BOOK   作:ゴマ助@中村 繚

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青髭03

 よい子のための物語の中には、歴史上の事件や人物をモデルにしたものが多い。

 その中に、身の毛も弥立つような悪行に手を染めた狂人がいたことを、大人になってから知ったという読者も少なくない。その、物語のモデルとなった人物を1人紹介しよう。

 何人もの妻を娶りながら、彼女たちを次々と殺害した血塗られた貴族・青髭――ジル・ド・レェというかつてのフランス貴族がそのモデルとされている。かのジャンヌ・ダルクの戦友としても知られている彼であるが、ジャンヌ処刑後の彼は何千にも及ぶ数の少年を虐殺し、凌辱し、冒涜し、屍の山を築いた罪で処刑された。

 聖女の側近からの堕落は多くのサブカルチャーのモデルにもなっているため、現代日本で彼の名を知る者は多いだろう。それと同時に、血と闇の色に染まった事件と物語の背景にあるモデルを知って、それを想像して創造する者もまた、少なくない。

 白い【本】のタイトルは『青髭』

 仄暗い歴史から創造された世界から飛び出て来たのは、青髭の城へ突入したフランス軍の騎兵隊……創造能力・無慈悲なる騎兵隊

 彼らは一切の慈悲は持たず、“罪人”と定められた者を炙り出し、捕えるためだけに進軍する。尚、その“罪人”とは【読み手】の裁量に委ねられるので、罪を犯していようがいまいが一定の範疇に片脚を突っ込めば罪人のレッテルを貼られてしまう。

 例えば、髪が赤ければ罪人、20歳なら罪人、などという意味不明な線引きをしても暴虐がまかり通ってしまう。

 この【読み手】の裁量の場合、現在高等学校に在学中の女子生徒であり、JKの肩書を名乗れる少女は皆、【読み手】の裁量によって“罪人”のレッテルを貼られるのである。

 

「嫌、やめっ……っ、嫌あぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 絹を裂くような女の悲鳴、なんて生易しいものではない。窓ガラスをビリビリと揺らして、木端微塵に砕いてしまいそうな悲鳴が空間に突き刺さる。

 最初は、この脱獄イベントの一環だと思った。

 だけど、騎兵隊を模した登場人物もモンスターも『ダンジョン・プリズン』には登場しないし、騎兵隊に恭しくエスコートされている青白い女だって見たこともない。むしろ、外見的には関わり合いたくない。

 最初の謎解きができずに居残ってしまった参加者たちの脳裏に一瞬の疑問が過って、一拍置いた次の瞬間……蹂躙が始まった。

 スタッフのコスプレかと思った少女の1人が、騎兵隊に髪を鷲掴みにされて壁に叩き付けられたのである。ざわめく会場と少女の悲鳴が響く中、他の騎兵隊が次々と会場内の少女のみを捕え始めて、人々はことの異常さに気付き始めた。

 阿鼻叫喚、地獄絵図……次々と少女たちが捕えられ、引き摺られ、床に叩き伏せられる。彼女たちを助けようと、勇猛果敢にも騎兵隊へと立ち向かった者もいたが、彼らも悉く返り討ちにされ鉄の鎧を着た足に蹴り飛ばされた。

 中には、恋人を見捨てて情けない声を上げながら逃げ出した男もいたが、騎兵隊たちはそんな小物には目もくれない。何人かが会議室から逃げ出したその矢先に、白い【本】を抱えた女がブツブツと呟けば……騎兵隊の背後に、巨大な鉄の扉が出現したのだ。

 小さな鍵穴があるだけの分厚い無骨な扉が開かれれば、奥から鉄臭く腥い異臭がする。その異臭の発信源である扉の向こうは、何も見えない暗闇だった。

 暗闇の中では更なる地獄が待っていた。

 殴られ、引き摺り回され、何十本か髪が引き千切られた少女が扉の向こうへ放り込まれれば異臭の正体が明らかになる。薄暗く冷たい部屋の中には、罪人を拘束するための鎖と痛め付けるための無数の拷問器具。

 時代も国も違うはずなのに鋼鉄の処女が置かれていたのは、その器具がうら若き乙女への拷問と言う印象が強すぎるせいだろう……そんな冷静な分析をする暇なんて、少女たちには与えられていないけれど。

 少女たちを待ち構えていたのは、『青髭』の挿絵に描かれる青々とした髭を蓄えた男のマスクを被ったモノたち――何人もの妻を惨殺したとされている、青髭の技能を持つプロフェッショナルたちである。

 そのプロたちの手と鎖が少女たちにかけられて、部屋の扉は閉じられてしまった。

 

「ぐちゃぐちゃになれ、ぐちゃぐちゃになれ……ぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれぐちゃぐちゃになれ……!!」

 

 創造能力・開けてはいけない拷問の小部屋

 新たに青髭の妻となった少女は夫から城の部屋の鍵束を預かっていたが、ただ一つだけ開けてはならぬと言い付けられた小部屋があった。小さな鍵で開くその部屋は、青髭の歴代の妻たちの殺害現場であり、未だに血の臭いと溜まりと先妻の死体が残る恐怖の部屋である。

 好奇心は猫をも殺す。要らぬ好奇心に負けて開けてはならぬ扉を開けてしまえば、恐怖が襲いかかって来る。

 物語の中の部屋から想像されて創造したのは、何かを吐かせるためではなく、痛みを与えて屈服させ、悲鳴で満たすためだけの拷問部屋……。

 その部屋に閉じ込められた罪人は、死よりも恐ろしい目に合わせられるが死ぬことはない。そう簡単には、死なせてくれない。死よりも酷い拷問が、延々と続くのである。

『青髭』の【本】を抱えた女の狂気に満ちた叫びにかき消され、部屋に閉じ込められた少女たちの助けを求める声は、聞こえなかった。

 

『罪人、捕縛、完了しました!』

『しかし! 何名かが、発見ならず!』

『今、確認した。計4名、番号は、1005! 1028! 1066! 1071! 残りの罪人は、まだこの中にいる……探せ! 探し出して捕え、柔肌を串刺し、目玉を抉り、頭を凹ませ、縊り落とせ』

「あいつらを……ぐちゃぐちゃにしろ!」

 

『無慈悲な騎兵隊』の隊長が手にしていたのは、受付で記入した参加者名簿。1階に突入した際にスタッフから奪い取ったのだろう、その名簿の内容から“罪人”――部屋の中に閉じ込めた少女たちの番号を特定したのだ。

 参加者名簿には参加者の名前と年齢と職業と、配付したネームプレートの番号と、学生の場合は通っている学校名もしっかりと記入されている。

 騎兵隊が、その創造主である『青髭』の【読み手】である女が“罪人”と呼ぶ少女たちは皆、現役で高等学校に通う女子高生。所謂、JKに分類される者たちだった。

 残りの少女たちを部屋に放り込むべく、騎兵隊によるJK狩りが始まったのだ。

 一方、知らず知らずの内に非日常的な、狂った事件に巻き込まれている読人たちはと言うと。二つ目の謎解きを終えて順調に脱獄を進めている途中で、本当の異常事態を知らせるサイレンによって中断されたところだった。

 

「お、今度は何だ?」

「あれ、さっきと音が違うよ」

『読人』

「火衣?」

『……来る』

「っ!」

 

 この時、彼らがいたのはビルの20階。

 普段は数社のオフィスが入っており、それぞれの企業フロアの内部はガラスの壁で仕切られ、大きめの窓からはビルの風景が眺められる開放的な仕事場だ。

 そこの空きスペースを使って三番目の謎解きが行われていたのだが、火衣が読人のボディバッグから顔を出して数秒後、東京スカイツリーを眺めることができるオフィスの窓が全て粉々に砕け散った。

 

「きゃぁっ!?」

「演出にしちゃ過激じゃないか?!」

『演出じゃねぇぞ!!』

「【読み手】っ!?」

 

 イベントに使われているエマージェンシーのアラームとは違う、()()の異常事態を知らせるサイレンは「ビービー!」と言う低めの音をしている。

 そのサイレンをかき消すようにガラスの割れる音と闖入者がフロアに降り立つ音が押し寄せて来れば、一足早く脱獄に足をかけていた者たちも『青髭』の騎兵隊の存在が認知されたのだ。

 奴らは再び蹂躙に入ろうと、1071番のネームプレートを首から下げた少女に向かって行ったのである。

 

「やぁぁ!! 何、何なの!?」

『罪人、発見した!』

『捕縛しろ、拷問しろ、処刑しろ!!』

「止めろ!!」

「黒文字君!」

 

 砕けた窓ガラスの破片を踏み付ける音と、鉄の甲冑が派手な音を立てる中でコンバースのスニーカーが駆け出した音も加わって、読人の体当たりが炸裂した。勿論、効果は抜群だ!など言う訳もなく、1071番の少女に手を伸ばした騎兵隊をよろけさせただけであったがそれだけで十分だ。

 読人のボディバッグから飛び出した火衣によって、騎兵隊たちは炎に巻かれたからだ。

 

「きゃぁぁぁ!!?」

「今度は火事!?」

「みなさん、早く逃げて!! これは、イベントじゃない!」

 

 悲鳴と炎と、読人の叫びで人々も異変に気が付いた。

 目の前の出来事がノンフィクションであると理解してしまったら行動は早い。悲鳴を上げて逃げ出す者も1071番の少女に手を差し伸べて引っ張る少年も、読人に「君も逃げろ」と叫ぶ柘植も、爽香と夏月を庇いながら一目散に非常階段へ向かった。

 本来ならば、エレベーターで地上まで逃げて警察に助けを求めたいが、イベントのために1階からの直通エレベーター以外は停止されてしまっている。

 20階と19階の境目にある踊り場で待機していたイベントスタッフも、必死でこちらに駆けて来る参加者たちと、その背後で燃え盛る火鼠の炎に気付いてしまったのだろう。

 緊急事態連絡を無線に通す暇もなく、悲鳴を上げて階段を駆け下りて行った。

 

『罪人を、逃がすな!』

『捕らえろ! 罪人を!』

『罪人は、1005! 1028! 1066! 1071!』

「っ、竹原さんに、爽香さん!?」

 

 騎兵隊たちの狙いは、1071番の少女だけではない。1028番は夏月、1005番は爽香の番号。1066番は、帽子を被った同年代の少女の番号……奴らは、彼女たちに襲い掛かって来たのである。

 それを理解したと同時に、読人はボディバッグから『竹取物語』を取り出した。だが、【戦い】はしない、ここは逃亡する。

 この場に【読み手】の姿はない。ならば、この場で戦闘を続けるのはただの体力の消費でしかない。

 彼の行動はこれで正しかった。騎兵隊たちは威嚇程度の炎で足止めなどできず、炎に巻かれながらもこちらに進軍して来る。

 読人がビルの廊下に抜け出して、火衣の炎に反応した火災警報器が発動し始めたところで、騎兵隊に変化が現れた。今までは、普通の甲冑を着込んだ人型の創造能力であった。どこに“騎兵隊”の要素があるのか不思議であったが、ここでやっと馬の要素が現れ始める……騎兵隊たちの下半身は馬のそれに変化し、甲冑を着込んだケンタウロスのようになったのだ。

 甲冑のガチャガチャ言う鉄の音と、床を踏み抜きそうになるほど力強い蹄の音は火災警報器のアラームにもスプリンクラーの飛沫の音にもかき消されることはなく向かって来たのである。

 

「火衣! この廊下いっぱいまで巨大化して!」

『防御は石鉢使えよ!』

 

 そう言いつつも、火衣が廊下の封鎖する大きさまで巨大化すると、短い前足を伸ばして向かって来た騎兵隊を叩き潰した。背後には非常階段の踊り場があり、まだ柘植兄妹や夏月が階段まで辿り着けていない。

 夏月が読人と火衣を心配してか、こちらを振り向きながら足を緩めていたが……そう簡単には、逃がしてはくれなかったようである。階段を下ろうとした爽香のスカートが下から引っ張られ、危うく踏み外して転倒しかけたのだ。

 そのスカートを引っ張った者の正体と言うのが、上階へ至る階段に這い蹲って腕を伸ばす髪を振り乱した青白い女だったのである。

 

「いやぁぁ!? 何この人!!」

「見付けた、見付けた……! お前も、ぐちゃぐちゃになれ!!」

「爽香!!」

「お兄ちゃん、助けて!」

「放せこの!!」

 

 掠れた低い声と、骨が浮き上がった細く不健康な肌の色をした腕がしがみ付いて来る。

 爽香が必死に振り払おうとしても、スカートに生地にギリギリと爪を立ててシューズの紐に噛み付いて来たところで爽香の背筋に悪寒は走った。

 幸いにも女は柘植に蹴り飛ばされ廊下に転がって行ったが、その左腕には淡く光を放つ白い【本】……【読み手】だ、そう気付いた夏月はスプリンクラーが降りしきり廊下へと、声を張り上げた。

 

「読人君! 火衣君! 早くこっちに!!」

「火衣、最大出力!」

 

 スプリンクラーの雨では消火することが不可能なほどの大火力を狭い廊下に滾り放ち、極小に戻った火衣を肩に乗せた読人がこちらに駆けだしたタイミングで、夏月が防火扉のスイッチを押した。

 薄いプラスチック板に覆われた普段は押してはいけないスイッチを拳で叩き押せば、上から下りて来るタイプの防火扉が数枚、フロアと非常階段を隔離し始める。騎兵隊を炎が満ちた空間に閉じ込め、そこで防火扉で蓋をした。

 フロアと非常階段を隔てる最後の一枚の防火扉が半分ほど下りてしまっていたが、そのまま体勢を低くして下に滑り込めば読人たちを脱出させて20階が封鎖されたのだ。

 

「行こう、黒文字君!」

「うん!」

 

 夏月が差し出した手を無意識に取ってギュっと握り、そのまま他の参加者を追って非常階段を下り始める。が、これで「めでたしめでたし」まで行けるほど楽な【戦い】ではなかったのだ、この『青髭』の【読み手】は。

 柘植に蹴り飛ばされてフロアの廊下に転がり、夏月が下した防火扉の内部に閉じ込められた女はのったりと起き上がれば、左腕に抱いていた【本】を再び開く。すると、炎と共に閉じ込められたはずの騎兵隊が再び現れて非常階段へ続く防火扉を手にした槍で突き破ったのである。

 人間の想像力は無限大だ。一度やられたからと言って二度と想像して創造できない訳はない。

 そして、どんな能力を使ったのか、騎兵隊によって無理矢理拓かれた道には赤黒い血の色をした少女たちの足跡が残されていたのだ。

 

「……逃がざない……! お前らは全員、()()()と同じぐ、ぐちゃぐちゃにしてやる……っ」

 

 できる限り階段を下りて、少し息が切れて来たところで行く手が塞がれてしまった。

 ビルの構造上の問題で、非常階段が連続で繋がっていないのである。24階から18階で止まってしまった階段の続きは、18階のフロアを突っ切った反対側にある。あの階段が1階の出口まで繋がっているのだ。

 

「2人とも!」

「柘植さん」

「早く、こっちに隠れよう」

 

 先行していた柘植に手招きされ、彼らが一旦逃げ込んだのは少し広めの用具庫。掃除機や電動ポリッシャー、段ボールが詰め込まれた薄暗い用具庫に逃げ込んだ。

 一息吐くことはできたが、床に座り込んでいた爽香は荒い呼吸を繰り返しながら兄に縋り付いている。

 

「爽香ちゃん……」

「……何、あの人。怖い……! マジで何なの……!」

「黒文字君、君もさっきの何だったの?」

「えーと、説明すれば長くなるので割愛でお願いします」

『スタンド使い同士のバトルとでも思ってくれ』

「いや、スタンドと言うよりその本! 魔物の子供とそのパートナーっぽいから! 何だよ、あいつら……っ、思い出した」

「え、何を?」

「爽香を襲ったあの女、(シバ)昭奈(アキナ)だ!」

「知り合い、ですか?」

「冗談じゃない。あの女、殺人犯だ」

「っ!?」

 

 話を聞けば、柘植は埼玉の大学の法学部に通っていて、勉強の一環としてよく刑事事件裁判の傍聴に行くらしい。その傍聴の記憶の中に、妹のスカートを引っ張った女の顔があったのだ……それは、1年前の裁判だ。事件自体は、2年前に起きていた。

 

「芝昭奈。2年前に婚約者を殺害して逮捕されている。だけど、去年の裁判じゃ心神耗弱で執行猶予が付いていたはずだ」

「心神耗弱……その人が、どうして爽香ちゃんたちを?」

「もしかしたら……」

 

 新聞やニュースでも色々報道された、芝昭奈と言う女性が殺人犯となった経緯。

 彼女は、結婚を約束していた男がいた。が、その婚約者に結婚の約束を反故にされて激昂し、重たい置時計で撲殺した。

 婚約者――被害者が絶命しても、執拗に何度も何度も頭を殴り付けた……その音を不審に思った被害者のマンションの住民が犯行現場を目撃してしまい、現行犯逮捕となったのだ。

 被害者の死体は、あまりにも無残な姿であったという。何度も頭を殴られたため、顔面だけではなく上半身全部が血塗れになり、頭蓋骨は粉々に砕けて頭は変形し、脳の一部も飛び出して文字通り「ぐちゃぐちゃ」になっていたのだ。

 柘植たち傍聴人にも、彼女を裁く立場にいる裁判員たちにも死体の写真を見せるのが躊躇されるほどの酷い死に様に死刑を望む声も大きかったが、結果は執行猶予。精神耗弱と情状酌量を、弁護士が主張したのである。

 

「婚約破棄の原因は、被害者が別の女に乗り換えたのが原因だった。浮気相手を妊娠させたからって……その浮気相手が、当時17歳の女子高生だったのが、ネットじゃ随分と話題になったんだ」

「うわ、サイテー」

「芝も精神的に随分と病んでいたのは確かだった。裁判の時、凄いヤバかったし……」

 

 被告人質問で、彼女は裁判所の外に聞こえるほどの甲高い叫び声を上げた。殺害の寸前まで被害者が被疑者に投げ付けた言葉を、一言一句なぞって叫び続けた。

 お前とJKなら、JKを選ぶに決まっているだろう。お前みたいな女、ブランド価値なんかこれっぽっちもないんだよ……と、それが嘘か真かは定かではなかったが、ぐちゃぐちゃにされた被害者はゲス男として裁判員たちにしっかり印象付けられたようだ。

 ちなみに、浮気相手である女子高生は未成年と言うことで、その身元を隠されて裁判にも出廷しなかったがネットでは簡単に身元を特定された。援助交際をしていたとか、子供は既に堕したとか色々とネットで噂は蔓延っていたというのはまた別の話である。


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