デートアルケミスト   作:+無音+

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三行あらすじ

・十香さん激おこ
・士道顔グシャ(ザマァ
・やっぱりきなこパンは美味しいな!


久しぶりの投稿…そして、戦闘ががが


第九話 AST

四糸乃のパペットも戻り、十香の機嫌も直った今。

俺はこの後の事を考える。

帰ろうにも外にいるASTが、彼女等が居なくなる時は精霊である四糸乃を討伐するか、ロストするかの二つ。

前者は駄目、後者は何時になるかわからん。

さて、どうするか?

 

「士道君、君に問題だ」

 

「なんだ?急に」

 

「外にはAST、彼女等が帰ってくれないと我々はここから出られない。どうする?」

 

「え、いやいきなり言われても」

 

「彼女がロストするのを待つ?先にASTが突撃してくるかもしれない。なら、ASTに四糸乃を差し出すか?」

 

「なっ!?」

 

俺の言葉に士道は、驚きを顔に表しすぐに怒りへと変わる。四糸乃もビクッと身体を震わして士道の後ろに隠れてしまう。

 

「冗談だ。だが、何か行動しなければいけない。時間は有限だから」

 

士道は悩み、インカムの向こうにいる〈フラクシナス〉にも案はないかと聞いているだろう。

確かに、〈フラクシナス〉には転送装置がある。だが、それは頭上に障害物がないことと、〈フラクシナス〉が転送する相手の真上に居なければならない。

二つ目は問題ないだろう。問題は一つ目だ。

頭上に障害物がなく、ASTに姿を見られない場所。そんなところがこのデパートにあるだろうか?

デパートの周りには何十人のASTが囲っている。これでも少ないほうらしいが。

外に出れば一発で見つかってしまうだろう。

 

「士道君、君に選択肢をあげよう」

 

「選択肢?」

 

「一つ、四糸乃がロストするのを待つ。

二つ、四糸乃を彼女等に渡す」

 

これは先ほども言ったのと同じだ。士道は、睨み付けてくるが俺はすぐに溜めていた言葉を吐き出す。

 

「三つ、誰かに頼るか」

 

最後の選択肢を聞いた士道は、呆けた顔をする。

 

「誰かに?」

 

「そう、誰かにだ」

 

「だけど、フラクシナスは動けない。十香の霊力は封印されて…」

 

俺は士道の呟きを聞いて、深い溜め息をはく

 

「やはり、君の目は節穴なのだろうか。だから何時までも士道は士道なのだよ」

 

「いや、意味わからんし」

 

バカにされた士道はムッとした顔で文句を言う。

 

「さて、頭の悪い士道君に大ヒントだ。ここには有り得ないことを平然と可能にしてしまう存在がいる。さて、それは一体だれでしょう?」

 

「そりゃ…え?」

 

「もしかしてわからないのかなぁ。なら、私は帰るとしようかな」

 

「ま、待て待て待て!!それは本当なのか?」

 

俺は士道の問いにニヤリと笑う。

 

「勿論、本当だ」

 

「なら、」

 

「ああ、条件付きだけどね」

 

「へ?」

 

「まさか、無料で助けるとでも思ってたのかな?残念っ!そんなに世界は甘くない」

 

「…」

 

「ま、私は甘いけど」

 

「は?」

 

「君たちを助けてあげよう」

 

驚きの声を上げる士道。え、何?まさか、助けないとか思った?それとも無理難題でも言われるとかかな?

そんな士道を無視して俺は壁に近づき、手を触れる。

 

「さて、士道君。一つ言わせてもらえないだろうか?」

 

壁に青い稲妻が走り、形を変えていく。

稲妻が止むと、壁があった場所には豪邸にでも使われていそうな扉へと変わっていた。

 

「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」

 

フードの中でどや顔を士道へと見せる。

 

「…因みにそれ、死亡フラグだぞ」

 

「勿論、知っているよ。この私があんな戦闘力5以上あるであろう奴等に負けるとでも?」

 

「もう、はよ行けよ」

 

疲れたのか士道のツッコミが適当になってきたな。そろそろ行くか。

俺は扉を開き、空を見上げる。

空は相変わらずの雲が広がり、雨を降らしている。

その中を飛び回っている機械を纏っている魔術師。

 

「さあ、私だけの錬金を始めようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待機しているASTは、突然デパートの壁から青い稲妻が放つのに驚くが隊長の日下部 燎子がすぐに指示を出し警戒する。

青い稲妻はすぐに収まると、そこには豪華な扉へと変わっていた。ASTが疑問に思う因りも先にその扉はゆっくりと開かれる。

そこにいたのは真っ黒なローブを来た人物だった。

精霊であるハーミットはあんな姿はしていなかった。では、一体あれは何なのか。疑問が頭を埋めていく中、黒いローブは動き出す。

下げていた手をこちらに向けるとまたあの青い稲妻が周囲に現れる。空中に漂う青い稲妻は、あるものを生み出す。

 

それは、剣だ。

 

なんの装飾もないただの剣。それが黒いローブの周りに青い稲妻と共に現れていく。

ASTは突然のことに驚くが、一つの答えが思い付く。

 

まさか、アレは精霊?

 

理解したときには遅かった。こちらを向けていた手は下ろされていた。

現れた剣は、意思があるかのように空を切り裂き、こちらに向かってくる。

燎子は、指示を出しかわすが何人かはその剣に当たってしまうが、甲高い音を出して防がれる。ASTが纏っているCR-ユニットは随意領域テリトリーと言うものを展開している。ある程度の攻撃は防げる。

ASTは直ぐに持っている武器で反撃をする。

弾の弾幕が黒いローブへと撃たれるが、周囲にバリアのような膜で塞がれ効果はない。

 

「くっ!やはり精霊なのね」

 

燎子は、新たに現れた精霊に歯噛みする。

しばらく攻撃を受けていた黒いローブは床を踵で鳴らすと床が持ち上がるように上へと上げる。

攻撃を受けながら上へと移動する黒いローブは、デパートの屋上で降り、床に脚が付く瞬間またあの青い稲妻が走り、今度は様々な武器が出てくる。

剣、槍、斧、刀。種類はさまざまだ。数も倍近く多くなってる。

それが一斉に射出される。

同じように武器で撃ち落としていくが、落としきれずASTの一人に当たる。

 

瞬間、眩い光を発し爆発する。

 

何が起こったのか周りのASTがそちらを向いてしまう。その隙は見逃さず、集中して武器を向かわせる。

爆発がいくつも起こり、何人かに当たったことを知らせる。

何故、いきなり爆発したのか?燎子は、他の隊員が武器に当たる瞬間をよく思い出す。

 

「まさか、随意領域だけに反応して?!一体どうすれば」

 

「私が行く」

 

「折紙!?」

 

白い髪の、折紙と呼ばれた少女は、スラスターを吹かし武器と弾が飛び交う中を進んでいく。

向かってくる武器は銃で撃ち落とし、撃ち漏らしたものは剣で切り裂いていく。

その様子を見た黒いローブは内心焦りながら武器を作り、少女に向けていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(うおおおおおお!?こっち向かってきてるぅ?!)

 

灯夜は冷や汗だらだらにしながら向かってくる折紙に武器を撃ち込んでいく。だが、折紙は所持している銃や剣を使って全て撃ち落とされ距離を積めてくる。

そして、次第に錬成が間に合わず気付けば目の前に来て、持っているレーザーソードらしきものを俺に…ってあぶねぇぇ!

すんでのところで一応持っていた剣で受け止める。

因みに受け止めたのは偶然である。

 

「おや、これは可愛いらしいお嬢さんが来てくれたようだ」

 

余裕そうに見せてるが緊張で出てきた手汗で滑っていつ剣を落とすか内心心配である。

 

「貴方、何者?」

 

「初対面なのに行きなり私の事を聞きたいなんて、さては君は私のファンかな?」

 

「ハーミット以外の霊力は観測されていない。なのに精霊のような力を使う貴方は一体なに?」

 

ギリギリと押し合う武器が音を響かせる。

力は互角か?

 

「ふふ。なに、私はただの錬金術師だ、よっ!」

 

俺はさらに力を込め、武器を弾き後ろへと飛び距離をとる。

 

「錬金術師?」

 

「そう。石を金へと変えたりホムンクルスを造ったりなどのだ」

 

試しに持っていた剣を槍へと変えて見せる。

 

「…貴方の目的は?」

 

「なに、少しこの場を任されただけだよ」

 

「任された?」

 

折紙はなにか含みがある言葉に訝しげにする。

 

「そろそろ、良いだろうか。さて、申し訳ないがお別れの時間だお嬢さん」

 

「っ!まっ!?」

 

逃げる黒いローブを捕まえようと足を前に出すと何かにぶつかり、爆音とともに視界が白く塗り潰される。

そこで折紙の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折紙の足元に閃光弾と音爆弾を仕掛けた灯夜は、デパートの中を走っていた。爆発と共に直ぐ様錬金で床に穴を開け、その場を逃げたのだ。

いつ仕掛けたのか、それは剣を槍へと変えたときだ。槍へと意識を向けさせ、足元に閃光弾を錬金しておいたのだ。材料はあっちこっちに落ちている弾や瓦礫を使っておいた。例え、別方向から来たとしてもそれを踏めば起爆するようにと。

しばらく走っていた灯夜は、一階まで降りると回りに誰もいないことを確認してその場に座り込む。

 

「あー!すっげぇ緊張したっ」

 

フードを取り、錬成で作った団扇を扇ぎながら水を出す。

 

「こんなこと二度とやらねぇ、やりたくない。カッコつけなければよかった」

 

今さら自分がやったことを悔しながら水をごくごくと飲んでいく。

 

「まあ、でも錬金で随意領域に反応して爆発する武器を造れるかを検証できた」

 

さっきの爆発は前から考えていたAST対策の一つだ。

初めはASTの武装を分解しようとしたが何かに阻まれて出来なかった為、先ほどの錬成での攻撃となった。多分、阻まれたのは随意領域のせいだろう。

造った武器に随意領域だけに反応して爆発するように仕掛けが施してある。

効果はあったようだが、折紙には効かないようだ。

折紙に効かないとなるとあの最強の魔術師もだろうなぁ。こりゃ、帰ったら考え直しか?でも、牽制には使えるから…これ以上は帰ってからにするか。

てか、士道たちちゃんと逃げれたのか?四糸乃はロストしたと考えて…あ。

パペット無くしてないから士道が折紙の家にいくイベントが無くなるじゃん!パペットを落とさないと結構流れが変わるぞこれ。

 

と、とりあえず四糸乃の封印をどうするかだ。パペットを無くしたことでよしのんと言う人格から本来の人格である四糸乃に移って、令音が四糸乃をモニタリングした結果を見てー、二つ人格があるってことがわかってー……

 

「帰って寝よ」

 

とうやは かんがえるのを やめた!

 

何とかなるでしょ、いや何とかするだろ…士道が。

最後は士道に丸投げな灯夜だった。

 

 

 

 




えー、デートアルケミスト九話を投稿したのですが…
投稿遅れて申し訳ありません!!
前の投稿から気付けば5ヶ月…あれから指が進まず、少し書いてはやめて書いてはやめての繰り返しで今になってやっと投稿。
本当にお待たせしました。
こんな放置していた小説に感想をくれて待ってくれた人たちに感謝しながらこれを書いてます。
次の投稿は、何時になるか解りませんが出来るだけ早く投稿していきたいと思っております。

次回は、オリ主と四糸乃の絡みなどを考えてます。
戦闘はその次になるかな?

※2017/4/25
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