これほどの方に面白いと思っていただけたこと、本当に嬉しく思います。
ありがとうございます!
これからも楽しんでいただけるように頑張っていきますのでよろしくお願いします!
そんなわけで最新話でございます!
「やぁ、よく来てくれたね、楓子」
「いえ、お館様のお呼びとあらばいつでもどこでも馳せ参じます」
私は頭を下げながら答える。
私が現在対面している人物、それは私たちの所属する「鬼殺隊」の主たる人物――産屋敷耀哉その人である。
現在私は産屋敷の御屋敷にてお館様とその奥方であるあまね様と大きく開け放たれた和室で対面して座っている。
「お館様に置かれましてはご壮健でなによりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう、最近はとても調子がいいんだ」
私の言葉に耀哉は笑みを浮かべて頷き、しかし、少し切なげな笑顔で続けた。
「ただ、それでもこの『呪い』は少しずつ私の体を蝕んでいるようでね、最近はこの痣が広がるとともに左目の視力が落ちてきているんだ。時期に私の目は光を失うだろう」
「申し訳ございません。私の知識ではお館様の病状を緩和させるに至らず、歯痒いばかりです」
「いいんだ。私の身よりも、君の知識によって私の隊士達が助かる可能性が上がったことの方が喜ばしい」
深々と頭を下げる私に耀哉は優しく声音で言う。
こうして私がお館様とお目通りできているのは私がまだ鬼殺隊に入隊する前、鬼に襲われた傷の治療で蝶屋敷にて療養していた頃にうっかり前世で得た医学知識を胡蝶姉妹に漏らしてしまったことが影響している。その時はこの世界での父の仕事が医者だったこともあり、その父が持っていた海外の論文からの知識だ、と言うことでごまかしたのだが、それがどこをどう経由したのかお館様の耳にも入ったのだ。
その結果、私が鬼殺隊に入ってから少し経った頃に呼び出されたのである。最初は何かしでかしてしまって処罰されるのかと恐れていたのだが、よくよく聞けば、その海外の医学の知識から『呪い』について意見を求められたのだ。
正直、前世で医学部に通っていた者としてその症状について興味はあった。しかし、実際に目にしてみれば、残念ながら私の知識は何の役にも立たなかった。何故その症状が出てるのかもそのメカニズムも何もかもわからなかった。
私のその答えはお館様にとっても想定通りだったらしく、あまり気落ちした様子は無かった。
その代わりと言っては何だが、私は現代の医学知識からいくつかこの時代でも使える可能性のあるものをピックアップして治療として行って行けるように研究する進言を行ったのだ。
「君からの提案書、読ませてもらったよ」
言いながら脇に控えるあまね様から書類の束を受け取った耀哉が言う。
「君の提示したこの『ペニシリン』と言う薬品、加えて『輸血』という怪我人へ他人から血液を分けてもらうという治療方法、とても興味深い」
『ペニシリン』――要は抗生物質。現代では当たり前に使われているこれは、しかし、1928年にアレクサンダー・フレミングによってアオカビから発見されるまで存在していなかった。もちろん、現在この世界には抗生物質の「こ」の字もない。これがあるかないかでは生存率が格段に違ってくるだろう。このペニシリンが発見されてから実用化までには10年の時間がかかっている。それだけ難しい薬ではあるが、正直私には奇策があった。前世で見た某医療ドラマでの手法を使わせてもらおう。あの現代の医師が幕末にタイムスリップするあれだ。
さらに『輸血』。これもまたこの時代の日本ではあり得ない技術だ。何せ血液型という概念すらないのだ。しかし、『輸血』ができる様になれば大怪我を負った人間も他の人から血液を分けてもらうことで生存率が格段に上がるはずだ。もちろんこの時代に血液を保存する方法なんて無いだろうからその都度に血液を都合する必要はあるが、それでも十分に行う価値があるだろう。
他にも使えそうなものはいくつかあったものの、まず取り急ぎすべきはこの二つの研究だと思い進言したのである。
「君のこの資料が本当なら、これは是が非でも実現したい技術だ」
「はい、ですがそちらの資料にも書かせていただいた通り実現するためにはその前段階でかなりの研究の時間と莫大な費用が――」
「費用はいくらでも用意しよう。それで助かる命が増えるのなら惜しむべきではないからね」
私の言葉にお館様は優しく微笑みながら言う。
「医療の事はカナエと彼女の妹のしのぶと協力して行うのがいいだろう。彼女たちには私の方から連絡しておこう。ともに研究を進めてくれるかい?」
「ありがとうございます!必ずや実現してみせます!」
「ああ、期待しているよ」
微笑みながら頷くお館様に私は頭を下げる。
「君のような聡明な娘がいれば、親としては誇らしいだろうね。私が娘としてほしいくらいだ」
「ありがたきお言葉です」
お館様の言葉に私は頭を下げる。この人は時々こういう冗談を言う。お館様に養子にされるなんて私が良くても柱の人たちやそのほか隊士の人たちになんて言われるか分かったものじゃない。不死川様あたりなら殺しにかかって来るんじゃないだろうか?
「詳しい話は後日カナエたちも交えて相談するとして、ここからは少し雑談をしようか」
「雑談ですか?」
「ああ、以前に君から聞いた〝彼女たち〟について、その後どうかと思ってね」
私の問いにお館様は微笑みながら言う。
お館様の言う〝彼女たち〟と言うのはもちろん我が師である甘露寺蜜璃さんと蛇柱の伊黒小芭内様の事だ。初めてお館様に対面した折に後々「実はダメでした」とならないように鬼殺隊士同士の恋愛をお館様がどうお考えなのか質問したのだ。私の問いにお館様の答えは「構わない、むしろ大歓迎だ」と言うことだった。まあ蜜璃さんの入隊理由を知っているんだから心配なかったわけだ。そんなわけで自分も蜜璃さんの夢を応援したいという旨を伝えると、歓迎され、以降それの途中経過を度々訊かれるようになったのだ。ちなみに後ろに控えるあまね様も興味津々らしい。
「そうですね、まあ最初のころに比べればお互いに親密になったかと思います。ただ、相変わらずどちらも踏み出さずにいる感じですね」
「そうか……」
「それでも度々一緒に出掛けることはありますし蜜璃さんも楽しんでいる様子ですので、幸せそうではあります」
「それはいいね。喜ばしい限りだ」
私の言葉にお館様もあまね様も嬉しそうに微笑む。
「今日は蜜璃と小芭内は合同任務にあたっているね」
「ええ、昨日の夜から上機嫌でしたよ。お二人がアッと驚いて楽しんでいただけるようにお弁当頑張りましたから」
頷きながら私は今頃二人で頑張っているであろう様子に思いを馳せる。
そろそろお昼の時間だし、今頃驚いている頃だろう。
「へぇ?どんなお弁当を用意したんだい?」
「はい、実は――」
「ふむ、調査はこんなものだろうか」
小芭内は今回の任務の標的であろう鬼の情報をメモに纏めたものを見ながら頷く。
「この情報を見るに、たぶん鬼の本拠地は山奥の古寺ね!」
「鬼の能力もおおよその見当はつく。対策も立てられるだろう。今夜攻め入るとしよう」
「ええ。でもこうして柱の私たち二人が派遣されるくらいだから強力な鬼かもしれないわ!十分注意しないと!」
「ああ、準備だけは十分にしていこう」
蜜璃の言葉に小芭内が頷いたところで
ぐぅぅぅぅぅ
グッと気合十分に胸の前で両手の拳を握って構えた蜜璃から低い音が響いた。
「~~~///」
そのことに蜜璃は構えたまま顔を真っ赤に染める。
「……情報収集で歩き通しだったし、時間的にもそろそろいい時間だ。昼食にしよう」
「///(コクコクッ)」
音の正体には触れず小芭内が言った言葉に蜜璃が大きく首を縦に振る。
「では、どこか飯屋を探して――」
言いながら歩き出そうとした小芭内だったが
「あ、伊黒さん!待って!」
そんな小芭内の手を握って引き留める蜜璃。
「ッ!?な、なんだ?」
手を握られたことに一瞬緊張で体を強張らせた小芭内はなんとか短く言葉を絞り出す。
「実はふーちゃんが伊黒さんと食べてってお弁当を用意してくれてたの!よかったらどうかしら?」
そんな小芭内の緊張に気付かない蜜璃は問いかける。
「あ、ああ、構わない。一緒に食べよう」
「よかった!じゃあどこかお弁当を広げられる場所に行きましょう!」
言いながら蜜璃は小芭内とともに歩き出す。
なんとなくでつないでしまったその手はあえて離すのもおかしな話と思った二人はそのまま互いに繋ぎ合ったまま歩く。
少し移動した先で見つけた河原の土手に二人は大きな布を敷いて座っていた。この布は楓子がレジャーシート代わりとしてお弁当と共に用意していたものだ。
「じゃあ早速お弁当にしましょう!」
言いながら蜜璃は背負っていた大きな荷物を下ろす。
小芭内は度々視界に入っていたその大荷物の正体が昼食だったということがわかり、任務のために蜜璃と合流した当初からの謎が解けたのだった。
そんな小芭内の心情を知らない蜜璃はニコニコと笑顔のまま荷物の中から大きなお重を取り出す。
それは六段にもなる大きなお重だった。しかも、それ一段一段にしっかりと食べ物が詰まっているらしく、蜜璃がそれを置いた瞬間ドスンと聞こえて来た。
「ずいぶんと大きいな」
「ふーちゃんが早起きして頑張ってくれたの!」
誇らしげに蜜璃が言う。
「なんか私の好きな品ばっかり入れてくれたって!しかも伊黒さんと一緒に食べる様にちょっと仕掛けをしてくれたんですって!」
「仕掛け?」
蜜璃の言葉に小芭内が首を傾げる。
「私も訊いたんだけど開けた時のお楽しみだって教えてくれなかったの。だから楽しみ!」
「そうか。じゃあ開けてみるか」
「うん!」
頷いた蜜璃は早速一番上を開ける。
「わぁッ!!」
「これは……!」
その光景に二人は感嘆の声を漏らす。
そこには何と――
「すごいわ伊黒さん!私たちがお弁当になってる!」
蜜璃の言葉通り、そこには蜜璃と小芭内がお弁当箱の中に納まっていた。
「これは驚いた。この甘露寺も俺も、どちらもすべて食べられるもので出来ているらしいな」
器の中ではふたり寄り添った蜜璃と小芭内が「任務がんばって!」と応援の台詞とともに入っている。小芭内の言葉通り、それは全て食べられるもので作られていた。俗に言う『キャラ弁』というものだが、食材で絵を描くという概念もないこの明治時代に置いて二人の感動は計り知れないものだった。
「あいつ、器用だとは思っていたがこんなことができるのか。よく思い付いたな」
「すごいわふーちゃん!食べるのがもったいないくらいね!」
ねちっこく皮肉を言うのがデフォルトな小芭内もその出来に素直に感心している。
その後他五段も開けてみるがそれぞれ、おにぎりやいなりずしの詰まった段、カツやハンバーグなど肉類のメニューが並ぶ段、エビマヨやサバの塩焼きなど魚介系のメニューが並ぶ段、きんぴらごぼうやおひたしなど野菜系のメニューが並ぶ段、食後のデザートとなる林檎などの果物が並ぶ段などどの段にもこだわっている様子が見られ、メニューの中には二人の見たことの無い物がいくつもあった。
「すごいわ!前々から珍しいお料理作ってくれてたけどこんなにたくさん!」
「どれも手が込んでいそうだ」
「帰ったらお礼言わなくちゃ!」
食べる前から上機嫌の蜜璃は箸を手に取り、小芭内にも渡す。
「ずっと眺めてたいけどせっかくふーちゃんが作ってくれたんだから食べましょう!」
「ああ」
箸を受け取って頷く小芭内。
「どれから食べるか迷うけど、ここはやっぱり〝これ〟かしら?」
うきうきした様子で蜜璃は六つの内一つを指さす。
それは一番最初に開けたもの、二人をかたどったキャラ弁だった。
「う~ん、見れば見るほどすごい!食べるのがもったいないけど残すともったいないからね!」
「ああ、正直味にも興味がある」
頷く小芭内に蜜璃はふと思いついたように言う。
「そうだわ!せっかくだからお互いを食べることにしない?」
「お互いを?」
蜜璃の言葉の意味が分からず小芭内が首を傾げる。
「そう!こうして私と伊黒さんがいるんだからそれぞれ、私が伊黒さんを食べるから伊黒さんは私を食べて!」
「ッ!!?」
蜜璃の言葉に小芭内はまるで雷に打たれたように身体を硬直させる。彼の脳内には直前の蜜璃の言葉がこだまのように響く。
『私を食べて』
『私を、食べて』
『私を、た・べ・て♡』
台詞とともに小芭内の脳内に艶やかな表情で上目遣いで自身へ視線を向ける蜜璃の顔が浮かびかけ――
「伊黒さん?どうしたの?」
「ハッ!!な、なんでもない……!」
心配そうに自身を覗き込む蜜璃の表情に現実に引き戻され、慌てて頭を振る。
(あ、危ない!今一瞬よからぬ事を考えかけた!)
内心で大きく息をつきながらそれを決して表情に出さない小芭内。そんな小芭内の内心の焦りを知らぬ蜜璃は
「じゃあ食べましょう!」
嬉しそうに箸持って手を合わせる。
「あ、ああ……」
そんな蜜璃に倣って小芭内も両手を合わせる。
「「いただきます」」
二人は声を揃えて言うと、箸を伸ばす。
蜜璃は早速箸を口に運び、大きく口を開ける。その様子に小芭内はゴクリとつばを飲む。
(い、いま甘露寺が俺を食べようとしている!俺は今甘露寺に食べられる!)
ドクドクと高鳴る胸が苦しいくらいだ。
「ん~!美味しい!」
口に含み咀嚼した蜜璃は満面の笑みを浮かべて言う。
そんな蜜璃に小芭内は頬が高揚していくのを感じる。
「伊黒さん?食べないの?」
「あ、ああ!た、食べるぞ」
蜜璃が首を傾げて言う声に慌てて小芭内も箸を伸ばす。
箸で取ってゆっくりと口に運びながら小芭内の心臓はまるで早鐘のようにうるさいほどに脈動する。
(お、俺は今から甘露寺を食べる……甘露寺を食べるんだ!なんだこの気持ちは!?これは甘露寺の形をしているがただの弁当だろう!?なのに何故こんなに緊張せねばならない!?)
小芭内は自身の異様な緊張に困惑しながら、しかし、蜜璃の手前箸を止めることができずゆっくりと箸を口に運ぶ。
「ね?美味しいでしょう?」
「あ、ああ。そうだな」
蜜璃の問いに頷きながら、しかし、小芭内には緊張のせいで味などまともにわからない。
(奴めコレが狙いか!!俺にこうして一人で悶々とさせることが奴の目的だったのだな!そのためにあいつはこんな手の込んだことを!!クゥ!おのれ大好楓子ぉぉぉぉぉッ!!)
小芭内の脳内では腰に手を当て『オホホホホホッ!伊黒様、何を一人で破廉恥なことを考えてるんですか!?』と高笑いをする悪魔の笑みを浮かべた楓子のイメージが浮かんでいた。
「美味しいわね、伊黒さん!」
「ああ、そうだな」
満面の笑みで言う蜜璃に頷きながら、小芭内の胸中では帰ってからいかに楓子へ仕返すか思考を巡らせているのであった。
「――と、まあそんな感じで、食べられるものだけでお二人を作ったんですよ」
「ほう、それはすごいね」
私の説明に感心した様子でお館様が言う。
「今まで考えたことなかったね、食材で絵を描くとは。君の発想は本当にすごいね」
「いやいや、それほどでもありませんよ」
感心するお館様の言葉に私は照れて頭を掻く。実際キャラ弁は前世での知識もあったからこそ今回作れたわけだ。ホント前世でやっててよかった。
「しかし、残念だ。そんなにすごい物は話で訊くだけでなく実際に見てみたいものだね」
「……見ます?」
お館様の言葉に私はおずおずと訊く。
「それは、見れるものなら見てみたいものだよ。ね、あまねさん」
「ええ、私も是非」
お館様は頷きながら後ろに控えるあまね様に言うと、あまね様も頷く。
「………あの~、もしよろしければなんですが」
言いながら私は後ろに隠すように持っていた鞄からお重を取り出す。
蜜璃さんに渡したようなどでかい六段の物ではなく二段だけだ。
「それは?」
「えっと、話のタネにと用意してみたのですが……」
「へぇ、見せてくれるかい?」
「……どうぞ、大したものではございませんが」
言いながらお館様の前にお重を運ぶ。
お館様は微笑みながらそのフタを開け――
「ほぉ…これは……」
「まぁ……」
お二人から感嘆の声が漏れる。
そこには真ん中にお館様とあまね様、その周りに五人のご子息ご息女を模した具が並んでいる。
二段目にはお館様の体調を害さない程度にこの明治時代では珍しいメニューをそろえてみた。
「これはすごいね。大したものだよ」
「いえいえ、そんな。こんな不出来なモノお見せして申し訳ない限りなのですが」
「そんなことはないさ。こんなに素晴らしいものを貰えて、私はとても嬉しいよ。ねぇ、あまねさん?」
「ええ。これはあの子達にも見せたら喜びますわ」
「そう言っていただけると何よりです」
嬉しそうに微笑むお二人の様子に私はホッと胸をなでおろす。
このお二人の仲睦まじい様子は『鬼滅の刃』本編ではほとんど見れなかった。だからこそこうして目の前で仲睦まじく笑みを浮かべている様子を見ていると、きっと根本的な部分ではこの人たちも普通の夫婦たちとそう変わらない。『鬼』と言う存在と戦う、そのための「鬼殺隊」を率いる主となる、という運命を背負ってなおこの人たちももっと普通の夫婦らしい幸せを見てほしいと私は思った。だからこそ、今日私は失礼になるかもしれないと思いつつキャラ弁を用意してきたのだ。
この方たちの運命と覚悟に、私が手出しできるかはわからない。それでも――
「楓子、これからもこういった面白いものを思いついたときには、また見せに来てくれるかい?」
「はい、是非に」
一瞬でも多くこの産屋敷の家族が笑顔を浮かべられる瞬間を作っていきたい。そう思うのだった。
「ところでお館様、今日の蜜璃さん達が着いている任務は柱二人が向かわなければいけないような任務だったんですか?」
「……さぁ、どうだろうね?」
私の問いにお館様はいつもの涼しい笑みを浮かべるのだった。
~明治コソコソ話~
後日伊黒に「稽古をつけてやる」と言われてボコボコにされた楓子は「解せぬ…」とひとり呟いていたそうな……。
ちなみにキャラ弁は100%善意で作ったものなので伊黒さんが勝手に悶々としただけです。楓子ちゃんは一ミリも策を弄していません。