10月24日。CUE!リリース一周年記念前日。
私たちaleblueの新人声優16人は前夜祭として、マネージャーさんを含めてパーティーをした。
「いやーみんな一周年お疲れ様。」
「マネージャーさん、まだ一周年はまだですよ。」
「あはは、そうだったな。嬉しくてつい…」
マネージャーさんはニコッと笑い、みんなの元に向かいました。
そして、マネージャーさんの周りに美晴さん、悠希ちゃん、利恵ちゃんたちが集まりました。
「マネージャーさん、一周年おめでとうございます。」
「美晴もおめでと。」
俺はこの新人声優たちのマネージャー。一周年記念ということでみんながいる寮に来ている。
俺が美晴と話すと、悠希が後ろから肩をポンポンと叩いた。
「マネージャー!今までありがとね!」
「その言い方だと、俺が今日でやめるみたいになってるよ。」
「あーそれじゃあ、これからもよろしく!」
「うん、よろしく。」
悠希の後ろには利恵がいて、いつもと変わらず大魔王エリスだった。
「我が友よ、今夜はめでたい日だ。存分に楽しんでいこうではないか。」
「うん、利恵もお疲れ様。」
「ああ、今宵は日をまたいでお祝いしよう。」
現在23時…あと一時間で一周年になる。
酒を飲んで酔った美晴がまほろに抱き着いた。
「まほろ~もしかして、酔ってる?」
「美晴、あんたが酔ってるの。お酒、何杯飲んでるのよ」
「何杯って、一口しか飲んでないわよ?」
机に乗ってる酒の瓶の本数を見て、まほろが強く言った。
「どこが一口よ。こんなに飲んだら、普通酔うでしょ。」
美晴は頬を膨らせ、上目で言った。
「でも~、一周年だからいいじゃない。まほろもどうぞ。」
美晴はまほろのグラスに酒を入れた。そして、まほろは嫌々酒を飲んだ。
「ああ、こんなことになるんだったら、寝てればよかった…」
まほろの言葉を聞いて、莉子が反応した。
「ちょっとまほろ?それはどうかと思うかな。」
頬が少し赤い莉子。多分莉子も酔ってるんかもしれない。
まほろと莉子が話している横で凛音と舞花が話している。
耳を傾けると、今までのことを話していた。
「凛音さん、これまででなにか大変なこととか、あったすか?」
「大変なことかーん~……みんなでボードゲームしようとした時に、みんな来なくて遊ぶのに時間が掛ったことかな~?でも、あの時はマネージャーがいたから助けてもらったんだよ。」
「へぇ~そんなことがあったんすね。でも、そのあと何度もやったってマネージャーから聞いたっすけど。」
「あはは~まぁ楽しかったしさとちんたちが楽しんでくれてよかったよー」
そういえばそんなことあったな~、懐かしいなぁ。凛音とは結構忙しいこともあったな。
舞花とは……
「あーでも自分は確かお姫様になったことあるっすね。」
「えっ!?そうなの!?」
「でも、一日きりだったし、マネージャーとお遊びでやった感じだけど楽しかったっすね。
またやりたいっす。」
「それなら私も混ぜて!」
あ~あのときはなかなかきつかったな。まさかあんなことになるとは思ってなかったし。
でも、いい思い出ではある。
各々で話している中、陽菜がジュースの入ったコップを持ってきた。
俺は気づけば、長い時間陽菜と話していたようだ。
「こう思うと、一年って短いですけど、思い出は長く感じます。
来年もよろしくお願いしますね!マネージャーさん!」
陽菜の笑顔と頑張りに応えられるようにしないと……
俺は考えたが、笑顔で返した。
「うん、陽菜もよろしく。」
この時、俺と陽菜の思ったことが同じということを薄々感じていた。
俺たち(私たち)はこれからも一緒……
ん?ケータイが鳴ってる。なんだ?真咲社長からか……って、オーディション!!
俺はソファに座っていたが、驚きで思わず立ってしまった。
困惑した顔の陽菜に俺は伝えた。
「陽菜、オーディションだよ。空繰戯曲グレイゼファーだって。」
「はい、頑張ります!!」
CUE!一周年おめでとうございます。