本格的な調査一日目。
つい先程九月十七日は終了し、九月十八日へと変わっている。俺とランが出会って二日目という事になる。
「ねえ、マスター」
ランを召喚した教室で椅子に座りながらある時刻を待っていると、ランが俺の名を呼んだ。
薄青の髪を宙に漂わせ、退屈そうに胡坐を掻いてふわふわと浮いている。出会って二日目なのに随分と気楽だなお前。
「放課後から態々人払いして仮眠を取ったりしてますけど、これから何が始まるんですか? あとマスターは友達居ないんですか?」
昨日帰宅した後に色々と説明はしてみようとしたのだが、契約の反動か眠気が勝ってしまい、説明は今日にしようという事になったのだ。
そして今日。ランが言う通り放課後に空き教室に陣取り、説明をしようと思ったのだが、面倒くさくなったのでその場で慣れてもらおうと思い、仮眠を取ったのだった。
「昨日話しただろ。亡者だらけの学園生活だって。あと俺に友達居ないの、お前に関係あるか?」
確かに居ないけれど。友人が居ないのはしょうがない。本当に仕方がない。今こうしてランと話しているのも、奇跡みたいなものなのだから。
俺にこの学園で起きている事件の調査を頼んできた秋月さんが、ここまで予測していたのだとしたら恐ろしい。
……あいつがくれた仮面が無ければ碌に他人と話が出来ない俺に、一体何を期待しているんだ。
俺は忘れない内に明日の昼飯代をランに向かって投げる。ランの凸に直撃した。胡坐を掻いたままごろごろとのたうち回る姿は、中々に見物だった。
「お、ぉぉおおおお……お昼代、確かに」
「これで存分に働いてくれ。下手に魔力使うなよ」
一応忠告しておくと、ランもその辺りは弁えているようだ。
「魔力を使うって言っても、日中は存在の維持以外に殆ど使いませんよ。あたし、霊体だとマスター以外の誰にも見えないんですねー」
「そりゃそうだろ。自分で霊って言ってるじゃないか。お前は肉体を持つ人間とはチャンネルがずれてるんだよ。普段のお前を見れる奴が居たら、それは“魔眼”持ちくらいだな」
“魔眼”とは異能を宿した眼の事だ。最初から“魔眼”を持ってたり、後から普通の目を“魔眼”に改造したりする奴もいるらしいけれど、細かい事は割愛する。
因みにさっきランが『霊体だと』と言ったのは、気合いを入れれば一般人に見れるくらいには存在の濃度を上げられるからだ。魔力の消費がでかいので、平時では遠慮してもらっている。
ごほん、とランが咳払いをする。
「話を戻しますけれど。亡者だらけの学園生活って、まさかこの学校って呪われているのですか?」
「当然。そりゃ何度か改装をして建て直していても、百五十年の歴史があればそりゃ呪いの一つや二つあるだろうよ」
「うひー……」
適当なリアクションでお茶を濁したランは、そこまで怖がっていなさそうだ。それもそうか。自分だってファンタジー出身だもんな。
「呪いって言っても、ここは特殊な感じだよ。……一日と一日の狭間に、時間の歪みがある事を知っているか?」
「……?」
ランは心配そうな表情をして近寄り、こちらの額に右手を当て、左手は自分の額に当てていた。
「言っておくけどそのアクションを取るには、大分タイミングを逸してしまってるからな?」
「嫌ですね、冗談ですよ。そもそもあたしの存在自体、普通は精神疑われますからね」
「普通、ねぇ。今更だよなぁ、そんなの。魔術とか魔法とか、聞き飽きたよ」
「魔法? 魔術とは違うんですか?」
当たり前過ぎるランの疑問に、こいつの感性は一般人寄りなのだと認識する。
確かに、魔術師でもなければ魔術も魔法も全部同じに見えるだろう。
「別に、そんな大きな違いはないよ。魔法は超能力で、魔術は手品。タネと仕掛けがあるか、それだけの違いだ。神秘の塊である魔法への憧れが模倣する事で神秘性が欠如した魔術を生み、“魔術協会”によって大衆に広まった。そして永遠に魔法へは届かない現状が生まれ、そこから脱しようと早千年。唯一の例外を除き、誰もその境地へは至っていない。俺みたいな奴はもう、魔法に至ろうとも思っていないよ」
生まれながらにスプーンを曲げられる念動力を持っているのなら魔法、それを模倣して出来るようになったのなら魔術。
それによって生まれたスプーンを曲げた、という結果は何も変わらない。結果が同じなら、経緯は別にどうだっていい事だ。
「説明が長過ぎて、何を言っているのか全然理解出来ませんでしたが……とりあえず今回の件にはあんまり関係ないって事が分かりました!」
「そうそう。異能の分類なんて憶えてたってしょうがない。……けど、お前何が出来んの? 昨日魔力で何かしようとしてたんだから、魔術なのか?」
「うーん……多分火とかは出せませんねぇ。と言うか、相手を攻撃する類の事は大概出来ない気がします。精々相手を拘束する念を送るぐらいですかね」
それぐらいが丁度いい。その辺りの攻撃性能は求めてない。事件の調査にそんな物騒なものは必要ない。
「あぁ、そうだ。あたし、鍵が開けられると思います。施錠という概念があるなら、多分どんな鍵でも。逆もまた然りです」
「解錠と施錠が思いのままか。それは使えるな。……随分と感覚で話してるから、ランのそれは魔法の類か」
魔術であるならば、そんなふわふわとした回答になる筈がない。
魔法は感覚、魔術は理論。根本的な所を感覚に頼っているのなら、魔法に違いない。
「精霊としての基礎能力って感じですかねぇ。気合いを入れなきゃいけないんで、消耗はしますけれど。マスターは何が出来るんですか? 魔術師なんですから、色々と出来るんですよね? 手から火を出したり、レーザー出したり、超高速移動したり!」
随分と目をきらきらさせてこちらを見てくるが、そんな期待には応えられそうにない。
その辺りのアメコミヒーローっぷりは秋月さん辺りが担当だ。
「出来ないな。“身体能力強化”、それと“属性”を応用したあらゆる他者の干渉への耐性。あとは細かい芸が幾つか出来るぐらい」
因みに“身体能力強化”には“身体強化”という上位互換が存在する。
“身体能力強化”は文字通り素の身体能力を強化する。“身体強化”は身体そのものを強化するので、肉体が元々持っている外界への耐性も強化される優れものだ。無論後者の方が難しい。
「えぇ……つまらないですね。また新しい用語が出てきましたし。“属性”、ですか?」
言葉通り嫌そうな態度を隠さずに顔に出しながらも、ランは訊いてくる。
一応知る気はあるようだ。好奇心自体は旺盛なのかもしれない。
「魔術において、魔術を行使する肉体と、魔力を生成する魂は切っても切れない関係にある。簡単に言うけど、魂の色を“属性”って呼ぶのさ。普通だったら得意な魔術の指針程度にしかならないけれど、あんまりにも強過ぎると人格形成にも影響が出るケースだってある」
「……色々定義付けて、魔術師って頭固いんですねぇ」
それについては完全に同意だが。一応魔術は学問に分類されるんだから仕方がないだろう。
随分と寄り道をしてしまった。元々の話は何だったか。
「あぁ、そうそう。一日と一日の狭間の時間の歪みの話だったな」
「もう説明聞きたくないんですけど……無理ですよねぇ」
諦めが肝心だ。というか仕事に必要な知識だから憶えてほしい。
「別にどこにでもあるわけじゃない。外界と断絶された場所……“結界”とでも言うのかな。他者の怨念によって出来た自然発生のものでも、魔術師が作り上げた人為的なものでもいい。そういった場所は既に一つの世界なんだ。その世界にはその世界のルール、時間の流れが存在する。だけど、世界はその“結界”を含めて世界と呼ばれる。大本である世界が、“結界”内の時間の流れの帳尻を合わせようとした時に生まれる歪み。それが時間の歪みの正体だ」
一通りの説明を終えてランの様子を確認する。腕を組んで暫く唸っていたが、やがて諦めたように顔を上げた。
「すみません、全然分かりません。あれですか、ロスタイムでいいですか?」
「お前その表現どこから拾ってくんの? ……もうそれでいいよ」
他の“結界”では通用しないかもしれないが、今回の件ではあながち間違いではない。この学校は時の流れが狂っている。
ちらりと時計を見てみれば、もうそろそろの時間だ。狂った時間の皺寄せが、程無くして始まる。
「……ラン」
「はい?」
「仕事の時間だ」
ランに告げた瞬間。
鐘が鳴り――――世界が、反転した。
「え、え……!?」
慌てふためくランを放っておいて、椅子から立ち上がる。
空間が歪む感覚。立ち眩みに似た、世界からの浮遊感。俺達は世界から断絶されたのだとはっきり感じられるような孤独感。
鐘が鳴る度に強くなっていく――――何度経験しても、これには慣れない。
こんな夢とも現ともつかない不安定な世界は、反転以外に形容しようがなかった。
「ま、マスター! これってどういう――――」
「――――ラン」
混乱と不安に満ちた目で俺を見るランの名を呼ぶ。
名を呼ばれたランは、唯見るだけではなく、存在として俺を認識したのだろう。
全てが変わっていく中で変わらない、
「俺がここに居る。それでいいだろ」
「……は、はい」
強引に落ち着かせると、ランの動揺は収まった。
……何故かじーっと見られてもいるが、それで落ち着くならそれでもいいか。
鐘が鳴り終わり、やがて感覚の違和感は治まっていく。ここからが活動開始だ。
俺は懐から眼鏡を出して掛ける。――――うん、少し落ち着いたかな。
「マスター? その眼鏡は……昨日も付け外ししていたような?」
「あぁ、そうか。昨日は説明してなかったね。自己暗示……人格のスイッチみたいなものかな。ここからは冷静に行きたいからね。普段の僕だと、少し喧嘩っ早いかなって」
「そ、そうですか……口調だけじゃなくて一人称まで変わるんですね」
状況だけではなく僕まで変わった風に思ったのか、ランはキャパシティを越えたように考えを放棄して状況を受け入れる。
「その代わり眼鏡を外したら直ぐに高揚するから、ある意味これも戦闘態勢かもね」
「……根っこの部分は変わってないみたいで安心しました」
「じゃあ、行こうか」
僕は教室の出入り口へと向かい、そのまま廊下に出た。
ランも僕の後ろを着いてくるけれど、廊下に出た瞬間に左右をきょろきょろと見回して警戒していた。
キャパシティを越えていても危機感は失わないみたいで安心した。
「……亡者の学園、なんですよね。それにしては、普段と校舎の様子は同じような……?」
「校舎はそうさ。誰が登校するにしろ、あくまでここは学び舎なんだから。危ない場所に変わってたらいけないよ」
窓から見える空は夜空だ。きちんと月も浮かんでいるし。反転する前と何ら変わりはない。断絶されていても、基になった世界は変わっていない。
次々と廊下と教室に電気が付いた。急な眩しさに目が眩む。本格的にこの校舎が稼働し始めた証拠だ。
夜の校舎の時点で大分不気味だけれど、壁に血が滲んでいるわけでもなければ、黒い何かが視界の隅から湧き出てくるわけでもない。
誰にも監視されてはいない。ここはきっと、正しく学び舎なんだろう。
「さて。僕達も登校したいところだけど……ラン、着替えられる?」
「はい?」
「君のその恰好は少し目立つから。この学校の女子制服に着替えてほしいな」
「……持ってるんですか?」
僕の言っている意味を理解出来ない様子で、ランは首を傾げる。
成程。精霊として自分の出来る事は分かっても、精霊が何が出来るのかはまだよく分かっていないみたいだ。
「持ってないよ。イメージの話さ。君は精霊なんだから、今纏っているローブだってイメージでしょ。君が念じれば、姿は変えられるよ」
「あたしに出来ますかね……」とぼやきながら、ランは目を瞑って念じていた。
大丈夫。出来る。僕には確信があった。
五秒もしない内にランの身体が一瞬輝き、
ちゃんと裸足から上履きを履いているし、どこからどう見ても一般女生徒だ。
「お、おぉ……! 出来ました!」
「うん。じゃあ浮遊するのも止めて、普通に歩こうか」
衣装替えが出来た事が嬉しいのか、ランは素直に従ってくれた。
地面に着地して両の足で立つ。……こうしてみると、ちょっと小柄なんだな。百五十半ばくらいかな。
「先ずは昇降口に行こう。亡者達が登校してくる時間だからね」
校舎の三階であるここから階段を下りて昇降口へ向かう。
辿り着くまでにも異変も敵意もない。……本当に、ここまでは普通の校舎なのに。
「う、わ……」
昇降口に着くなり、ランは口元を抑えて絶句した。
無理もない。僕はもう見慣れてしまったけれど、最初見た時は目を疑った。
それに目を疑った後、絶句出来るだけランは真面だという事だろう。
「亡者の行進、魑魅魍魎、百鬼夜行。表現としてはこんな感じかな」
朧気な薄緑の光を纏い、輪郭だけが制服を着ていた。
各々が下駄箱で存在しない靴を脱ぎ、存在しない上履きを履いている。
あんまりにも自然なその様子。誰も違和感を抱かない事に、違和感を覚えてしまう程に。
ランがそっと僕に寄り添ってくる。何かを話したそうだったが身長が足りていないので屈んであげると、小さな声で囁いた。
「この人達って……」
「うん、僕が言ってた亡者だよ」
見慣れてしまったせいで動揺する事も無く頷く僕に、ランは怯えた様子で訊いてくる。
「襲ってこないんですか?」
「……何で? ランは同じ精霊をいきなり襲うの?」
返すと、ランは言葉を詰まらせた。『確かに』と思ったのだろう。
こうして話している間にも、階段を下りた直ぐに立っているせいで、昇降口から校舎内に入ってくる亡者達に何度も何度もぶつかられている。
だけど僕達には害はない。空気の様にすり抜けて、彼等は階段を上がっていった。
「さっき制服を着てもらったのはこの為だよ。これを着ているなら、僕等は彼等の学友だ。……そもそも、この亡者達に高等な認識能力があるかどうかは分からないけれど。無いなら無いで襲われる心配も無い。多分、彼等には他者に反応する機能は付いてないんだ」
「そう……なんですか?」
「うん、正直彼等はおまけかな。多分唯の被害者だよ。問題は……この後来るよ」
ランを抱き寄せて防火扉の陰に隠れる。
「……え、ちょ、マ、マスター?」
「静かに。……ほら、明らかな異常者が来るよ」
どこか頬を赤らめたランの視線を指差した方へ誘導すると、彼女の瞳孔が大きく開かれた。
「どうしたんだい? 君が求めてた、普通の生徒だよ?」
「ついさっき異常者って言ったじゃないですか……」
うん、と肯定する。普通だから異常なんだ、ここでは。
僕とランの視線の先。登校する普通の異常者。普通の輪郭を持った、普通の女生徒。
肩口で切り揃えられた髪色は金髪。同じ色の瞳。派手な化粧はしていないけれど、基になった学園では化粧は禁止なのでおよそ品行方正とは言えない。纏っている雰囲気も怒っているように刺々しい。有体に言えば近寄り難い。
身長はあまり大きくないけれど、ランよりは大きいだろう。百六十と少しかな。
彼女は僕達に気付く事はなく、のそのそとした気怠げな歩調で階段を上っていく。とにかく、あれが一人目。
「……あれって」
「次、来るよ」
言った矢先、次なる異常者が登校した。
次も女生徒だった。軽くウェーブが掛かった茶色の髪は背中まで伸びていた。
背丈はランよりも小さい。ぎりぎり百五十あるかないか。垂れ目がちな黒い瞳と相まって、本当に幼い印象を受ける。
ほわほわ。にこにこ。そんな表現をすれば聞こえがいいけど、見る人が見ればきっと苛立ちを感じてしまうのかもしれない。
彼女は小さな歩幅を繰り返し、階段を上っていく。一年生の教室は一階にあるから、あんな容姿でも一応二年生以上ではあるんだろう。
その背中に幼さに似合わない哀愁を感じたのは、僕の気のせいだろうか。
「……まだ居るんですか?」
「あと一人かな。少し待つよ」
最後の一人は少し登校時間が遅い。別に遅刻魔というわけではないんだけど。
そうして暫くぼやけた輪郭を眺めていると、漸く現れたはっきりしたシルエット。
ラストは男子生徒だった。当然今までの生徒よりは背が高い。僕より高いな。百七十後半か。
イメージ上の野球部みたいな坊主だ。ガタイはいいし、歩幅もしっかりしている。今までの二人よりも断然早く、階段を駆け上がっていった。
他の二人よりは随分と楽しそうだった。登校する事に対して、何か楽しみを感じているのだろうか。
「今のが、最後なんですよね?」
「そうだよ。ごめんね、狭かったでしょ」
ランを開放して、僕達は防火扉の陰から出る。
思ったよりランは距離を離さなかったけれど、まだ緊張しているのかな。
「あの三人が僕がこの二週間の間に見た異常者達だ。あとは幾ら昇降口を張っていても、登校も下校もしなかった」
「二週間? あたしを召喚するより前に、マスターは二週間もここに潜入してたんですか?」
「……うん、そうだよ。君を召喚するのに都合がいい日時まで大分時間があったからね。危険が及ばない範囲で調べられる事は予め調べておきたかったから」
僕は目を伏せてランの視線から逃れる。理由を並べたおかげか、ランも特に追及はしてこなかった。
「あの三人の行先も分かってる。ちゃんとコンタクトを取れるのは放課後になってからだ。一度空き教室に戻ろう。ここの放課後は直ぐ来るけどね」
僕達は他の亡者達と同じように階段を上り、三階を目指す。
――――安堵からだろう。空き教室に戻って扉を閉めると、少し息が漏れた。
分かっていた事だ。彼女はここには登校しない。だから僕は、もう思い出す必要なんてない。忘れなければ、それでいいのだから。
人物メモ
魔術師。眼鏡を掛ける事によって人格をスイッチする。冷静でいたい亡者の学園では大体眼鏡。
ランを召喚する二週間前から亡者の学園に潜入し、異常者達を見つけていた。
ランチ
お昼代の精霊。イメージによって服装を変える事が可能。現時点で出来るのはローブと制服。多分それ以外は出来ないだろう。
身長は百五十半ば――――五メートルです!
一人目の異常者
女生徒。肩口で切り揃えた金色の髪。金色の瞳。近寄り難い雰囲気を持つ。
身長は百六十と少し。
二人目の異常者
女生徒。ウェーブが掛かった背中までの茶髪と垂れ目な黒い瞳のおかげで、ほんわか全開している。
背丈はぎりぎり百五十と予想。
三人目の異常者
男子生徒。青春楽しんでそうな坊主。多分爽やかだと思う。
ガタイは俺よりいい、俺より身長高い。百七十後半ぐらい。