詰みゲーみたいな島(四国)に人類を滅ぼす敵として転生した百合厨はどうすりゃいいんですか?   作:百男合

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 あらすじ
 ブラックホールに入れて消したら増えた。
(+皿+)「やっべ! やっべ! どうすんの!? どうすんのこれ⁉」
丹羽「俺に質問するな…いや、本当にどうすんだよこれ?」
天の神×4【ゆ゛る゛さ゛ん゛】
(+皿+)「あばばばばばばばばばば」
丹羽「あばばばばばばばばばばば」


【グッドエンドルート】四国の守護者

『ウォータープリズン×4!』

 先制攻撃とばかりに造反神モードの人型のバーテックスは4体に増えた天の神に向けてアクエリアスの能力であるウォータープリズンを放つ。

 だがその水球は天の神に触れる間もなく破壊された。4体が持っている光るサーベル…リボルケインによって。

「なんであんなヤベー武器が4つもあるんだよ⁉」

『だから知らねえって! しかしやべーぞ。リボルケイン持ってるBlackってRXとほぼ変わらねーじゃん』

 焦る丹羽の声に次はどう対抗すべきか人型のバーテックスは瞬時に判断し、行動に移す。

『とりあえずマグマからエネルギーを吸わせるわけにはいかない! ダイダルウェーブ!』

 水瓶座の能力をフルに使い放たれた大量の水が灼熱の大地を覆っていく。大量の水による突然の洪水に、3体の天の神は押し流されていった。

『っ⁉ バイオライダーが行った! 気をつけろ!』

 人型のバーテックスの言葉に目をやると天の神(バイオライダー)がゲル状の身体で流れに逆らって泳いできている。水流から跳躍して元の身体に戻ると丹羽に向かってバイオブレードを振り上げた。

「シッ!」

 バイオブレードを白い円環状の武器で受け止め、ナツメの武器であるヌンチャクを天の神(バイオライダー)に向けて高速で振るう。

 だが攻撃は受けるそばからゲル状の身体をすり抜け相手にダメージを与えられない。

「物理攻撃無効って、ほんっとーに厄介だな!」

『そうだな。だからこそ、そいつは俺が倒す』

 リボルケインとバイオブレードの二刀流でさらに丹羽に迫ろうとする天の神に向け、人型のバーテックスはハウリングノイズを放つ。

 ゲル状の身体は音波攻撃に弱い。それは水の中の方が音の振動を空気中より響かせるためだ。

 つまり効果は抜群だった。丹羽に向けて両手に持った2つの武器を振り下ろす直前の状態で天の神は固まっている。それに向けてレオ・スタークラスターのビームを放とうとしているもう1人の自分を見て丹羽は慌てて腕輪を放り投げ、自身は白い円環状の武器に開いた中心の穴に飛び込んだ。

 ヘヴィーレイ!

 丹羽が武器を通して異空間に滑り込んだ瞬間武器ごと全てを燃やし尽くす光が天の神を包む。

 さらにそれだけでは飽き足らず人型のバーテックスは無数の大火球を人型のバーテックスは放ち続けた。

「俺ごと殺す気か⁉」

『お前ならあの状況でも何とか逃げられるって信じてたんだよ! それより日光を!』

 巨大化した腕輪の中心から空間を捻じ曲げて避難してきた丹羽は人型のバーテックスに文句を言う。だが人型のバーテックスにとってはそのことも織り込み済みだったらしい。

 丹羽は天空に自分の武器である白い円環状の武器に飛ぶように命令する。幸いにもあれだけの攻撃を受けてもまだ自分の武器は壊れていなかった。

大祓(おおはらえ)。はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ」

 丹羽が精神を集中して祝詞を唱えると上空を百合の花でできた結界が日光を遮断するためドーム状に覆っていく。そうはさせるかと残り3体の天の神たちが丹羽へと迫る。

「あぶない、にわみん!」

 それを防いだのはレオ・スタークラスター戦が終わった後別れたはずの勇者の乃木園子だった。

 結界を張るために精神統一をしている丹羽の元に突撃してきた天の神(Rx)に槍を放ち、丹羽の前に立ちはだかり3体の天の神とにらみ合う。

「そのっち先輩!? なんで」

「アタシたちもいるわよ!」

 声に丹羽が目をやると、そこには別れたはずの勇者部の7名が勢ぞろいしていた。

「あんたねえ、あんないかにもな別れ方したら、何かあると思うじゃない」

「1人で戦うなんて、水臭いよ、丹羽君!」

「悩んだら相談! それが勇者部のモットーよ」

「あはは、でもみなさんあの炎みたいになった人型さんとあの黒い人との戦いがすさまじすぎて、さっきまで動けなかったんですけどね」

「樹ちゃん。そこは黙ってようぜ、カッコ悪いから」

 夏凜、友奈、東郷、樹、銀の発言に頼もしく思うと同時になんでここに来てしまったんだと丹羽は思う。

 彼女たちを巻き込まないように、自分ともう1人の自分は懸命に頑張っていたというのに。

 と同時に気づいた。なぜさきほど人型のバーテックスが自分に対してあんなに怒っていたかという理由に。

 だったら、自分は彼女たちの行動を否定することはできない。痛いほど気持ちがわかるからだ。

 力になりたい。たとえ絶対に倒せないような敵でも、2人でなら絶対負けないと考えた自分のように。

 丹羽は自分を守るように天の神とにらみ合っている園子に声をかける。

「そのっち先輩、みなさん。黙っていなくなったのはすみません。でも、俺ともう1人の俺はみんなを巻き込みたくなかった。それが今は傲慢(ごうまん)だったと気づきました」

「にわみん?」

「だから、力を貸してください! あいつらを…天の神をぶっ倒すのに!」

 園子の持つスマホを通して聞こえてきた丹羽の言葉に、勇者7人はうなずく。

「当たり前よ! アンタももう勇者部の部員でしょうが!」

「だからあんたは自己犠牲馬鹿なのよ! 少しはあたしたちを頼りなさい!」

「帰ったら折檻ね、丹羽君。だから、みんな生きて帰るわよ!」

「なせばたいてい何とかなる、だよ! 丹羽君」

「まったく丹羽くんは丹羽くんなんだから…いいよ、助けてあげる!」

「お前にはでっかい借りがあるからな。今回できっちり返してやるよ!」

 スマホ越しに聞こえてきた6人の声に丹羽は大きくうなずく。

「というわけで人型。勇者の皆のフォローを頼む」

『いや、何考えてんの俺ぇ!?』

 守るべき対象をまさか戦闘に加えるという暴挙に対して人型のバーテックスは思わず叫ぶ。

 こいつ、本当に俺か? この戦いで勇者のみんなが死んだら意味ないんだぞ? と。

(まあ聞け、お前が怒るのもわかる。だけど人外の戦いの恐怖を乗り越えて一緒に戦ってくれることを選んだ彼女たちの気持ちを無碍(むげ)にする気か? これは多分、俺がお前に力を貸したのと同じ理由だ。だったら俺は彼女たちを止められない)

 丹羽から身体の内にいる人型の精霊を通して放たれた自分に向けた声に出さない念話。その言葉に人型のバーテックスは言葉に詰まる。

 確かに丹羽が参戦してくれなければ先ほどの戦いは詰んでいた。そして丹羽が天の神と自分との戦いに力を貸してくれた理由も今ならわかる。

 後悔したくない。見捨てることなどできないという理屈を超えた感情。

(それに、少なくとも俺たちだけじゃ4体の天の神には勝てない。あと結界が完成するまで俺のガードをしてくれる存在が必要になる。お前は俺を守りながら天の神3体と同時に戦えるのか?)

 丹羽からの念話に確かに、と人型のバーテックスはうなずく。だが納得はできない。

 なぜならこの戦いで彼女たちが死んでしまっては元も子もないからだ。

(それにだ。考えてもみろ。ここは結城勇者は友奈であるの世界。主人公補正は誰にあると思う?)

 その言葉にハッとさせられた。そうだ、ここは結城友奈は勇者であるの世界。間違っても仮面ラ〇ダーの世界ではないのだ。

(賭けてみようぜ、勇者の強さに。…そして主人公補正に)

 その言葉を最後に丹羽からの念話は途切れる。どうやら日光を遮断する結界作りに専念し始めたらしい。

 人型のバーテックスは内心で大きなため息をつくといつの間にか自分を守るように取り囲んでいる勇者たちを見る。

 目は真剣だ。どうにかして結界を作ろうとする丹羽を攻撃しようとしている天の神3体から守ろうとしているのがありありとわかった。

 はあ、まったく幸せ者め。

 原作の推しキャラにここまで心配されるなんて、ファンの夢だぞコノヤロー。

 人型のバーテックスは自分と融合している精霊のうち数体を勇者たちに向け放つ。

 丹羽のそばにいて槍を構える園子には大天狗を。友奈には酒呑童子を。東郷には鉄鼠。風には輪入道。樹には雪女郎。夏凜には金霊。銀には覚がそれぞれ分け与えた。

『あー、あー。聞こえますか勇者の諸君。俺が人型のバーテックスです』

「おお、頭に直接声が聞こえるんよー!」

「え、なにこれなにこれ?」

「面妖ね…これが人型のバーテックスの能力」

「うぎゃー! なにこれお化け―⁉」

「お姉ちゃん、しっかりしてー!」

「落ち着きなさい風。ちゃんと人型のバーテックスって名乗ってるでしょ!」

「おお、テレパシーか。なんかすげーな」

 人型のバーテックスの精霊を通した念話にそれぞれリアクションする勇者7名。お化け嫌いの犬吠埼風は混乱しているが、とりあえず告げることは告げておく。

『敵は天の神。バーテックスの親玉だ。こいつを倒せば戦いは終わる。そのためにはこれから丹羽が張る結界を守るのがまず最優先だ。俺も協力するからあの3体の足止めを頼む』

 人型のバーテックスの言葉に、7人は強くうなずいた。

『それと、これはあくまでも俺と丹羽明吾の戦い。君たちが傷ついたり死んだりしたら意味がない。無茶だけはしないでくれ。特にあの光る棒みたいな武器は触れると死ぬから絶対に、ぜーったいに受けようとか思わないでね!』

 その言葉に7人の勇者たちは苦笑する。

 言ってることが丹羽そっくりだ。どうやら人型のバーテックスが丹羽を作ったというのは嘘ではないらしい。

 やはり蛙の子は蛙ということか。

『君たちの中に入れた精霊は俺と通話するだけじゃなくて、能力の底上げもしている。正直俺と丹羽明吾だけでは手に余る相手だ。だから頼む! 力を貸してくれ!』

 その言葉に「任せなさい!」と風は力強く答えた。

「部員のピンチはあたしたち全員で助ける。それが讃州中学勇者部よ! あ、あと人型さんも」

「風先輩の言う通りだよ! 丹羽君と人型さんはもっと私たちを頼って」

「友奈ちゃんの言う通りよ。後輩を助けるのは先輩の義務なんだから。それに人型さんは銀の恩人だし」

「まあ、丹羽の自己犠牲馬鹿は知ってたからいまさら言うことはないけど、少しは相談しなさいっての! 人型さんはあたしたちが手助け必要あるの? っていうくらい強いから助けるなんておこがましいけど」

「そうだよ丹羽くん。…と人型さん。先輩に言うのが難しいなら、同学年のわたしには言ってほしかったかな」

「みんなこんなこと言ってるけど、お前らが困ってそうだから勝手に助けに来たんだぜ」

「にわみん。人型さん。わたしたちは安全を考えて遠ざけられるよりも助けてって頼られたほうが嬉しいんだよ? それわかってる?」

「うう、肝に銘じます」

『ありがてぇ…勇者の皆にこんなに心配してもらえるなんてありがてぇ』

 勇者7人の言葉に人型のバーテックスは感激し、マジ説教された丹羽はちょっぴりへこむ。結界を作る手を休めないが。

『さあ、おしゃべりはこれぐらいにしようか…来るよ!』

 天の神3体が結界を作っている丹羽に向けて一斉に襲い掛かって来た。それを勇者7人が間に入り迎え撃つ。

「勇者パーンチ!」

「神罰招来!」

 東郷の銃撃と友奈の勇者パンチを受け、天の神(Rx)が吹っ飛ばされる。

「女子力乱れ咲き」

「完成型勇者の雄姿を見なさい!」

「お仕置き、です!」

 樹のワイヤーでからめとられ、夏凜と風のダブルアタックに天の神(Black)は大ダメージを受けた。

「いくぜぇえええ!」

「にわみんには、絶対に近づけさせない!」

 銀と園子の息の合ったコンビネーションに、天の神(ロボライダー)は怯み、攻撃することができない。

 意外なことに7人の勇者の攻撃を受け、3体の天の神は押し返されていた。

 天の神とはいえ人間に近い形の敵と戦うのは戸惑いがあるのではないかと心配していたが、別段そんなことはないようだ。

 これは戦力アップのために人型のバーテックスと丹羽のコンビと戦闘訓練していたせいだろう。それに今勇者全員の心には丹羽と人型のバーテックスを傷つけた敵という共通認識から明確に天の神に敵意を向けていた。

 天の神(ロボライダー)が光線銃を取り出し放とうとするが夏凛と銀と園子に懐に入られ何度も斬りつけられる。

 残り2体の天の神は樹のワイヤーに身体を包まれ、東郷の射撃と風の大剣、友奈の拳をその身に受けていた。

 あれ? 思ったより善戦してる?

 いや、むしろ押してない?

 昭和最後のチートライダーが少女7人に追い詰められているのを見て、人型のバーテックスは首をひねった。

 いくら物理無効のロボライダーを先に無力化したとはいえ、この展開は一方的すぎないかと。

 と、そこで気付いた。恐らく勇者の武器だ。

 丹羽と人型のバーテックスはバーテックスの力…つまり天の神の力で天の神を倒そうとしていた。

 つまり同属性同士の戦い。効果はいまひとつだの殴り合いだったのだろう。

 そこに現れた勇者たちはバーテックス特効の武器を装備している。

 つまり効果は抜群だの武器を持つ勇者たちは天の神にとって天敵だったのだ。

 そこにさらに結城友奈という主人公補正を持った存在。

 いつの間にか天の神側は追い詰められていた。あとは日光を遮断する結界さえ作ってしまえば一方的な戦いとなるだろう。

 天の神(ロボライダー)は夏凜と銀、園子の攻撃から逃れ地面へと降り立った。マグマが吹き出す灼熱の大地からエネルギーを吸収しようとしたのだろう。

 だが、そうはならなかった。

【…っ?!】

 天の神は驚愕する。

 マグマが吹き出し炎の川が流れるはずの大地には、何もなかった。

 これは最初の攻撃で人型のバーテックスが大量の水を放ちここら辺一帯の大地に流れるマグマや炎の熱を鎮火させたせいだ。あれには相手を押し流す以外にも天の神(ロボライダー)が地面からエネルギーを吸収するのを防ぐという目的があった。

【お゛の゛れ゛】

 人型のバーテックスの策略に気づき腹を立てる天の神(ロボライダー)。その固い装甲を切断しようと二振りの刀と2丁の斧が迫る。

「固い相手だけど、このあたしにかかれば!」

「あたしの命の恩人たちをずいぶんいじめてくれたなぁ! 食らいやがれ!」

「にわみんと人型さんをいじめる悪い相手なら、容赦しないよ!」

 夏凜と銀の連携攻撃により天の神(ロボライダー)は大ダメージを受ける。さらにそこに迫る園子の追撃。天の神は銃を抜く暇もない。

 急いで距離をとり回復しようとするが傷の治りが遅い。

 どういうことだと天を仰ぐと百合の花の結界が天を覆い日光を遮断していた。

「逃さないよ! いっけぇー!」

「「逃がすか!」」

 こうなったら日の光が当たる場所まで一時撤退しようとした天の神(ロボライダー)は次の瞬間園子と夏凛と銀の攻撃を受け膝をつく。

 天の神たちは確実に追い込まれつつあった。

 

 

 

 天の神(バイオライダー)は時期をうかがっていた。

 自分を倒したと思い込んでいる同胞に一矢報いるその時を。

 だが、その時はついに来ることはなかった。

『なあ、知ってるか天の神様。俺の知ってるサブカル知識の中には、燃え続ける黒い炎っていうのがあるんだよ』

 人型のバーテックスがそう告げた瞬間、天の神(バイオライダー)の散り散りになった体躯に黒い炎が燃え移った。

 それはとある忍の漫画とアニメがモチーフとなったライバルキャラが使う炎の忍術。

『アマテラス。天の神のあんたにとってぴったりな技だと思わないか?』

 天の神(バイオライダー)は答えることができない。答える手段もない。

 なぜなら黒い炎がゲル状の身体を焼き尽くさんと燃え続けているからだ。

 アマテラスは決して消えることのない黒い炎だ。バイオライダーを追い詰めるのにこれ以上ないほどぴったりな攻撃手段だった。

 これが駄目なら同じ特撮のラスボスキャラゼッ〇ンの一兆度の火炎弾も再現しようとしたのだが、その必要はないらしい。

 身体を黒い炎に焼き尽くされながらいつまでもロボライダーにフォームチェンジしない天の神に、人型のバーテックスは訝しんだ。

 こいつ、なぜ形態変化で体力を回復しない?

 いや、ひょっとして…できないのか?

 考えてみれば原作でもBlack、RX、ロボライダー、バイオライダーの4人そろった状態でもRXはフォームチェンジはしていなかった…と思う。

 それはスーツが1着しかないという夢のない現実的な理由だと思うのだが。

 それをもし天の神が曲解し、4体いる状態ではフォームチェンジできないのだと思っているとしたら。

 これは、こちら側にとって勝利につながる大きな情報だ。急いで丹羽を始めとする勇者たち7人にも情報共有する。

『聞いてくれ! こいつらさっきまでみたいにフォームチェンジできないみたいだ。つまり、一瞬で体力全快とかいうチートは封じられてる』

「え、マジか! だとしたらすっごい弱体化じゃねーか!」

「え、それって普通なんじゃ…」

「いやいや、アンタらひょっとしてそんな化け物と戦ってたの?」

「ブラックホールから帰還した時点でとんでもない相手だとは思っていたけど、それほどとは」

「あわわわ、お姉ちゃん、大丈夫かな? わたしのワイヤーでそんな相手押さえつけられるか」

「え、こいつそんなやばい奴だったの? なんか、固いけど別にそんなに強くないわよ?」

「おう、園子と夏凜とあたしの3人で結構追い詰めたぜ!」

 上から丹羽、友奈、風、東郷、樹、夏凜、銀の発言である。

 というか、夏凜と銀と園子の3人はロボライダーを追い詰めたのか!? 予想以上の働きをしてくれる3人に人型のバーテックスは仰天する。

 さすが勇者の武器。自分も下手をすればアレにやられていたルートもあったのかと背筋が寒くなった。

「人型さん。そろそろにわみんが作った結界がこの辺り全体を覆うよ!」

 その言葉によっしゃあ! と人型のバーテックスは内心で声を上げる。

『よし、そのっちと銀ちゃん、にぼっしーはそいつから離れて! 樹ちゃんはそいつらをそのままワイヤーで押さえててくれ!』

 アブソリュート・エンド!

 敵全体の8割の体力を削り、移動速度減少デバフを与える攻撃を放つ。

 その威力に勇者たちは言葉を失っていた。

 とても人間が太刀打ちできる相手とは思えない。敵じゃなくてよかったというのが本音だ。

『さらにブレイブプリズン! さあ、動きと攻撃は封じた! 存分にやってくれ!』

 範囲内の敵にダメージを与え、10秒間の移動、攻撃禁止デバフを与える攻撃を受けた天の神に向け、勇者たちはうなずき必殺技を放つ。

「全力、勇者パーンチ!」

「護国弾、魂ぃいいい!」

 友奈が天の神(Black)に勇者パンチを放ち、東郷がそれを援護する。

「千変万花・蔦織拳!」

「咲き乱れろ、アタシの女子力! 乙女乱舞!」

 樹が拘束していたワイヤーを拳の形に変え、天の神(Rx)に放つ。さらに風の大剣がすさまじいスピードで続いた。

「二双斬・瞬速刃!」

「勇者は、根性ぉおおお!」

「開花紫槍・五月雨突き!」

 夏凜、銀、園子の息もつかせぬ連続攻撃。二振りの刀と2丁の斧、無数の槍の突きが天の神(ロボライダー)を襲う。

【ぐぉおおお⁉】

 いくら装甲を強化されたとはいえ、その隙間を縫うような3人の精密な連続攻撃に天の神は次第に押されていった。

 さらに勇者の武器で受けた傷は回復しない。頼みの日光による自動回復も丹羽が張った百合の花の結界によって遮断されている。

 まさに絶体絶命というやつだ。

 3体の天の神が吹っ飛び、あと1歩というところまで追い詰めた。

 今こそ決め時だ! そう思った勇者たちの脳内に、人型のバーテックスの言葉が響く。

『まずい! 止まって!』

 追撃しようとしていた勇者たちはその言葉に慌てて止まる。見ると3体の天の神は集まり1つの身体になろうとしていた。

「どうして止めたの⁉ あと一歩だったのに」

 園子の言葉に油断なく天の神をにらみつけながら、造反神モードの人型のバーテックスは告げる。

『その時、不思議なことが起こった。からだよ』

 その言葉にどういうことだと勇者たちは首をかしげる。だが次の瞬間融合して1つになった天の神(Rx)がすさまじいスピードで丹羽に向かって走り出した。

「早っ⁉ なんなのアレ、双子座並みに早いじゃない!?」

「しかも触れるとやばいって人型が言ってた光る棒を2つもってる!」

「くっそ、間に合わねぇ! 須美、狙撃を!」

「駄目! 早すぎて狙いが」

 突如超スピードで丹羽に向かって2本のリボルケインを両手に構えた天の神が迫る。

 そのスピードに東郷も狙いをつけられないでいた。辛うじて放たれた銃弾も樹海を穿つだけだ。

『ちぃっ! 3体のチートライダーが1つに集まれば能力3倍とか、無茶苦茶すぎるだろ!』

 追い詰められたヒーローはパワーアップして帰ってくる。

 そんな特撮のお約束が敵の立場から見たらこんなに厄介だとは…人型のバーテックスは痛感した。

 なにそれ、ズルくね? と。

「丹羽、逃げなさい!」

「丹羽君、逃げて!」

 風と東郷が叫び武器を振るうが天の神はやすやすとそれを躱し丹羽へと迫る。

 あと少し、あと数歩踏み出せば丹羽に向かってリボルケイン(相手は死ぬ)を突き刺せる距離になった天の神は、突如自分に向けられた強い敵意に飛びのいた。

「「満開」」

 友奈と園子が満開を使い、巨大な船のような武器から槍を放ち、避けたところを巨大な2つの拳で放たれた勇者パンチが天の神を襲う。

 だが天の神もそう簡単にはやられないぞと友奈の満開でできた拳にリボルケインを突き刺し、右拳を爆発させる。

 満開でできた外付けパーツとはいえ、勇者の拳が破れたことに友奈は驚く。さらに放とうとしていた左拳もリボルケインで破壊され、強制的に友奈の満開は解除された。

「ゆーゆ! よくもぉおおお!」

 友奈の満開が破壊されて地に落ちていく姿を見て園子は船のような武器から天の神に向けて無数の槍を放つ。

【ぬ゛ん゛!】

 園子の放った槍をいくつか受けたが天の神はそれを無視して園子の乗る船の武器に近づき、両手に持った2本のリボルケインを突き刺した。

「きゃあっ⁉」

「友奈ちゃん! そのっち!」

「須美、園子はあたしに任せろ! お前は友奈を!」

 満開の武器を破壊され、強制的に満開が解除されて地面に転がり落ちる2人の仲間を見ながら、東郷は友奈を銀は園子を助け起こすために動く。

「あんたらばっかりいい恰好してるんじゃないわよ! 満開!」

「夏凜! あの馬鹿⁉ 樹は友奈と乃木が怪我しないようにこっちに引っ張って来て!」

「わかった、おねえちゃん!」

 友奈と園子に触発され自身も満開する夏凜。それを見ながら風は樹に友奈と園子救出のためにワイヤーを放つように言う。

「これが、完成型勇者のぉ…っ!?」

「夏凜ーっ⁉」

 天の神に向かった満開状態の夏凜の巨大化した2振りの刀を持つ武器が、友奈と園子と同じようにリボルケインによって破壊され、爆散した。

 あまりにも一瞬の出来事に混乱する夏凜を樹のワイヤーが包む。そのまま友奈、園子と一緒に回収されていった。

「あ、ありがとう樹。助かったわ」

「この馬鹿夏凜! 勝手に先走って! 友奈、乃木、あんたらもよ!」

「「すみません」」

 風の言葉に返す言葉もないというように2人は謝る。2人ともまさか満開が爆発させられて強制的に解除されるとは思っていなかったのだ。

 強い。

 自分たちが相手にする敵の圧倒的強さに、改めて勇者たちは戦慄する。そしてその敵が自分たちの仲間に向かって迫っているということも。

「樹が動きを止めて、アタシと銀がとどめを刺す。東郷、いざというときはサポートよろしく!」

「風先輩、まさか」

「ここまで来たら出し惜しみできないでしょう。全員、満開して相手に当たるわよ」

『待て、君たちがそこまでする理由は』

 人型のバーテックスの言葉を聞く間もなく、勇者部全員は決断した。

 自分たちの仲間…丹羽明吾を守るために、ここが切り札である満開の使いどころだと。

「「「「満開」」」」

 満開状態の樹が天の神に向けて大量のワイヤーを放つ。そして動きが止まったところに風と銀が攻撃し、可能ならば東郷が銃撃でサポートする。

 それが風の考えた戦法だったが、その予想を天の神は軽々超えてきた。

「なっ⁉」

 すさまじいスピードで風との距離を詰めると、巨大な大剣とそれを支える腕ごとリボルケインを突き刺し満開武器の両腕を爆散させる。

 その後迫っていた銀に向かってリボルケインを投擲し、4つ足の獣のような満開武器の攻撃が振るわれる前に破壊した。

「くそ、ここまでかよ!」

 攻撃することもできず強制的に満開が解除され、地上に落下していく銀が叫ぶ。

 樹は風をワイヤーで捕まえて残りのすべてのワイヤーで天の神を拘束しようとしたが、天の神は片腕に持ったリボルケインで難なくそのワイヤーを振り払う。

 風と銀がやられたことに一瞬動揺した東郷だったが天の神に向かって満開して得た無数の砲弾を放とうとする。

 だが――無駄だった。

「え?」

 次の瞬間、目の前の光景が信じられず目を点にする。

 天の神の背後から無数の光る棒状の武器――リボルケインが生えていてそれが次々と自分と樹に向けて放たれたのだ。

 東郷は知らなかったがそれは人型のバーテックスのサブカル知識に存在したFG〇のギルガ〇ッシュの宝具、ゲートオブバビロンを模したものだった。

 あまりにもめちゃくちゃな光景に、呆然とするしかない。

 と同時に頭でもう1人の冷静な自分が告げる。あ、これは死ぬわね。と。

「死なせませんよ!」

 次の瞬間、爆散する戦艦のような武器から切り離された身体が何者かによって抱きしめられていた。

 周囲を飛び回る8色の光がキラキラしている。横に目をやると自分と同じように満開武器を破壊され気絶している樹が抱えられていた。

「なんて無茶するんですか! 下手したら死んでましたよ!」

「丹羽、君?」

 百合の花の結界を作り終わった丹羽が自分と樹を助けてくれたのだとわかったのは、地面に下ろされた後だった。

「ここからは、俺と人型のバーテックスに任せてください。皆さんは絶対もう満開しないでください。いいですね!」

「待ってにわみん! わたしはまだ戦える! 今度はちゃんとうまくやるから!」

 右目の視力を失ってもなお戦う意思をなくさない園子を頼もしく思うと同時にこれ以上頼るわけにはいかないと丹羽は首を振る。

「それ以上満開して、前みたいに内臓がなくなるまでボロボロになって戦うつもりですか? そんなの、俺もアイツも望んでませんよ」

「でも、でもこのままじゃにわみんと人型さんが!」

 視力を失った瞳から涙を流す園子を落ち着かせるようににっこりと笑うと、丹羽は言う。

「大丈夫です。俺もアイツも死ぬつもりはありませんから。必ず、生きて帰ってきます」

 その言葉に、嘘だと園子は思った。だって本当にそう思っていたら、そんな覚悟の決まった顔はしないはずだ。

「それに、散華を治すのには俺の精霊が必要ですしね。そうそう死ねませんよ」

「にわみん」

「じゃあ、行ってきます。そのっち先輩。みんな」

 白い円環状の武器に乗り天の神へ向かう姿に、園子は祈るしかなかった。

 帰って来て。絶対に。

 だって、わたしは君が書く物語の続きを、まだ読んでみたいんだからと。

 

 

 

 園子の前ではいい恰好をして飛び出したものの、丹羽には天の神打倒の作戦などなかった。

 というか、お手上げ状態だ。追い詰めたと思ったのにまさか3倍の強さになって戻ってくるとは。

 どうしたものか、と思いながら天の神と相対した瞬間、造反神モードの人型のバーテックスが放った攻撃が天の神を襲った。

 ドゥームブレイブキラー!

 範囲内の敵に即死級のダメージを与える必殺技である。

『丹羽明吾! そいつのところに俺を飛ばせ!』

 人型のバーテックスの言葉に丹羽は造反神モードの人型のバーテックスに向かい自分の腕輪を投げて空間をつなぐ。

「繋げ!」

 丹羽の白い円環状の武器の中から突如やって来た人型のバーテックスに天の神は目をむいた。自分の後方にある無数のリボルケインを放ち、紫の炎に揺らめく体躯を破壊せんとする。

『させるか!』

 造反神モードの人型のバーテックスは、揺らめく炎の体躯から自分そっくりの人型のバーテックスを出現させ天の神の近くで爆散させていく。

 やがて打ち止めになったところで天の神は最後に残ったリボルケインを人型のバーテックスに向けて振るった。だが、それを両手でつかみ、人型のバーテックスは丹羽に言う。

『丹羽明吾、俺も思いついたぜこいつを倒す方法。エボルトってお前が言わなかったら思いつかなかった。感謝する』

 その言葉に丹羽は首をひねる。なんだ? こいつ何をするつもりなんだと。

『さあ、これで終わりだ天の神。お前も、こっち側(・・・・)に来ようぜ』

 言うや否や人型の腕がリボルケインの無限のエネルギーを送られて内部から爆発する。それに構わず人型のバーテックスは星屑丸出しの顔を天の神の首元に押し付け、アメーバのような姿へと変化した。

 爆発する人型のバーテックスの身体。本体の紫の炎のような体躯も大分小さくなっている。おそらくあれで打ち止めだったのだろう。

 だが、天の神はリボルケインを抱えたまま動かない。今こそ丹羽と造反神モードの人型のバーテックスを倒す絶好の機会だというのに。

『ああ、もう拘束する必要はないぞ。丹羽明吾』

 困惑しながらも白い円環状の武器で天の神を拘束しようとする丹羽に、造反神モードから元の人型のバーテックスに戻りながら言った。

『俺たちの勝ちだ。これで天の神との戦いは回避された上に、四国の守護神も誕生した』

 

 

 

「おはようございます。おじさん、おばさん、光ちゃん」

 南光太郎はお世話になっている南条家の家族に向け朝の挨拶をする。

 クライシス帝国との戦いを終えた光太郎は、気が付けばこの世界にたどり着いていた。

 そこは四国以外の世界が滅ぼされた世界。光太郎のいた世界とはまるで違う別世界だった。

 どうやら以前出会った平成のライダー、ディケイドと同じように自分も知らぬ間に異世界へたどり着いてしまったらしい。

「あ、おはよう光太郎兄さん!」

「ちょっと光、食事中よはしたない」

「まあまあ、元気がいいのはいい事じゃないか」

 朝の挨拶をした光太郎に、南条家の人々が挨拶を返してくれる。テーブルの上には光太郎の分の朝食も用意してあった。

 ここで自分は南条家に居候する大学生として生活している。南条家の父親は光太郎の名付け親で、光太郎の亡くなった両親とは旧知の間柄。両親亡き後光太郎を引き取ったという設定だそうだ。

 話を聞いた時これもゴルゴムかクライシス帝国の仕業かと疑ったが、話を聞いてみると彼らには敵意がない。特に娘の光は自分によくなついていて、邪険にすることもできなかった。

「光太郎兄さん、今度勉強教えてよ。父さんに聞いてもなかなか要領を得なくてさあ」

「こらこら、光太郎君はお役目で忙しいんだから」

「あなた!」

 うっかりお役目という言葉を漏らした父親に向け、母親が注意する。それにこほんと咳払いし、ごまかすように父親は言い直した。

「光太郎君にも大学の勉強があるんだから、自分の勉強は自分でしなさい」

「いいですよおじさん。光ちゃん、俺でわかることならいつでも教えるよ」

 やったー! と喜ぶ光にしょうがないわねぇという顔をする母親。父親はすまないねという視線をこちらに向けてくる。

 この南条家の人々は善良だ。四国に住む人々も。

 だがそれを脅かそうとしている存在がいた。それはクライシス帝国やゴルゴムではないが、自分にとって今の敵だ。

 そう、南光太郎はお役目として四国に来るバーテックスたちを倒している。

 バーテックスとは人類を滅ぼすために天の神が差し向けた怪人…もとい邪悪な存在だ。許しては置けない。

 光太郎が来る前は光と同じ年齢ぐらいの少女たちが命を懸けて戦っていたというのだから、何とも救い難い。光太郎はそれを最初聞いた時怒りに震えた。

 おのれ大赦め、自分の安全のためにいたいけな少女を利用するなどゆ゛る゛さ゛ん゛と食って掛かろうとしたが、他ならぬ勇者の少女たちがそれを止めたのだ。

 これは自分たちに課せられたお役目で、名誉なことなのだと。

 そんな少女たちを見ていられず、光太郎は自分が彼女たちの代わりに戦うことを大赦の大人たちに宣言した。

 そしてそれから勇者の子供たちには黙って人知れず四国に襲来してくるバーテックス達を倒している。これ以上子供が傷つかないように。

 朝食を食べ終わり、大学へと向かった光太郎のスマホに【樹海化警報】という文字が表示された。それを見て講義中だった光太郎は席を立つ。

 周囲の人間は時間が停止したように制止する中、樹海へと飛ばされた光太郎。拳を強く握り、右腕を腹の位置に構えると左腕を伸ばし拳は天に向け盾のように構えながら叫んだ。

「変身!」

 腹に構えた右腕を天高く掲げ、ゆっくりと正面へと持って行ったあと左へ素早く向ける。左手を右に素早く動かし、拳を強く握って構えた。

 光太郎の腰に巻かれたベルトの2つの赤く円い部分が発光する。光が収まると黒い体に二の腕と上半身、太ももが緑色で赤い大きな目が特徴的な戦士がそこにいた。

 悪と戦うためのもう1つの姿。仮面ラ〇ダーBlack RXへと変身した光太郎は、迫る星屑たちに向け言い放った。

「四国はこの仮面ラ〇ダーBlack RXが守る!!」

 

 

 

 うまくいっているようだ。

 人型のバーテックスは四国に侵入するためにやって来た星屑と戦うために変身した南光太郎…いや、元天の神を見て思う。

 あの時人型のバーテックスがアメーバ状になって天の神(Rx)にしたことは2つ。

 それは『自分が南光太郎であり、ゴルゴムとクライシス帝国と戦ってきた記憶を植え付けた』こと。

 そして『ゆゆゆ世界の物語を大まかにインプットし、自分は勇者たちの代わりにバーテックスと戦うという使命を持っていると思い込ませる』事だった。

 つまり今戦っている仮面ラ〇ダーRXは自分を南光太郎だと思い込んでいる天の神なのだ。

 丹羽のエボルトという言葉から他人に寄生して自我を乗っ取るという方法を思いついたのは偶然だった。丹羽本人もそのことに思い至らなかったらしい。

 うまくいくかどうかは正直賭けだったが、天の神は問題なくヒーローをやってくれている。

 これも光堕ちの1つになるのかなと思いつつ、四国にいるもう1人の自分のことを思う。

 今は満開した勇者の皆のために自分の精霊を中に入れさせ散華の治療中だと思うがうまくやれているだろうか?

 いや、きっとうまくやれているはずだ。だってあいつは俺ができなかったことをやった奴なんだから。

 そう思いながら、これで天の神による侵攻は勇者の皆が生きている間はないだろうと安堵する。

 あれは天の神本体ではないが、もし仮にまた別の天の神が四国へ来たとしても同じ天の神(RX)と戦うことになるだろう。

 勇者たちをあれだけ追い詰め、なんども「その時不思議なことが起こった」で窮地を乗り越えてきた存在とだ。

 並大抵の天の神ではアレに勝てないと思う。それこそ勝てるのは本体くらいだろう。

 これで四国は当面安泰だ。自分は四国以外の土地のテラフォーミングに専念できる。

『というわけで、勇者の皆のことはお前に任せたぞ』

 星屑をすべて倒し、樹海化が消えていく四国の土地を見ながら、そこにいるはずのもう1人の自分に人型のバーテックスはつぶやいたのだった。




 仮面ラ〇ダーBLACK RXを倒す方法。
 それは洗脳…ゲフンゲフン。仲間に引き入れるでした。
 敵に回してたらそれこそ、「その時不思議なことが起こった」で何度も戦うことになるからこの判断は妥当だと思われます。
 勇者の代わりに四国を守る存在も手に入って万々歳。勇者の章へのフラグもバッキバキに折った。
 四国安全都市宣言もされたし、これで足りなければ特警ウィ〇スペクターさんに任せるしかない。

 次回、エピローグ
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