デスオアデビル   作:うまタウロス

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理解が、出来なかった…。事は数分前、僕は道路に飛び出してしまった猫を、向かってくる車から庇うべく、意を決して道路に飛び込んだ…ハズだった。ハズだったというのも、僕は飛び込んでいく自分の体をしっかり「見ていたのだ」。意識だけがその場にいた。道路に飛び込む瞬間、何かに両足をグッと掴まれるような感覚があったのは、気の所為では無いのだろう。そうして飛び込んだ意識のない僕の体が、猫を押し出すような形で身代わりに無惨に散ったのを、不本意ながら見届けると同時に、僕の意識は消えていった。


[プロローグ]

[ 1 ]

そんなこんなで何も理解出来ないまま目が覚めた、辺りを見渡すと、どこまでも薄暗く、奥行は測れそうにない、そんな空間にいた。足元は真っ暗、いや違うな…正しくは真っ黒で、地を踏んでいるのか、そもそもこれは地面かすらも分からない。他には、どこから出ているのかも分からない光源に照らされている、人か生物かも分からない何者かが目の前にいるだけだ。前置きが長くなった、僕の名前は、信情 憐 先に言っておくが、「あわれ」ではない、慈しみとか思いやりとかの方だ、親の言質もあるぞ。それはともかく、そんな僕の目の前に立っている、頭に角の生えた、体格の良い奇妙な者、こいつが言うには、こいつは「悪魔」らしい。だが、そんな事を鵜呑みにするほど僕はバカではない。「騙すならもうちょっとマシなのにしなよw」と思ったのも束の間、僕はバカだったらしい。その悪魔はこの世のものとは思えない音程で僕に話しかけてきた。正直に言うと、発狂するするかと思った…。そんな苦しみに耐える僕を放って、悪魔は何やら小声でブツブツ言って何故か発光し、次に見た時には姿が変わっていた。「ごめんね」君がまだ人間だったってすっかり忘れてた。唖然に取られた僕が辛うじて聞き取れたその声は、先程とは打って変わって、若い少年の様な快活な声で、その落差に、胃もたれを越して胃潰瘍にでもさせる気かと、意味の分からない怒りを覚えた。対して、どうかしたのかと言わんばかりの調子で悪魔は僕に、「大丈夫?」などと言ってきた。拍子抜けして、少し冷静さを取り戻した僕は、ちょっと不機嫌そうに「大丈夫…」と答え、「ここはどこなんだ?」と悪魔に質問をしていた。悪魔は「僕の魔法の空間だよ」と答え、続けざまに「君には僕の兄弟になって欲しいんだ」と、屈託の無い顔でそう言った。「冗談でしょ…?」咄嗟に口をついて出てしまった、僕は慌てて口を塞ぐ。そして平静を取り戻すように、塞いだ口から大きく息を吐き「本当に?」と弱々しい言葉を必死に紡ぐ。対して悪魔は、「本当だよ」などと真剣に答えてくる。「そもそも、君にはもう帰れる場所が無いんだよ?君の体、どうなったか見ていたでしょ?もうあの肉体に戻っても意識が戻る見込みは流石にないと思うなぁ」その言葉で、撥ねられた瞬間が脳裏に蘇る。僕は悪魔の言葉に納得せざるを得なかった。同時に、残酷な事を淡々と言う姿から、本当に悪魔なのだという実感も出てきた。黙り込む僕に悪魔は「どうする?」と問いかけてくる。色々思うところもあるが、「どうすれば悪魔になれるんだ?」震えながら僕は、腹を括ったのだった。




この後書きって、作者の紹介的なアレですよね多分
こんにちは、うまタウロスです。趣味程度の更新頻度で
何かコンテンツを作りたいと思った為、今回初投稿させて
いただきました。自分としては、ギャグ路線にしたいのですが
全然ネタが思いつかないのマジで、最近は下ネタで笑う事が多く
マジでネタが出る気がしません。僕はズブのオタクで自分で何かを
創作して発信する経験が初めてなので、思いつかなくても
頑張りたいとは思っているので、良ければ暇潰しに使って貰えればと思っています。う(ン)まタウ(ン)ロス(ン)でした。

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