デブでオタクでネガティブで陰キャな俺がクマさん型VTuberになってモテだした話   作:獅子龍

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前編・後編にしょうと思ったのですが微妙に長くなりすぎてしまう気がしたのと時間がかかると思ったので中編をいれることにしました。
今回も自信はありませんがあたたかい眼でご覧ください。
少し編集しました。紛らわしくてすみません。


0配信目……中編・打ち合わせと決戦3日前!

あっるぇぇぇぇぇぇぇ~~~?!?

合格している~?!!!?

何で?どうして?あの面接でなんで俺受かってんの!?

ど、どうしょう。と、とりあえずお断りの連絡を……………あれ?でも確か、面接の時

『では、逆に自分がなったとしたら?』

『絶対に確実にないとは思いますが、その時は…………できる限り頑張りたいと思います。』

なんてやり取りをしていたー!!?

 

え?つまり逃げ場ないやん

決定やん

あーーー!?無理だー!逃げれない運命だー!

………………30分後

ふぅ、とりあえず落ち着いた。

はぁ、何で俺なんかを採用したのかな。なったとしてもどうせ続かないし、迷惑かけるだけだもんな。よし!やめ………………『一歩……とりあえず一歩踏み出してみよう。』………………ッ!?

 

あ~そうだ。昔はそうだった。

昔と今でもネガティブな所は変わらない。自分に自信が無いところは変わらない。ただ、あの頃は〝一歩〟って〝とりあえず一歩〟って踏み出していたっけ。

 

いつからだろうか。新しい世界へ入るのが怖くなったのは。

いつからだろうか。逃げるのが癖になっていたのは。

あ、そっかあの時だ。入社1年目の時だ。

俺は、あの時から新しい世界へ踏み入るのが怖くなったんだ。正直今でも怖い。

 

…………でも!!それでも〝もし〟があるとしたら!

もし、小さな夢が叶いそうだったら。

もし、やってみたかったことが目の前にあったら。

それが目の前にあって少し手を伸ばせば届きそうだったら。

 

「やってみようかな」

 

たった一歩。小さな一歩だけど。踏み出してみよう。

新しい世界へと。そしたらきっと何かが変わる気がするから。

 

 

 

 

 

 

 

なんて、カッコつけていた頃が自分にもありました。

うん、今凄く後悔してる。

俺の目の前に眼鏡をかけた綺麗な女性が座ってる。

そうマネージャーとの打ち合わせである。

あー!!こぇぇ!!『なんで私がこんなデブと……』って思われてるよ!絶対思ってる!思われてる!!あー~!!帰りたい!帰りたいよ!!!

 

「えっと、大山 優希さん?」

「あ、はい!!」

「大丈夫でそうだったら打ち合わせを、始めたいのですがよろしいでしょうか?」

「あ、はい」

「予定としては、自己紹介をしたのち、大山さんのVTuberの設定やキャラデザの相談ですね。あとは、機材とかの確認をして。」

「あ、はい」

やべぇー!〝あ、はい〟しか言えてねぇ!

もっとちゃんと答えろよ!俺!

もう25歳だろ!いい大人だろ!頑張れよ!

だから駄目なんだよ。この駄目人間が!

そんな、俺の心境を他所に話は始まる。

 

「では、まず自己紹介から。私の名前は高木 華子と言います。私のことはネマさんと呼んでください。」

「ネマさん?」

(お!あ、はいの呪縛から解けた!)

「マネージャーのマネを逆から呼んでネマ!名前ぽいしどうですか?」

「確かに、それなら日常化でも言いやすいですね。」

この業界では、本バレするのはまずい。

こういう風にあだ名にするのが一番かもしれない。

それに、ネマさんという名なら外で呼んでも名前ぽくて誤魔化しが効きそうだ。

 

「では、打ち合わせを始める前に何か質問はありますか?」

「質問ですか…………あ~1つだけいいですか?」

「はい!なんでもお答えしますよ!」

「では、テッテレーはいつくるんですかね」

「テッテレー?…………ドッキリ?」

「え?いやだって、これ、デブ野郎をVTuberにしてみたドッキリじゃないんですか?」

「なんですか!その嫌なドッキリ!?そんなことしてませんよ」

「え?じゃあ。自分がVTuberになったのはドッキリでもなく現実?」

「もちろん」

「(o゚Д゚ノ)ノ」

「どこまで現実逃避しているんですか。」

「だって…………」

「現実逃避はそこまでにしておいてください」

「あ、はい。」

そんな、頑張って隠しカメラ探したりしたのに現実だったなんて。

 

 

「次に設定の相談ですね。1期生は人型、2期生は人外、そして、3期生はそのどちらの要素もある感じにしたいんです。それを踏まえて、何か希望はありますか?」

「……特にありませんが、できれば今の姿に近くなりたいですね。」

「近くですか?」

「自分で言うのもあれですか、自分不器用なので変に変えるとボロがでそうで」

「なるほど、では、何か好きなものはありますか?」

「好きなもの……………………クマ?」

「…………クマ?」

「あ、いや何でもないです」

「クマ……クマ…………………うん、それで行きましょう!」

「うん?どれで!?」

「クマさん型VTuberで行きましょう!」

「クマさんに失礼ですよ」

「えー!?真顔!?」

 

俺なんかがクマさんに?もしくは、クマさんぽくなるなんてクマさんに失礼だ。

突然だが俺は、クマが好きだ。

というのも動物の中ではという話だ。

服を選ぶときやアクセサリーや物を選ぶときにクマを中心に選ぶという感じだ。

そんな、可愛いクマさんになるなんて、失礼にも程がある!!

 

「で、でも好きならいいんでは?」

「好きだからこそ、つけるならともかく、なるのはちょっと……」

「う~ん、では被るのは?」

「被る?」

「フードみたいに被るのはどうでしょう」

「なるほど!深く被れば俺の不細工な顔を隠せますもんね!」

「そこまで言ってませんよ!」

「クマの可愛さで自分のどうしょうもない駄目なところをカバーすると」

「言ってませんて!!」

「炎上したとしても、クマの可愛さでなんとか……」

「言ってねぇってんだろ。」

「あ、はい。すみません」

「あ、いえ、こちらこそすみません。とりあえず絵師さんにその方向で話しますね。」

「は、はいお願いします。」

 

 

こうして、打ち合わせは進んでいった。

話していく内にネマさんとの仲は打ち解けていた。

「あと、同期との顔合わせ日の確認ですね。」

「………ッ!?」

 

同期!!

 

同期とは

同じ時期。入学・入社または卒業などの時が同じであること。

また、二つ以上の信号や処理のタイミングが合うこと。

 

いや、んな説明は求めてない!

 

「や、やっぱり会わなきゃ駄目ですか?」

「え?会わなきゃというより、こちらとしてはジャンジャン!コラボしてほいしんですけど」

「ま、マジですか?」

「はい!マジです。」

「逃げ道は?」

「ありません!」

「やらないという選択肢も?」

「ありません!」

「………………」

「………………」

「 (´・ω・) 」

「 ( ^ω^ ) 」

 

どうやら俺に逃げ道はないらしい。

はぁ 俺なんかとコラボする。同期が不便で仕方ない。

それから、部屋にパソコンやマイクの準備をしていく。

1人暮らしで庭には畑もあるから近所の他家とは離れてるためバレる可能性は低い。

さらに防音の部屋ですれば可能性さらに低くなるだろう。

 

それから数日後

俺のイラストが完成した。

黒色がベースで緑の筋が入ったのパーカーを着ていて。

クマの絵が入ったTシャツを着ている。

がたいが良く(少し太ってる。)下は紺のジーパンにクマのベルトをしている。フードは黒色のクマさんの顔になってる。

 

…………フードを深く被ってるため顔は見えない。

うん、要望どおりだ。これなら俺の不細工か顔が緩和される。

それにしても、俺なんかのを書くイラスト師なんているんだ。

書いた人はベアーさん?

ベアーさん。最近有名になり始めている絵師さんでクマの絵を書くのが得意で可愛いイラストを書く人だ。

そんな凄い人が俺なんかを書いたのか…………はぁ、すげぇ申し訳ねぇ。VTuberのイラストを書いた人のことをそのVTuberは良くママとかお母さんって言うらしい。

 

はぁ、何回謝れば済むだろう。俺なんかのお母さんになるなんて申し訳なさしかないな

でも書いて貰ったもんを無下にするのもあれだな。

とりあえず後で謝罪のメッセージでも送っておこう。

 

ついに、3日後には同期との顔合わせだ。

今わかってることは、同期は2人。そしてその2人は女子であること。

顔合わせするときはネマさんは入れず俺達3人だけでするらしい。

うん、帰りたい!あ、ここ家だった。

はぁ、とりあえず嫌われるだろうけど、『まぁ、嫌いだけど100歩譲って仲良くできるかな~』って思われてるように頑張ろう。

 

そして………………3日後

待合室

集合2時間前

 

うん、速すぎるね!

2時間前ってなんやねん!速すぎるよ!ほんで、また警備員に微妙な顔されたよ!そんでネマさんにあったら驚かれて微妙な顔されたよ!!そりゃそうだよ!いくら心配症とはいえ速く来すぎだよ!!

はぁ、とりあえずスマホでも弄りながら待つか

 

そこから1時間30分がたった。

すると、廊下から足音が聞こえてきた。

スタッフって可能性もあるが扉の前で止まればそれは、ないだろう

来た!ついにきた!同期がキター!

俺の見た目では第一人称は絶望的に最悪だ。

ならせめて、狙うは第2の方だ!そう挨拶をしっかりやって最悪な第一人称を緩和するしかない!

 

ガチャ。

さぁ、『あ、お疲れ様です!』っとハッキリと元気良く!そう決心した俺は、挨拶をしようとした。

扉が開いてそこに居たのは

「こ、こんにちは………」

 

顔色の悪い黒髪の女性だった。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

俺の同期への第一声は挨拶ではなく心からの心配だった。

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございます。
更新は不定期なので次回も気長にお待ちいただければ幸いです。
感想も気軽に書いてもらったら嬉しいです。
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