デブでオタクでネガティブで陰キャな俺がクマさん型VTuberになってモテだした話   作:獅子龍

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だいぶ時間がかかってしまい申し訳ないです。

言い訳になりますと、仕事を辞めて、ニートして、夢できて、転職してと

忙しかったです。転職した仕事もまったく違う業種であり、他県に引っ越し並びに一人暮らしと
本当にバタバタしてました。

この活動も夢の一つに含まれます。
初めてできたこの夢を叶えるために自分なりに頑張りたいと思います。


こんな、私ですがどうぞ
よろしくお願いいたします。







3配信目……初めての歌枠

「はぁ~。マジか…………」

 

 

俺は、今パソコンの前で大きな溜め息をついていた。

その理由は2日前の配信での発言だった。

コメント欄にあったアンチコメントの中にあった同期を物扱いする様な言葉に怒りを感じてつい強い言い方をしてしまった。

 

すぐに、マネージャーであるネマさんに連絡をしたらすぐに快く許して貰えたが…………申し訳なく、再度謝るために連絡した。

 

……以下回想

 

『……もしもし』

 

『もしもし、クマさん。どうしましたか?』

 

『この前のマイクラでの発言……改めてすみませんでした。』

 

『全然、大丈夫ですよ?まぁ、強いて言うなら〝俺の〟とかは解釈が人によって変わるので、次の配信で少し言ってくれれば大丈夫ですよ。ほら、〝俺の嫁!!〟とか……軽く一言、言ってくれればいいので』

 

『……わかりました。あの時はそこまで考えていなかったので、ありがとうございます。』

 

『いえいえ、周りの反応も悪くないですよ?』

 

『え!?いや……』

 

『そんなことあります!』

 

『食いぎみで詠まれた!?』

 

『えぇ、〝クマさんのギャップに萌えました〟とか〝同期を大切に思っていて尊いです〟とか〝もっと罵倒して〟とか』

 

『いや、最後!?(o゚Д゚ノ)ノ』

 

『クマさんのことですから。罪悪感がいっぱいでしょうしお詫びのために1つお願いを聞いて欲しいんですよ。』

 

『心が読まれてる!!?それは、正直に言うとありがたいです。自己満足になるかもしれませんが申し訳なくて……それでお願いとは?』

 

『一言要らないですよ?それでお願いとは……歌って』

 

『はい?』

 

『歌枠 Let's GO!☆⌒(*^∇゜)v』

 

『(゚Д゚ )』

 

 

以下回想終了

 

 

気がついたら歌枠することになっていた…………どうしてこうなった?

いや、ネマさんの言いたいこともわかるよ!そっちの方がありがたいのも事実だし、でもさ?俺に歌枠させる必要性ある?いやないよな?だって俺なんかの歌声聞きたいって人いる?いないよなぁ~

 

それにしてもネマさんって人の心を読む能力でもあるのかな?

 

 

そんなことを思っていたら気がついたら配信前ですよ。

はぁ~………………いや、待てよ?

 

もし、ここで俺の音痴がわかれば歌枠というか歌をしなくてすむ?

そうなればこんな緊張もしなくてすむ!

よし!見せつけるぞ俺の音痴(自称)を!!

 

 

 

配信開始!!

 

 

 

「皆様、聞こえているでしょうか?……ネガクマ~~V・A3期生の森野 熊之です。」

 

 

コメント きちゃ!!

コメント 聞こえてるよ

コメント ネガクマ~

コメント 歌枠だー!!

 

「あ、良かった聞こえてますね。えっとですね。まずは謝罪をさせて欲しくって」

 

 

コメント え?

コメント もしかして、この前の?

コメント なんのこっちゃ?

コメント マイクラでの同期てぇてぇ

コメント なるほど?

 

「いや、あの時言ったのは本心ではあるんですが……その言い過ぎたというか、結構人それぞれの考え方があるのに……上からだったとか……その……ごめんなさい」

 

コメント うん伝わった

コメント 確かに私の嫁!とかは個人の自由だしな

コメント 気持ちは伝わったよ

コメント 気にしないで!!

 

「あ、ありがとうございます( ;∀;)!えっとそれじゃ、その気を取り直して……歌枠です。」

 

コメント きちゃー!!

コメント 俺達は気にしてないから、盛り上がって行こうぜ!

コメント 歌枠だー!!!

コメント どんな歌枠だろう。

 

「…………最初に言っておきます!俺は、かな~~り!音痴だ!!」

 

コメント 仮面ライダー!?

コメント 音痴なの?

コメント 初めて聞くしな~

コメント 楽しみ!

 

「警告したからね!音痴だからね!聞くに堪えなかったらバックして!そして、熊さんに歌枠は無理だって拡散してね!」

 

 

コメント さりげなくすごいこと言ってるぞ?

コメント もしかして、歌枠したくないだけ?

コメント 熊さんならあり得るな

コメント お?振りか?

コメント さて、聞いてから考えることにしょうか

 

「振りじゃないからね!まぁ、こんなこと言わずとも俺の歌声聞けば絶対にバック&クレームの嵐だよ!」

 

コメント そこまで言うのならば!

コメント聞こうではないか

コメント 1曲目なんだろう

 

 

「えっとそれじゃ、1曲目は恋愛裁○です!」

 

コメント おー!!

コメント 好きな歌きちゃ!!

コメント 意外な所来たな?

コメント さてさてどんな感じやろな

 

パソコンを弄り、音源を流す。

少し高めの歌が流れていく。

スマホに映した歌詞を見ながら高鳴る心臓を無視して歌い始める。

 

 

「~♪~♪」

 

コメント お!!!

コメント 上手いやん!

コメント 上手いけど……

コメント 普通?

 

サビ

「~♪~♪~♪」

 

コメント うん。音痴ではないな。

コメント 所々音程外れてない?

コメント 緊張している?

コメント あ~なんかそんな感じするな

 

 

「ふぅ~恋愛裁○でした~!」

 

 

 

コメント パチパチパチパチ

コメント 8888

コメント88888888

コメント 音痴では無いね

 

 

「コメント見るの怖いのですぐ、2曲目行きます!」

 

コメント 見て!!

コメント 熊さんー!!

コメント 色々複雑な年頃なのね

 

 

「2曲目は太陽系ディス○」

 

コメント いいね!

コメント いけいけだせ!

コメント 落ち着く暇をくれ!

コメント 盛り上がって行こうぜ!!

 

「~♪~♪~♪」

 

コメント はい!はい!

コメント 上手い!

コメント 緊張してるなぁ~

 

「~♪~♪」

 

 

コメント あ、音程ミスった

コメント あ~どんどんミスが!

コメント 熊さん落ち着いて!

コメント 頑張って!!

 

サビ

「~♪~♪」

 

コメント ふぅ~なんとか持ちこたえたな

コメント あともう少し!

コメント 頑張ってー!

コメント でも普通やな

コメント う~ん音痴ではないな

 

「はい、2曲目は太陽系ディス○でした。ありがとうございました!すみませんでした!」

 

コメント 888

コメント パチパチパチパチ

コメント 多分今の熊さんいっぱいいっぱいだろうな

コメント 大丈夫だよ

コメント 良かったよ

 

「う~……それじゃ、ひゃあッ!!?(o゚Д゚ノ)ノ」

 

コメントでもあったように音程を間違ってしまい、慌てて3曲目に行こうとした瞬間スマホが鳴った。

マナーモードにしてなかったことにも驚いたし、何より歌詞を変えようとしていたので普通よりも増して驚いた。

 

 

「え、あの!すみません!ネマさんから電話が!ちょっと待ってて!ください!」

 

コメント ネマさん?

コメント クマさんのマネージャー

コメント なる

コメント なんだ?なんだ?

コメント 軽い放送事故

コメント 悲鳴助かる

 

慌ててミュートにして電話に出る。あのネマさんが放送中にも関わらず電話してくるなんて、よっぽどのことがあったんだろう。

 

 

「はい、もしもし。え?あの?……はい……はい……わかり ました?……はい。でも何で……はい!すみません!やります!」

 

 

電話を切りミュートを解除する。

 

「た、ただいまです。」

 

コメント お!

コメント お帰り!

コメント きちゃね!

コメント 何かあった?

 

「えっとその~ネマさんから その、眼をつむって配信ということを忘れて歌ってみてくださいって……」

 

コメント ?

コメント 何故に?

コメント とりあえず眼をつむってやるの?

コメント 俺達を無いものとするみたいな?

コメント 何か変わるのかな?

 

「えっと、歌詞を見ないのでもし、歌詞間違えたらごめんなさいね。一応ネマさんから一番好きな歌をって言われました。」

 

コメント 大丈夫やで

コメント どうなるんだろう?

コメント お!

コメント いいね!

コメント なんだろう。

 

「3曲目は自分が大好きな曲、からくりピエ○です!」

 

コメント いいね!

コメント 少し暗い曲だね?

コメント クマさんと合っていて解釈一致やね

コメント いいね。

 

「それじゃ行きます~?」

 

コメント クマさんもリスも皆頭の上?なってるな

コメント 楽しみ!

コメント どうなるんだろう!

 

 

 

 

 

 

音源を流して眼をゆっくり閉じる。

流れてくる落ち着きのある音。哀しげさあり。優しさのある一番大好きなこの曲。

 

眼を閉じて音だけに集中する。周りの景色は黒に染まり椅子に体を預けて軽く力を抜く。そうするとまるでこの世界に自分だけしかいないような感覚に陥る。

 

 

時間にすれば50秒くらいだろう。しかし、自分にとってはとても長く感じた。その長く感じた感覚の中でネマさんに言われた配信ということを忘れていく。

今、ここには自分しかいない。誰も見ていない。

歌い出しに近づくに連れて緊張はなくなり、今あるのは流れてくる音と自分のゆっくりな鼓動だけだった。

 

 

 

「~♪~♪」

 

先程までの歌い方とは違く、落ち着いていて音程が外れることはなく、声も出ていた。

少し高めに出していた声はクマの本来の良さ、低さを出している。

 

コメント !!?

コメント え!?

コメント 低っ!?

コメント うっま!!?

コメント さっきと全然違う!?

 

一番サビ

「~♪~♪」

 

コメント さっきよりも声出ている!

コメント 好きな曲だから?

コメント どうだろう?

 

 

「~♪~♪」

 

コメント !!?

コメント ッ!?

コメント 呼吸を止めての部分をまるで囁くみたいに!?

コメント 心臓止まりかけた……

コメント あわわわ!

 

 

~間奏

 

 

コメント 何も言わないな

コメント 集中してるんじゃね?

コメント もしかして、緊張するから下手になるパターン?

コメント !?だとしたら!

コメント 眼をつむり配信を忘れ、歌えば

コメント 緊張無くして自然体に歌える!?

コメント つまり、これがクマさんの実力!!

 

サビ

「~♪~♪」

 

コメント ここ難しいのにすげぇ自然に聞こえる。

コメント おぉ!台詞みたいに歌うのヤバイ!

コメント クマさん歌上手すぎ!!

コメント おおおお!!

 

サビ

「~♪~♪」

 

コメント はい!はい!はい!

コメント ラストスパート!!

コメント おおおお!!

コメント クマーー!!!!

コメント はいはいはい!!

 

ラスト

「~♪~♪」

 

コメント 鳥肌ヤバイ!

コメント うっま!!

コメント ソッと歌うのがヤバイな

コメント おお!

 

「……ふぅ~。」

 

 

コメント 888888

コメント イェーイ!!

コメント 最高!!

コメント (*’ω’ノノ゙☆パチパチ

コメント (*’ω’ノノ゙☆パチパチ

 

「えっと……ど、どうでした?」

 

コメント クマさーん!!

コメント めっちゃ良かったよ!

コメント 上手かった!!

 

「え!?そんなに!?」

 

ネマさんの言う通りにしたけど……なんか、めっちゃ評価たっか!?

なんで?どうして?何が変わったの?

んまぁ、緊張はあまりしなかったけど…………

それでこんなに変わるものなの!?

もう意味がわからない……

この後2、3曲歌い配信は終わった。

 

 

配信後ネマさんからメッセージが来ていた。

 

 

『歌ってみた出しましょう!』

 

『 (´ロ`ノ)ノ 』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
次回も気長にお待ちいただければと思います。


また、自分なりに頑張ります!
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