そっか。うん、そうだね」

 園子はまぶしそうに勇者部のメンバーを見る。

 あの中に入ることができれば、きっと楽しいだろうなぁ。

「それで、乃木先輩。スミに似た勇者…三ノ輪銀さんには会えるんですか?」

 その言葉に園子は丹羽を見る。

「うん。それが今日丹羽君をここに呼んだ最大の理由なんだよ」

 園子の話によれば夏凜の報告書から傷を癒す精霊のミトの能力に注目し、未だ昏睡状態の銀を治療してもらおうとしていたらしい。

 さっそく園子の案内により、同じ階に入院している銀のもとに向かう。

 そこには多くの機械に囲まれ眠っている少女の姿があった。髪の色以外はスミにそっくりだ。

「じゃあ、ミトさん。お願いします」

『オーケーよ!』

『うたのん』

 なぜかミトを呼び出したのにウタノまでついてきてしまった。

「ウタノさん、乃木先輩の中に戻ってていただけますか?」

『みーちゃんを1人だけにできないわ! 私もトゥギャザーする!』

「はいはい、戻って戻って」

 丹羽がウタノをつかみ園子の中にいれようとすると『みーちゃーん!』『うたのーん』と互いの名前を呼びあっている。

 君たち、そんな今生の別れじゃないんだから。

『じゃあ始めますね』

「ア、ハイ」

 ウタノが園子の中に入ると今までのことなどなかったように銀の治療を開始するミト。切り替えが早い。

 治療中の銀を見ながら、丹羽はスミを見る。

「スミ、三ノ輪銀さんの中に入ってくれないか?」

 その言葉に東郷と園子が反応した。

「丹羽君、それは」

「ミノさんの中にこの精霊さんを? どういうこと?」

 不安そうな顔の東郷と希望にすがろうとしている園子。表情は似ているが、多分思いは反対だ。

「もし、スミが三ノ輪銀さんの記憶から生まれた精霊なら、あるべき場所に帰れば元に戻るんじゃないかと」

「それって、ミノさんが意識を取り戻すってこと!?」

 丹羽の仮説に園子が食いついた。おそらく意識を取り戻さない銀に結構追い詰められていたのだろう。

「でも、それだとスミちゃんは」

「多分、消滅するでしょうね。いえ、三ノ輪銀さんと一体化して元に戻るというべきでしょうか」

 その言葉に東郷の顔が暗くなる。

 スミとは姉妹のように仲が良かったのだ。その反応は仕方ないかもしれない。

「まあ、あくまで推測なので経過を見ないとどうなるかわかりません。俺は毎日様子を見に来ますから、東郷先輩もスミに会いにきたらどうです?」

 丹羽の言葉に一瞬嬉しそうな顔をした東郷だが、すぐに首を振る。

「いえ、それだとスミちゃんとずっとおしゃべりをして、三ノ輪さんの治療が進まなそうだわ。やっぱり私は」

「だったら、わたしに会いに来てよわっしー…いや、東郷さん」

 声をかけたのは園子だった。

「大丈夫だよ。わたしは2年もミノさんをずっと探してたんだから、少しくらい意識が戻るのが遅れたって気にしない。精霊のスミちゃんに会いに来るついでにわたしにも会いに来てくれたら嬉しいな」

 嘘だ。本当はすぐにでも銀に意識を取り戻してほしい。

 だが、親友の悲しむ顔を園子は見たくなかった。だから、理由をつけてでもそれを正当化し、自分のそばにいてほしいと思う。

 そんな自分があさましいと思った。軽く自己嫌悪するが、目の前の親友は気付いていないようだ。

「本当? いいの、乃木さん」

「そのっちって呼んでほしいな。昔みたいにとはいかないけれど、またお友達になりたい」

 差し出した園子の手を東郷が握る。

『スミ、ソノコ、ズットモ! 仲良し!』

 それを見て、園子の胸元にいたスミが笑顔で言う。

 その言葉に2人は笑顔を浮かべるのだった。

 

 

 

 勇者部の他の5人が帰った後、1人園子の病室に残るよう言われた夏凛は緊張していた。

 なにしろ相手は大橋でバーテックスの進行を防いだ英雄。実質最強の勇者。

 かつて勇者候補生として道場破りとして挑んだことはあるが、その時とは立場も実力も違う。

 いったい自分にどんな用だろう。

 もしかしたらさっき知らない間に失礼を働いたのではないか。

 そんな疑心暗鬼になっている夏凜に、車椅子からベッドに運ばれた園子は言う。

「ごめんね、三好さん。実は今日、わたしが絶対会いたかったのはわっしーと丹羽君、そしてあなただったんよー」

「あたし、ですか?」

 突然言われ、困惑する。

 東郷はわかる。記憶を失っていたとはいえ一緒に戦った戦友で親友だ。会いたいのは当然だと思う。

 東郷を最初見たときにどこか見覚えがあったが、やっぱり以前会っていた。まあ、満開の副作用で憶えていないのは仕方なかったが。

 丹羽もわかる。意識不明の親友の治療のために夏凜も世話になった精霊のミトの力を借りたかったからだ。

 だが思わぬ形で思わぬ事態になったのは驚いた。まさかスミの言ったソノコが本当に乃木園子のことだったとは。

 丹羽によれば2週間ほどで園子は歩けるようになるらしいが、それが本当なら嬉しい誤算だろう。

 だが自分はそのどれとも結びつかない。せいぜい報告書を毎週上げているくらいしか接点がないはずだ。

「実はあなたの口から7体の御霊を取り込んだバーテックスとの戦いを直接訊きたかったんよ。報告書だけじゃなくて、その場にいて一緒に戦った勇者の意見が」

 園子の言葉に、なんだそんなことかと夏凜は安堵する。

 どうやら何か不興をかったわけではないらしい。

「申し訳ありませんが、報告書以上のことは…。私見になりますし、偏った情報になりますので」

「うん。だろうね。まあ、それはあくまで建前だからー」

 え、建前?

 園子の言葉に再び困惑していると、印刷された書類をスッとベッドに備え付けられた机の上に出してきた。

「報告書に紛れ込んでたんだけど…これって三好さんが書いたの?」

 文字が読み取れなかったので、「拝見します」と断ってから机に置かれた書類を取って読む。

「なっ!?」

 それは夏凜の誕生日にもらった丹羽の書いた百合小説の続編、というかデータを消去するために丹羽の部屋を訪れた際言葉巧みに言いくるめられて渡された百合小説の文章ファイルの一部。

 しかも友奈と東郷による同学年ハーレムもので友奈と夏凜の仲に嫉妬した東郷が友奈とキスした夏凛に上書きとして唇を奪い、さらに友奈にどうされたのか訊いてその通り責めるという結構過激な描写がされているページだった。

「ち、ちちち違うんです園子様! それを書いたのはあたしじゃなくて」

「ええ? でもこれ登場人物に夏凜って書いてあるよね。あと東郷って」

 やばいやばいやばい!

 親友との過激な百合小説を報告書に紛れさせて渡すなんてケンカを売っているとしか思われない。むしろ自分だったらぶっ飛ばす。

 ダラダラと夏凜の額から冷や汗が流れる。室内は冷房が効いているので、肌寒さも相まってカタカタと震えてしまう。

「し、信じてもらえないかもしれないけど、いえ信じていただけないかもしれませんがそれを書いたのは丹羽です! あの百合イチャ大好き野郎です!」

「うーん? そうなの?」

「はい! あたしとしては東郷にそんな想いを抱いたことは1度も! むしろあのデカイ胸をもぎってやろうかと考えていたほどで」

 はっ、しまった。今のはまずかったか?

 おそるおそる園子を見ると、ニコニコしている。

 あれ? 怒ってない?

「そっかー。丹羽君がこれをねえ。ねえ、にぼっしー、これの全文とかあるの?」

 え、にぼっしーって?

 なんだか園子様がフランクだ。一瞬何を言われたかわからなかったが、とりあえず質問には答える。

「はい、あいつから無理やり渡された文章ファイルがこのUSBメモリに入ってますけど」

「読ませて! 是非!」

 すごい食いつきだった。おずおずと夏凛が渡すと園子はノートパソコンにつなぎ、中のファイルを開く。

「えっと、どれ?」

「この報告書3の中の書きかけってフォルダの中にある「丹羽明吾」のファイルに、そう。その5つの文章ファイルが丹羽の書いた奴です」

「なるほどー。中学生男子みたいな隠し方してるね。コピーしていい?」

「大きなお世話です! どうぞお好きなように」

 夏凜の言葉に園子は喜んで丹羽の書いた百合小説のファイルを自分のパソコンにコピーしていた。

「ふぅー。ありがとう。じゃあ帰って大丈夫だよ」

「え?」

 ひょっとしてこれだけのために呼ばれたの?

 呆然としていると園子は目を輝かせながら丹羽の書いた夏凜を主人公にした百合小説を読んでいる。

 その姿は不審者顔の丹羽をどこか連想させる。

 まさか、いや伝説の勇者である乃木園子に限って…。

 夏凛は一瞬頭に浮かんだ考えをすぐ否定し、「失礼します」と一礼してから病室を後にした。

 まさか乃木園子があの丹羽と同じような趣味をしているなんて、あり得るわけがない。

 なんだか病室から「キ、キマシタワー! ビュォオオオオオオ!」なんて聞こえるが、きっと空耳だろう。

 世間一般的にそれを現実逃避だということに、夏凜は気付いていたが気付かないふりをした。

 




 今回のお話の達成条件

〇園子に会う前に三ノ輪銀の身体にスミを入れない。
〇東郷美森の信頼度Max。
〇犬吠埼樹の信頼度Max。
〇結城友奈の信頼度Max。
〇精霊5体解放済み。
 以上5つの条件を達成していないとそのっちに不審と思われ尋問にかけられBADEND直行です。
 特に1つ目の事前に三ノ輪銀の体にスミを入れないは初プレイ時にやらかしがちな選択肢なので気を付けましょう。
 信頼度は普通にプレイしていればよっぽどひどい選択をしない限り7月中にはMaxになります。
 精霊は三好夏凛加入時までに3体孵化させておけば自動的に達成されます。多分これが1番簡単な条件だと思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。