お昼代契約ランチちゃん   作:昼飯用

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本当は前話に入れる内容だったもの(全ギレ)
この為だけにガールズラブタグ入れました


15.百合の花

「……ん」

 

上桐が出て行ってから二分もしない内に、ランの微かな声が聞こえてきた。

ランは漸く目を覚ました。ゆっくりと目を開けて、周囲の様子を確認している。

どうやら今の状況を思い出したらしい。ぼんやりとした様子で、自分の経緯を口にしていた。

 

「あ、そっか。あたし、気分が悪くなって……」

「目が覚めたか。……よく寝てたな」

「……ぇ」

 

一応声を掛けてみたのだが、俺と目が合うとランは固まった。

まだ体調が優れないのかと顔を覗き込んでみれば、今度は顔を真っ赤にして後退る。

まるで襲われた人間の反応だ。

 

「な、ななななな! もしかしてずっと寝顔見てたんですか!?」

「そりゃそうだろ。お前を休ませる為にここに来たんだ。お前の様子を見なくてどうするんだ」

「いやそうですけれど、こんな近くで見なくたって……あ」

 

それに関しては何か言い返してやろうと思ったのだが、ラン自身が気付いたようだった。

俺とランが繋いでいた手。まぁ、俺は人差し指と中指だけだが。とにかくそれがある限り、俺がランから離れる事は不可能だった。

その事実を理解したランは、ふにゃりとだらしなく頬を緩ませる。ふらふらになる程の嫌悪感に悩まされてここに運ばれたのに呑気なものだった。緊張感の無さに呆れるが、これはこれできっとランらしい。

……未だに俺の指を離さない理由はよく分からないが。

 

「ま、それぐらい元気ならもう大丈夫だな。さっさと行こうぜ」

「あの……時間は? どれぐらいですか?」

「放課後になったばかりだ。一時間半は寝てたな、お前」

「つまり、一時間半も寝顔を見られていたんですか……」

 

またランは顔を赤くして俯いていた。百面相が忙しい奴だ。

綺麗な顔をしているのだから、別に見られて困るような事もないだろうに。

俺はいい加減ランと繋いでいた指を離してポケットに突っ込む。ランの体温が高くてこっちまで眠くなりそうだった。

 

「あ……」

 

名残惜しそうにランが声を漏らすが、どうやら自分がやる事を思い出したようだ。

もぞもぞとベッドから降り、立ち上がろうとする――――が。

 

「失、礼……しま、ごほっ……」

 

力無いノックの後、間を置かずに開けられたドアに行動を遮られた。

どうやら保健室を利用したい生徒のようだ。声が小さ過ぎて完全には判別出来なかったが、恐らく女生徒だろう。

放っておいてもいいが……仕方ない。一応は上桐に留守を任されている。怪我の簡単な処置ぐらいなら出来るし、必要なら保健委員か何かを騙って処置してやろう。

 

「ラン、ちょっと待ってろ。向こうの相手をしてくる」

「あ、はい……。大人しくしてます」

 

ランをベッドの上に待機させて、俺はカーテンから顔を出す。

 

「上桐……先生なら今は職員会議中だ。別に休みたいなら好きにしていい……お前、大丈夫か?」

 

あんまりの異常事態に、俺は思わず問うてしまった。

視界に映ったのは予想の通り女生徒だった。黒い短髪に、弱々し気な黒い瞳。身長はランと同程度。

制服ではなく体操服姿だったので、恐らく体育の授業後なのだろう。

だが、彼女の四肢には怪我が見受けられない。普通に立っている辺り捻挫でもないだろう。

他に具合が悪そうな部分と言えば……大袈裟に深呼吸する度にひゅーひゅーと音を奏でる気管支だろうか。

先程までのランとはまた違った感じで血色も悪い。十分に酸素が身体に回っていない証拠だろう。精神的にではなく、肉体的に原因がある呼吸困難だ。

 

「げほっ、あの……」

「とりあえず座れ。呼吸し易い体勢を取れよ」

「あ、げほっ……はい」

 

女生徒が長椅子に座ったのを見て、俺は上桐の事務机に向かった。

確かここには保健室の利用者が利用目的等を書く紙がボードに挟まって置かれている筈だ。

あった。無記入なのを確認して、俺は女生徒の方へ戻る。

 

「名前と学年教えてくれ。ゆっくりでいい」

「……二年の、げほっ。月島(つきしま)志希(しき)、です……」

 

名前は体操服に書いてある字を書いた。読みも一緒だし間違いは無いだろう。

 

「症状は……喘息でいいのか?」

「ごほっ……はい」

 

咳き込みながら月島は頷く。体育の時に走り過ぎたのだろうか。

大分苦しそうな表情だ。事実苦しいのだろう。喘息。詳しくは知らないが、気道が炎症し、粘膜が浮腫む事で空気の通り道が狭くなるのは聞いた事がある。

人によっては、まるで地上で溺れているようだと表現するらしい。確かに呼吸が出来なければ地上だろうと水中だろうと関係ない。事実、溺れるという形容は正しいのだろう。

 

「休んだ程度でどうにかなるのか。病院に行かないと不味いだろ」

 

放課後の調査に乗り出そうとしていたのだが、流石に命に係わる状態の人間を放ってはおけなかった。ここで死なれても寝覚めが悪い。

 

「げほ、げほっ……一先ず、手持ちの吸入器で薬を吸い、げほっ……」

「あぁ、分かった。とりあえず今出来る事はした。そうだな?」

 

息も絶え絶えな相手に話させるのは忍びない。月島が頷くのを見て、会話を止める。

……何と言うか、こう。気を遣わないといけない、俺の苦手なタイプだ。

 

「すみ、ませ……げほっ」

「もういい、喋るな。薬が効く頃合いは知らないけど、効いたら楽になるんだろ。それまでじっとしとけ」

 

無理矢理黙らせて、俺は月島が座っている向かい側の長椅子に座った。

必要な事は書いたので紙が挟まれたボードを机の上に置く。

記入者の欄は俺の名前にしておいた。一応は上桐に役割を果たした事を示しておいてやる。

……月島はボードに手を伸ばし、書かれた内容を閲覧している。まぁ、間違った事を書かれていても困るだろうし、確認は大事だろう。

微かに様子を窺っただけだが、月島の呼吸が大分落ち着いてきていた。……喘息の薬というのは大分即効性らしい。

恐らく、本当に緊急時に使う薬なのだろう。即効性が高ければ高い程、身体に掛かる負担が大きいのは察しが付く。

一先ずを乗り越えられたらそれでいい。きちんと病院に行って、然りべき処置をしてもらうべきだ。素人判断なんて何の当てにもなりはしないのだから。

 

「どうせ病院に行くんだろう。迎えは来るのか?」

「あ、はい……。けほっ、今連絡したので……親が来ます」

「そうか。ま、それまでは居る。また何かあっても嫌だしな。得体の知れない奴と一緒で不安だろうが、我慢しろ」

 

どこかへ行ってほしいのならどこかに行くが、残念ながら月島はそうは言わなかった。「ありがとうございます」と礼を言って、頭を下げてきた。

居てもいいと思われているのなら、言い出した手前居るしかない。

話をする余裕が出来たのか、月島は俺に問い掛けてくる。

 

「あの……深花先輩は、どうして保健室に?」

 

俺の名前を知っている事に驚いたが、そういえばボードに記入していた事に気付く。

 

「知り合いが具合が悪くなったからベッドで休ませてる。今はもう回復したけど」

 

そして出ていこうとした時にお前が来た、とは言わないでおく。気を遣わせるに違いない。……あぁ、本当にこういうのは苦手だ。

 

「え……大丈夫なんですか?」

「お前よりはな。気分が悪くなっただけだ。貧血みたいなもんだよ」

「そう……ですか。良かった。けほっ」

 

小さく咳き込む月島。どうやら完全に症状を抑える事は出来ないようだ。

そして最後の一言を言わずとも、どうやら俺達の直前を察してしまったらしい。

 

「……すみません。面倒ですよね」

「そう言われて素直にそうだと言える程、流石の俺も狂ってない」

「マス……芳乃君!」

 

ネガティブな発言に対して思わず皮肉で返してしまった。すかさずカーテン越しに会話を聞いていたランから怒られる。

そうか。こんなのそうだと言っているのと同じだ。そう気付いても後の祭り。……どうしたものかと頭の中で考えるも、どうやらそれは杞憂に過ぎなかったようだ。

息苦しそうな表情であるのは変わらないが、月島は微かに笑んでいた。

 

「……そういう歯に衣着せぬ物言い、自分は男らしくて憧れます」

「……嘘でしょ? 随分と狂った感性をしているね」

「芳乃君!?」

 

俺の社会性の無さへのまさかの反応に、思わず素で返してしまった。

それに対するランの反応も含めて月島には面白かったのか、時折咳き込みながらも笑顔を浮かべていた。

 

「あは、けほっ。……けほ、何も言えないよりは、ずっといいと思います。憧れます」

 

ずっといいなら、ランにここまで怒られる謂れも無い。狂ってるのは間違いないのだろうが、これ以上言うとまたランに怒られる。

 

「碌な事にならない事だけは保証する。別にそうなりたければ好きにしろ。お前がどうなろうが、死ななきゃ俺にはどうだっていい事だ」

 

事実、俺が碌な事になっていない。貰った仮面を被って暮らしてみても、日常生活にぎりぎり支障が出ないので精一杯だ。憧れるのなら、もっと相応しい相手が居るだろうに。

とまぁ、デリケートな持病の話題よりは気楽だろうと変えた話題だが、こっちもこっちで刺さってしまったらしい。月島は大分興奮した様子だった。頼むから落ち着いてほしい。興奮してまた悪化してしまうのは笑えなかった。

 

「けほっけほっ……男らしさの極意、もっと教えてください」

 

咳き込みながら告げられたその言葉に、俺は嫌そうな顔をしたのだろう。……変な奴に懐かれた。そう直感した。

月島に干渉しようとは思わない。告げた通り、月島がどうなろうと俺にはどうだっていい事だ。カーテンの奥で会話を聞いているランにとっては、どうでもよくないかもしれないが。

 

「男らしさも何も、俺は元々男だ。極意も何もない」

「きっと深花先輩は、けほ、いつも言いたい事をきっぱりと言うんですよね」

「それはデリカシーが無いって言うんだぜ。言っておくが、俺に友達は居ない。意味は自分で考えろ」

「孤独な一匹狼……かっこいい、です」

 

きらきらと目を輝かせる月島を直視できなくて、俺は顔に手を当てて深い溜息を吐いた。

もう駄目だ。こいつは狂っているんじゃない。きっと馬鹿なんだ。溜息を吐く俺を、月島は首を傾げて不思議がった。俺が社会不適合者だと微塵も疑っちゃいない。

まるで犬だな。心の中でそう思って、俺は納得した。この後輩は、もし尻尾があるならぶんぶんと振っている事だろう。こいつ、体調云々で気を遣う以前に俺の苦手なタイプだった。

早く迎えが来てくれ。そう願っていると、救いの様に保健室のドアが勢い良くスライドした。

 

「志希!」

 

そのまま中に入り吠えるように名前を呼んだ声に、月島は振り向いた。

 

(れい)先輩」

 

犬度が増した。俺は月島の声色からそう悟った。表情が見えなくとも問題は無い。

尻尾があったのなら、まるで扇風機の様に回転していたに違いない。

 

「……お前」

 

月島を呼んだ相手には見覚えがあった。首辺りまでの茶色いポニーテールと黒い瞳。

昨日の放課後、保健室から出てきた女生徒だ。唯、今は黒い瞳に落ち着きは見られない。焦燥感に支配されているのがありありと感じられた。苗字は確か……やべ、忘れた。

 

「発作が出たって、大丈夫なの!? 苦しくない!?」

「だ、大丈夫です。もう、けほ、殆ど落ち着きました。だから、玲先輩こそ落ち着いて……」

「あ……ごめん。これ、鞄と制服。持ってきた」

 

玲、と呼ばれた女生徒は月島の肩に手を置いて、彼女の様子を確認していた。

月島は顔を赤らめて困ったように笑っている。俺に抱き寄せられたりしているランによく似ていた。

……よく似ていても、そっくりとは思わなかった。

 

「えと……深花先輩。こちら、三年の久城(くじょう)(れい)先輩です」

 

先に紹介してくれて助かった。何しろ俺は向こうの名前を忘れていた。

 

「あんた……」

「初めまして。俺は三年の深花(しんか)芳乃(よしの)。よろしくな、久城」

「……あぁ、そうだね。よろしく、深花」

 

安堵を隠した白々しい俺の挨拶に、久城は乗った。

何となく俺の考えている事が分かったのか、それとも俺の事はどうでもよかったのか。後者だったら都合がいい。

久城は俺との会話を続ける事無く、当初の目的である月島へ優し気な笑みを浮かべた。

 

「お母さん、もう来てるって。職員玄関に靴も持っていったから、上履き置いて帰りな」

「あ、はい。ありがとうございます……けほっ。それでは、深花先輩も……ありがとうございました。男の極意は、次の機会に」

「あぁ。お大事に。養生しろよ。……男の極意は諦めろ」

 

制服と鞄を持って、上履きを脱いで。月島(つきしま)志希(しき)は帰っていった。最後にちらりとランが待機しているベッドをちらりと見ていたのは、ランの事を気にしていたからだろうか。

適当に手を振って見送った俺も、ランを連れてさっさと退散しようとする。だが、それより前に久城に声を掛けられてしまった。

 

「世話を掛けたみたいだね」

「あいつの薬が効いてくれたおかげだろ。大事にならなくて幸いだ。俺は偶々保健室に居ただけだけなのに、目の前で地上で溺れられても困る」

「自分は何もしていないって、素直に言えないの? ……ま、あんたが保健室に居てくれて助かったよ。本当にありがと」

 

久城は安心したように笑んで頭を下げてきたので、俺は「あぁ」と返す。

たったついさっきお互いの名前を知った間柄にこうまで感謝するなんて、久城にとって月島は余程大切な存在なのだろう。

 

「それで、何であんたは保健室に? どこもかしこも元気そうじゃない。ずる休み?」

「具合が悪かったのは俺じゃない、付き添いだ。……ラン、出てきていいぞ」

 

久城になら別に見られても問題ない。そう判断した俺はランに声を掛ける。

やがてカーテンの奥からゆっくりとランが出てきた。……その表情は不安げだ。どうやら、ランの人見知りは久城には継続中らしい。

手招きをすると、ランは怯えながら俺の隣にぴったりとくっ付いて座った。……あぁ、そうか。俺は納得した。これは所在無さげにする猫の様だ。犬と猫。月島とランが似ていても、そっくりだと思わなかったのは当然だろう。

 

「おい、ちょっと離れろ。お前温かいから眠くなるんだよ」

「す、すみません……あ、玲さんにもお見苦しい所を……」

 

とか何とか言いながら、ランはこそこそと俺の服の袖を掴んでいた。どれだけ怖いんだよ。

 

「だからいいって。羨ましいって思うだけだから」

 

けらけらと笑って、久城は月島が座っていた長椅子に座る。別に話をする気は無いのだが。

久城は随分と気安い感じだった。俺みたいな奴が相手でも礼を言う。羨ましい事は羨ましいと言う。……そう。月島の言葉を借りるのなら、歯に衣着せぬ物言いだ。

 

「羨ましいなら代わって……そうだな。月島にでもやってもらえ」

「えぇ? まぁ、あの子なら喜んでやってくれる……か」

「仲がいいんですね……素敵です」

 

ランがうっとりと久城と月島の仲を称賛する。人見知りをすれど、素直である。ランはそういう少女だった。

月島との仲を褒められたのが嬉しいのか、久城は自慢気にこちらを見た。

 

「そうなの。あの子、いい子でしょ。あげないよ?」

 

実はさっき馬鹿だと思った、という言葉は絶対に言わない方がいいんだろう。いくら俺でも察した。

 

「あげない……?」

 

ランは首を傾げる。言葉の意味が分からないのだろう。実は俺も分からない。

後輩に懐かれる、という意味ではあげるもあげないもないだろう。と言うか要らない。個別にあげるとはどういった意味なのか。

久城の言葉の意味が分からない俺達に、更に自慢気になりながら久城は続ける。

 

「何たってうちの恋人だからね。唾付ける気なら覚悟しな」

「え?」

「あぁ……成程な」

 

納得した。さっき久城に肩に手を置かれた時、月島が頬を染めていたのはそういう事か。あげない、という意味も分かった。

久城は元々姐さん気質なのだろう。月島の方は犬っぽいので、相性としては悪くないのか。色恋の事なんて知らないが。

腑に落ちてすっきりした俺の隣で、ランは漸く意味が分かったのか――――盛大に驚いていた。

 

「えぇぇええええ!? 玲さんと志希さんが……え、ちょ、えええええ!?」

 

俺の隣で大騒ぎするラン。正直凄く煩い。

『どうしてそんなに冷静なんですか!』とでも言わんばかりに俺を揺すってきたので、どうにかしてくれと久城を睨む。

そんな久城は俺の睨みなんて無かったかのようにあっけらかんと言い放った。

 

「あはは、そういう事だから。驚かせて悪かったね」

「あ、いえ……その、あたしも。驚いてしまって、すみません……」

 

あまりにも堂々とした久城の態度に、ランも落ち着きを取り戻して謝罪する。

久城も月島との関係に驚かれるのも慣れているのか、ひらひらと手を振った。

 

「いいっていいって。驚くのも無理ないってのは重々承知だから。こっちとしては、そこで何でもないように納得してた深花の方が驚きかな」

「こっちはそれ以上にランが驚いた。それでお相子だろ」

 

楽し気に眺められるのが癪だったので言い返してみれば、久城は更に下衆の勘繰りをしてくる。

 

「ははぁん。驚きも何も二人の物って事? 昨日に引き続いてお熱い事ね」

「お前も熱でもあるんじゃないか?」

 

言い放って、俺は立ち上がる。そもそも久城とは話す必要がない。これ以上変な事を言われるのも嫌だし、ランが復活したならさっさと調査に出掛けた方がいい。

……何より、そろそろ上桐が帰ってくるかもしれない。

 

「行くぞ、ラン。久城、上桐……先生が戻る前に帰るなら、養護教諭不在の札を扉に掛けといてくれ」

「うちは上桐先生に志希の事を話してから陸上部に寄るから。後は二人でごゆっくり」

「あ、あの……失礼します、玲さん」

 

結果的に留守番を代わってくれる事になり、漸く調査を始められそうだった。

久城に見送られ、俺とランは保健室を後にした。




人物メモ

深花(しんか)芳乃(よしの)
魔術師。
男らしいのではなく口が悪いだけである。こんなのに憧れるな。

ランチ
お昼代で契約した精霊。
最近気付いたが、怖かったり心細くなると寄ってくるのが猫っぽ――――猫じゃないですけど!

月島(つきしま)志希(しき)
二年の女生徒。黒い短髪。黒い瞳。喘息持ち。
犬っぽい。何故か懐かれてしまった。男らしさの解釈がおかしい。
三年の久城と付き合っているらしい。

久城(くじょう)(れい)
三年の女生徒。茶色いポニーテールがトレードマーク。やっとお互いフルネームを知った。
姐御肌。二年の月島と付き合っている。女性同士の恋愛を告白する事に抵抗が無い模様。
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