恋柱の継子、人の恋路に世話を焼く   作:大同爽

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どうも皆さま、更新が遅くなりましてすみません。
モンスターをハントするゲームに勤しんだりそのゲームの実写版の映画や某戦車に乗る女子高生の映画観に行ってました!(;^ω^)
ガ○パンはいいぞぉ!

そんなわけで最新話!
今回は久しぶりの三度目の小ネタ集です。
前までと同じく一話分にするにはボリューム的に…と言うお話をセットにしてます。

本日のお品書きは
○風蛇同盟
○特別訓練教官補佐
○産屋敷輝利哉の苦悩

の三本です!





恋36.5 恋柱の継子と小ネタ集③

○風蛇同盟

 

 

 

「……で、だ」

 

 ズズッと湯飲みからお茶をすすった実弥は対面に座る男――伊黒小芭内に視線を向ける。

 時刻は昼下がり、場所は実弥の家である風柱邸である。

 

「お前がわざわざ出向いてくるなんて珍しいが、いったいどういう用向きだァ?」

 

「…………」

 

 実弥の問いに数秒の間を開けて閉じていた目を開けた小芭内は頷き

 

「一昨日、お館様から届いた鎹鴉からの伝令は聞いているな?」

 

「……ああァ」

 

 小芭内の言葉に実弥は一瞬顔を顰めて頷く。

 

「あの冨岡と胡蝶の妹が婚約したって話だろォ?」

 

「ああ、それだ」

 

 実弥の言葉に小芭内が頷く。

 

「聞いた話では祝言を上げるのは少し先にしてとりあえず身辺の整理や知人への挨拶まわりを行うって話だったなァ。で?それがどうしたってんだァ?」

 

 頷いた小芭内を見ながら続けた実弥は再び問う。

 

「ああ」

 

 実弥の問いに頷いた小芭内は実弥の顔をまっすぐに見据え

 

「不死川、お前胡蝶の姉といい仲らしいな」

 

「………お前、それ誰から聞いたァ?」

 

「甘露寺からだ」

 

「……そうか」

 

 小芭内の返答に一瞬苦々しい表情を浮かべ

 

「……ああ、そうだァ」

 

 観念した様子で頷く。

 

「まあその甘露寺も先日お館様と一緒に大好から聞いたらしいが……今回俺がこうしてお前を訪ねてきたのはそのことが関係している」

 

「あァん?」

 

 小芭内の言葉に怪訝そうに実弥が首を傾げる。

 

「簡単に言えば、お前に忠告しに来た」

 

「忠告だァ?」

 

「ああ」

 

 実弥の疑問の声に頷いた小芭内は

 

「あの日、何故大好が甘露寺やお館様の前でお前と胡蝶姉の関係を暴露したと思う?」

 

「あァん?そりゃぁ俺達の関係が気になってたからだろうがァ?」

 

「違うな」

 

 実弥の答えに小芭内が首を振る。

 

「あいつがそこまで考えているかはわからんが、あれは恐らく、お前ら二人の関係をあいつが世話を焼く対象と認定したことからきている」

 

「世話を焼く対象、だァ?」

 

小芭内の言葉を聞いてなお実弥は首を傾げる。

 そんな実弥へ小芭内は大きくため息をつきながら口を開く

 

「あの大好という女はな、言ってしまえば『究極の恋愛脳』なんだ」

 

「『究極の恋愛脳』だァ?」

 

「恋愛ごとに関して目がないってことだ。本人が前に自称していた」

 

 小芭内は言いながら再び大きくため息をつき

 

「あいつは他人の恋愛の気配に敏感で目が無くてなく、俺と甘露寺が婚約するように余計な世話を焼いたり、詳しくは知らんが胡蝶妹と冨岡の関係にも世話を焼いていたらしい」

 

 頭が痛そうに額に手を当てながら言う。

 

「そして、先日お館様の前でお前たちの関係に言及したということは、お前らもあいつの世話焼きの対象になったということに他ならない。そして、ここに来て冨岡たちの婚約……冨岡たちの関係が一区切りついた以上恐らく奴は次の標的に目標を切り替えるだろう。そうなった場合ほぼ確実にお前らがその対象になるだろうな」

 

「なんだその余計なお世話はよォ……」

 

 小芭内の言葉に実弥は心底嫌そうに言う。

 

「おい、お前で何とかしろよ、あいつお前の婚約者の継子だろォ」

 

「……フッ」

 

 実弥の言葉に小芭内は乾いた笑みを浮かべ

 

「俺になんとかできるようならこんな忠告をしには来ない」

 

「あぁ……なんかすまん」

 

 小芭内の疲れた笑顔に何かを察した実弥は素直に謝る。

 

「あぁ、それとお前の場合は胡蝶姉も大好と共闘して他人の恋愛に世話を焼いていた口だから余計に大変だと思うが……まあ頑張れ」

 

「おいマジか……」

 

「マジだ。あとお館様も大好の協力者だから時々度肝を抜かれるようなやり方でこちらにゆさぶりをかけて来るからそれも気を付けろ。俺の時には甘露寺の飼ってる猫のお見合い話を段取りして俺には甘露寺自身のお見合いだと意図的に誤認させてきた。そのお見合い話を大好に頼まれて用意したのがお館様だ」

 

「おい嘘だろ?嘘だと言ってくれ……」

 

「これが嘘を言っている顔に見えるか?」

 

 実弥の震える声での問いに小芭内は覇気のない死んだ魚のような目で笑みを浮かべる。

 

「お館様は鬼殺隊の隊士のことを我が子のように大事にしてくださっているのはお前も知っていると思うが、あの方は俺達のことを本当に我が子のように大事にするあまりその隊士同士の恋愛には異様に積極的になるようでな。大好の奴と一緒になって嬉々として世話を焼いていらっしゃる」

 

「…………」

 

 小芭内の言葉に実弥はこれまでに抱いていた自身の上司たるお館様こと産屋敷耀哉への尊敬との鬩ぎ合いで何とも頭の痛そうな顔で頭を抱えた。

 

「まあなんだ。何か困ったらいつでも言ってくれ。愚痴くらいは聞いてやる」

 

「愚痴だけかァ?」

 

「自分の時にされるがままだった俺に何かできると思うか?」

 

「…………」

 

 小芭内の言葉に実弥は押し黙り

 

「「……はぁ」」

 

 二人は揃って大きくため息をついたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○特別訓練教官補佐

 

 

 

「はい、というわけで今日からこの特訓で私の補佐をしてもらいます!」

 

「炭治郎の姉弟子で水柱の継子、鱗滝真菰です!よろしくね~!」

 

 と私の紹介にまこちゃんがにこやかに対面に立つ炭治郎達三人に自己紹介した。

 

「真菰さん!お久しぶりです!」

 

「うん!炭治郎も元気そうでよかった!あの柱合会議以来……いや、この間の冨岡さんとしのぶさんの婚約騒動の時以来か」

 

「そうですね!」

 

 まこちゃんの言葉に炭治郎くんが大きく頷く。

 

「今名前が出たけど、本当は短期間の講師的な感じでしのぶさんや冨岡様にも声をかけようと思ったんだけど、私もまさか婚約するとは思わなくてねぇ~。今二人共近々上げる祝言の為にあれこれバタバタ忙しくしてるから遠慮したんだよねぇ~。まあまこちゃんも柱の継子だから実力は折紙つきだだから。もちろん常中も習得してるよ~」

 

「えぇ~?その言い方だと私妥協で選ばれたみたいじゃない?」

 

「い、いや!そんなつもりないから!」

 

「フフ、わかってるよ~。からかっただけ~」

 

「あッ!も~!」

 

「ごめんごめん♪」

 

 私が口を尖らせるとまこちゃんが笑いながらペロッと舌を出す。

 

「………あの、ちょっといいですか?」

 

 と、そんなまこちゃんの顔を見ながら善逸くんがそっと手を上げる。

 

「うん?どうかした?」

 

 そんな善逸くんにまこちゃんが小首を傾げながら促す。

 

「さっき炭治郎の姉弟子って言ってましたし凄く親しそうでしたけど……」

 

「ああ、うん。炭治郎が私や冨岡さんの師匠の鱗滝左近次さんって人のところで二年間全集中の呼吸を習得するために学んでた時に私もちょくちょく顔を見せて助言とかしてたからね。まあ同じ釜の飯を食べて指導した仲って感じかな?」

 

「……つまりそれは同じ屋根の下で寝食を共にしていた、と?」

 

「うん、まあ。私自身任務にもいかなきゃだったから二年間ずっとじゃないけど最長で一か月間は一緒に寝起きして指導したよね」

 

「そうでしたね。真菰さんは珍しいお料理を作ってくれて面白かったです」

 

「それ全部ふうちゃんに教えてもらったものだよ。鱗滝さんも物珍しそうに美味い美味いって食べてたよ」

 

「そうだったんですか!」

 

「なんか私の知らないところで私の教えた料理が活躍してた様で嬉しいなぁ~」

 

 と、朗らかに三人で笑っていると、ゆらりと亡霊のように俯きながら善逸がガシッと炭治郎の肩を掴み

 

「た~ん~じ~ろ~!!」

 

 地獄の底から響くような怨念籠った声と悪霊のような顔で言う。

 

「お~ま~え!!俺なんか鬼のように厳しい師匠と口とガラの悪い兄弟子に地獄のようにしごかれてたのに!何お前はこんな天女みたいに優しくて美人の姉弟子の手料理楽しみながらキャッキャウフフな指導受けやがって!!なんだよこの差は!!俺が何したってんだよぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「ぜ、善逸落ち着け!俺だって鱗滝さんからの指導はホントきつかったんだぞ!転がし祭りやら滝壺に崖から叩き落されたり!」

 

「そんな地獄もこんな美人でおっぱい大きい姉弟子に優しく指導されてたら差し引き零だろうがぁぁぁぁ!!むしろお釣りがくるわぁぁぁぁぁ!!」

 

 炭治郎くんが慌てて言うがそんな弁解も善逸くんには効いていない。発狂したように頭を掻きむしりながらギロッと炭治郎くんを睨みつける。

 

「お前ホントそう言うとこ気持ち悪いな」

 

「うるせぇぇぇぇぇぇッ!!山育ちの女の子の良さもわからねぇようなモテねぇ猪は黙ってろぉぉぉぉぉッ!!」

 

「ハァァァンッ!?だから人間の雌の一人や二人持てるって言ってんだろうがぁぁぁぁッ!!」

 

「だからそう言う意味じゃねぇって言ってんだろうがぁぁぁぁぁッ!!」

 

 善逸くんの恨みがましい言葉に伊之助くんが見当違いなことを叫び口論になる。

 そんな三人を見ながら私はふと

 

「あれ?でも寝食を共にして手料理を食べてたって言うなら善逸くんもこの超絶美少女楓子ちゃんと藤の花の家紋の家で寝食を共にして手料理食べてたじゃん」

 

「…………」

 

 私の指摘にピタリと動きを止めてゆっくりと私に視線を向けるので

 

「うふん♡だっちゅーの♡」

 

 私は一昔前――と言ってもこの時代では未来だが――の某グラビアアイドルのポーズをマネしながらウィンクを飛ばす。

 

「…………」

 

「おいおい、なんだその無言。私は美少女じゃないってか?久々にキレちまったよ。道場の裏に来いや。私の女の魅力ってやつを拳で教え込んでやるよ」

 

「わぁぁぁごめんなさいごめんなさい!!」

 

 ゴキゴキッと首と拳を鳴らしながら言うと善逸くんが顔面蒼白で叫ぶ。

 そんな光景を見ながらまこちゃんは

 

「フフッ」

 

 楽し気に微笑んだ。

 

「ん?どったの?」

 

 そんなまこちゃんに私が訊くと、まこちゃんは楽しげに笑いながら

 

「ううん、なんて言うかね、炭治郎にこんなに仲のいい友達ができてよかったなぁって」

 

 心の底から嬉しそうに言う。

 

「私が会った頃の炭治郎は、家族を亡くしたばっかりで、その上に妹の禰豆子を人間に戻すって目的の為にいっぱいいっぱいに見えたから……」

 

「真菰さん……」

 

「だから、今そうやって友達と楽しそうにしてるのを見るのがなんだか嬉しくて。これもふうちゃんのお陰なのかな?」

 

 まこちゃんの言葉に感動した様子で目を細める炭治郎くん。そんな彼に頷きながらまこちゃんが私に視線を向ける。

 

「いやいや、私もそりゃちょっとは手は出したけど、きっとこの三人なら私がいなくても今みたいに仲良くなってたよ」

 

 そんなまこちゃんの言葉に笑いながら首を振る。

 まあ実際原作でも私の存在無しでも今みたいな関係を築いていたわけだし。

 

「へー、そうなんだ」

 

 まこちゃんが少し意外そうな顔をしながら頷き

 

「じゃあ三人はどうやって知り合ったの?」

 

 私達四人に視線を巡らせて問いかける。

 まこちゃんの問いに私達四人は顔を見合わせ

 

「どうやってて……」

 

「確か最初に会ったのは最終選別の後だよな?楓子さんが差し入れでお菓子くれて」

 

「あぁんッ!?俺貰ってねぇぞ!!どういうことだコラッ!?」

 

「いやお前最終選別終わってすぐにさっさと下山したじゃねぇか」

 

「俺、あの最終選別に伊之助がいたって知らなかったからなぁ……善逸の他にはカナヲともう一人玄弥って言うやつがいて、一緒に楓子さんのお菓子食べたから覚えてたけど……」

 

 叫ぶ伊之助くんに善逸くんがジト目で言い、炭治郎くんも苦笑いで言う。

 

「その後、俺は三つ目の任務で善逸と合流したんだったな」

 

「ああ、その時に楓子さんとも合流して」

 

「あぁ、善逸くんが炭治郎くんに『お前のせいで結婚できなかったから責任取れ!』って泣き叫んでたアレね」

 

「なん…ですって……?」

 

 炭治郎くん、善逸くんの言葉に頷きながら言った私の言葉にまこちゃんがスッと笑顔を消して目を細める。

 

「それは何?どういうことなの?」

 

「何って、善逸くんがその日初めて会った女の子に勘違いで結婚申し込んでそれがあまりにも見てられなくて炭治郎くんが止めに入って、その時に私が合流したんだったね」

 

「そうですね。その後に善逸が『お前のせいで結婚できなかったじゃないか!責任取れ!』って」

 

「そ、それで炭治郎はなんて……?」

 

「あんまりにもしつこくて面倒臭かったのでとりあえずテキトーに返事しました」

 

「ああ!やっぱりお前あの時テキトーに返事してたのか!『アァワカッタワカッタ』とか言いながらそう言うからくり人形みたいに頷いてると思ったら!!」

 

「いや、あそこは頷かないと善逸は延々と泣き叫んで縋り付いて来てたから」

 

「そ、それはつまり、炭治郎もその善逸くんの言葉を受け入れたってこと!?それって……将来を誓い合ったということでは……!?」

 

ステイ(待った)、まこちゃん。思考が飛躍してるから。一回落ち着こうか」

 

 炭治郎くん達の言葉に興奮した様子で鼻息荒く言うまこちゃんの肩に手を置きながら言う。

 

「ご、ごめん……ス~…ハ~…。よし、落ち着いた」

 

 謝りながら大きく深呼吸をして頷くまこちゃん。

 

「そ、それで?二人の出会いは分かったけど、伊之助くんは?」

 

 気を取り直した様子で訊くまこちゃんに頷きながら私は

 

「そのまま三人で参加した任務の現場に伊之助もいたんだよな」

 

「そうそう。最初は俺達にも攻撃してきて、善逸なんか禰豆子を庇ってボコボコにされてたし……」

 

「??? そうだったかぁ?」

 

「コイツ忘れてやがる!俺お前のせいでアバラ折ったんだぞ!!」

 

「へー」

 

「他人事か!!お前がやったって言ってんだろバカ猪!!」

 

「ブフッ!バカ猪って!馬と鹿と猪ってッ!」

 

 善逸くんの叫びに私は不意打ちで笑ってしまう。

 

「ブフフ……ンンッ!まあその場面に私と炭治郎くんが遭遇して怒り心頭の炭治郎くんが伊之助くんと殴り合いの拳で語り合ったんだよね」

 

「まあ最終的には楓子さんがこのバカ猪をなんかよくわからないけど凄い技で軽くひねったんだけどね……」

 

「そっか……」

 

 私と善逸くんの言葉にまこちゃんは頷き

 

「や、やっぱり炭治郎的には善逸くんが見知らぬ相手に殴られているのが許せなかったのかな?」

 

「そうですね。特に善逸は禰豆子の入った箱を庇って無抵抗にされるがままでしたから。それが俺には我慢できませんでした」

 

「そ、それはつまり、『俺の善逸に乱暴するな!』という――」

 

「ヘイ、まこちゃん。落ち着いて。また出てるから」

 

「おっと……ご、ごめん」

 

 再び鼻息の荒くなるまこちゃんに私が言うとブンブンと首を振ってまこちゃんが気を取り直した様子で話を促す。

 

「まあその後は三人とも怪我してたから藤の花の家紋の家でひと月くらいお世話になって療養して」

 

「寝食を共にして友情を育んだ、って感じだよね」

 

「寝食を共にッ!?」

 

 炭治郎くんの言葉を引き継いで言った私の言葉に再びまこちゃんが反応する。

 

「そ、それは…年若い少年達が同じ部屋で寝起きしていた、と……?」

 

「何か言い方に含みを感じるけど、概ねその通りだね」

 

「その頃にもこのバカ猪が得体の知れない奴じゃなくてただ山育ちの田舎者で常識知らずだったって言うのがわかって、炭治郎も何かと世話を焼くようになってたし……まあ俺もこいつはそう言うやつなんだって納得できたし……」

 

「炭治郎も善逸くんも伊之助くんを受け入れた!?つまりそれは……」

 

 まこちゃんの言葉に頷いた私の言葉を引き継いで言った善逸くんの言葉にまこちゃんが驚愕した顔で固まる。

 そのまま何事かをブツブツと呟き始める。

 

「――初めは反目しあっていた三人も互いのことを理解し認め合い心を通わせていききずなを深めていく。そんな三人の間にはいつしか友情を超えた何かが芽生え始めいつしか三人はお互いを思い合いきり立つ己が分身を……キャァァァ!!♡」

 

「テイッ!」

 

「あうッ!?」

 

 興奮した様子で荒い息を吐きながら言うまこちゃんに私はチョップをおでこに軽く当てる。

 

「な、何するのふうちゃん……?」

 

「何するの、じゃないよ。ちょっと一回落ち着いて。落ち着いて素数を数えなさい。見て、君の弟弟子とそのお友達は君の突然のわけのわからない呟きに困惑中だよ。絶賛置いてきぼりだよ」

 

「あ……」

 

 困惑した様子でチョップを受けたおでこを擦りながらまこちゃんが不満げに言うので私がため息混じりに炭治郎くん達を示しながら言うと、まこちゃんも冷静さを取り戻したようで三人の顔をきょろきょろと見渡す。

 

「あと、一応言っておくけど三人の関係は今まこちゃんが想像したのとは違うからね?」

 

「い、いやまあ私もそれはわかってるんだけど…なんと言うか妄想が止まらなくて」

 

「まあ迸る熱い情熱が止まらないって言うのは私にも覚えがあるけど、今は一旦落ち着こう。ね?」

 

「う、うん……三人も急に失礼しました……」

 

「い、いえ……」

 

「なんかよくわからねぇ奴だな」

 

 姉弟子の初めて見る様子に首を傾げる炭治郎くんと同じく首を傾げる伊之助くん。

 そんな二人の横で善逸くんは

 

「…………」

 

 無言で、しかし、引き攣った顔で信じられないモノでも見る様にまこちゃんを見ている。

 その様子から恐らく耳のいい善逸くんは先程の常人なら聞き取れないであろう小声な上に早口のまこちゃんの呟きを聞き、その意味を理解したのだろうことを私は察し

 

「あぁ~…その、なんだ……」

 

 頬を掻きながらそっと善逸くんに歩み寄り

 

「まこちゃんのあれは、もはや不治の病だから諦めて。その病気に目を瞑ればまこちゃんはホント気立てのいい美少女だから」

 

「いやいやいや!その病気が致命的じゃないですか!?」

 

「大丈夫大丈夫!実害ないから!……たぶん

 

「でもさっきの真菰さんの目がすっげぇ怖かったんですけどッ!?」

 

「いやいやホント大丈夫!無害無害!……だと思うよ

 

「いや妄想とはいえ俺炭治郎達とそう言う関係ってことにされてるんですけどッ!?」

 

「まあでも妄想するだけなら個人の自由ってことで。その妄想を外に発信してるわけじゃないし!……いまのところ

 

「あのさっきから最後にボソッと不穏なこと言うのやめてくれませんかねぇ!!?」

 

 私の言葉に善逸くんが耐えられずツッコむ。

 そんな私や善逸くんにまこちゃんがニコニコと歩み寄る。

 

「ごめんね、つい興奮しちゃって……大丈夫!妄想と現実はちゃんと分けられるから!」

 

 そう言ってニッコリ微笑む。

 その笑顔に善逸くんが一瞬頬を染め、しかし、すぐに頭を振り

 

「可愛い!!――けどやっぱそういうふうに見られるのは…でも……うぉぉぉぉぉッ!!?」

 

 まこちゃんの美少女さとそれを差し引いて余りある()の部分に善逸くんが頭を抱えて葛藤する。

 そんな善逸くんを見ながら

 

「善逸は何をそんなに困ってるんだ?」

 

「知らね。やっぱこいつ気持ち悪ぃな」

 

 炭治郎くんが首を傾げ、伊之助くんは呆れた様子でため息をつくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○産屋敷輝利哉の苦悩

 

 

 

 

 

「あ、輝利哉くん。こんに――」

 

「ッ!?」ビュンッ!

 

「――ちは……?」

 

 

 

「あ、輝利哉くん。スイートポテト持ってきたんですけどいか――」

 

「ッ!?」ビュンッ!

 

「――がですか……?」

 

 

 

 

 

「……というわけなんですが、何か知りませんか?」

 

「…………」

 

 と、ここ数日声をかければ脱兎の如く逃げていく輝利哉について楓子は対面に座るひなきにため息交じりに訊く。

 ここは産屋敷家の屋敷の一室。楓子と机を挟んで座るのはお館様――産屋敷耀哉の五人の子ども達のその長女、ひなきである。

 ここ二週間の間に数度屋敷へ足を運んだ楓子はそのたびに見かけた輝利哉に声をかけるのだが、そのたびに逃げる輝利哉の様子をおかしく思い、この日たまたま自身に対応してくれたひなきに相談したのだ。

問われたひなきはズズッとお茶をすすり

 

「いえ、すみませんが輝利哉の態度については私も詳しくは知りません」

 

「そうですか……」

 

 ひなきの返答に楓子は残念そうに頷く。

 

「というか、楓子さんはどうなんですか?」

 

「……どう、とは?」

 

「何か思い当たることは無いんですか、輝利哉が恥ずかしがるような出来事とか?」

 

「ん~……」

 

 ひなきの問いに楓子は首を傾げ

 

「輝利哉くんが態度おかしくなる前、最後に会ったのって言うと……あの炭治郎くんについての柱合会議くらい?」

 

 ムム…と唸りながら腕を組んで記憶を遡る。

 

「あの日は私は炭治郎くん達のことを認めてもらうの失敗しかけて落ち込んでて、輝利哉くんに愚痴っちゃって……」

 

「はい……」

 

「ハッ!年上の癖にウジウジしてたのを呆れられてる!?」

 

「いえ、あの輝利哉の反応を見るに呆れてるのではなく、どちらかというと恥ずかしがっているように見えますが?」

 

「恥ずかしがるような出来事……?」

 

 対面の人物の言葉に楓子はさらにムムム…と眉間にシワを寄せながら考えこみ

 

「愚痴ったことを呆れてるんじゃないなら……でも、その後あったことって言ったら……あ、アレかな?」

 

「アレ?」

 

 ふと思い浮かんだことを呟いた楓子の言葉にひなきは訊き返す。

 

「愚痴ってる途中で考え込んで黙ってしまったんですが、それを私がお風呂でのぼせて溺れたと勘違いしてしまったらしくて、私を心配して浴室に入ってこられて。まあ私はピンピンしてたんですが。結果勘違いだったわけですから、その勘違いを恥ずかしがっていらっしゃるんじゃ……」

 

「え~っと、すみません。いったん止めます」

 

「はい?」

 

 楓子の言葉に真剣な顔でひなきが遮る。

 

「えっと……確認なんですが、まず楓子さんが輝利哉に愚痴っていたのは楓子さんが我が家のお風呂に入っている時」

 

「はい。あ、入っていたのは私だけですよ。輝利哉くんは扉を隔てて脱衣所にいましたよ」

 

「えっと、そこで楓子さんが考え込んで黙ってしまったことで、輝利哉は楓子さんがのぼせて溺れてしまったと思って浴室に飛び込んだ」

 

「はい」

 

「その時楓子さんはお召し物は……?」

 

「いやいや、お風呂入ってたんですから着てるわけないじゃないですか」

 

「……ですよね」

 

 楓子の言葉に頷いたひなきは俯き数秒黙り

 

「……すみません、少し所用を思い出したので席を外しますね」

 

「え?あ、はい……」

 

 ニコニコと笑みを浮かべて顔を上げて言ったひなきの言葉に楓子は首を傾げながら頷く。

 楓子が頷いたのを確認して笑みを浮かべたまま彼女は立ち上がり部屋を後にした。

 

 

 ○

 

 

 ところ変わって楓子のいる部屋の隣の部屋にて――

 

「き~り~や~?」

 

「ヒッ!?ひ、ひなき姉様!?」

 

 楓子に見せていた笑顔のまま、しかし、その顔に圧を滲ませながら現れたひなきに輝利哉は引き攣った顔で視線を向ける。

 

「どういうことかしら?楓子さんと〝ちょっとしたこと〟があって顔を合わせずらいから間に入ってほしいとは聞いてたけど、()()()()()()()()()ことが〝ちょっとしたこと〟なのかしら?」

 

「い、いや…そ、それは……!」

 

 縮みあがりそうな圧のある笑みのまま問うてくる姉に輝利哉はしどろもどろになりながら言い訳を考えるが、いい言い訳は思いつかない。

 

「とにかく、そう言うことなら私はもう協力しないわ。自分で解決しなさい」

 

「ええッ!?そんな!!待ってくださいひなき姉様!!」

 

「待ちません。自業自得なんだから自分で頑張りなさい。まったく、何をモジモジしているのかと思えば好いた相手の裸を見てしまって悶々としていた、なんて、我が弟ながらませたムッツリ助兵衛だことで」

 

「ね、姉様!姉様!!?」

 

 ため息交じりでさっさと部屋を後にする姉の背中に呼びかけるが、ひなきは一切振り返ることなく後ろ手に手を振って去って行く。

 輝利哉も隣に楓子がいるのであまり大きな声は出せずそのまま見送る羽目になる。

 

「ど、どうしよう……」

 

 ひなきの背中が廊下の角に消えたのを見て輝利哉はアワアワとまごつきながら考える。

 ひなきは先程所用で席を外すと言って出てきた。なので楓子は隣の部屋で待ちぼうけしている。あまりに戻るのが遅いと不審に思うだろう。そうなればひなきを探して屋敷の中をうろつくかもしれない。そうなれば自分が解決のために何もしなかったことが姉達にバレてしまう。そうなればきっと自分は姉達から「ヘタレ」の烙印を捺され一生からかわれることになるだろう。

 そこまで考えた輝利哉は――

 

「こ、こうなったら、〝アレ〟しかない!」

 

 覚悟を決めた様子で顔を上げた。

 そして――

 

 

 ○

 

 

 

「お、お待たせしました」

 

「ああ、いえ」

 

 待つこと数十分。

 聞こえた声に楓子は顔を上げる。

 

「…………」

 

 そしてそのまま目の前に立つ人物をジッと見る。

 

「………な、何か?」

 

 目の前に立つ人物は楓子は少し首を傾げ

 

「いえ、なんでもないです」

 

 笑顔で頷く。

 楓子が頷いたのを確認し笑顔のままその人物は机を挟んで楓子の対面に座る。

 笑顔のままその人物――ひなきの格好をした輝利哉は内心ほくそ笑む。

 現在輝利哉はひなきが先ほど来ていたのと同じ柄の着物に身を包み、髪は以前に姉妹達と共に実験という名の悪戯で入れ替わった際に使ったカツラ(楓子作)で黒い元の髪を隠している。以前の時は母であるあまねの眼も欺いて見せた変装をこの場を乗り切るために行ってみた輝利哉は楓子の様子に表情には出さない様に内心でガッツポーズする。

 

「そ、それで先程の話に戻るのですが」

 

「あぁ、はいはい」

 

 咳払いをして言うひなき(輝利哉)の言葉に楓子は頷く。

 

「お、恐らく先程楓子さんがおっしゃったようにわた――輝利哉の様子がおかしかったのは楓子さんがのぼせて溺れてると早合点してお風呂場にまで入ったことが気恥ずかしいんだと思いますので、きっとすぐに落ち着いて元通りになるかと思いますよ」

 

「そうですか……」

 

 ひなき(輝利哉)の言葉に少し考える様子で頷いた楓子は

 

「……輝利哉くんに嫌われたわけではないんですよね?」

 

「も、もちろんです!――あ、す、すみません大きな声を出して……」

 

 楓子の言葉に慌てた様子で叫んだひなき(輝利哉)はすぐにハッとして咳払いをする。

 

「私達姉妹みんな楓子さんのことは優しいお姉さんのようで慕っていますから、ご心配する必要はありませんよ」

 

「そうですか、よかった」

 

 ひなき(輝利哉)の言葉に楓子は嬉しそうに微笑む。

 そんな楓子の笑みを見てひなき(輝利哉)は少し考え

 

「あの、わt――輝利哉に嫌われてないと、そんなに嬉しいんですか?」

 

「そりゃまあ、せっかく仲良くなっていますから、嫌われたら悲しいじゃないですか」

 

「……そう、ですか」

 

 楓子の言葉に少し考えこんだひなき(輝利哉)は意を決した様子で顔を上げる。

 

「あ、あの!」

 

「はい?」

 

「ふ、楓子さんは…その…わt――輝利哉のこと、どう思ってらっしゃるんですか?」

 

「………ふむ」

 

 問いに楓子は少し考え

 

「そうですね……これは輝利哉くんに限らずご子息ご息女五人全員に言えることですが、姉妹のみなさんは子どもでいられないのが可哀想、とは思ってます」

 

 言葉を選ぶように少しずつ話し始める。

 

「もちろん、この産屋敷って家の環境もありますし、それを私なんかが否定できないし否定しちゃいけない、こういう言い方をしたくはありませんが〝仕方がないこと〟なのかなとも思います」

 

「…………」

 

「でも、それでも、五人とも子どもが背負うには大きすぎるものを背負っててみんなよりも幾分大人な私が変わってあげられるものなら変わってあげたいけど、それもできなくてもどかしい限りです」

 

「もどかしい、ですか?」

 

 そう言って楓子は苦笑いを浮かべる。そんな楓子の言葉にひなき(輝利哉)は訊き返す。

 

「はい。私がみなさんと同じ時分にはのほほんと両親に甘えて友達と遊んですごして……そう言う当たり前がなくて、特に輝利哉くんは五人の中で唯一の男の子――長男ですから、その重責は私なんかじゃ想像できないと思います。次のお館様としてまだまだ幼い今の時期から本来なら八歳の男の子が背負わなくてもいいもの背負って見なくてもいい世界を見せられてて……背負わせている一端の私が言うのもおこがましいですが」

 

 ひなきの問いに楓子は答え、すぐに優しく微笑む。

 

「だから、そんな中で頑張ってる輝利哉はスゴいです。年下ですが尊敬しますし、この間落ち込んでウジウジ愚痴ってた私を励ましてくれた時なんかはとても頼りになると思いましたよ。カッコいいとも思います」

 

「ッ!」

 

 楓子の言葉に一瞬ひなき(輝利哉)はピクリと口角が上がりそうになるのを必死で抑え込む。

 

「でも、やっぱりみなさんはまだまだ精神的に未熟な子どもなのには変わりありません。個人的にはにいっぱいいっぱいになる前に子どもらしくご両親や周りの人に甘えてもいいのかなって思います。でも、お父様であるお館様にもその奥様のあまね様にもなかなか甘えずらいと思います。なので、せめて私が教育係として会いに来た時くらいはいろいろ忘れて楽しんでもらえたら嬉しいし、もっともっと甘えてくれたらと思います」

 

 ひなき(輝利哉)の必至な奮戦を知らない楓子はそのまま優しく頬んで続ける。

 

「だから、私はみなさんを全力で甘やかすし、子どもらしい楽しい思い出を作れたらって思うので、これからももっともっといろんな楽しい実験とか楽しいお話はしていきますよ。あ、もちろんダメなことはちゃんとダメって言いますし、いけないことをしたらちゃんと叱りますよ」

 

「楓子さん……」

 

「だから――」

 

 言葉を詰まらせるひなき(輝利哉)に優しく微笑みかけ

 

「みなさんまだまだ子どもなんですから、失敗や勘違いをいつまでも気にしなくてもいいんですよ、私だって気にしてませんし。みんなよりも八年も長く生きてるこの楓子お姉さんにもっともっと甘えていいんですよ、輝利哉くん」

 

「はい……はい!?」

 

 楓子の言葉に頷いたひなき(輝利哉)は、しかし、すぐにその言葉の違和感に気付きバッと顔を上げる。

 

「……え?」

 

「え?」

 

 そのまま恐る恐るという様子で首を傾げるひなき(輝利哉)に楓子も首を傾げる。

 

「い、いま…輝利哉くんって……」

 

「………あ!ヤッベ、最後まで知らないふりするつもりだったのについ言っちゃった」

 

 しまった!と言う顔で口に手を当てる楓子の姿にひなき――輝利哉はダラダラと脂汗をかく。

 

「き、気付いてたんですか……?」

 

「え?はい」

 

「いつから!?」

 

「最初から」

 

「最初から!?」

 

 楓子の言葉の衝撃に輝利哉あんぐりと口を開ける。

 

「な、なんで……?お母様も気付かなかったのに……」

 

「なんでって言われても……なんかわかったんですよねぇ。強いて言うなら女の勘ですかね?」

 

「…………」

 

 自身の呟きに首を捻って言う楓子の言葉に輝利哉はパクパクと口を動かすばかりで言葉を失う。そのまま改めて自身の今までの行動がすべて自分の一人相撲だったことに気付いた輝利哉は

 

「~~~/////」

 

 一瞬で顔を真っ赤にする。

 

「……どうしました?」

 

「ッ!?」

 

 そんな輝利哉の様子に怪訝そうに顔を覗き込む楓子に輝利哉はビクッと身体を震わせ

 

「……ご」

 

「ご?」

 

「ごめんなさぁぁぁぁいッ!!!」

 

 と、顔を真っ赤に染めたまま脱兎の如く走り去って行った。

 

「………あれぇ?」

 

 取り残された楓子は一人首を傾げるのだった。

 

 




風&蛇の同盟、通称ヘタレ同盟結成!
メンバー募集中!

そして、特訓にまこちゃんも補佐として参戦!
仲良しかまぼこ隊の様子にまこちゃんは迸る熱い情熱(パトス)を耐えることができるのか!?

そして、(ひなき)のふりをして楓子の本音を探るもすべてお見通しだった輝利哉くん!
本音を聞けたはいいけど黒歴史の新たな1ページが加えられましたね!



そして次回は蝶屋敷でのかまぼこ隊の様子のお話を書いていこうと思いますのでお楽しみに!
私もモンハンをしつつ執筆頑張ります!
読者の皆さんがもしランダムに入った先に太刀使いのプレイヤーネーム「カエデ」(♀)だったら、それは私かもしれない!



さて、今回の質問コーナーです!
今回はP12さんから頂きました!

――楓子ちゃんが原作で出てた技で一番カッコいいと思った技

楓子「ん~、やっぱり炎の呼吸・玖の型『煉獄』と水の呼吸・拾の型『生生流転』ですかね。あれ公式設定で炎とか水が実際に出てるわけじゃなく、使い手の練度によってそう言うイメージを幻視させるらしいんですけど、修行中に杏寿郎さんが使ってるところと、任務で一緒になったときに冨岡様が使ってるの見て……スゴかったっすよ。アニメのまんま――アニメ以上の迫力でした」

――鬼滅以外ではどんな漫画が好きだったの?

楓子「漫画だったらいろいろ読んでて好きなものは数多くありますけど、その中から強いてがるなら、有名どころなら『ジョジョの奇妙な冒険』と『ブラック・ジャック』、マイナーな奴だと『魔法少女プリティ☆ベル』かなぁ。有名どころは言わずもがななんで多くは言いませんが、ジョジョは人生の教科書、ブラック・ジャックは私が医学の道に進むきっかけになった漫画です。プリベルは内容がエログロが強いんでなかなか人に進めずらいんですけどストーリーヤバいですよ。もし興味持ったら是非お手に取ってみてください。タイトルのわりに超真面目に軍事関連や国の運営や哲学について描いてるんで」

ということでした!
そんなわけで今回はここまでです!
それでは皆様また次回をお楽しみに!



~大正コソコソ噂話①~
二人の心配通り、実は楓子とカナエが水面下で動いていますが、二人がそのことに気付くのはもう少し先のお話です。



~大正コソコソ噂話②~
まこちゃんは楓子の補助をしながら楓子がお館様へ報告しに行ったり医療部門での研究の為に席を外すときには楓子の代わりに指導を行います。
特訓の内容についても二人で相談しながら今後は進めていくことになります。
ちなみに特訓メニューに三人で行う組手を入れましたが、その特訓の時にはまこちゃんの鼻息が非常に荒くなります。



~大正コソコソ噂話③~
楓子の裸体を見て意識しまくっている輝利哉ですが逆に見られた楓子の方は前世で従弟の少年(八歳)と一緒にお風呂に入ったこともあり、それと同じくらいにしか思ってないので一切意識してません。



~大正コソコソ噂話④~
楓子の裸体を見てしまったことをひなきにバレた輝利哉は今後10回楓子から貰ったおやつの自分の分を半分献上することで誰にも言わないと約束を取り付けました。


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