10月22日は『翠晶◆秋』さんの誕生日とのことで急いで作ったお祝い作品です。
タイトルとか捻ったモノが思い付かなかったので、普通なものになりました。

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ギリギリセーフ!
残り10分くらい前になんとか完成!

そして「祝おうの会」とか言ってるのに前半は活躍報告でやってるいつも通りの茶番という……


誕生日パーティー

ここはとある秘密の空間。

ここでは基本的に活動報告に載せるための雑談を録画する場所……言わばスタジオのようなところであるが、今日は違った。

いつものように机と椅子だけの質素な部屋ではなく、なんかこう、超凄いゴージャスな椅子やらなんかナゲェ机やら椅子が置いてあった。

 

「もう少しちゃんと説明出来ないの?」

 

知らね、それに重要なのはそこじゃないんだ。

だから雰囲気だけ伝われば良いんだよ、分かったかい?魔法少女君。

 

「さぁて、今日は祝うぞー!」

 

つーわけで皆さんこんにちは、活動報告ではなくて今回はちゃんとした「小説」として書かせていただきます。

え、今回は何かって?タイトルで察しろ。

 

「ちょっと待ってよ、私たちの紹介は!」

 

「わりわり、忘れてた」

 

私は椅子に腰を掛けた状態で今回集まったメンバーを確認するように、机に乗っている料理を食べている奴等を見る。

右から元・魔王、魔法少女、無能マスコット、田中静子、そして最後に私ことのろとりだな。

 

「僕の扱いが酷くないかい!?」

 

「誰だお前」

 

ガチで忘れた。田中静子は田中静子って名前がタイトルに入ってたからよく覚えてるんだがなぁ……魔法少女と無能マスコットは完全に忘れた。

てか無能マスコットがしたことって、ただの時間稼ぎ……いや、時間稼ぎすらしてたか怪しい。ってかお前何してた?レベルのあやふやさだ。

 

「まぁ話が進まないからちゃんと紹介するさ。魔法少女が「愛夢 姫乃(いとゆめ きの)」で、無能マスコットが「マイロ」だ。明日には忘れる」

 

「「忘れないで!?」」

 

まぁそれは置いておこう。

それよりも婆ちゃんがさっきから喋らないんだけど、どうした婆ちゃん。久しぶりの出番だから喋りなよ。

 

「……のろとり、お前の話しかけてるのはなんだ?」

 

「え? あ、やべ。この空間に呼んだときの時系列が作品終了時点だから婆ちゃんが墓の状態で来てる」

 

それによくよく見れば姫乃も魔法少女なのに魔法壮年になってるじゃん、これじゃあ永遠の13歳(笑)だ。

これじゃあ話が進まないな。だからちょっと時系列を弄って……と、よし。作品開始時点に戻せた。

 

「だけど大丈夫なのかい? この空間から出たらそのままなんてことにならないのかい?」

 

「そこに関しては問題ない」

 

超ご都合主義でこの空間で起こったことは忘れるし、怪我しようが後は残らない。

アキさんが前に私を祝ってくれた時と同じような設定だな。

 

「……なんだか昔を思い出すな」

 

「あ~確かに」

 

これに関しては「不特定多数の読者」ではなくて「翠晶◆秋」さんに対して書いてるからそこら辺を置いてけぼりにしちまうが、前に祝ってくれた時は私と魔王様は棺桶に入れられてたな。

今回限りはその時の記憶を思い出している設定で作ってるからメタ発言をしまくるぜ。

それはそうとあの棺桶ってまだ持ってる?お前を入れる棺桶として使わせてもらうから。

 

「……あれなら別の奴が使ってる」

 

「お、そうなんだ」

 

「……翠晶◆秋が入ってる」

 

「魔王様待って!?」

 

主役を棺桶に入れるの止めて、ねぇ魔王様もしかして前回のこと引きずってたの?前回のことはもう良いじゃんかよ。メタ的な発言すると書いたのはアキさんだけど行動したのはフィリアじゃんか。

 

「あぁ見えるわ。あの棺桶は私の故郷よぉ」

 

「お婆ちゃん違う、そこに入ったら駄目だよ。入ったら力尽きるから。パーティーの後ろで引っ張られるから!」

 

「静子落ち着いて。あの中に入ったら出ることは難しいの。出るためには教会に行かないといけないんだから今は我慢して!」

 

なんか静子さんボケてませんか、故郷を通り越して天に昇ろうとしてません!?

ま、まぁまぁ落ち着いて。それより早く棺桶を開けようぜ、このままにするのはアキさんが可哀想だ。

 

「アキさーん、居ますかー?」

 

私は棺桶をギィィィと音を立てながら開けたのだが、中には誰も居なかった。

その代わりに……「アキさんです」と書かれた札を首から掛けている骸骨が入っていた。

 

「アキさんが骸骨になったー!?」

 

「キャー!」

 

「ハッ、中身30代の奴がキャーとか草生える。体は若くても心はすでにオバサンだろ現実見ろや」

 

「あ”」

 

「マジすいませんした勘弁してください」

 

魔法少女(笑)が叫び声をあげたことを笑ったら悪の親玉ですら逃げ出すほどの威圧をかけられた。

その威圧を本編でも使えよ、そうすればヌルゲーだっただろ。

 

「それよりどうすんだい、翠晶◆秋さん骸骨になってるよ」

 

「黙ってろマイロ」

 

「さっきから扱いが酷くないかい!」

 

やべぇよ、ただでさえ許可とらずに勝手に作ってるのに棺桶に入れて骸骨にさせました。なんてオチ、出来るわけがねぇ。そもそもなんで骸骨なんだよ、もっといいのがあっただろ。

 

「……のろとり落ち着け、こういう時こそタイムマシーンをだな」

 

「お前が一番落ち着け」

 

魔王はテーブルクロスのひかれた机の下を見てタイムマシーンが無いか探しているが放置だ。

そもそもそんな高価なモノは家にはない。欲しいのなら青いタヌキにでも頼め。

 

「のろとりさんも落ち着いて」

 

「お、おう分かった」

 

そうだ、私も落ち着かないと駄目だ。

私は骸骨に話しかけられて少しだけ冷静さを取り戻した。

 

「……は?」

 

「どうもこんにちはのろとりさん」

 

「 が、骸骨がしゃべっ 「『ミラクルビーム』 えっちょっと待って」

 

私が骸骨が喋った事実に驚く前に姫乃や田中静子が使える、人々の笑顔を力に変える必殺技『ミラクルビーム』が私たち二人を包み込んだ。

なぁ姫乃さんや、せめて撃つのはリアクションが終わったからじゃ駄目だったのかい?

 

 

 

 

 

「はい、とゆーわけでお久しぶりですアキさん!」

 

色々とあったが無事にアキさんと会うことが出来ました。

え、さっきまで骸骨だっただろって?何言ってんだ、空間を移動する際に棺桶だけ時間軸がずれて体だけ時間が早く流れて骸骨になってしまったが、問題はない。

超ご都合主義で治った、凄いね(小並感)。

 

「お久しぶりです!」

 

「さてと……この方がお前らの創造者だ。ちゃんと挨拶しておけよ」

 

軽く挨拶もすんだところで早速本題に入ろう。

元々はアキさんを祝うために書いたはずなのに、姫乃達と茶番をしていたせいで長くなってしまった。

 

「えっと……翠晶◆秋さん、でいいのかな? 私は姫乃。まず最初に一言、私を産んでくれてありがとう」

 

「「ブフッ」」

 

ちょ、おま……それは卑怯だろ。私を産んでくれてありがとうとか、それだと出産に聞こえるだろうが。笑いすぎて腹がいてぇ。

アキさんもちょうど同じことを思ったのか、私と同じように吹いていた。

 

「今真面目に言ってるんだけどなー……貴方が居なかったら私は存在しなかったし、お婆ちゃんやマイロとも会えなかった本当に感謝してるよ、ありがとう」

 

「よし行け、そこで頬にキスだ。よくある展開に持ち込むんだ。さぁ、姫乃よやれぇー!」

 

「うるさい」

 

シリアスをぶち壊そうと野次馬感覚で姫乃にキスしろと指示したが却下されて『ミラクルビーム』を撃たれて黒こげになった。

『ミラクルビーム』連発しすぎじゃね?どんだけ人の笑顔を使って善良な一般市民に撃ってんだよ、悪魔かこいつ。

 

「次は僕でいいかな。翠晶◆秋さんこんにちは、僕はマイロ。魔法少女の手伝いをしている……ってそれは知ってるか。自己紹介はこのくらいにして、僕からは軽く一言程度にしておこうかな。僕たちを創ってありがとう、お陰で姫乃と静子に会えた。このことはずっと忘れないよ」

 

「なら次は私かねぇ。翠晶◆秋さんとやら、こんな老婆を活躍の場をくれてありがとうね。貴方のお陰で私は充実した人生が過ごせたし、ヒメちゃんやマイロと会うことも出来た。これからどんな人生が待ってるかは分からないけど、悔いの無いように生きなさいね」

 

「お前ら仲良いな」

 

全員「みんなと会わせてくれてありがとう」って言ってるな。そんなに繰り返してとコピペしてるって思われそうだな。

 

「じゃあ次は魔王様、宜しく」

 

「……魔王だ。今回はこっち側の特別ゲストで今回ここにいる。

……俺から言いたいのは三つだ。一つは俺が主役の作品『まおたす』を最終話まで読んでくれたことの感謝。

……一つは空良に礼を言ってほしいこと。最後の一つはあんたがいたことに対してだ。あんたがいたから俺は敵を倒せたし、空良が来てくれたことでピンチを脱することが出来た。

……本当に、感謝する」

 

「なんだこいつ固すぎるだろ」

 

「『魔人化』」

 

「すいませんでした」

 

喧嘩売った私が悪かったとは思うが『魔人化』は無いだろ。

それお前の最強形態だぞ、この空間はご都合主義の固まりだから出来なくはないけど駄目だろ。

本編での感動が薄れるよ、こんなちっぽけなことで使ったら見返したときショボく感じるぞ。

 

「おっと、もう私が最後か」

 

最後くらいは本音をぶつけて話した方がいいな。

 

「改めましてこんにちはアキさん、のろとりです。

なんだか懐かしいなぁ……アキさんと関わりを持ち始めた作品がなんだったかはよく覚えてますよ、あの作品には私も思い入れが強かったので。

最初はただただ「誰かから感想来た」程度にしか思ってませんでした。だけどいつしかよく感想を貰ったり没ネタを提供したりと……なんだかあっという間に時間が過ぎていった感覚がします。

てかもう一年は立ってるのか。え、速くね? 僕の感覚だとまだ一ヶ月なんですけど。

おっと、少し話がずれてしまいましたね。それで……」

 

「のろとり長いよ!」

 

「マジか」

 

まだまだ話題は尽きてないのだが姫乃にストップをかけられた。

僕はまだ話したいことが沢山あるんだけどなぁ、じゃあ後二つくらいにしておくか。

 

「一つ、許可取らずに書いてごめんなさい。サプライズにしようと思ったので黙っておきました。

二つ、魔王様が大事にしていた冷蔵庫のプリンが無くなりました。何か知っていたら教えてください。魔王様曰く「……犯人見つけたら『魔人化』でボコボコにする」だそうです。ぼ、僕ではないですよ。」

 

「最後の最後がそれでいいのかい!?」

 

「いいんだよマイロ。僕としては堅苦しく話すよりは少しふざけを入れるのが好きなんだからさ」

 

…………自分の口にキャラメルソース着いてないよな。

さりげなく罪を押し付けたけど僕が食べたってバレてないよな。

 

「のろとり、最後の最後にあれは言うのかい?」

 

「まぁあれを言わないと閉まらないよな」

 

「あれ?」

 

「「「「「アキさん、誕生日おめでとう!!」」」」」

 

「……あとフィリア倒す」

 

「お前まだ根に持ってたのかよぉ!」




魔王様、魔王様よぉ……もう半年前のことなんだから根に持つのは止めようぜ? それに相手側には記憶にはもう残って無いんだからさ。

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