やはり俺の極道生活はまちがっている 続 作:ガム【s32099】
今回は本当に遅くなり申し訳ありません!
2ヶ月半もみなさんをお待たせしたことを深くお詫び申し上げます!
しかも、投稿しない間にお気に入りも150をこえて、評価も沢山していただけて感謝感激でいっぱいです!
次はこれ以上は間を開けないようにするので!
私の懺悔はこのくらいにしといて、では本編どうぞ!導入がちょっと雑かも?ww
ーー楽sideーー
にしてもこの商店街も懐かしいなぁ。よくここら辺に来て遊んでたな。
楽「5、6年経ってもあんまり変わって無いんだな。」
八幡「あぁ、ここら辺は前と変わらず栄えてるからな。あの駄菓子屋なんか良く遊びに言ってたよな。」
楽「おー、あの駄菓子屋か。きなこ棒どっちがより多く当たりを引き続けられるかって勝負してたのが懐かしいよ。」
八幡「まぁ、あの駄菓子屋は小学校4年生くらいから行く回数も減っていったしな。」
楽「俺の記憶だとここら辺に抜け道っぽいところが…ここか?」
八幡「おう、ここだな。」
小町「私ここに来た記憶があまり無いんだけど。」
有栖「まぁ、私達が学校の帰り道に寄るところでしたから。」
小町「…そっかだから私あまり知らないんだ。」
八幡「……」
楽「…八幡?」
八幡「…いや、なんでもない。」
久しぶりに見たな、八幡の思い詰める顔。…やっぱり何かあったのか?
有栖「八幡さん、せっかくですから何か食べ物でも買ってきましょうか?」
八幡「あー、そうだな。楽と小町はなんか食べたいものでもあるか?」
楽「俺はなんでもいいよ。」
小町「私もー♪」
八幡「分かったよ。じゃあ、有栖と2人で行ってくるわ。…あと楽!」
楽「ん?どうし「俺に聞きたかったことは本人に聞いてみろ。」へ?…わ、分かったよ。」
さっきの反応は小町ちゃんに対するものか。いやでも、つい分かったって言ったけど八幡がそんなに思い詰めることを俺に出来ることなんてたかが知れてると思うんだけど…
小町「ら〜くくん♪」ダキッ
楽「おわっ!どうした小町ちゃん?」
小町「楽くん…知りたいんでしょ?私が変わった理由。」
楽「っ!…ば、バレてた?」
小町「お兄ちゃんと有栖さん2人して変な行動するからバレバレだよ。あの2人はそれも承知の上で行動したんだろうけど。それに…元々楽くんには聞かれたら話すつもりだったんだよ。」
楽「え?そうなの?」
小町「うん…全部楽くんのおかげだから。」
楽「俺のおかげ???」
小町 「だから、楽くんには全部包み隠さず話す。ちゃんと聞いてよね?」
楽sideout
ーー有栖sideーー
咄嗟に八幡さんを誘って抜け出そうとしてみたのは良かったのですが、これで良かったのでしょうか?
八幡「有栖は良かったのか?」
有栖「何のことですか?」
八幡「いや、お前もあそこに残っても良かったんだぞ。」
有栖「いえ、私は構いませんが…私から誘っておいてなんですが、八幡さんこそあそこに残られなくて良かったのですか?」
八幡「俺か?俺はいいよ……俺は何があったのかは知ってるし、なにより俺には小町を救えなかった、小町の環境の変化に気づけなかった、兄貴なのにな。今でも思い出すとあの時のことを悔やむよ。」
有栖「……」
八幡「でも、今思えば俺じゃ小町を慰めることは出来ても、救うことは出来なかったとも思う。...いや、出来るはずがない。」
有栖「それは…どういう?」
八幡「.......本当は俺から話すのはダメだと思うんだが、小町と楽が再会出来てこの話題が浮き彫りになったのも何かの縁だ。俺の懺悔を聞いてくれるか?」
…あの八幡さんがここまで素直になってくれるとは。いや、それほどのことだったんでしょう。
有栖「ええ、もちろんです。八幡さんの頼みとあらば。」
☆☆
『いじめ』子供のイメージが強いかと思うが大人でもまた然り。それは、その昔まだ日本の多数の国民が百姓として働いている時代でも見られる差別的な行いを特定の人物に意図的に行うこと。しかし、この時代では当たり前とされていたのだが。
現代社会では禁止されているいじめも問題として根強く残る事のひとつであり、すぐにでも無くすべきことである。
だが、ここで皆に問おう。現代社会に根付くいじめの定義とは何なのか?厳密に言えば定義自体は決められている。みんなの検索アプリ先生を使い調べると難しい言葉で書かれているので私の方で噛み砕いて説明すると、
「人物Aの一定の人間関係にあるその他の人物が人物Aに対して心理的、又は物理的な傷を負わせる行為であり、人物Aが心身に苦痛を感じているもの。」
とある。だが、この場合は一律にいじめと言えるのであろうか?.......いや、言い方を変えよう。この場合は定義で語るのならいじめと言えるだろうが、加害者側を罰せようと思うのが多数派になるであろうか?
『加害者側が防衛本能によってその人物と関わるのを避け始め被害者側がどんどん孤立し、最後に心身に苦痛が与えられるものに変わった。』
きっとこの文だけでは誰も理解が及ばないのだろう。ではここで、ある具体的なお話の1つを聞いていただければと思う。
ここで話すは1つのきっかけから虐げられる1人の女の子が自分の生まれを憎み、恨み、しかしその中で1人の男の子に憧れ成長していく物語である。
幸恵「小町ー!一緒に遊ぼー!」
小町「う、うん。」
真美「小町ちゃんってさ、なんでそんなに暗いの?」
小町「そ、そうかな?」
幸恵「そうだよ!小町はこんなに可愛いんだからもっと堂々としなきゃ!」
小町「ど、どうどう?」
幸恵「そうだよ!…ところで堂々って何?」
真美「えー、分かんないのに難しい言葉使うのダサー!」
幸恵「そ、そんなことないし!」
小町「は、はは。」
この話の主人公として据えるーー比企谷小町ーー。小学四年生の女の子。5年後の彼女からは全く考えることの出来ないほど、引っ込み思案で目立つようなことが苦手な内気な女の子である。
その両隣で盛り上がっているのがーー
幸恵「ねぇ、あの人知ってる?」
真美「え?誰だれ?」
幸恵「ほら、あそこでアホ毛頭の人と話してる人。」
真美「うーん、知らないなぁ。小町ちゃんは?」
小町「え、私?…知っては、いるよ。」
真美「え?知らないのわたしだけ!?…でも、その人がどうかしたの?」
幸恵「なんかあの人のお家ってヤクザ?っていう怖い人が沢山いるんだってー。」
真美「えー!その話ってほんと?」
幸恵「本当だよ!学校来る時もその人達を連れてきてるって噂だし。」
小町「へ、へぇー、そうなんだ。」
この女の子達の話題の的である彼。その男の子の名を ーー一条楽ーー と言い女の子たちの知る噂通り、彼の正体は東京にある凡矢理町を牛耳る集英組の一人息子である。
ちなみに、この女の子たちには知る由もないが、彼、一条楽の隣にいるアホ毛の男の子 ーー比企谷八幡ーー は千葉全体を牛耳る極道組織「千葉仁堂会」の直系組織である比企谷組の組長比企谷涼の息子であり、比企谷組若頭である。
しかし、一条楽を話題にしている女の子たちだが、実はもっと身近にも彼らに近い立ち位置の子がいることをまだ知らない。
小町「(お兄ちゃんは兎も角、楽くんはやっぱり噂になりやすいんだね。…組の人があんな感じだから当然かもしれないけど。)」
ーー比企谷小町ーー彼女は千葉仁堂会の直系組織である比企谷組の娘であり、比企谷八幡を兄に持つ極道一家の一員なのである。
幸恵「?…?!ほら、あそこ見てよ!」
真美「え?何あれ?」
小町「(送り迎えにあんな大きい車で来るから余計楽くんは目立っちゃうんだよね。…楽くんはめちゃくちゃ嫌がってるけど。)」
幸恵「.......ね?私の言ったことホントだったでしょ?」
小町「そ、そうだね。」
真美「なんか私、すごいもの見た気がする…」
しばらく放心状態でリムジンで一条楽を迎えに来た集英組の若頭である竜とそれに対して説教する一条楽を眺めていると
(小町はこの光景に慣れているので残り2人が元の世界に戻ってくるまで静かに待っていた)
幸恵「…あ、そうだ!今から商店街に行かない?」
小町「い、良いけど…何かあるの?」
幸恵「実はね、駄菓子屋にスーパーボールクジが新しくなったって聞いてね。行ってみたいなって!」
真美「それホントに?!私も行きたい!」
小町「わ、私も行く!」
幸恵「じゃあみんなで行こー!」
ーー駄菓子屋ーー
幸恵「わぁ!やっぱり新しいからまだ沢山残ってるよ!」
真美「ほんとだ!1等とかも全部残ってる!」
小町「これとかボールの真ん中にハートがあるよ!」
今、小町の学校ではスーパーボールが流行中なのだ。何故流行したのかは誰にも知る由もないのだが、この流行を子供っぽいと思いつつも心の底から楽しんでいる当たりまだまだ一般的な小学四年生なのだろう。
幸恵「ふっふっふ。ではここで運試しの勝負をしようではないかー!」
小町「勝負?」
幸恵「そう、勝負だ!ルールは、今ここには1等から200等までのスーパーボールがあります。…間ちょっと抜けてるけど。1人3回クジを引いて、3回分の結果を足して1番多い人の勝ちね!」
真美「数が多い方が勝ちってどっちかって言うと運が悪いんじゃない?」
幸恵「.......少ない方の勝ちね!」
小町「ご、誤魔化しきれてないんじゃ?」
幸恵「細かいことは気にせんで良いから、ほらやるぞー!」
幸恵「ま、負けた。」ガクッ
真美「わーい!あたしの勝ちー!」
小町「さ、幸恵ちゃん大丈夫?」
幸恵「大丈夫に見える?…なに?下から3つって?200と199と198は流石にっ!」
小町「だ、大丈夫だよ!きっとこの後に良いことあるって!」
幸恵「そ、そうかな?」
小町「うん!そうだよ!」
幸恵「でも、真美とのこの差は許せん!」
小町「あー…ははは。それは、どうしようもないかな?」
当の本人である乃際真美は1等、3等、10等というかなりの幸運に舞い上がっている様で幸恵のことは微塵も目に入ってないらしく
真美「小町ちゃんが当てたハートのスーパーボール可愛くて良いなぁ。」
幸恵「それだけの幸運を引き当てといて満足出来てねぇのかこいつはッ?!」
小町「あはは。これだけは真美ちゃんでもあげれない、かな?」
真美「小町ちゃんくじ引く前から狙ってたもんね!なら、仕方ないか。」
幸恵「その3つで満足出来ずに小町のものまで狙うのかこいつは?!」
小町「さ、幸恵ちゃん…ま、また新しくなったら来よ?その時はもっと良いのが当たるよ!」
幸恵「そうだね。また今度来たらいっか。」
真美「…ん?あれって美柑ちゃんじゃない?」
幸恵「あ、ホントだ。おーーーい!みかーーん!!」
幸恵が駄菓子屋の前で大声で叫ぶとこちらに気づいたのか寄ってくる影が1つーー
美柑「サチとマミに小町ちゃん。3人揃ってどうしたの?」
真美「幸恵ちゃんがこの駄菓子屋でスーパーボールクジで運試し勝負するって言うから勝負したんだけど。」
幸恵「.......私がフルボッコにされました。」
小町「あ、はは。」
美柑「そっか。そういえば最近、学校でスーパーボールが流行ってるもんね。」
幸恵「そういう美柑は…そっか、買い出しか。」
美柑「家にお父さんもお母さんも居ないし、リトも部活で遅いしね。私がやるしかないんだよ。」
小町「た、大変だね。」
美柑「慣れればどうってこと無いよ。」
ーー結城美柑ーー彼女は5つ上の兄を持ち、両親は共働きで家にほとんどおらず兄とほぼ二人暮しのような生活をしている。そのため、年の割に大人びており同級生だけでなく先生達からも頼られるような彼女。たくさんの男共から交際を求められるも全てを断っている。あと、ブラコン…隠してるのか無自覚なのかは知らないが結構なブラコン。
真美「美柑ちゃんもこれから帰るの?」
美柑「うん、帰って夕飯の支度しなきゃいけないから。」
幸恵「じゃあ、ちょうど良かった!私達もこれから帰るから一緒に帰ろー!」
彼女らの放課後。何気のない日常の1つ。これだけでも分かる何の変哲もない幸せな日々。しかし何の因果か、この何気のない日常が壊れて行くことをこの時はまだ誰にも知る由がない。そして、この因果は遅かれ早かれ来るものであったのかもしれない事を知るのもまた彼女ら、尚且つ彼にもまだ知る由はない。
第7話いかがでしたでしょうか。今回の後書きは長くなること間違い無しなので興味の無い方はここらで読むのをやめてアンケートと感想だけお願いします!
ということで、第7話は当初の予定より早めに小町の過去編突入です!本当は、もっと後々の予定でしたが、過去の私のある暴走によりここらで早めにやった方がいっか!という結論に至り突入しました!ww
あとは、このままゴールデンウィークを進めても平坦ばかりになるかな?と思い、山を1つここで挟みました!
正直、小町過去編は私の頭の中では穴が空きすぎで形にするのにどれくらい時間がかかるんだろうと心配です(๑•̀д•́๑)キリッ
さて、ここで新キャラの投入です!男子の道徳の教科書ToLOVEるから小学生キャラ『結城美柑』『小暮幸恵』『乃際真美』の3人が登場です!あ、あとついでにリト君もお名前だけ。結城美柑はみなさん分かりそうなんだけど、他2人が頭に浮かぶ人いるのかね?ww
過去編が小学生なので良いキャラいないかな?…あっ!この子達使えそう!と私の家の本棚の中から選びました!
最初書いてた時は名無しの友達だったのに名前が付くことになるとは!名前を付けたのはその方が感情移入しやすいというか、小町の過去がより鮮明にわかりやすくなるかな?と思ったので!次回からもこの3人を有効活用できるように頑張ります!
ちなみに、戻って最初の方のきなこ棒とか分かりますかね?私これでも若い方なんですけど…スーパーボールは実際に私が小学生時代に一時期流行りました!今思うとなぜ流行ったのか謎ですがww
そして、皆さんが1番気になったであろう過去編に入ってからの地の文!これは私の挑戦でもありお試しでもあります!私、とあるシリーズが大好きでして次回作はとあるシリーズやろうかな?とか考えちゃってるアホなんですけど、とあるシリーズ特有の言い回し…には全くなっていませんが、第三者目線というか語り部というかそういう感じを目指した地の文を書いてみました!正直、これはアンケートによって続けるかやめるか考えようと思ってるのでアンケートよろしくお願いします!
ちなみに、続けることになってもやるのは過去編のみです!
過去編の地の文ってこのまま続けていいと思う?
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読みにくいからやめて欲しい
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このままでも読みやすいから続けていい
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勝手にしろサボり魔
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まぁ、過去編だけなら。