・ベツニ,アレヲタオシテシマッテモk(ry
・こっち来たあぁぁぁ!!
・二度とやらない……
今回は組織のほうを書いてみました。
最後はあの方を・・・
新たに現れた精霊との戦闘後のASTは、本部へと帰還し今回現れた黒いローブについての報告書に燎子は驚愕していた。
「霊力の反応がない?まさか、ならあれは一体なんなのよ」
精霊だけでも手が一杯な上に、正体不明の出現。燎子の頭を悩まし、頭痛がしてきた。
「折紙、あの精霊モドキと何か話していたみたいだけど何か情報はないのかしら?」
隣にいた折紙に聞いた。
「あの黒いローブは、自分のことを錬金術師と言っていた」
「錬金術師、物質を金に変えたりの?」
こくりと頷き燎子の言葉を肯定する。
「精霊じゃなくて、錬金術師…ああ、この精霊の認識名も〈アルケミスト〉ってそう言う意味ね。確かに、あの光景を見れば納得がいくわね」
燎子は、黒いローブ―――〈アルケミスト〉が剣を作り出す光景を思い出した。
「しかも、この回収した剣だけど…これもまた意味がわからないわ」
報告書には〈アルケミスト〉が錬金したいくつかの武器の写真が載っており、それと同じ部分に幾つかの報告が書いてある。
「材質はよく見られる鉄等、だけど正体不明のエネルギーの痕跡が見受けられる…ねぇ?」
「霊力ではないの?」
「それなら、〈アルケミスト〉を精霊として討伐するよう、命令が上からくるはずよ」
それをしないと言うことはまだ会議しているか、それとも別の何かか。
「……」
「どうかしたの?」
神妙な顔をしている燎子に声をかける。
「…折紙、私はこの〈アルケミスト〉は精霊だと思っているわ」
「…何故?」
「前に一度、この天宮市は一度壊滅した、いやしていたといった方がいいかしら。貴女はそのときその影響で病院に運ばれていたからわからないだろうけど」
折紙は、突然巨大な音と衝撃で気を失っていたことを思い出す。
「それが、なにか関係あるの?」
「そうね、これを見れば解る筈よ」
鍵付きの引き出しから出された数枚の資料が机の上に置かれる。手に取り資料の内容を見ていく折紙はその目を見開く。
「赤い稲妻、黒い影の目撃」
資料には監視カメラと思われる画像が貼り付けられ、そこには荒れ果てた街に赤い雷鳴が光る天宮市と、黒い影の姿が映っていた。
「しかも、その時にすら霊力は観測されず別のエネルギーが観測されているわ」
「ならこの〈アルケミスト〉は…」
「ここまで規格外な存在、精霊だけでいいのに別のが出てくるなんて…はぁ」
燎子は持っていた報告書を机の上に放り投げ新たな問題に頭を抱える。
「とりあえず、今は上からの命令を待ちましょう。〈アルケミスト〉についてはそれからにしましょう」
そう言ってこの話を終わらせる。このまま考えても埒があかないからだろう。
折紙は持っている資料に視線を下ろし、写真を見る。
それは、街を赤い稲妻が覆い尽くすその写真を。
折紙が何を思いその写真を見ているかは、今はわからない。
場所は変わり、DEM社
DEMの社長であるアイザック・レイ・ペラム・ウェストコットは数枚の報告書を見て興味深そうに何度も読み返していた。
「アイク、どうかしたのでしょうか?」
「いやなに、面白い報告書が来てね。君も読んでみるかね?」
世界最強のウィザード、エレン・ミラ・メイザースは、アイザックから報告書を受け取り内容を見ると彼女も同じように目を見開いて驚く。
「こんなことがあり得るのですか?」
「実際にそれは起こっているよ、エレン」
そう言われても直ぐに信じられはしない。
彼らが見ているのは天宮市で起きた集団パニックの記事などが纏められたものだ。
「ですが、精霊ですら死者を生き返らせるなど」
「ふふ、だけど面白いと思わないかい?」
「…まさか、これも計画に入れると言いたいのですか?」
「そのまさかさ。もしこの存在が手に入れば我々の計画はさらに進むだろうと私は思うがね」
「確かに、このような規格外な存在であれば…ですが危険かと」
「それも確かだ。ならもう少し様子を見てから動くとしよう。だが、その時は頼んでもいいかい?最強の魔術師、エレン・ミラ・メイザース」
「安心してください、アイク。
相手が誰だろうと私は負けません。ましてや、物を作るだけの存在などに負けるなどあり得ません」
彼女の威圧的な雰囲気を見るにそうとう自信があるのはわかる。アイザックは、彼女を期待していると言い笑いながら手元に帰ってきた資料にまた視線を下ろす。
「有り得ないことを可能にする存在、まさに〈アルケミスト〉と言う名は相応しい。会えるのが楽しみだ」
アイザックはプレゼントを待つ子供のように心を踊らせながらそういった。
〈フラクシナス〉内部
「本当に何なのかしらあれは」
琴里は、幾つかの報告書を見ながらそう吐く。
霊力は観測されず、精霊と近い力を持っているナニか。
「〈アルケミスト〉は、シンとは友好的だと思うのだが」
隣にいる令音がいう。確かに、士道をからかっているが好感度はそこまで低くはない。
士道のことは気に入っているのだろう。
「チャンスはあるってこと、かしら?」
「なんとかシンには彼女をデートに誘えればあるいは」
いまだに灯夜のことを女性だと思っている二人。
「そうね、あとでいくつかのプランを見直して新しく考えていきましょう。もし、封印が無理でもラタトスクに入ってもらえば結果オーライよ」
あとで、士道には新しい訓練ギャルゲーをしてもらわないとね。
その時、士道はうすら寒いものを感じたが気のせいかと思い、気にしなかった。
後日、士道には魔法学校が舞台のギャルゲーをやる羽目となったのは言わなくてもわかるだろう。
因みに、魔法での戦闘などがあり、難易度はナイトメアとかなんとか。勿論、その戦闘で負けた場合は士道の恥ずかしい黒歴史が晒されるのであった。
灯夜の知らない場所でも物語は変わっていく。
〈AST〉、〈DEM〉、〈ラタトスク〉
三つの組織に相手に彼はどう進んでいくのか。
それは今はわからない。
「物語が変わっていく」
筒上の白い部屋で真っ赤に燃える紅の髪を持った少女が呟く。
その黄金の瞳はある世界を見ていた。黒いローブを来た錬金術師を見ていた。
彼女は、嬉しそうに目を細目て見ている。
何時だっただろうか、こんな気持ちになるのは。
ああ、彼に初めて会ったときからか。
その時の私はいつも恥ずかしそうにしていたが、そんな私を引っ張っていくのが彼だった。
いつも一緒だった。どんなときも一緒だった。だから知ってる。
彼が好きなものを知ってる。
彼が憧れていたものを知ってる。
彼が……好きだった子のことも知ってる
人は成長していくものだ。いつまでも子供ではない。
いつも一緒だった彼は私から離れていく。
幼い頃の彼は一緒だった私から離れていく。
何時からか私の中で彼は大切な存在となっていた。
そんな彼が私から離れていく、それはいい。私を覚えてくれているならそれで。
でも。
彼の横にいた知らない女の子がいるのは耐えられなかった。
偶然、私は何かの店の中で二人を見つけてしまった。
女の子と嬉しそうに話しながら照れ臭そうに頬を染めてそっぽ向く彼の姿は見ていられなかった。
私はその場から離れた。
【私の何かが音を立てる】
私は彼にその時の事を聞いた。何をしていたか、どうして一緒にいたのか。
彼は、何でもないといった。彼はあの子とは何にもないといった。
嘘、だってあの子と話すときのあの笑顔はいつも私に向けていたものだった。
【私のなにかが音を立てる】
私は、耐えられなかった。彼が何処かに行ってしまうのが。本当に私の元から離れて行ってしまうのが。
【私のなにかがオトヲタテル】
だから、しつこく聞く私に向けた彼の言葉が心に罅いた・・・。
「■■には関係ない」と。
【オトヲタテテ 壊れる】
そこからは覚えていない。思い出したくない。ただ取り返しのつかないことをやってしまった。それは解っている。
だから私が彼に会うこと事態、有り得なかった。でも、また会えた。今まで我慢してきた感情が溢れそうになった。普段しないようなミスをしてしまったり昔のように話してしまったが、私は楽しかった。本当に。
ふと、いつの間にか手を伸ばしそうになっている手を、片手で止める。
「私には見ていることしか出来ない。いや、それしかしちゃ駄目」
自分に言い聞かせるように、そう呟く。
彼を殺した・・・私には彼と一緒には……
天をも揺るがす煉獄の龍と呼ばれた少女は、ただただその黄金の瞳で世界を見ているだけだった。
今回は天龍ちゃんを出してみました。
灯夜と天龍ちゃんとの関係。一体ナニガアッタンダー
まあ、何書いているかわからない人は天龍ちゃんが嫉妬したって思ってくれれば。
まあ、次回は灯夜メインに戻ろうと思います。
※2017/4/25
では、感想アドバイスなどなど待ってます!