恋柱の継子、人の恋路に世話を焼く   作:大同爽

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今回より蝶屋敷編です!
治療の為に蝶屋敷に逗留する炭治郎達かまぼこ隊!
そんな彼らに楓子ちゃんはどうかかわっていくのか!?
と言うわけで本編です!





恋34 恋柱の継子と特別特訓

 蝶屋敷に炭治郎達が治療の為にお世話になって二週間が過ぎた。

 鬼の毒によって蜘蛛にされかけた善逸を除き、炭治郎と伊之助は機能回復訓練を開始していた。

 善逸はその内容を知らされていないものの、毎度ゲッソリと肉体的にも精神的にも憔悴した様子で帰ってくる二人の様子に恐ろしさを感じていた。

 そして、今日善逸も晴れて二人とともに機能回復訓練に参加する。

 まるで歩く屍のようにのそのそと重い足取りで歩く二人の後を善逸はこわごわと着いて行く。

 

「怖い…怖い…怖いよぉ~…行きたくないよぉ~…」

 

 震えながら涙目でブツブツと呟きながらあとを歩くこと数分、蝶屋敷内に設けられた道場にやってくる。

 

「それでは、善逸さんは今日から訓練参加ですのでご説明させていただきます」

 

 床に座る三人の前に立ったアオイが口を開く。と――

 

「その前に、三人がそろいましたのでこれまで炭治郎さんと伊之助さんがしてきた機能回復訓練に加え、新たに特別特訓を行うことになりました」

 

「特別訓練?」

 

 善逸がアオイの言葉に首を傾げながら両隣の二人に視線を向けると、二人も初耳だったようで困惑した様子で首を傾げていた。

 

「この特別訓練は先日の那田蜘蛛山での一件で隊員全体の質が落ちている件についての懸念を払拭するべく、お館様より新たに試験的に導入されたものです」

 

「そう言えばこの間お見舞いに来てくれた村田さんがそんな話をしてたような……」

 

 アオイの言葉に炭治郎は二週間前の機能回復訓練開始前に自分たちを見舞ってくれた先輩隊員の村田の言葉を思い出していた。

 

「と言うわけで、今日は特別訓練の教官役の方が来ています」

 

 アオイは三人の顔を見渡してそう言うと

 

「それでは、どうぞお入りください!」

 

 三人の背後の扉に呼びかける。と――

 

「おうおう!」

 

 大声と共にピシャンッと音を立てて扉が開けられる。

 

「「「ッ!?」」」

 

 その音に三人がビクリッと身体を震わせて音の方に視線を向ける。そこには――

 

「ひれ伏せ諸君!」

 

 左手をぶんぶん振りながら大股歩きで歩いてきた人物

 

「私こそが君らの教官、大好楓子だ!」

 

 楓子が意気揚々と歌舞伎の見栄のように高らかに叫んだ。

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 ○

 

 

 

「楓子さんッ!」

 

 驚く三人の視線を受けながら私は大きく頷く。

 

「久しぶりだね、三人とも!今日まで君たち三人の特別特訓の準備でバタついちゃって見舞いにも来れなくてごめんね!」

 

 三人の顔に視線を巡らせた私はにっこりと微笑む。

 

「善逸くんは今日から機能回復訓練参加と言うことで、三人の訓練開始を揃えるためにまずは五日ほど三人には機能回復訓練を中心に勘を取り戻してもらう!そこから随時様子を見ながら訓練を始めて行こうと思う!私の持てる知識を総動員して君たちを全力で鍛えていくから覚悟しておくように!」

 

「「は、はい!」」

 

「…………」

 

 驚きながらも返事をした炭治郎くんと善逸くん。伊之助くんは原作通り那田蜘蛛山で打ちのめされて傷心中らしい。

 

「と言うわけで、アオイちゃん!機能回復訓練の方よろしく!」

 

「はい!」

 

 私の言葉に頷いたアオイちゃんが一歩前に出る。

 

「それでは、改めて機能回復訓練のご説明をさせていただきます」

 

 言いながらアオイちゃんは敷かれている布団とそこに立つすみちゃん・きよちゃん・なほちゃんを指す。

 

「まずあちら、寝たきりで硬くなった体をあの子たちがほぐします」

 

 アオイの言葉に三人がキリッとした表情で頷く。

 続いてアオイちゃんは机に十個の湯呑の置かれた前に正座するカナヲちゃんを指す。

 

「それから反射訓練。湯飲みの中には薬湯が入っています。お互いに薬湯をかけ合うのですが、湯飲みを持ち上げる前に相手から湯飲みを抑えられた場合は湯飲みを動かせません」

 

 カナヲちゃんはそれに特に表情は変えず、いつもの感情の見えない笑みを浮かべている。

 そんなカナヲちゃんを示しつつ自分も指したアオイちゃんは

 

「最後は全身訓練です。端的に言えば鬼ごっこですね。私、アオイとあちらのカナヲがお相手です」

 

 アオイちゃんの説明を聞いた三人は、炭治郎くんと伊之助くんはやつれた様子で俯き、善逸くんは顔を顰め

 

「すみません、ちょっといいですか?」

 

「何かわからないことでも?」

 

 善逸くんの言葉にアオイちゃんが訊く。が――

 

「いえ、ちょっと。来い二人共」

 

「?」

 

「行かねーヨ」

 

 善逸くんの言葉に炭治郎くんは首を傾げ、伊之助くんはしゃがれた声で返す。

 

「いいから来いって言ってんだろうがァァァ!!」

 

「「「ッ!?」」」

 

 善逸くんの怒声に炭治郎くんと伊之助くんだけでなくアオイちゃんもギョッとする。

 

「来いコラァ!!クソ共が!!ゴミ共が!!」

 

 叫びながら二人を引き摺っていく善逸くん。

 そして数分後――

 

『正座しろ正座ァ!!この馬鹿野郎共!!』

 

『なんダトテメェ――』

 

 ドスンッ!

 

「「「「ッ!?」」」」

 

『伊之助ッ!?』

 

 道場の外から聞こえる声とともに何かが壁に勢いよくぶつかった音がして、アオイちゃんとすみちゃん達がビクリと驚きで体を震わせる。

 

『なんてことするんだ善逸!!伊之助に謝れ!!』

 

『お前が謝れ!!お前らが詫びれ!!天国にいたのに地獄にいたような顔してんじゃねぇぇぇぇぇ!!』

 

 炭治郎くんの叫びが聞こえるが、それをかき消すようにさらに大きな善逸くんの声が響く。と言うか凄いな、壁一枚隔ててるのにここまで聞こえるとかどんだけ叫んでんだろう。

 

『女の子と毎日キャッキャキャッキャしてただけのくせに何やつれた顔してみせたんだよ!!土下座して謝れよ!!切腹しろ!!』

 

『なんてこと言うんだ!!』

 

『黙れこの堅物デコ真面目が!!黙って聞け、いいか!?女の子に触れるんだぞ!!体揉んでもらえて!!湯飲みで遊んでいる時は手を!!鬼ごっこの時は身体触れるだろうがアア!!女の子一人につきおっぱい二つお尻二つ太もも二つついてんだよ!!すれ違えばいい匂いがするし見てるだけでも楽しいじゃろがい!!幸せ!!うわあああ幸せぇぇぇッ!!』

 

『わけわかんねぇコトいってんじゃネーヨ!!自分より体の小さい奴に負けると心折れるんダヨ!!』

 

『やだ可哀想!!伊之助女の子と仲良くしたことないんだろう!!山育ちだもんね遅れてるはずだわ!!あー可哀想!!』

 

『(カッチーン)はああーーん!?俺は子どもの雌踏んだことあるもんね!!』

 

『最低だよそれは!!やだやだやだ!!それじゃあモテないわ!!』

 

『はああッん!?女くらい何人でも持てるわ!!』

 

 そんな彼らのやり取りに私は笑いながら隣に視線を向けると

 

「「「「…………」」」」

 

 アオイちゃんが眉を引くつかせ、すみちゃん・きよちゃん・なほちゃんもムスッとした表情を浮かべていた。

 どうやら善逸くんの言葉に日頃の薬が苦いだなんだと文句ばかり垂れる彼への不満も相まって彼への好感度がゴリゴリと削られていったのだろう。憐れ、善逸くん。君が持てないのはそう言うところだぞ。

 そして、数分後――

 

「よろしくお願いしま~す!♡」

 

 全部聞こえていたとはつゆ知らない善逸くん達が戻ってくる。善逸くんは満面の笑みで上機嫌にくるくる回っている。

 そんな彼にアオイちゃん達四人は呆れながらも「そんな笑顔がいつまでもつか試してやろうじゃねぇか」と言う方向で思考が一致したようで四人は無言のまま頷き合う。

 そしてさっそく機能回復訓練が始まった。手始めにすみちゃん達三人による激痛を伴うマッサージなのだが

 

「アハハハッ!アハハハッ!アハハハハハッ!!イヒヒヒヒヒッ!!」

 

 大の大人でも泣いて悶絶するであろうマッサージをまるで物ともせず、むしろ極楽のように満面の笑みで善逸くんは受け続けた。

 

「ウィヒヒヒヒヒヒッ!!ダイジョブダイジョブ~♪」

 

 その笑みは非常に気持ち悪かった。

 

「あいつ、やる奴だぜ。俺でも涙が出るくらい痛いってのに笑ってやがる」

 

「…………」

 

 そんな善逸くんに伊之助くんは素直に尊敬した様子で見つめ、炭治郎くんはそんな伊之助くんも込みでドン引きした様子で見つつ口を噤んでいた。

 そして続いてアオイちゃんとの反射訓練では勝ち星をあげた。あげたのだが――

 

「俺は女の子にお茶をぶっかけたりしないぜ」

 

 カッコつけて見せていた。が、先程の言葉がすべて筒抜けだったうえに湯飲みに伸びたアオイちゃんの手をさりげなく握っている手付きの気持ち悪さにアオイちゃんの顔は嫌悪感丸出しで引くついていた。

 その後のアオイちゃんとの鬼ごっこも勝ち星をあげたのだが

 

「わっしょ~い!!」

 

 ガバッと背後から抱き着いた上にさりげなくアオイちゃんのおっぱいを鷲掴みにした善逸くんは

 

「勝負で勝ち戦いに負けた!」

 

 アオイちゃんの手によってボッコボコに鉄拳制裁をうけた。

 そんな光景はさておき、善逸くんがアオイちゃん相手に勝ち星を上げたことに元来の負けず嫌いな性分を刺激されたらしい伊之助くんは

 

「俺もやるぜぇぇぇッ!!」

 

 ものすごくやる気を見せ

 

「うっしゃぁぁぁッ!!」

 

 反射訓練では見事アオイちゃんにお茶をぶっかけ

 

「オラァッ!!」

 

「痛いッ!」

 

 鬼ごっこでは捕まえたアオイちゃんを逆さ釣りにまでしていた。

 炭治郎くんもアオイちゃんには勝つことができ、三人揃って次の段階に上がることはできたのだが――

 

「…………」

 

 カナヲちゃんと言う壁は大きく、三人とも手も足も出ずびしょ濡れにされていた。

 

「これで三人とも自分たちの現状が分かったよね?」

 

 カナヲちゃんに負けて濡れ鼠になってしょぼくれる三人に私は言う。

 

「これから五日間、この機能回復訓練で鈍った身体と勘を取り戻してもらう。五日後に始まる私の訓練を経て、君たちは最低限カナヲちゃんに勝ち星をあげられるだけの力をつけてもらうからそのつもりでね」

 

「うえぇぇぇ!?あ、あの子に勝てる様にとかどんだけぇぇぇッ!?」

 

 善逸くんは私の言葉に嫌そうな声を上げるがスルーする。

 

「私はあと五日でもう少し残ってる特別訓練の準備を完了させてくるから、また五日後に会おうね!三人とも頑張ってね!!」

 

 私は三人へ微笑みながら言った。

 

 

 

 

 

――そして、五日後

 

 

 

 

 

「――で、伊之助くんはふてくされてへそを曲げて、善逸くんは諦めた、と?」

 

「は、はい……」

 

 道場の床に正座し申し訳なさそうに言う炭治郎くんに私はため息をつく。

 まあこうなることは原作通りだし、想定内だ。

 

「しょうがない。呼びに行くよ!」

 

「はい!」

 

 頷いた炭治郎くんを連れて私は三人が寝泊まりしている部屋に行く。

 

「おいおい、伊之助くん?前までの勢いはどうしたの?ちょっと負けが続いたからってこんなところでふてくされて」

 

 ベッドに寝ころび布団にくるまる伊之助くんに私は言うが、伊之助くんは微塵も動かない。

 

「ほ、ほら伊之助!せっかく楓子さんが呼びに来てくれたんだから一緒に頑張ろう!なッ!?」

 

 不貞寝する伊之助くんに炭治郎くんが言うが伊之助くんは答えない。

 

「………はぁ~」

 

私はそんな様子にため息をつく。そして――

 

「あ~ンンッ!『おやおや、伊之助くん、こんなところで不貞腐れてへそを曲げているなんて、アナタ…怠惰ですねぇ~?』」

 

「「ッ!?」」

 

「い、今の、伊之助の声!?で、でもなんか雰囲気違ったようにも……」

 

 私の声真似に伊之助くんと炭治郎くんだけでなく私たちの背後で布団で仮病で寝たふりをしている善逸くんも驚いた気配が伝わってくる。

 

この程度の逆境に膝を抱えるなどォ…以前のあなたの勤勉さにあるまじき様ですねェ~?そんなあなたを以前のあなた自身が見たらどう思うのでしょう~?あまりの滑稽さに怒りを通り越して笑われてしまうかもしれませんねェ~?どう思われますかァ~?

 

「…………」

 

無視は寂しいですねェ~!!こんなにも私は好意的に接しているというのにのにのにのににににににィ!!

 

 私の言葉になおも伊之助くんは答えない。

 

実に残念ですねェ!惨めで醜くて偽善で矮小で罪深いあなたを、私は心より憐れむのですゥ!!

 

「はぁぁぁぁッん!?」

 

 と、ついに私の言葉に耐えかねたらしい伊之助くんがガバッと身を起こす。

 

「テメェさっきから黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがっテ!!だいたい何なんだそのしゃべり方はヨォ!!俺様のこと馬鹿にしてやがんのカァ!?」

 

いえいえいえいえ

 

 怒声を上げる伊之助くんに私は首を左右に振りながら否定し

 

実際のところ疑問なのですよ。何故に、何のために、何の意味があってそんな風に不貞腐れているのですか?

 

「ああんッ!?」

 

あなたはあの那田蜘蛛山でも負け、ここでもカナヲちゃんに負けた。強いと自負するあなたがこうも負け続けては気落ちするのも道理です。しかし、何故そこから立ち上がらないのです?何故そうも怠惰にうずくまったままなのです?

 

「そ、それは……」

 

 私の問いに伊之助くんは口籠る。

 

これまでのあなたならば勤勉に戦ってきたのに、今のあなたは実に怠惰!実に滑稽!脳が震えるゥゥゥゥッ!!

 

 言いながら私は頭を抱えて叫び

 

……まあ、それもいいでしょう

 

 ふう、吐息をついて言う。

 

あなたがこの程度の試練に躓きそうやってうずくまって歩を止めている間にあなたの友人、この竈門炭治郎くんは私と共に君では到底追いつけないところまで勤勉に歩みを進めることでしょう。あなたはそうして怠惰に過ごしているといいのデスッ!!

 

「ッ!」

 

 そんな私の言葉についに伊之助くんの雰囲気が変わる。

 

「……やる」

 

ハイィィ?何ですゥゥゥ?

 

「やってやろうじゃねぇかァァァァァッ!!」

 

 耳に手を当てて訊き返す私に伊之助くんが叫ぶ。

 

素晴らしいッ!!それでこそ実に勤勉!!あなたの想い、私、実に――

 

「その鬱陶しいしゃべり方やめねぇと乳もぎ取んぞゴラァ!!」

 

「あいよ!」

 

 怒声を上げる伊之助くんに笑いながら頷いた私は

 

「さ、伊之助くんもやる気になったことだし、次は善逸くん――」

 

 言いながらにこやかに振り返る私。そんな私が見たのは

 

「あ……」

 

 コソコソと、今まさに部屋から出て行こうとしている善逸くんの姿だった。

 

「善逸?」

 

「ッ!」

 

 そんな善逸くんの姿に炭治郎くんが声をかけるとビクリと肩を震わせた善逸くんは

 

「お、俺は無理だから!無理だからぁぁぁぁぁッ!!」

 

 叫びながらピューッと走り去って行った。

 

「「「…………」」」

 

 そんな善逸くんを見送った私達。

 

「ッ!待てよ、善逸ッ!」

 

 慌てて炭治郎くんが善逸くんを追いかけようと呼びかけ

 

「待って」

 

 そんな炭治郎くんを私が手で制す。

 

「炭治郎くんは伊之助くんと一緒に先に行ってて。善逸くんは私が連れて来るから」

 

「で、でも……」

 

「大丈夫、ちゃんと連れて来るから」

 

 私が微笑みながら言うと炭治郎くんも少しの間を開けて頷き

 

「それじゃあ楓子さん、善逸のことお願いします」

 

「うん、任せて」

 

 頷いた私を確認し、炭治郎くんは伊之助くんと共に部屋を後にした。

 二人を見送った私は

 

「さて、と……」

 

 言いながら首に手を当ててゴキゴキッと鳴らし

 

「私相手にかくれんぼ挑んだことを後悔させてあげるよ、善逸くん?」

 

 不敵に笑みを浮かべたのだった。

 

 

 ○

 

 

 楓子から逃げた善逸は廊下をテキトーに進んだ後に目についた扉に飛び込み息をつく。

 

「努力するのは苦手です……地道にコツコツやるのが一番しんどいです……」

 

 壁に背中を預けて腰を下ろした善逸は誰に対して言うでもなく呟く。と――

 

『善逸く~ん、どこですか~?いるんでしょ~?』

 

「ッ!」

 

 ドア越しに廊下を歩く足音とともに楓子の声が聞こえてくる。

 

『善逸く~ん、今素直に出てきたら逃げた罰は無しにしてあげるよ~?』

 

 ゆっくりと、間延びした声とともにもったい付ける様に徐々に近づいてくる足音に善逸は声を出さない様に口を両手で抑える。

 

『善逸く~ん?ほらほら~。早く出ておいで~』

 

 楓子の声が徐々に近づいて来て足跡が扉の前までやって来る。そして――

 

『善逸く~ん?どこかな~?』

 

 声が遠ざかって行く。

 

「ほッ……」

 

 足音が聞こえなくなったことに安堵した善逸が息をつき

 

ドガァッ!

 

「ヒッ!?」

 

 直後、善逸の目の前の扉に突如斧が扉を叩き割りながら顔を出す。

 恐怖に固まる善逸の目の前でゆっくりと斧が引っ込んだ後、斧が開けた扉の穴から楓子が顔を見せ

 

みぃつけたぁぁぁ♪」

 

 善逸の姿を認め、ニヤァッと笑みを浮かべた。

 

【挿絵表示】

 

 

「イヤァァァァァァァッ!!?」

 

 善逸の絶叫が蝶屋敷中に響き渡った。

 

 




と言うわけで、楓子ちゃんがかまぼこ隊の正式な教育係――教官に就任しました。
これから楓子ちゃんが本格的に三人を鍛えていきますよ!
さあ楓子ちゃん式の訓練とはいったい!?
お楽しみに!



そして、今回の質問コーナーです!
今回はただの歩兵さんからいただきました!

――炭治郎とカナヲの仲を応援したりする予定は?

楓子「もちろん!あたぼうよ!大好楓子は公式CPを応援します!」

――副業の物書きで、大人向けの本を書いてたりしますか?

楓子「今のところは書いてないですが、そのうち書くかもしれませんねぇ。具体的に言うと鬼舞辻無惨を倒して本格的に作家業に専念できるようになったら、とか」

とのことです!
そんなわけで今回はこの辺で!
また次回もお楽しみに!



~大正コソコソ噂話~
アオイやすみちゃん達三人では薬を飲むことをなんだかんだと理由を付けて渋る善逸ですが、カナエが「頑張れ頑張れ善逸くん♪善逸くんは男の子なんだからこのくらい大丈夫よ♪」と乗せられて飲み干し、「エラいエラい♪」と頭を撫でられてデレデレしていました。
最近ではカナエに撫でてほしいがためにわざと大げさに渋って見せているそうです。


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