と、言うことで時空が迷子な藤花誕生日話〜吉野を添えて〜です。
番外編なので文字数は多め(7000字越え)です!
話がひと段落したらちゃんと章を作ってそこに放り込みたいけどまだまだその時じゃないのでしばらくはここに置いておきます〜
虎杖がそれを知ったのは伏黒の誕生日のことだった。
同期である釘崎と吉野の3人で任務終わりに誕生日を祝うために伏黒の部屋に押しかけてたこ焼きパーティーをした。
この日のために吉野家から貸し出されたたこ焼きプレートがついたホットプレートを4人で囲んでいたら何時の間にか五条もその中に加わってどんちゃん騒ぎになった。
たこ焼きの材料も尽き、後片付けが終わってそろそろお開きにしようとした時に五条が一言言ったのだ。
「いや〜こういう祝い方もいいよね〜。次は藤花だけど藤花はそんなタイプじゃないし」
ちょっとつまんな〜いと退屈そうに言う五条に全員の目線が集まる。
「五条先生って藤花先輩の誕生日知ってんの?」
「そりゃあ勿論。藤花が一年の頃、僕が担任だったし可愛い教え子だもん。毎年祝ってあげてるよ」
へえ〜そうなんだと納得する虎杖を横目に伏黒は毎年いじり倒して遊んでいるの間違いじゃないかと自身の過去の記憶を思い出しながら心の中で突っ込む。
藪蛇になるのが分かっているので口に絶対に出さないが隣にいた吉野はそんな伏黒の顔を見て何かを察した。
吉野も
そんな長いようで短い期間で嫌でも五条悟がどう言う人間かを知ったし、見せつけられた。
一年の中…いや、現在いる生徒の中で最も五条との付き合いが長い伏黒はそれはもう大変な目にあったのだろうなと思わず遠い目をしてしまう。
「ちなみに藤花の誕生日は1月16日」
「えっ冬生まれなんですか」
名前に『藤』が入っているので吉野はてっきり春生まれ──4月あたりだと勝手に認識していたので擦りもしない時期に生まれたことを意外に思う。
それは吉野だけではなくほとんどがそう思っていたようで同意するように頷く。
「別に花の名前が入ってるからその時期に生まれたわけじゃないでしょ」
ただ一人、釘崎だけは違う意見のようで呆れたように言う。
「私の名前である野薔薇は5〜6月くらいに咲くけど私が生まれたのは8月だし」
実体験に基づいた最もな意見に男性陣はなるほど〜となる。
「雑談もこれくらいにして私は帰るわ。明日も任務入っているし」
釘崎の言葉をきっかけに時間を確認した4人もそれぞれの部屋に戻って休むことにした。
虎杖にとって藤花は捻くれているがとても善い先輩だ。
そして一番お世話になっている先輩でもある。
虎杖が死んだフリをしている時に五条に変わって呪術に教えてくれたのは藤花で、虎杖が真人の一件で悩んでいる時も素っ気ないし、辛辣だったけど助言してくれたのも藤花だった。
それに本人はその素振りを一切見せなかったけど吉野が高専に入る時に口添えしたのも藤花らしい。
吉野本人は俺が五条先生に頼み込んでそれに応じた先生がナナミンを巻き込んだと思っている。俺も五条先生がぽろっと溢すまで知らなかったけど。
そんなこんなでめちゃくちゃお世話になっている藤花の誕生日が近づいていることを知った虎杖が祝いたいと思うのは当然のことで…。
「と言うことで藤花先輩の誕生日を祝おう!」
定期的に開催しているB級映画上映会で虎杖が何の脈絡もなくそう言った。
「何が先輩の誕生日を祝うことに繋がるかわからないけど、知っちゃったしね…」
それを聞いた吉野は虎杖の意見に賛同する。
吉野も吉野で藤花に世話なっている人物の一人であるのだ。
吉野は真人の一件がなければ呪霊が見えることもなかったし、高専に転入してくることはなかった。
事前知識は似た経緯で入った虎杖と同じように全くない。
吉野を高専に勧誘した張本人であり、似た状況に陥ったことがある者として虎杖が藤花に教えて欲しいと頼むのは当然のことで。そこに止めとして五条による藤花への放り投げが入った。
そんな経緯で吉野は虎杖と同じように藤花から呪術についての知識を得、そのついでと言わんばかりに鍛えられてもいる。
今では同期の中で虎杖の次に藤花との交流があるレベルだ。
そんな頭が上がらないほど世話になっている先輩の誕生日を偶然とはいえ、知ってしまったのだ。
そのまま何もせずにいるのは失礼だ。
かくして虎杖と吉野の先輩の誕生日を祝おう企画が立ち上がったのだ。
「悠仁はどんな風に先輩を祝うつもりなの?」
「どうってプレゼント渡してみんなでご飯食べるとか?」
吉野はとりあえず提案者である虎杖にどんな考えがあるのか聞いたが虎杖もそこまで深く考えていないらしくふわふわとしたものだった。
「玉蟲先輩の誕生日?」
「そう、伏黒はどうするつもり?」
「どうってお前らほどじゃないけど世話になったからな。プレゼントは渡す」
もうちょっと考えてみようと言うことで一旦解散した後、男子たちの世間話の流れで再び、藤花の誕生日のことが話に上がった。
話を振られた伏黒は素直に自分が何をするつもりなのか話す。
「今、悠仁と誕生日に集まらないかって話をしているんだけど伏黒くんもどう?」
吉野の提案に伏黒はあー…と唸って考える。
先ほど行った通り、虎杖や吉野ほどじゃないが伏黒も藤花に世話になっている。
世話になっている先輩の誕生日を祝うために集まるのは本人が良ければ別に良いと伏黒は思っている。
ただそこで釘崎の顔が思い浮かんだ。
釘崎は藤花とは根本的に合わなかったようで一年の中で唯一藤花との関係が悪い。
先輩はそれを知って放置するタイプだし、釘崎は自分を偽ることなく貫くタイプだ。
そう言う意味でも二人の相性は悪く、互いの印象が変わることはよっぽどのことがない限りないだろう。
釘崎と藤花の関係を知っている虎杖たちは釘崎を誘わないし、もし誘っても釘崎は秒で断るだろう。
釘崎も先輩もそのことについて特に何も言わないし、気にしないだろうが一人だけって言うのもな…
「俺はいい」
何かなと思った伏黒は虎杖たちの誘いに乗らずに当初の予定通りにすることにした。
そっかーと残念そうにする虎杖とは対照的に吉野は申し訳そうにした。
遅ればせながら伏黒が断った理由に気づいたのだろう。
別に気にすんなと伏黒は手を振る。
「他に集まりそうな人って誰だろう…?」
「……」
「……」
虎杖の呟きに吉野と伏黒は黙る。
交流会でパンダが言っていたように藤花はある程度の為人を理解してしまえばとても分かりやすい人だ。
それを鑑みて集めても問題ないであろう人の名前を上げることはできる。
七海に家入、伊地知…あとはギリギリ京都校の庵だろうか…?
伏黒だけはその他に乙骨を挙げれるが彼は現在、海外にいるため集めることは物理的に不可能だ。
見事に大人しかいない。
そこに自由奔放な五条が乱入することを考えると五条世代のOB会in虎杖吉野藤花になりかねない。
「…お前ら二人とも玉蟲先輩にめちゃくちゃ世話になってんだから一緒に遊びに行けば良いんじゃね?」
流石にそれはかわいそうだと思ってしまった伏黒は助け舟を出すことにした。
言外に人を集めることは諦めた方が良いと言ってしまっているような気がするがそこは気にしてはいけない。
「それスッゲー良いじゃん。さすが伏黒!」
単純な虎杖はそのことに気づかなかったようで伏黒の案を純粋に受け入れた。
「あ、玉蟲先輩」
「ああ、伏黒くん…に悠仁くんに順平くんですか。どうしたんですか?」
ちょうど任務から帰ったのか藤花が一年男子と鉢合わせた。
「藤花先輩、16日って空いてる?」
虎杖は善は急げとばかりに藤花の予定を聞く。
吉野はその後ろでそんなストレートに聞いて良いの静かに慌てる。
「16日ですか?空いてますがそれがどうかしましたか?」
「じゃあ、一緒に遊ぼうよ」
虎杖の誘いに藤花はキョトンと首を傾げて一つ瞬きをする。
「遊ぶ??誰が?誰と?」
まさかの誘いに藤花がそれを理解するのに数秒の時間がかかった。
理解した後も冗談だと思ったのかもう一度確認をとる。
「藤花先輩が俺と吉野と」
普段は仏頂面な顔をしている藤花だが思いがけない誘いに戸惑った表情を見せる。
その表情に断りそうな雰囲気を感じた吉野はあのっ!と思い切って声を上げる。
「僕も高専に慣れましたし…前回中途半端でお開きになった続きでもどうかなって…」
とっさに出てきた言葉は藤花の律儀さを利用するもので吉野は気まずさを覚えて段々と尻すぼみになる。
それでも藤花が虎杖たちが藤花を遊びに誘った理由をつけるのに十分なものだった。
虎杖と吉野が出会うきっかけとなった真人の事件。
そこで知り合った二人は意気投合した結果、吉野家で夕食を食べた後に映画鑑賞会を行うことになったのだ。
藤花が虎杖を回収したことでそれをろくにしないで終わったが。
それの穴埋めと言うことね。
それならそうだと最初から言ってくれれば良いのに。
「なるほど、良いですよ」
その日に任務は入れないようにしておきます。
そう言った藤花は腕時計で時間を確かめてそろそろ行きますねと一言断ってその場を去った。
「なんか強引に決めちゃってごめん」
藤花が完全にいなくなるまで無言で見送っていたがそれも終わると吉野は勝手に決めてしまったことを虎杖に謝った。
「いや、特に考えてなかったし良いよ」
「玉蟲先輩が素直に乗ってくれたから逆に良かったかもな」
伏黒は吉野の咄嗟の機転を褒める。
遊べばと言った伏黒だったがよくよく考えてみれば藤花が遊びに行く姿を一度も見たことがない。
あの反応から藤花自身、誰かと遊ぶ機会がなかったことは容易く察することができる。
あのまま話を進めていたら藤花は何かと用事をつけて断っていただろう。
藤花に断れた時点で虎杖たちの目論見が破綻するのだから強引とはいえ約束を取り付けただけで十分なものだ。
「おかげである程度のことは決まったし、順平の母ちゃんにも連絡しないとな」
あの日の仕切り直しってことは順平ん家でやることになるだろうしと言った虎杖はやる気十分だ。
何をやるかほぼ決まったようなものでやることも出来たので一年男子の集いは自然と解散となった。
そして、当日────
藤花は伝えられた時間通りに吉野家を訪れた。
ここを訪れるのは真人の事件以来であの時あった出来事を軽く振り返りながらここまでやって来た藤花はインターホンの前で一呼吸をする。
「いらっしゃい、先輩」
「ええ、お邪魔します」
チャイムを鳴らして出たのはあの時とは違い吉野だった。
一度訪れたことはあったので中がどうなっているかは分かっていたが吉野の案内についていき、リビングへと入る。
その瞬間、
「「先輩/藤花先輩、誕生日おめでとう!!」」
パンと鳴らされたクラッカーに藤花は目を丸くする。
最初、意味が分からなかった藤花だったが虎杖たちの言葉で今日が自分が生まれた日であったなと思い出した。
「ああ…そういえば今日でしたね」
すっかり忘れていた。
あの家に行ってから誕生日を祝われることなんてなかったから。
いや、高専に入ってからおめでとうの一言とともにちょっとした物をもらうことはあった。
ただ、昔のようにちゃんと祝われることもなかったのでいつの間にか祝日みたいな認識になってしまったのだ。
「思ったより薄い反応!!今日の主役なのに」
「……この年齢で良い反応を期待されても困りますよ」
虎杖が想像した反応は何だと思いながらも藤花は呆れたように言う。
「先輩、いつもありがとうございます」
いつの間にか用意されたのか差し出されたプレゼントたちを藤花は礼を言って受け取る。
それとともに近づいて来たのは吉野の母である凪だ。
「藤花ちゃん、誕生日おめでとう」
いつも順平が世話になっているわねと言う前置きとともに祝われた言葉に藤花は視線を少し彷徨わせる。
後輩たちや五条とは同じだけど違う言葉に藤花は昔のことを思い出す。
────生まれて来てくれてありがとう、藤花
愛おしいと言うように細められた私と同じようで違う少し青みが強い桔梗色の瞳。
髪を梳くように頭を優しく撫でる今にも折れそうなほど細い指。
10年以上の時が経っても尚、色褪せることなく藤花の胸の奥に大切に仕舞われている記憶の一つ。
あの時の藤花はただただ幸せを享受し、こんな日々が永遠と続くものだと根拠もない自信を抱いていた。
そんなことなかったのに。
泡沫の夢のように短くて、夢から覚めるようにあっさりと終わった穏やかな日差しのように暖かい日々を想う。
そこまで接点がないから大した物じゃないけどと凪からもプレゼントを渡され、藤花はハッと意識を過去から現在に戻す。
「いえ…わざわざありがとうございます」
「よし!プレゼントも渡したし、映画上映会しようぜー」
「映画ですか?」
それを見届けた虎杖は藤花の背を押して近くのソファに座らせる。
ソファの前には準備万端と言わんばかりに炭酸飲料とポテチがテーブルの上に鎮座していた。
「そう!順平と藤花先輩も興味が持てるようなB級映画を揃えたんだ」
「何でB級映画なんですか。縛りですか?」
「そりゃあ、フツーに見るよりも面白そうだから。B級映画なら多少は馴染みあるでしょ?」
確かに虎杖の修行に付き合ってB級映画を見たことがある。
だがそれも数回でどれも聞くに絶えないと途中で自分の仕事に集中していた気がする。
よくよく考えれば映画というものを見るのはあれが初めてだった。
サメのキメラが痴話喧嘩をするバカップルの仲を切り裂くように喰い散らかすシーンを思い出す。
あれが初めて観た映画だなんて…
その時は思い至らなかったことに気づいた藤花は一生気づきたくなかったと渋面になる。
吉野はそんな虎杖たちに苦笑しながらデッキに円盤を吸い込ませる。
虎杖とともに選び、厳選した映画はいっぱいあるのだ。
「ぶははは!!何でこんなものが鍵になんのよ!?この映画作った人、頭可笑しくない!?」
リビングで上映会をしているので必然的に凪も参加することになり、ビール片手にあまりのくだらなさに凪も虎杖も大爆笑している。
「は?この人アホなんですか??普通に考えてその選択するわけがないでしょう。頭のネジぶっ飛び過ぎじゃないですか」
その横で藤花は映画の内容に思わずツッコミを入れる。
「ぎゃあああああ!!!B級のくせに何でこんな本格的なの!?怖い怖い怖い!!しかもリアルにグロい!!」
吉野が悲鳴をあげて凪が離脱する中、虎杖と藤花はケロッと観続ける。
「何で先輩も悠仁も平気なの!?」
あまりにも顔色を変えない二人に吉野は八つ当たりのように疑問をぶつける。
「異常に怖がっている人が側にいると大して怖くなくなっちゃうんだよなー」
「日常でしょう」
藤花の最もなことに吉野はあ、そういえば僕たち呪術師やっているんだったと思い出すがそれでも怖いものは怖い。
「ジェイソン…ジェイソン…」
「ジェイソン…それはねえよ」
真っ暗なテレビを前に藤花たちは程度の差はあれ顔を覆う。
「確かに最初から間違っていたかもしれない。でも、あんなに頑張っていたのに…あれはない」
「こんな終わり方なんて…ジェイソンが報われない」
ジェイソンは最後の最後で報われるべき。この映画を作ったやつを許してはならない。
4人の思いが一致した瞬間だった。
「あ、そこに呪霊が映ってますね。この感じ…4級ですね。映像に映らないと力を発揮しない呪霊でしょうかね」
「え!?嘘!?」
「ほら、ここです」
藤花は映像を巻き戻して該当する部分で停止して指を刺す。
「これが?全然見えねー」
「何もないわよ?」
「え、何言ってんの母さん。そこに幽霊役の人が…」
凪の誰もいない発言に吉野はそこにいるだろうと言おうとして凪が呪霊が見えない人間だったと思い出して藤花が言ったことが本当であると分かり、顔が青くなる。
「まあ、この分だと映るだけで何も手出しはできないと思うので無視しても大丈夫です」
現場の方ももうすでに祓われているでしょうしと何事もなかったかのように藤花は映像を再開させた。
「そこ、スルーしちゃダメでしょ!?」
「はあ〜いっぱい観たな〜」
「そうね、しばらくは映画は十分ね」
虎杖と吉野が厳選した映画を全て観終わった頃にはすでに日がとっぷりと暮れていた。
これ以上、吉野の家に居座るわけにもいかないので虎杖と藤花は帰る準備をする。
「んじゃ、俺と藤花先輩は寮の方に戻るわ」
吉野は実家ということもあり、一泊してから高専の方に戻る予定だ。
「悠仁くん、順平くん」
家の外まで見送りに出た吉野に挨拶をして駅に向かおうとしたが藤花が呼んだので立ち止まる。
「今日はありがとう。とても楽しかったわ」
滅多に見せない笑顔──もちろん、交流会でよく見せた嘲笑ではない。の藤花に虎杖と吉野は思わず固まる。
でも、それは一瞬でいつもの表情に戻った藤花は早く行きましょうと虎杖を促す。
今日のように騒ぎまくるようなものではなかったがまともに誕生日を祝われたのは10年ぶりだろうか。
藤花は目を閉じて観賞会やその途中で挟んだ鍋パーティーを思い出す。
いつもだったら縁がない出来事に思わず、頬を緩ませる。
藤花が大事に抱えている記憶たちはいつだって穏やかなもので今日のようなことは一つもなかった。
互いを小突きあって大笑いしたり、親のあんまりな姿を友達に見られて恥ずかしいのか呆れているのかどちらとも言えない表情をしたり。
そんな時を憧れていなかったといえば嘘になる。
病弱だった父にそれを求めるのはお門違いだと思った。ただ側で微笑んで名前を呼んでくれればそれで十分だと思っていたこともある。
あの家に行ってからはそんな余裕はなかったし、そもそも誰かを招ける家ではなかった。
───こういう日も悪くないわね。
本当にこの時間を作ってくれた虎杖と吉野に感謝する。
大して良い先輩でもないこの私にそう思わせるほど考えてくれたのだと分かったから。
ふと、あの子の姿が思い浮かぶ。
嗚呼、何時かあの子とこんな誕生日を過ごせたら───
───きっと夢のような時間なのだろうな。
藤花はその光景を想像して愛おしそうに相好を崩す。
本当に、本当に。
藤花がそんなことを思ってしまうほど夢のように都合が良いものだった。
もうちょっと話を進めていれば別の話が出来たと思うけどそこまでストックためられなかったのでそれは零巻編がある時系列がめちゃくちゃな章でやります。
以下、映画蛇足話
興味ないなら飛ばしてねー
①記憶を失った主人公が謎の組織に追われながらだんだん記憶を取り戻していく映画
主人公の記憶を思い出すきっかけがしょーもなくて無理やり。ついでにどう考えても間違いだと分かるのにそっちを選択してしまうアホの子
多分、途中でタイとかインド映画のようによく分からない歌とダンスが入る
②どうしてB級映画と分類されているのか分からないほど高クオリティなホラー映画
阿鼻叫喚になる程怖いらしいがメンタルオリハルコンな虎杖と毎日がホラー()な藤花には効かなかった模様
五条が見た場合もおそらく同様な反応が得られる
③周りから怪物とされた一人の男の半生を生々しく丁寧に描かれた映画
観た者のほとんどは中盤あたりで感情移入するが終盤、予算が足りなくなったもしくは脚本家が失踪したのか雑な締め括りになって観た全員がそれはねーよになる
④厳選された中で一番金がかかっていないし、面白くもないドキュメンタリー映画
ネット上ではキャストの人数が合わん、合っているだろと一時期話題になった
映っていた呪霊はおそらく撮影現場にでも埋められていて自分を見つけてほしかったんじゃなかな(現場は対処済み)
あいぽんさんからコピペしようとしたら間違って消しちゃって絶望したけど複数端末持ちだったから事なきを得た…
データ共有される前にWi-Fi切っておいて良かったー!!