デートアルケミスト   作:+無音+

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【三行あらすじ】
・AST&DEM
・ラタトスク
・天龍ちゃん!


早めに投稿!



第十一話 お誘い

ASTとの戦闘の次の日。

灯夜は、昼近くに起きる。昨日そのまま寝たのかローブを来たまま頭は寝癖だらけとなっていた。

身体が汗でベタベタになっている事に気が付き、顔をしかめ直ぐにシャワーを浴びにいく。

 

シャワーを浴び終わり、新たなローブを来て開店前の一階へと降りると丁度朝食を準備し終えている黒執事が灯夜を待っていた。

 

「おはよう」

 

朝の挨拶をし、席に座って今日の朝食を見る。

メニューは、味噌汁に白ご飯に鮭の切り身。今日は和風で決めているらしい。

灯夜は朝食を食べながらこれからのことを考える。

 

四糸乃があの場を逃げ出さなかったと言うことはパペットを落とすイベントが無くなり、折紙がパペットを拾うことも士道が折紙の家に行くことも無くなった。

そして何より、四糸乃が氷のドームを形成することもなくなった。

 

転生そうそう原作崩壊を起こしてしまった灯夜は、この問題をどうするか頭を抱える。

 

あの後、四糸乃は隣界へとロストしたはず。原作なら、次の現界は今日となるが今となっては怪しいものだ。

たが、近い内に現界するのは確かだろう。一応、こちらの世界で空間震について調べたが、どうやら一回起これば日を跨いで数回起こるようだ。

原作でも、〈フラクシナス〉が十香の現界を予想していたので四糸乃の時も同じと見ていいだろう。

なら、また新たな空間震が起こるのを待ち、士道が四糸乃との接触を手伝えればそれで良い。

もし、それでなにか不都合・・・たとえば封印が出来ないのであれば、何かしらの手を考えないといけない。

具体的に、士道と四糸乃のデートプラン・・・なんで士道の為にそんなこと考えないといけないんだ?

 

 

考え事をしている内に、朝食を食べ終わり食器が黒執事に片付けられ変わりに食後のミルクティーが置かれていた。それを一口飲み、一息付く。

 

「あー、俺に封印能力があればなぁ」

 

あれば、〈ラタトスク〉と円滑に協力関係になったりするんだが。DEM社?捕まって解剖ルートまっしぐらです。

あのもやしっこー部長(笑)に会ったらすぐに逃げる。

俺の実力は、そこいらの精霊と比べるとかなり劣ると思っている。

いくら錬金術がチートでもそれを使う俺が扱いきれていない。

此処んとこはこれからの鍛錬しだいかな。

それに、昨日使った対ASTの攻撃。ある英霊の技をパク……参考にしたものだったが効果的面だ。まぁ、折紙さんには突破されましたがね!

一応、あれ以外にも案はあるが、形にならない。

 

もうこの際、約束されし勝利の剣(エクスカリバー)

でも錬成してブッ放つか?いや、まず創れるのか?それ以前に使用する魔力をどうするかだ。魔力は当てがあるが足りるかどうかはわからない。てか、

まあ、それに変わるものなら考えているけど……

 

とにかく、目標として四糸乃の封印が第一と考えておく。

 

これからの方針が決まった俺はまだ残っているミルクティーを飲み干し、早速行動を開始する。

まずは、士道と接触し四糸乃の現界に備えておこうか。

出掛けようとする俺の肩を誰かが叩く。

誰か、と言っても一人しかいないが。

 

「どうかしたか、黒執事」

 

呼び止めた黒執事は、出入口の方を指差し何かを知らせる。扉の窓から見える外の景色はポツポツと雨が降る姿を見せていた。

ああ、雨が降ってきたのか。それを知らせに?

黒執事は、首を振って俺の答を否定する。

なんだ、違うのか?

首をかしげる俺を放っておいて奥へと戻ってしまう。

一体なんなんだ?

 

と、そこで後ろからカランカランっと出入口の扉が開かれる合図のベルが鳴る。どうやら誰かが来店してきたようだ。

なるほど、これを知らせに来たのか。

だが、それなら俺を呼び止める程でもなさそうだか。

とりあえず、この店の店長として来店してきた客を迎えるために振り向き対応しようとする。

…よく思ったんだか全身黒ローブの人が店長って怪しくない?

そんな下らない考えは、来店してきた客の姿を見て吹き飛ぶ。

 

『やっほー、トウヤ君。また遊びに来ちゃたよー』

 

パクパクと動かすパペットを動かすレインコートのような服を着た葵い少女。

その少女は、昨日この世界に現界し俺がASTから逃がした精霊・四糸乃だった。

 

――なるほど、気が利く羊だこと。

 

苦笑いを浮かべながら来店してきた彼女の対応をする灯夜だった。

 

 

 

 

 

 

何故か店に来た四糸乃、よしのんを前に座っていた席に座らせ前の席に俺も座る。それと同時に黒執事が飲み物を持ってくる。

俺はアップルティー、よしのんはオレンジジュースだ。

因みに余談だが、この黒執事、店の開店後は白くなる。だからそのときは黒執事、ではなく白執事。言いづらい。

何故かは創り主である俺でもわからん。本人いわくイメチェンと言っている。

 

『いやぁー、急に来てビックリしたぁ?ごめんねぇ、どうしてもトウヤ君に昨日のお礼が言いたくてね』

 

揺らしながら喋るよしのん。なるほど、昨日のことのお礼を言う為だけにここに来たのか。と言うか現界するときに起きる空間震は?と思った人、精霊には静粛現界と言うものがあって空間震を起こさなくても現界できる方法があるのだー。

おっと、電波を受信したようだ。

 

「別に気にしなくていいさ。ちょっと彼女等に用があったから丁度よかった。それにあれくらいの戦力、大したことないよ」

 

と言って内心は折紙さんの特攻でビビりまくりでしたけど。

よしのんは、そんな俺の余裕な言葉に感心したような声をあげる。

 

『ほほうー、流石はトウヤ君ってことかしらぁ?でもぉ、お礼はちゃんと言っておくよ。ありがとうね!』

 

「気にしなくてもいいが…まあ、どういたしまして」

 

よしのんからは見えないが、フードの中の顔は言われ慣れていないのか少し赤くしている灯夜だった。

 

『んでねぇ?お礼はこれだけじゃないないのよ』

 

「…どう言うことだ?」

 

灯夜は訝しげによしのんを見る。

よしのんはケラケラと笑うように揺らしながら言う。

 

『大したことじゃないけどぉ、よしのんとデートしてあげるって言うのはどうかな?』

 

「……」

 

…いや、正直予想外な事に言葉が出てこない。

まさか四糸乃、ではないがよしのんからデートのお誘いが来るとは思いもしなかった。

 

「それは嬉しいお誘いだ。なら、デートは何時にするかな?」

 

『今すぐって言いたいけどぉ、やっぱりデートは待ち合わせから始まるでしょー?なら今日のお昼、昨日会ったデパート前に待ち合わせってことで!』

 

「それなら解りやすい。なら一旦ここでお開きと言うことで」

 

『おっけー!よしのんは先にいくから、またお昼にねー!』

 

そのまま走って出ていくよしのん。

まだ残ってるアップルティーを一口飲みながら、灯夜はよしのんとのデートについて考える。

 

あちらから来るとは、本当に予想外だ。俺の何がよしのんを引き付けたのか。……まあ、店に招いた事かそれとも手品を見せたことあたりかな。

 

さて、デートにいくために身支度でもするかぁ…

 

「……あっ」

 

俺は重大な事に気づいてしまった。

 

「服装、どうしよ」

 

自分の服装は黒いローブにフードを被った姿。

誰がどう見ても変態ですねありがとうございます。

一応、服は錬成できるが…これを脱いだら俺のアイデンティティーが失われてしまう気がする。

 

暫く、悩みに悩んだ灯夜は黒執事に判断してもらい、決断したのであった。

 

 

 




はい、今回はよしのんからのデートお誘いでした。
そういえば、感想で主人公の性別などの質問がありましたが、主人公は男です。
詳しい容姿については次回あたりに乗せておこうと思います。

さて、次回はついに灯夜がローブを脱ぐか!?
謎に包まれていた灯夜の容姿、イケメンなのかはたまたふつめんなのか!?
次回、【デート】


感想やアドバイスなどなど待ってます!

※2017/4/25
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