「さて、調査相手の面も拝んだ事だし。休憩がてら状況を整理するか」
眼鏡を外した俺は、椅子に座りながら普段通りの口調でランに語り掛ける。
一応の安全地帯に戻ってきたランは緊張が解けたのか、俺と同じように椅子に座って一度大きく深呼吸をしてから頷いた。
「ここは亡者の学園。あたし達が居た校舎とは別の……時間の歪み? みたいな奴の間だけ、変わってる場所なんですよね?」
「そうだ。何かしらの理由で“結界”と化してしまった場所は、時間の流れが変わる。それを一日の切り替わりに世界がリセットしようとする時に起きる歪み。それが今だ。その間だけ、ここの“結界”の特色は色濃く出る。強化されるっていう表現が分かり易いか」
「そっか……普段から“結界”が強く作動してたら、昼間から亡者の大パレードですもんね」
「当たり」と褒めてやれば、ランはガッツポーズを取ってどや顔を決めていた。うん、まぁそれで機嫌がよくなるならそれでいいや。
上機嫌なランはそのまま話を聞いてくれるようだ。二日目にしてランの扱い方が分かってきた感がある。
「いいか、“結界”には二種類の用途がある。一つは中に入れない為の“結界”。もう一つは外に出さない為の“結界”」
「今回は外に出さない為、ですよね。皆真面目に登校しているのがその証拠ですもの!」
登校しているのは別の理由だが、下校してはいないのだから合ってはいるだろうか。
とりあえず褒めておこう。恐らくランは理屈ではなくニュアンスで理解するタイプだ。
「すげぇすげぇ。俺が契約した精霊はあったまいいー」
「馬鹿にしてますよねぇ!?」
駄目だ。ランの扱い方が分からなくなった。この子難しい。
ぎゃーぎゃーと俺へのクレームで騒ぐランを無視して、話を続ける事にした。
「世界の帳尻合わせが完了すれば歪みは消え、当然“結界”は弱くなる。それが亡者達の下校の合図だ。亡者達を縛るものは無くなり、世界から溶けるように、次の登校までさようならだ」
「……本当に学園生活を送ってるみたいですね。他者に反応する機能がないってマスターは言ってましたけれど、集団生活を送る際の支障は出ないんでしょうか。亡者達って、一つの年代から集められてたりしないんですよね?」
ランは時折勘が鋭い。着眼点としては百点満点だ。
「いいや。容姿があるあの三人は分からないけれど、薄緑の輪郭達は多分一つの年代から集められている。それもご丁寧に、本当にこの学園に通ってた連中さ」
全員が全員、制服だけははっきりと着用していた。
それはあの制服が、自らの身分を示す共通認識であるという証明に他ならない。
ランは驚きを隠さずに大きな声で、「ええ、そうなんですか!?」と叫んでいた。リアクション好きだなこいつ。
「でも、あんな数の霊達をどうやって……」
「都合よく集合してる場所があるのさ。……この学園は、百四十年前に一度大事故を起こして大量の死者を出しているからな」
言葉を聞いたランの血の気が引いていく。この事実を唯当たり前だと思ってしまっている俺の感性は、やはりずれているんだと再認識した。
「中庭に、桜の木に囲まれた慰霊塔がある。肉体が朽ちて乖離した魂の拠り所と化しているシンボルがな。あれは百四十年前の事故で亡くなった人間を弔う為に建てられた。別にこっち側じゃなくても、夜に行けば適性次第で見えるんじゃないか?」
一応俺はかなり朧気だが見える。
拠り所と化している慰霊塔の周囲限定で、尚且つ霊が活発になる日付が変わった辺りの時間帯限定だが。
「それはそうかもしれませんけど……そんな大事故を起こして、どうしてこの学園は続いているんですか?」
問われて、思わず笑い声が漏れてしまう。
こういった不祥事が起きて、それでも世の中が回っていく理由なんて、一つしかないじゃないか。
「揉み消されたのさ。さて、昨日俺と契約したばかりのランが知っている中で、これ程の不祥事を揉み消せる組織はどれだったでしょう?」
「……魔術、協会」
絞り出された答えには、称賛を送るべきだろう。
「厳密には“制隠協会”。ある粛清をする為に彼等は大勢の人間を巻き込んだ。大事故に偽装してな。そしてそれを揉み消す為に、関係者各位へ根回しした。暗示やら脅迫やらのおかげであの慰霊塔はどうして建てられたのか、今じゃ知らない人間の方が圧倒的多数だろ」
そして知っている人間は協会の関係者。知られて困る事も無い。
あまりにも衝撃的な内容だったのか、ランは俯いて黙りこくってしまっていた。
関係ない事を教えてしまっただろうか。これからのモチベーションに関わると困るな、と思っている辺り、俺も残酷なのだろう。
どう言葉を掛けてやるべきか、なんて打算的な事を考えてしまう。そして答えが出ない内に、ランは力強く前――俺の方を向いた。
「マスター。絶対にこの事件、解決しましょうね!」
――――この真っ直ぐな言葉は、ランチという精霊そのものを表しているのだろう。
他者を想い、死者を悼む。そんな人としての当たり前の感性を、ランは持っているのだ。
「……俺達の目的を言う手間が省けたな。助かるよ、ラン」
“制隠協会”から“執行者”である俺に課せられた任務。
この学園で起きている異常事態を解決する事。あまりにも曖昧だけど、きっと俺にしか出来ないと思われたからこそ、俺へ送られた任務。
「ゴールがどこかは分からないぜ。ともすれば、お前が見たくない現実が、この悪夢みたいな世界に転がっているかもしれない。それでもいいのか?」
――――問えば、答えが返ってくるまでの時間は一瞬にも満たなかった。
「構いません! あたしはきっと真実が怖いです。それでも、真実から目を背けていく事の方が怖いですから!」
力強く、どこか懐かしい、真っ直ぐな言葉だ。上等だ。その言葉を信じよう。
たとえ俺達にどんな結末が待っていようとも、俺達は二人でこの事態を解決する。
そろそろこの学園の放課後が始まる。休憩はもう終わりだ。俺達は立ち上がり、空き教室から出ていく。
出れば直ぐに薄緑の輪郭達が廊下を歩いている姿が見えた。亡者達が教室として使っている部屋のドアからも次々に透過して廊下に出てきている。
「シュールですね……」
さっきの決意に満ちた表情はどこへやら、気を抜けた感想と表情を晒すラン。こちらへ何もしてこない以上、見慣れるとそう思ってしまうのも無理はない。俺ももうこいつ等を殆ど警戒していない。
そもそも輪郭達には用はない。俺達が怪しいと睨んでいるのは容姿ありの三人だ。
「誰から行くんですか?」
俺の隣を歩くランが、こちらを上目遣いで見ながら訊いてくる。
俺は眼鏡を掛けて思考をスイッチさせて――――ランの問いに答えた。
「登校してきた順にしようか。先ずは近寄り難い金髪金目の女生徒からかな」
「う……そうですか」
「何? 苦手なの?」
苦々しい表情をしたランに問うと、そういう事ではないと否定される。
「明らかに平和な会話が出来そうな雰囲気を纏ってない気がして……荒事になるんでしょうか」
「大丈夫、荒事だったら僕がやる。……ランはそういうの、気にしないでいいから」
ここに居るような霊体相手なら、一方的にアンフェアな戦いを強いられる事は無い。
元々戦闘は専門外ではあるけれど、“属性”も合わさって霊体や呪い相手なら僕は滅法強かった。
「マスター……! 結局、人でなし気質は変わらないんですね……」
僕の気遣いに感動してくれたのかと思ったら、僕の本質に呆れただけだった。
眼鏡を掛けていようがどうだろうが、僕という人間が変わった訳ではないのだから当然の事なのに。
「場所は家庭科室だよ。特別棟の一階だね。教室棟から渡り廊下を渡って特別棟に行く必要があるけど」
「おぉ……そういえば、日中はマスターが教室から微動だにしなかったせいで全然分かりませんでしたが、登校する際にもう一つ校舎がありましたね!」
僕の日中の様子はさておき、ランの言う通りだ。
コンピューター室、図書室、職員室、生物室、美術室。俗に言う選択授業に使う教室等が集まっている棟。それが特別棟だ。
先程言った通り、特別棟に行くには渡り廊下を渡らなければならない。渡り廊下は二階にしかないので、一度二階に降りる必要がある。
ランと一緒に二階に下り、渡り廊下を歩く。薄緑の輪郭達も闊歩しているけれど、無視していれば背景と変わりない。
――――渡り廊下の途中。廊下の窓から中庭一帯を見渡せるその場所に差し掛かった時、ランが窓際に張り付いた。
「どうしたの?」
「どうしたのって……マスター! 見てください!」
ランが窓の外を指差す。促されるまま指差した方を見ると、さっき話した慰霊塔が建てられている中庭が見えた。
「何かおかしい事でもあった?」
「おかしいって……おかしいですよ! 今は九月ですよ!? なのに――――なんで!」
精霊の叫びが廊下に響く。
「何で桜が咲いているんですか!?」
慰霊塔を囲い彩る桃色の暖簾。たったの一本を除き、春になれば壮観な景色を見せてくれる枝垂桜が、四月と変わらぬ顔を見せていた。
一面の夜桜は確かに圧巻だけれど、それでも現実の光景とは違って見える。――――その全てが誤魔化しに思えて、酷く醜い。
「さぁね。ここに理屈を求める方が野暮なんじゃない?」
「時間の歪みどころか、時空が捻じ曲がってませんか……?」
「そうかもね。今は先に行こう。もう放課後だ、そんなに時間は残されてないからね」
ランの背中を叩いて、先を促す。
廊下を渡りきれば直ぐに階段がある。階段を下って右に曲がり、進み続けた突き当りが家庭科室だ。
家庭科室のドアの前に辿り着いた僕とランは、お互いに顔を見合わせる。
準備はいいかな、と声に出さずに確認すると、腹を決めたようにゆっくりと頷かれた。
ドアに手を掛け、ゆっくりと力を籠め――――籠め……?
「開かない……?」
扉はしっかりと施錠されていた。幾ら力を籠めてもびくともしない。
確かに潜入した事がないからここの施錠は確認してなかったけれど。唯の亡者がそんな知恵を回すだろうか。
僕の様子に気付いたのか、ランは左手で僕の手を取ってドアから離す。そして右手でドアの鍵穴に触れ、何かを念じていた。
――――何かが解けた、小さな音がした。
ランはこちらを上目遣いで見て、僕を促した。
僕は頷いて、今度こそドアを開ける。まるで暖簾を押すように、動かした感覚が無い程軽やかに開いた。
「……家庭科室、か」
飛び込んできた光景を、場所の名前を呟いて納得させる。
規則正しく並んだ、九つの小さなキッチン。教室の前面には教師が使う為に一際大きなキッチン。背後の壁には黒板が設置されている。教室の四方を囲む壁には栄養素のポスターやら、簡単なレシピなどが所々に貼られていた。
けどどこか、違和感がある。騙し絵の様に、深く考えなければ受け入れられるような小さな違和感が。
ランも同じように辺りを見回していた。だけど、その違和感が何なのか分からないまま状況は変わっていく。
「――――何、あんた達。鍵を掛けてたのに、どうやって」
声を、掛けられた。警戒心を孕んだ女の声だ。
僕とランは声の先を見る。――――居た。存在していた。
登校した容姿がある三人の一人、獅子の様に刺々しい雰囲気を纏った、金髪の女生徒。
その女生徒が退屈そうに胡坐を掻いて椅子に座りながら、家庭科室の奥で林檎を剥いていた。
「マスター。あの人が……」
目線だけをこちらに向けたランに頷いて答える。
こちらをじとっと睨み付けて警戒している女生徒からは目を逸らさない。
「こっちの質問に答えてよ。あんた達は何なのよ。何しに来たわけ?」
「えっと……あたし達は――――」
「僕達は君と友達になりに来たんだ。ね、ラン」
「ひゃい!?」
ランに同意を求めると激しく動揺していた。アドリブ苦手だなぁ、この精霊。
ランの動揺からなのか、それともこの空間の異様さを構わず友達になりに来たと告げたせいなのか、女生徒は訝しげだ。
「友達ぃ? あほくさ。あんたここがどこだか分かってるの? どいつもこいつも緑色ののっぺらぼうのもやもやばっかよ。真面な外面の奴はあと二人だけ。そいつ等も中身まで真面だかは知らないけれど」
「それって、小さな女生徒と大きな男子の事?」
「そうそう。何だ、知ってるのね」
共通の話題のおかげで少しだけ緊張が緩んだ。
話題の接ぎ穂が見つかった。畳み掛けるなら今だろう。
「僕達もこんな場所に来て困ってるんだ。僕は
「本当の名前はランチって言います! よ、よろしくお願いしますっ!」
がっちがちに緊張していたランの背中を叩くと、ランは全力で頭を下げた。
あれ、もしかしてこの精霊結構人見知りなのかな。僕の前だとあれだけ自由なのに。
召喚した当日は大分おちゃらけてた気がするけれど、あれはあれで本人の緊張の表れだったのかもしれない。一日で慣れられるのも何か癪なんだけど。
「まだよろしくするとは決めてないけれど。……まぁ、座ったら? 椅子なら腐る程あるんだし」
彼女は立ち上がって自らが座っていた椅子を蹴り飛ばしてキッチンの一つに寄せた後、どかりと座った。
僕達も一つずつ椅子を持って、彼女が座ったキッチンの方へ持っていって座る。
彼女は相変わらず林檎を剥いていた。知らぬ間に手元には林檎の入った籠が置いてあった。
「えーっと、そっちが深花で、そっちがランチね。憶えるのめんどくさいわ。花と昼飯でいい?」
「いいよ」
「いいんですか!? ぐ、ぬぬ……まぁ、あたしも、いいです」
どう呼ばれるかなんて別にどうだっていい。ここは向こうの言う通りにしておけばよさそうだ。
ランの方はものすっごく嫌そうだけど、何とか我慢していた。
「君の名前は?」
「あー……憶えてない。と言うか、名前なんかないわ。私の外側に付いたラベルなんて意味無いわけだし」
「そうなんだ。確かに意味無いよね」
適当に話を合わせつつ、次の会話を促す。
『外側』、そして『ラベル』。魔術師ではないけれど、随分と人を斜めに見た表現を使う。
僕達が一応は話を聞いてくれる存在だと理解したのか、気を良くしたように彼女は提案をしてきた。
「そうだ。あんた達が付けてよ、名前。私もあんた達に付けたんだから、それでお相子。どう?」
ひっ、と悪戯っぽく笑う彼女の名前。
自由に付けていいとしたら、僕には一つしか思いつかなかった。
「……ジャックナイフ」
「……へぇ」
僕の言葉に、彼女の口元がにやりと歪んだ。
ずっと感じていた違和感。彼女が林檎を剥く為に使っていた刃物。キッチンに備え付けられている包丁差しに差さっている刃物。全部が全部包丁じゃない。ナイフだった。それも折り畳めるフォールディングナイフ。俗に言うジャックナイフだった。
そんな皮肉を込めて呼んだ名前を、彼女は甚く気に入ってくれたようだ。
「あぁ、いいわぁ。ジャックナイフ。最高よ。堪らないわ。刺々しい。危ない。あぁ、私は私! ジャックナイフ! 触れる者全てを傷付ける刃物! ひっくり返したその先は、何て幸福なのかしら!」
「マスター……」
ちらりとこちらを見たランに頷く。
大分興奮した様子だ。気になる言葉も言っている。
ジャックナイフは興奮しながらも器用に林檎を剥き、やがて八つに分けたそれをキッチンの引き出しから出した皿に置いた。
随分と綺麗に剥けている。本当に皮だけを剥いて、林檎の身は殆ど削れておらず、まん丸だった。
「剥けたわ。さぁ、食べて」
大丈夫。僕は如何なるものにも干渉されない。自らの“属性”を強く意識して、干渉への耐性を高めていく。
差し出された皿に乗った林檎を、僕達は言われるがままに手に取り、口に運ぶ。
――――味がしない。当然だ。きっとこの時間の物質は何一つ現実じゃない。
……と思ったのだけど。
「うわ、この林檎美味しいですね!」
ランには大分受けていた。もしかしてこれ魔力で出来てるのかな? 魔力は複雑な実体化の手順を踏まないと、こんな風に触れない筈なのに。
ジャックナイフは振れ幅が凄い性格なのか、僕とランが林檎を食べている内に落ち着きを取り戻してくれた。
味のしない林檎を呑み込んで、僕は話を続ける。
「それで、ジャックナイフはどうやってこの学園に?」
「どうしてって……登校したからだけど?」
「登校って、どこから?」
その言葉に、ジャックナイフは訝し気に僕を見た。
睨み付ける様なその目付きの鋭さは、文字通りナイフの様だ。
「そんなの家からに決まってるじゃない。そっちこそどうして態々そんな事を訊くの?」
「僕達もそうだから。似た者同士かな?」
適当に言ってお茶を濁すと、ジャックナイフは誤魔化されてくれた。
「家から来たんですねぇ。私もですー」
ランは暫く黙っていた方がいいのかもしれない。
「それで、家庭科室でジャックナイフは何してるのかな」
「林檎を剥いてる。それだけ」
「あ、林檎おかわりいいですか?」
ランはもう調査する気が無かった。ジャックナイフが気前良く渡してくれた林檎を食べ始めている。
この分なら明日はお昼代渡さなくていいかな。
「それだけなの?」
「それだけよ。それだけで十分。私はここで何かをしたいわけじゃない。私でありたいだけだから。珍しくのっぺらぼうじゃないのに会ったから話をしてみたけれど、もうそろそろ退屈ね」
ジャックナイフは話は終わりだ、とばかりに新しい林檎を取り出して剥きだした。
この当たりが潮時か。無理に居座って機嫌を損ねる事もないだろう。林檎を無我夢中で食べてるランの肩を叩いて立ち上がる。
ランは慌てて立ち上がったせいで林檎を喉に詰まらせていた。何してるんだろう、こいつ。
「邪魔したね、ジャックナイフ。また来てもいいかな」
「私の機嫌が良かったら。悪かったら……人を剥いてみるのもいいかもね」
その言葉は多分本気だった。現実にならない事を祈るばかりだ。
まだどうにかしていい存在かどうかも分からない。襲われれば、どうにかしなくてはいけなくなる。
咽てごろごろしているランを担いで、僕達は家庭科室を後にした。
人物メモ
俺。魔術師。
百四十年前の大事故を知っていた。
ランチ
俺が明日の昼飯代で契約した精霊。
鍵を開けられるのは確かなようだ。あと少し人見知りなのと調査に関しては役に立たない事が判明――――林檎美味しかったです!
ジャックナイフ
俺命名。元々は名前がなかった。亡者の学園の家庭科室で林檎を剥いていた。
テンションの浮き沈みが激しい。だけど意外と若干女性口調だった。
ジャックナイフを使って林檎を剥くのはめっちゃ上手い。ただし林檎は味がしない。