恋柱の継子、人の恋路に世話を焼く   作:大同爽

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少し時間ができたので続き執筆しました!



前回の「恋柱の継子、人の恋路に世話を焼く」三つの出来事!

一つ!無限列車の対策で追加戦力として不死川実弥と伊黒小芭内を乗せて自動車で爆走する大好楓子!

二つ!原作通りに猗窩座襲来!会敵する煉獄杏寿郎達のもとにやって来た楓子はそのまま自動車を猗窩座に突っ込ませ特攻!寸前で三人とも脱出し車に積んでいたダイナマイトに着火し大爆発を起こす!

そして、三つ!大爆発の中から現れた猗窩座にはほとんどダメージは残っていなかった!しかし、圧倒的に数の利がある中で猗窩座との決戦――と思いきや無惨からの新たな戦力投入。その乱入者は何故かバイオハザードのリッカーだった!

Count The Medals!
現在、楓子の使えるメダルは――


楓子「私はいつからメダルで変身する仮面ライダーになったんだよ」


そんなわけで最新話です!





恋43 恋柱の継子と無限列車②

「なんで鬼滅世界にバイオのリッカーがいんだよぉぉぉぉぉッ!!!!!」

 

 と、言う私の叫びは幸運なことに再度雄叫びを上げたリッカーもどきのお陰でかき消されたらしく周りの面々は特にツッコんでこなかった。

 おかげで少し私も頭を切り替えることができた。

 落ち着け、どうする?

 どうする、大好楓子処女16歳。こういう時こそ冷静にならなければいけない。

 落ち着け…心を平静にして考えるんだ……落ち着くんだ…『素数』を数えて落ち着くんだ…『素数』は1と自分の数でしか割り切ることのできない孤独な数字……私に勇気を与えてくれる。

 

「2…3…5…7…11…13…17……19…23…29…31…37……」

 

 私は呟くように数を数えながら頭をフル回転させる。

 そうだ、あまりに予想外なビジュアルが現れたことで冷静さを欠いたが、よくよく見れば細部が違う気がする。

 まあ私は実写映画しかまともに見てないのでゲームのシリーズのどこかでこれと同じのが現れているなら知らんけど。とにかく見た目とサイズはモロに実写映画のバイオハザードVに出てきた巨大リッカーだ。デカい脳ミソに隠れているだけかもしれんが眼も視認できないので視界は塞がっている可能性が高い。

 

「おい、なんだあの『化物』はよォ!」

 

 あの不死川様も流石に仮称・リッカーの登場は意表を突かれたらしく困惑しているらしい。

 

「……こいつはあのお方が作った実験生物。複数の鬼を混ぜ合わせた合成鬼だ」

 

 誰もが答えられない中、不死川様の問いに答えたのはまさかまさかの猗窩座であった。

 

「まあ、あくまで実験生物。理性もないので血鬼術も使えない出来損ないだ」

 

 言いながら猗窩座はつまらなそうにリッカー(仮)を見る。

 

「だが、能力は本物だ。再生能力・身体能力共に上弦並。しかも複数の鬼を合成してる為に首を切り落としてもコイツは止まらない。理性が無いために際限なく欲望の限りに暴食に耽る本物の化物がコイツだ」

 

「……なんで教えてくれるの?」

 

「ただの気まぐれだ」

 

 私の問いに猗窩座は鼻を鳴らして答える。

 

「それに、俺としては不本意だが、この程度の情報を話したところで俺達の有利は揺るがん」

 

「……そうですか」

 

 猗窩座の言葉に私は頷く。

 

「呑気に話していていいのか?」

 

 と、猗窩座が問う。

 

「どう言う意味だ?」

 

 猗窩座の言葉に杏寿郎さんが訊き返す。

 

「言っただろう?コイツは理性無き暴食の化物だ。そして、この場にはコイツの餌となる人間が大勢いる」

 

『ッ!?』

 

 猗窩座の言葉に私達は揃って息を飲む。

 そうか、このままでは例え私達がなんとかなっても無限列車の乗客たちは――

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

 私の思考を遮ってリッカー(仮)が雄叫びを上げる。それはまるでこれ以上我慢できないと言っているようで――

 

「ッ!? 行かせるか!!」

 

 慌てて私達はリッカー(仮)へ日輪刀を構え

 

「ッ!?」

 

 と、私達とリッカー(仮)との間に猗窩座がゆっくりと立つ。

 

「俺としては本意ではないが、あのお方のお考えならば従うしかない。悪いが俺も全力で参加させてもらう」

 

『ッ!!』

 

 言うと同時に身構える猗窩座の足元に雪の結晶のような文様が広がる。

 

「術式展開 破壊殺・羅針」

 

 呟くように言いながら猗窩座は獰猛に微笑む。

 

「さぁ、お前達は俺の邪魔を回避しながらあの化物にお預けをさせ続けられるのか?」

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

 猗窩座の言葉を合図に再びリッカー(仮)が雄叫びを上げて跳び上がる。

 

『ッ!?』

 

 その光景に私を含め全員が息を飲む。

 

「伊黒様、不死川様!炭治郎くん、伊之助くん!アレの足止めを!私と杏寿郎さんで猗窩座は引き受けます!!」

 

「ッ! 何でお前が指示を――」

 

「いいから早く!!乗客に一人も被害を出させないためにはそれしか方法はないんですよ!!」

 

 不死川様の声を遮って私が叫ぶと不死川様が押し黙り

 

「……チィッ!!俺達が戻るまで死ぬんじゃねぇぞォ!!」

 

「フフ、任せてください!!そっちこそ死なないでくださいよ!!」

 

「フッ…――行くぞお前らァ!!」

 

「ああ!」

 

「はい!!」

 

「猪突猛進猪突猛進!!」

 

 私の言葉に一瞬笑みを浮かべた不死川様はすぐに真剣な表情になって他の面々に呼びかける。

 伊黒様達もその呼びかけに頷き駆けて行く。

 

「「…………」」

 

 それを見送りながら私と杏寿郎さんは日輪刀を構えながら猗窩座へ視線を向ける。

 

「大人しく見逃してくれるとはな」

 

「何を言う。俺はお前達に足止めされているんだろう?」

 

 杏寿郎さんの言葉に猗窩座が楽しそうに笑う。

 

「思わぬ横槍はあったが、当初の通り…いや、そこの楓子も加わったが、俺のすることは変わらない」

 

 言いながら獰猛な笑みを浮かべ猗窩座は言う。

 

「さあ行くぞ杏寿郎、楓子!全力でぶつかってこい!!」

 

 猗窩座の言葉に私と杏寿郎さんは目配せして

 

「行くぞ楓子君!」

 

「ええ、杏寿郎さん!!」

 

 図らずも私の返事を合図に私達三人は一斉に動いた。

 

 

 ○

 

 

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

「くッ!」

 

「もう再生している!」

 

 実弥と小芭内の斬り付けた傷を再生させながら雄叫びを上げるリッカー(仮)に斬り付けた本人達は苦悶の顔で舌打ちした。

 

「なんだよ!?なんなんだよこの化物は!!?これホントに鬼かよッ!!?」

 

 そして、そんなリッカー(仮)に遅れて合流していた善逸が涙目で叫ぶ。と、その絶叫にリッカー(仮)が善逸に顔を向ける。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ!!?こっち見てるぅぅぅぅぅぅ!!!目がないけど明らかにこっち見てるぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

「善逸!泣いてる場合じゃないぞ!」

 

「で、でもぉ!!」

 

 炭治郎の言葉に震えながら答えようとする善逸だったが――

 

「ッ! 来るぞォ!!避けろォ!!」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

 実弥の声に四人が一斉に反応してそれぞれ跳び上がる。

 五人の一瞬前にいた場所をリッカー(仮)の伸ばした鞭のようにしなる長く細い舌が斬り裂くように高速で振るわれる。五人に当たることのなかったその舌は側にあった客車の残骸をまるで豆腐でも切るようにいともたやすく斬り裂く。

 

「嫌ぁぁぁぁぁッ!?あんなの当たったら死ぬ!!マジで死ぬぅぅぅぅぅッ!!」

 

「おいそこの金髪ゥ!!さっきからうるせぇぞォ!!泣き叫んでる暇があったら少しでもあの化物倒す算段つけやがれェ!!」

 

「ヒィッ!?す、すいません!!」

 

 実弥に睨まれた善逸がその怒声に震え上がる。

 

「しかし、どうする不死川?奴の再生速度は厄介だぞ!」

 

「ああァ!くそッどうすれば――」

 

 震える善逸を無視して柱二人は顔を顰めてリッカー(仮)の動きを牽制しつつ警戒しながら言い合う。それを

 

「ガハハハハッ!わかったぜ、あのデカブツの倒し方がよぉ!!」

 

 伊之助の高らかな声が遮る。

 

「おいお前ら!!協力しやがれ!!」

 

「あァん!?テメェ何指図してやがんだァ!?」

 

「うるせぇ!!いいから手伝いやがれ!!」

 

「い、伊之助!ほ、本当にアレを倒せるのか!?」

 

「おうよ!」

 

「どうするつもりだ?」

 

 炭治郎の問いに自信満々に答える伊之助に小芭内が問う。

 

「へッ、頭の悪ぃテメェらに賢い俺様が教えてやるよ!」

 

「あァんッ!?」

 

 伊之助の言葉に実弥がビキビキッと顔にイラつきを浮かべるが伊之助は気にした様子もなく続ける。

 

「いいか?あのデカブツは斬っても斬っても治っちまう。なら治るのが追い付かねぇくらい連続で攻撃しちまえばいいんだよ!」

 

「れ、連続ってどうやるつもりなんだよ!?」

 

「プー子の奴が自分じゃできないからって俺に教えた連撃技があんだよ!俺様は強ぇからな!あいつにできなくても俺様には簡単にできんだよ!!」

 

 善逸の言葉に伊之助は胸を張って答える。

 

「……おい、伊黒、どう思うよォ?」

 

「あの猪頭が言ってることは納得できる部分はある。確かに再生するよりも早く攻撃を叩きこめば多少は奴に効くかもしれない」

 

「だがそれほど多く攻撃を連続で叩きこめるもんなのかよォ?」

 

「わからん。正直眉唾だが、やつの言葉が本当ならその技はあの大好が伝授したモノだ。あいつは変わり者だが実戦で使い物にならないような技を他人に伝授したりはしないだろう」

 

「チッ!しゃあねぇ、あの生意気な猪頭の案に乗るのは気に入らねェがやってみるか!!」

 

 二人で結論を着けた小芭内と実弥は伊之助に視線を向け

 

「おい、猪頭!!本当に行けるんだな!?」

 

「あたりめェだ!!」

 

「チィッ!しゃあねェ!おい金髪と頭突き小僧!!お前らもいいな!?」

 

「は、はい!!」

 

「は、はいぃぃッ!!」

 

 実弥の言葉に炭治郎と善逸が頷く。

 

「おい猪頭!お前の案に乗ってやる!俺達に何をさせたいんだ!?」

 

「お前らで一斉にあのデカブツの足に攻撃して一瞬でいいから動きを止めろ!そうすりゃ後は俺がやる!!」

 

「わかった!オメェら行くぞォ!!」

 

「「「ッ!」」」

 

 伊之助の言葉に半信半疑ながらも覚悟を決めた顔で叫ぶ実弥。彼の声に頷いた三人と共にそれぞれリッカー(仮)を囲う様にそれぞれ立ち、日輪刀を構え

 

「「「「ッ!」」」」

 

 一瞬リッカー(仮)の動きが緩んだところで四人は一斉に飛びかかる。

 

「水の呼吸 壱ノ型・水面斬り!!」

 

「雷の呼吸 壱ノ型・霹靂一閃!!」

 

「風の呼吸 捌ノ型・初烈風斬り!!」

 

「蛇の呼吸 肆ノ型・頸蛇双生!!」

 

 四人はほぼ同時にリッカー(仮)の四肢それぞれに剣撃を叩きこむ。

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

 その攻撃にリッカー(仮)は苦痛に叫ぶように雄叫びを上げて膝をつく。

 その隙を見逃さず伊之助がリッカー(仮)に向けて駆ける。

 

「ガハハハハッ!!猪突猛進猪突猛進!!」

 

 叫びながらその両手に持った二本の日輪刀を構え、伊之助は雄たけびを上げて顔を上げたことで見えるリッカー(仮)の頸に叩き込む。

 

「獣の呼吸 特ノ牙・星光連流撃(スターバースト・ストリーム)!!!」

 

 叫びながら伊之助は高速で、連続でその対の日輪刀を振るう。

 その動きはこれまで荒々しい戦い方をしてきた伊之助とは打って変わって、まるで剣舞のように美しいまでの動きだった。

 彼の藍鼠色の日輪刀がその軌跡で煌めき、その輝きはまるで星の瞬きのようであった。

 伊之助はそのまま十数秒の間に流れるような動きでリッカー(仮)へ実に十六連撃にもなる連撃をその頸に叩き込み。

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

 その最後の一突きにリッカー(仮)が倒れ伏した。

 

「ガハハハハハッ!!どうだ!見たか俺様の活躍をよォ!!」

 

 そのリッカー(仮)の姿を背景に伊之助は高らかに日輪刀を掲げながら四人に顔を向ける。

 

「す、スゲェ~!!」

 

「やったな伊之助!!」

 

 その伊之助の姿に善逸と炭治郎は驚きながら笑顔で駆け寄る。

 そんな三人を見ながら

 

「おいおい、マジかよォ……」

 

「なんだあの技は……?」

 

 さしもの柱二人も唖然とさせられていた。

 

「数えてたかァ?あの猪頭、十六連撃繰り出してたぞォ」

 

「ああ。大好の奴、なんて出鱈目な技を思いつくんだ……」

 

「だがわからねェ。あいつよりも柱の継子であるあの女の方が実力は上だろ?あの猪頭にできてなんであの女にできねぇんだァ?」

 

「……恐らくだが、あの技、本当は大好の奴も使おうと思えばできるんだ。なんならあの猪頭よりも速く、強力に」

 

「だったら!」

 

「でも、あの技は二刀の日輪刀で戦うことを前提に作られている。あいつが自分ではできない、と言ったのは自分が刀をもう一本常備していないからだろう」

 

「ッ! つまりそれって!」

 

「ああ。正しくは〝できない〟んじゃない、できるけど〝自分向きじゃないからやらない〟だけなんだよ」

 

「…………」

 

 小芭内の言葉に唖然とした実弥は

 

「あいつマジで何者なんだよ……?」

 

「知らん。こっちが訊きたい」

 

 実弥の問いに小芭内は頭が痛そうに眉間を揉みながらため息をついた。

 

「おうこら!傷だらけ野郎に蛇野郎!どうだ!?見たか、俺様の活躍!お前らなんかより俺様の方が強ェだろ!!」

 

 と、そんな中で伊之助が意気揚々と二人のもとにやって来る。

 

「あァんッ!?テメェ口の利き方に気を付けろよ?」

 

「……確かに今の技は凄かった。だが、単純に力量ではお前達はまだまだ――」

 

 言いかけたところで小芭内は違和感を覚える。

 

――なんで、あの化物はまだ灰になって消滅していないんだ?

 

 という疑問が頭をよぎる同時に嫌な予感が小芭内の中で警鐘を鳴らす。

 

「おい待て!気を付けろ!奴はまだ――」

 

 慌てて言いかけた小芭内の視線の先で倒れ伏していたリッカー(仮)がその身を震わせ、その巨体をゆっくりと起こしていく。

 

「おいおい……」

 

「嘘だろッ!?」

 

「そんな……!?」

 

「ハァァァッ!?」

 

「チッ、やはり……」

 

 五人がそれぞれ驚愕する視線の先で、リッカー(仮)はしっかりとした足取りで四本の足を地面に突き立てて身を起こしていく。

 

「そんな……あれだけの攻撃を喰らって無傷だなんて……!」

 

 今にも泣きそうな顔で震える善逸。しかし――

 

「いや、よく見ろ」

 

 小芭内が冷静にリッカー(仮)の様子を観察し口を開く。

 

「奴の頸元、そこの猪頭が攻撃した部分、まだ治りきっていない。すぐにそれも回復するだろうがやはり先程の方法は有効だったんだ。もう一度さっきみたいに攻撃すれば……」

 

「あァ!?それでも倒しきれてねェじゃねぇかァ!もう一度同じことしたって結果は同じに――」

 

「同じことをするんじゃない」

 

 眉を顰める実弥に小芭内が首を振る。

 

「さっき以上に奴に攻撃を叩き込む。今度は猪頭だけじゃない、俺達もやるんだ」

 

「そ、それって……?」

 

 小芭内の言葉に善逸が恐る恐ると言った様子で訊く。

 その様子に頷いた小芭内は

 

「奴を倒すまで何度でも同じ場所に攻撃を叩き込み続ける。それしか現状あの化物を倒す方法はない」

 

「そ、そんなぁ……」

 

 小芭内の言葉に善逸は泣きそうな顔で不安げに呟く。

 

「しかたねェ、考えてる時間もねェしそれでいくしかねェな」

 

 小芭内の提案に頷く実弥は善逸達三人に視線を向ける。

 

「テメェらもいいな?」

 

「な、何か他に方法は……!?」

 

「あるかもしれねェが――」

 

 言いながら実弥がリッカー(仮)へ視線を向ける。そこでは――

 

「グギャァァァァァァァッ!!!」

 

 完全に身を起こし雄叫びを轟かせていた。

 

「向こうは待っちゃくれねェみてェだァ」

 

「しかも治っているとはいえ奴もかなり消耗しているはずだ。恐らくちょっとでも気を抜けば避難途中の列車の乗客達を喰って回復を図るはずだ」

 

「そんなッ!?」

 

 小芭内の言葉に炭治郎が息を飲む。

 

「だから、必ずここで食い止めなくちゃいけない。弱音を吐いている暇はない」

 

「「「…………」」」

 

 小芭内の言葉に炭治郎達三人は顔を強張らせる。

 

「いいかテメェら!ここが正念場だぞ!!気合い入れてけ!!」

 

 その顔に覚悟を決めたと察した実弥は獰猛に微笑みながら叫ぶ。

 

「はい!!」

 

「おうよ!!」

 

「は、はいィ!!」

 

 実弥の言葉に力強く答えながら三人は再び目の前の巨大な化物へと身構えるのだった。

 




長くなりそうだったのでここで区切ります。
巨大リッカーの正体は鬼舞辻無惨が複数の鬼を混ぜ合わせて作った合成鬼でした。
見た目がリッカーだったのは偶然です。
ただ似てただけです。
そして、そんなリッカー(仮)と猗窩座と戦うべく戦力を分散した楓子達。
当初の数の利は無くなりましたがそれでも原作通りではなく楓子&杏寿郎VS猗窩座という状況には持ち込めました!
楓子はこの状況を打開できるのか!?
杏寿郎の死を楓子は回避することができるのか!?

そして、リッカー(仮)と戦う実弥と小芭内、かまぼこ隊の五人。
強靭な肉体と回復力に苦戦する面々の中で活路を見出したのは伊之助の繰り出したまさかまさかの技!
――ぶっちゃけ同じ声の人の技だしいつかぶっこんでやろうと思ってました( ´艸`)
それはともかくリッカー(仮)討伐に活路を見出し五人はこの化物を倒すことができるのか!?

次回無限列車編完結の予定ですのでご期待ください!



そして、今回の質問コーナーです!
今回はわたるっちさんからいただきました!

――他の人の恋愛の世話を焼いていますが、自分の恋愛についてはどう考えていますか?前世での自身の恋愛エピソードとか初恋エピソードありますか?

楓子「あ、私の初恋とか聞く?聞いちゃう?――私の初恋、あれはそう、忘れもしない。お相手は黒いニット帽とライダースジャケットがトレードマークのレフティなミステリアスクールイケメン。まだ小学生だった私はあの大人の色気漂うあの人に心臓をスナイプされた。でも、あの人には忘れられない相手がいるみたいだった。私は別にこの想いが成就しなくてもいい、ただあの人の活躍を眺めていられればそれで十分だった。でも、あの人は危険な組織に狙われ、ついには峠道で射殺された。私は泣いた。泣いて泣いて泣きぬいて、このままじゃいけないと思い、前を向くことにした。そんな私の前に現れたのは工学部博士課程の爽やかな知的なイケメン。バーボンを愛飲するそのシャーロキアンな彼に私は新たな恋心を抱いた。それなのに、私の前に死んだはずの初恋の彼が再び現れる。初恋の彼と新たな恋の相手、両者の間で私の心は揺れた。でも、私が気持ちに決着をつける前に、再び現れた初恋の彼が彼を殺した組織の人間の変装だと知った。あぁ、やっぱり彼が生きてるなんて奇跡起こるわけない…と、私が悲しみに暮れていた時、今度こそ本当に初恋の彼が私の前に現れた。しかも彼は私が新たに恋したあの知的な彼に変装していたの。私は奇しくも同じ相手に二度恋をするという素敵な経験を――」

長いッ!!
長い上にお前の初恋の相手『赤井秀一』じゃねぇか!!
読者が知りたいのは三次元での恋愛経験だと思うんだけど!?

楓子「私、三次元での恋愛経験皆無よ?小・中といじめられてたし、まあ別に気にしてなかったから放置してたけど中学校二年の時に加減面倒臭くなっていじめの主犯を罠に嵌めて返り討ちにして停学喰らわせてからはなんか腫れもの扱いされて高校でもそれが尾を引いてたし、大学じゃ趣味に邁進してたら男友達はいても恋愛関係になる様な相手はできなかったし」

重い過去をサラッと言うんじゃねぇよ!

楓子「転生してからは赤ちゃんからやり直してたから周りは子どもばっかりだったから恋愛感情抱くことなかったし。あ、でも今は愛しのマイスイートダーリン錆兎さんがいるから――」

はい、ということで楓子ちゃんの恋愛経験はこんな感じでした!
そんなわけで今回はこの辺で!
また次回もお楽しみに!



~大正コソコソ噂話~
リッカー(仮)の原材料には魘夢以外の残っていた下弦の鬼二人――下弦の弐・轆轤と下弦の陸・釜鵺も含まれています。頭無惨曰く「有効活用」だそうです。


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