BOOK   作:ゴマ助@中村 繚

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 しおりを挟む~閑話②

 毎年3~4月にかけて、黒文字読人(式典の姿)と言う珍しい姿を確認することができる。

 卒業式及び入学式・始業式等の式典へ参加するために、この時期になると長い前髪をしっかり切るため式の前後では前髪が短い読人が見られるのだ。

 しかし、前髪を眉の上まで切っても1週間もすれば目に届く長さまで伸びてしまうので、1週間しか見ることのできないレアな姿であると主に正美から言われている。

 なので、すっかり伸びきって鼻先まで届きそうになってしまった前髪を、行き付けの美容院でばっさりと切ってきた。

 最近はヘアピンが便利すぎて切るのを忘れていたのだが、これだけ伸びてしまったのは新記録である。ちなみに、式典へ参加する際に使用するヘアピンはシンプルな黒い物のみが認められています。

 ということで、3年生の門出を祝福して送り出してから1週間ほどは、ヘアピンがない読人の姿を見られるのだった。

 

「髪が短い黒文字君って、なんだか不思議な感じだね」

「そうかな。これだけ切っても直ぐに伸びちゃうんだよね」

 

 だから、ヘアピンで前髪を上げずとも夏月にデレデレしている様子がしっかり確認できるのである。

 3年生は卒業してしまったが、在校生にはしっかりと授業も部活もある3月の暦野北高校。

 バイトまでの時間を潰していた読人は、時間潰し先である図書館を出て校舎内をブラブラしていると、道着姿の夏月と出会ったのだ。

 黒い袴に白い道着、それと彼女の身の丈以上もある薙刀型の竹刀を手にした夏月の姿は初めて見た。制服時とはまた違う、凛々しい雰囲気の彼女に思わず頬が熱くなる。

 夏月は前髪が短い読人を不思議だと言ったが、彼にしてみれば道着姿の夏月が不思議で……凄く素敵に感じたのだ。

 

「長いね、それ。薙刀でも竹刀って言うの?」

「そう。これで2mあるんだ。始めた頃は何度もぶつけちゃって、備品の竹刀を折っちゃって怒られちゃったんだ」

「折っちゃったんだ……」

「うん、だからこれはマイ竹刀」

 

 薙刀用の竹刀を置いているスポーツショップが見付からず、都内のショップを何軒もはしごして買ってしまったと、ちょっと照れ臭そうに笑って竹刀を握る。そんな夏月の表情に見惚れていた読人だったが、「しっかりしろ」と気付けをするかのように制服のポケットに入れていたスマートフォンがメッセージを受信した。

「ポーン!」と言う甲高い音が連続でやって来るのに驚いてビクっと身体が跳ねる。夏月に断ってから、一体誰が何のメッセージを送って来たのか確認すると、随分と可愛らしい画像が送信されていたのだ。

 

「竹原さん、これ」

「どうしたの? っ、可愛い~!」

 

 自然と顔が綻んでほっこりしてしまう可愛い画像というのは、黒い日本犬と黒猫が仲良く寄り添って重なり合いながら気持ち良さそうに眠っている光景だった。

 この可愛い画像の送り主は、最近になって読人と友達になった少年だ。岩手県に住む、過去の登場人物とよく似た彼――檜垣響平が、「うちの子たち」と送ってきたのである。

 ここで、時間は少々遡って場面は本日の朝へと切り替わる。東京から新幹線で約1時間半、盛岡駅から電車を乗り継いで50分ほどかかる地方都市の片隅に、『天流神社』と言う神社がある。

 1月の初詣や8月の夏祭り以外では閑散としていて散歩に出た老人や子供たちの遊び場になるこの神社は、東北の図書供養の場として有名だ。最近はそれだけではなく、その他の要因で有名になりつつあるのだがそれはまた後に説明しよう。

 この社を代々守り続けているのは、檜垣の一族……ここは、檜垣響平の実家である。

 

「響へーい! 今日はごへの散歩当番でしょ。もう6時半よーー!」

「へーい、今行くー」

 

 寝癖が付いてボサボサになってしまった頭をかきながら、寝ぼけ眼の響平が二階から降りて来た。母に呼び起された通り、今日は妹と分担している愛犬の散歩当番の日である。

 洗面所へ向かう途中に玄関を通りかかると、愛犬の五平餅(雑種の雄・4歳)が落着きのなさそうにうろうろしていた。毎朝のことであるが、随分と散歩が待ち遠しいようである。

 黒い毛並が五平餅に塗る味噌の色に似ているから「五平餅」。通称「ごへ」。そう名付けたのは響平だ。命名権を争っていた妹が噛み付いたのは、言うまでもない。

 この時間に家の誰かが玄関に来れば散歩の合図だと認識している五平餅は、自身の傍にやって来た響平の周りで尻尾を振りながらぐるぐると回っている。散歩に連れて行ってくれという訴えであるが、取りあえずこの場ではその訴えを棄却し、顔を洗って歯を磨いてから受け入れてあげよう。

 ちょっと待っていろと、五平餅の両頬を伸ばせば柔らかい頬がよく伸びた。

 

「はよー」

「おはよう。あっちの洗面所使って、まだかかる」

「えー」

「良いでばな、お兄ちゃんはどうせワックスもスプレーも使わないんだし」

 

 毎朝のように洗面所を占領している妹の千歌(チカ)に追い出された。

 昨年から中学生になった彼女は、どうも最近お洒落に目覚め始め、今年になってからは毎朝のように癖っ毛をヘアアイロンでストレートに整えてから学校に行っている。

 お年玉で買った大型のヘアアイロンを手に、大きな鏡があってコンセントが近いと言う理由で家の洗面所を20~30分は占領してしまう。

 母が何度注意しても止めるは更々ないようで、今日もまだまだ癖っ毛との戦いが続くだろう……兄は大人しく、別所にある洗面所で顔を洗うことにした。そこまで行くのに廊下が寒い、東北の3月は未だに冬の最中である。

 それなりの歴史のある、一応由緒正しい神社の母屋に当たる檜垣家は、幾度の増改築を繰り返したお陰で洗面所が二つある。

 千歌が使っているのは新しくて大きい方。響平が使うことになったのは、古くて若干狭い方だ。そこは祖父母の寝室に近いので普段は2人の専用となっているが、今年から千歌が洗面所を占領し始めたので追い出された響平と父がお邪魔するようになったのである。

 

「じいちゃんおはよ」

「おはよう。また千歌に追い出されたのか?」

「うん」

「まあ、年頃だからしょうがねえでば。うちのめんこちゃんは」

「んー」

 

 先に顔を洗っていた祖父を入れ替わりに洗面所の前に立つと、ヘアバンドで前髪を上げて顔を洗い始めた。

 響平と祖父――龍生が並んで鏡に映ったが、2人の顔は随分と似ている。龍生の顔には、生きた年月を象徴する皺がいくつも刻まれているが、顔立ちや眉の形は本当に瓜二つの隔世遺伝だ。近所に住む龍生の旧友のご老人たちは口を揃えて「若い頃の祖父さんにそっくりだ」と言われる。実際、祖母に祖父の若い頃の写真を見せてもらったら本当にそっくりだった。

 若い頃はイギリスへ語学留学に行ったり、サーフィンを趣味にしていたらしい。すっかり太ましい体型になり、高血圧や痛風に悩まされて好物の白身魚の天ぷらも滅多に食べられなくなってしまった現在では、考えられないハイカラな趣味である。

 

「今日は暖かい?」

「どうだろう。お天道様さ入って来れば小春日和だな」

「じゃあ、コートの他にマフラーもしてく」

「ついでに【本】も持って行け」

「はーい」

 

 顔を洗ってサッパリしてから歯を磨き、ヘアブラシで軽く髪を整えれば響平の朝の支度はほぼほぼ完了する。妹と違って、随分と適当なのだ。

 

「ごへー、散歩さ行くぞ」

 

 寝間着からジャージに着替え、祖父のアドバイス通りにコートを着てマフラーも巻いて、小ぶりのボディバッグに入れた『銀河鉄道の夜』の【本】を持って外に出れば、日差しは温かいが風がまだ冷たい冬の天気だった。

 先日、響平が通う高校で行われた卒業式は寒波に襲われ、早朝から雪がちらつく銀世界の良い日旅立ちになったところから見るに東北の春はまだまだ先だろう。

 お行儀良く玄関の前でおすわりをしている五平餅に犬用のコートを着せ、首輪に使い古したリードを引っかければ待っていましたと言わんばかりに尻尾を振る五平餅が響平を引っ張って散歩が始まった。

 道路の両脇に雪が残る町内をぐるりと一周するのが彼の朝の日課である。時間にして15分ほどしかかからない散歩に【本】はいらないかもしれないが、備えあれば憂いなし。何かあった時では遅いので肌身離さず持って行けと言うのが、祖父からのアドバイスその②だ。

 ちなみに、響平が初陣を果たした最初の【戦い】がこの散歩中の出来ことだった。『猿カニ合戦』の【読み手】が、傭兵部隊のようなカニの復讐代行一味と共に朝っぱらから襲撃して来たのは、約1か月前の話である。五平餅も巻き込まれたのだ。

 こうして、檜垣響平の1日は愛犬の散歩から始まった。

 

「響平、次の土曜日って空いてる? みんなで盛岡に遊びに行くんだけど」

「次の土曜は、じいちゃんと一緒に映画観さ行く約束しているからパス」

「何の映画?」

「『ドラ●もん』」

「小学生か!」

「じゃ、俺帰る」

「私も行く。猫が気になるし」

「おはぎなら元気だけど」

 

 良いではないか、面白いのだから。ちなみに、幼い頃から新作が上映される度に祖父と共に鑑賞へと出かけている。祖父は響平の父が幼い頃から共に出かけていたらしい。その当時に親子で見た作品が、40年近くの年月を経て現代に蘇ったのだ。次の土曜日が公開初日である。

 響平の通う県立印束(しるしづか)高等学校は、進学校でも何でもない地方都市の中規模の学校だ。同級生の三割が同じ中学校から持ち上がりの顔見知りで、中には遊びに誘って来た少女――萩原(ハギワラ)(モエ)のように、保育園・小学校まで同じだった友人もいる。

 特に彼女とは家が近所であり、ついでにお互いの母親のパート先が同じなので幼い頃からそれなりに仲良くはしている方である。

 そんな10年以上の付き合いである友人たちとの遊びを断り、響平が祖父との約束を優先するのは今に始まったことがない。基本的に、檜垣響平と言う人間はじいちゃんっ子なのだ。

 そんなじいちゃんっ子は、週二、三回しか活動のない文化部に所属しているので放課後は真っ直ぐ帰って愛犬たちの散歩へ向かう。神社までの帰路を今日は萌も一緒。そして、彼女が響平と一緒に帰る理由と言うのが、2か月前から檜垣家の一員になった猫にある。

 檜垣家には犬の五平餅の他に猫のおはぎがいる。推定半年の雌、一見すると全身真っ黒な黒猫であるが実はお腹だけが白いと言う、珍しい毛色をしていた。

 おはぎは元々、萩原家で保護された野良猫だった。2か月前の冬の日に、萩原家の車の下に潜り込んでしまって出て来られなくなったのを発見されたのだ。少しの怪我だけで無事に救出され、このまま萩原家で飼われる予定だったのだが、萌の母が重度の猫アレルギーであったことが発覚したために檜垣家に引き取られることになったのである。

 以来、おはぎは怪我もすっかり完治して家族にも懐き、同居犬である五平餅とも仲良くして暮らしていた。

 そんなおはぎのお気に入りの場所が、『天流神社』の境内に入って真っ直ぐ行ったところにある賽銭箱の上だ。屋根があるそこは、夕方前になると西日が差し込む絶好の昼寝スポットなのである。響平と萌が、母屋の檜垣家へは行かずに鳥居の横を抜けて境内に入ればおはぎは賽銭箱の上で丸くなっていた。

 賽銭箱の前に猫用のおやつが何個か置かれているのは、彼女へのお賽銭兼貢物だろう。神様、涙目である……どんな神様が祀られているのか、よく理解していないけれど。

 

「ただいま~おはぎ。今日もたくさんお賽銭もらったな」

「人気者ね」

 

 萌がおはぎの頭を撫でると、気持ち良さそうに喉を鳴らしながら丸めていた身体を伸ばし賽銭箱の上にごろんと身体を投げ出した。こんな風に、猫にしては愛嬌がある仕草の仔猫は、神社にやって来たその日からアイドル状態になっていた。特に、祖父母は言葉通りに猫可愛がりをしている。

 

「そう言えば、何で「おはぎ」って名前にしたの?」

「ん?」

「まさか、私の名字が萩原だからじゃないよね……」

「こいつ、お腹が白いだろ。丸まったらこし餡のおはぎみたいだっきゃ」

「……」

 

 身体の黒がこし餡でお腹の白がもち米と言うことで、響平が彼女の名前を付けたのだった。おはぎの身体を持ち上げて白いお腹を萌に見せれば、持ち上げられたおはぎは小さく欠伸をしてから「にゃあ」と鳴く。

 そして、響平はお怒りモードの萌にトートバッグで背中を叩かれた。

 

 

 

***

 

 

 

 響平の祖父――檜垣龍生は、自身に届いた年賀状や暑中見舞いを収めるはがきファイルの中で、最も新しく収納された一枚を取り出した。

 この人からの便りは、もう二度と届かない。

 50年来の親友であり、50年前の【戦い】の相棒であり、その50年前に右も左も分からなかった自分を導いてくれた教師とも言える人――黒文字蔵人は、もうコノ世にはいない。

 いくら彼の方が年上でも、絶対に自分の方が先に逝ってしまうと思っていた。

 高血圧や通風を患ってかかりつけ医もできてしまい、50年前と比べれば体重も20kg以上増加してしまった自分と、病魔の気配もなく体型も50年前と変わらない蔵人は絶対100歳まで生きると信じて疑わなかった。

 それに、あの人はそう簡単にくたばらないし。放っておいたら120歳ぐらい生きそうな人だったし……人の一生と言うのは、よく分からない。

 

「……蔵人さんは、気苦労が多かったからな」

 

 達筆の筆文字で記された神社の住所と龍生の名前を、感慨深くそっと撫でてから年賀はがきを引っ繰り返す。シンプルな絵柄の今年の干支のイラストに、「謹賀新年」の文字。その下には、蔵人が龍生を気遣う一言と謎の一筆が認められていた。

 

 

 

 幸せ太りは咎めませんが、お互いに古希も過ぎました。体調には十分お気を付け下さい。

 龍生君のお孫さんと私の孫・読人が、君と私のように終生の友となりますように。

 

 

 

 この年賀状が届いて10日も経たぬ内に、蔵人の訃報を聞いた。

 夜中の東北新幹線に飛び乗って東京へ向かい、そのまま彼の葬儀に出席して久し振りに紫乃とも対面して、死んでも死なないと思っていた人が誰よりも先に亡くなってしまった現実と50年前の想い出を語り合う。主に龍生が一歩的に話し、紫乃は彼の言葉に小さく頷いていただけであったが。

 蔵人の葬儀で哀しみに暮れていた彼の孫は見ていて痛々しかった。きっと龍生がもっと若かったら、蔵人の死を受け入れられなかっただろう。歳を取れば身体も衰えてできないことも増えてマイナスなことばかりであるが、こんな風に友人の死を受け入れられるだけ老成してしまう面は助かったと、上野から盛岡駅へと向かう新幹線の中で感じたものだ。

 

「じいちゃーん」

「どうした、響平?」

「いやさ、悲しそうな顔しているから。ばあちゃんから聞いたぜ。さっき買い物に行った時、こっそり籠の中に芋ようかん入れて怒られたって」

「はは、偶に無償に食いたくなるんだ」

「駄目だろ。甘い物と油物は控えるように言われてるんだからさ。これ、一個だけで我慢して」

「ありがとう、響平」

 

 そう言って、己にそっくりな孫が差し出したのは彼が好きなめんこちゃんゼリーだった。

 緑色だからメロン味だが、このゼリーは無果汁なので実際にメロンの味がしない。でも響平は、幼い頃からこのゼリーが大好きで、クーラーボックスで冷やしたこのゼリーを小学校の運動会に持って行けばいつも大喜びしていた。

 

「そうだ、良い写真は撮れた?」

「撮れた撮れた。ほれ、良いべさ」

「お、良いな」

 

 龍生がノートパソコンを開くと、自身が管理している『天流神社』の公式HPと公式SNSを開く。先程撮った写真を、スマートフォンからパソコンに移動させて響平にそれを見せれば、あまりに可愛らしさに同じ顔で破顔してしまった。

 五平餅とおはぎが仲良く寄り添って重なり合いながら気持ち良さそうに眠っている光景だった。この2匹は犬と猫の垣根を越えて自分と仲良しなのだ。

 こんな風に寄り添い合うのも、おはぎが五平餅の首に両腕を回して抱き締めるのも、2匹並んでお腹を出しながら伸びをしているのも、最初は驚いたが今では癒しの光景となっている。そして、龍生が冗談半分で彼らの写真をSNSへと投稿したら、1日も立たずに「イイネ」嵐が巻き起こり神社のHPのアクセス数が爆上がりしてしまった。今では、彼ら目当てに遠方からやって来る参拝客も増え、犬猫界では「仲良しすぎる2匹」としてちょっとした有名人……有名犬?猫?となっているのだ。

 ちなみに余談であるが、HPとSNSの管理もコメントの返信も写真の加工・投稿も全て龍生がやっている。最近では動画の編集にも手を出し始め、スマートフォンもパソコンもしっかりと使いこなすハイテクジジィなのだ。

 

「せば、今日はこれをアップさしよう」

「俺もこの写真欲しい。友達に送りたい」

「おう」

 

 響平の言う“友達”と言うのが、銀河鉄道の夜に出会った少年だ……黒文字読人。黒文字蔵人の孫であり、現代の【戦い】における『竹取物語』の【読み手】の少年である。響平から「黒文字」の名前が出たあの夜は、酷く驚いて抱いていたおはぎを落っことしそうになった。

 偶然なのか必然なのか。響平と読人は、50年前に龍生と蔵人が出会ったように【戦い】の最中で出会い、友となった。

 ファイルの中から取り出して読み返した年賀状。蔵人が書いた言葉は、まるでこの未来を――2人の出会いを予知していたかのようだった。




~カニの復讐代行一味について~
『猿カニ合戦』で創造された傭兵部隊みたいな奴ら。臼・蜂・栗が標的を徹底的に攻撃し、伏兵の糞がトドメを差して精神的にもフルボッコにして【読み手】はザマァと笑う。
自分を見下す同僚への復讐中に五平餅と散歩中の響平とエンカウトしてしまった。
ちなみに、名前は柿埜哲矢(36)

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