ifストーリーをお送りいたします。
楓子ちゃんは原作知識があるのでおめおめと魘夢の血鬼術を喰らったりはしませんが、そんな楓子ちゃんが受けた場合の夢の内容です。
――ねんねんころりこんころり
――息も忘れてこんころり
――鬼が来ようとこんころり
――腹の中でもこんころり
――身体を柔らかな真綿で包むような、暖かなお湯に全身を浸しているような、心地よい微睡みが私の身体を包む。
「……ちゃ………て……」
――独特の浮遊感のような、どこまでも落ちていくような緩やかに落下していくような、不思議な感覚。
「も…ちゃ……きて……!」
――あれ?そう言えば私は何かを忘れているような……何かをしようとしていたような……?なんだっけ……?
「も…ちゃん…お…てっ…ば…ッ!」
――というか、私って……?そう、私の…名前……私の名前は……
「もう!!早く起きないと講義始まるよ、
「んぁッ!?」
その耳に響いた叫び声に私――
慌てて辺りを見渡せば目の前には腰に手を当ててため息をつく人物がいて――
「全く……口元、涎垂れてるよ、もみちゃん」
「…………」
「??? どうしたの?まだ寝惚けてる?」
「ッ!?な、なんでもない!なんでもないよ、どかちゃん!ちょっとボーっとしちゃっただけだから!」
「ホントに~?」
私の返事に怪訝そうな視線で目の前の人物――どかちゃんこと沖田
「もう……また夜更かししたんでしょ?」
「アハハハ…お見通しで……」
「まったく……あ、先生きた」
ため息混じりのどかちゃんが教室に入ってきた初老の男性教諭の姿に慌てて席に着く。
「続きは後で。あの先生、私語とか厳しいし、居眠りなんてもってのほかだから気を付けてよ?」
「ん。大丈夫大丈夫、さっき十分寝たから。今日はこれが最後の講義だから何とか持ちそう」
「やれやれ……」
私の返事にため息を漏らしながらどかちゃんは手早く教材を広げ、シャーペンを握る。
「…………」
そんなどかちゃんをチラリと見て私も同じように教材を広げる。
どかちゃんの心配は置いておいて、さっきは一瞬自分やどかちゃん、今私のいる場所が一瞬解らなかったが、今はちゃんと認識できている。
私の名前は『井上
都内の某大学の医学部に通う24歳。
大学に通うため現在一人暮らし。
好きなものは漫画やゲーム、アニメと言ったサブカルチャー。
自分で言うのもなんだが同人界隈ではそこそこ名の知れた同人作家である。
今は令和二年の十二月某日、年末に控えた一大イベントに向けた新刊を描き終え、ひと段落着いたところ……なのだが――
「――で、勢いで一気見したエヴァの新劇から新たなインスピレーションが湧いちゃって新ネタを文字に起こしてるうちに止め時を見失った…と?」
「えぇっと……まあその通りでございます、はい」
「はぁ~……もみちゃん……」
「しょ、しょうがないじゃん!迸る熱い
やれやれ、とため息をつくどかちゃんに私は叫ぶ。
現在私達は大学の講義を終え、最寄駅近くの喫茶店で並んで座っている。
「で?その新ネタって言うのは?」
「うん!シンジ君とカヲル君のどちゃくそエロい共依存系な話でさ!」
「あぁ……まああの二人を描くなら多少興味はある」
「お?どかちゃんもやっぱあの二人推し?」
「まあねぇ。もみちゃんに完結見る為にって半ば強引に見せられたけど、実際面白かったし……あの二人の関係も正直好みドストライクだったし……」
私の言葉に口元に笑みを浮かべうんうん頷くどかちゃん。
「フフ、やっぱりね。絶対どかちゃんハマるだろうなぁって思ったんだ!」
「まあこれまでこんなにいいCPを知らなかったと思うと、いいものに出会わせてもらったと思うわ」
「うんうん、ならきっとどかちゃんもこの新作は気に入って貰えると思うよ!」
「ふ~ん?じゃあ期待して待ってるね、もみちゃんの――」
「うん、私の――」
「新作カヲル×シンジ本」「新作シンジ×カヲル本!」
その瞬間、空気が凍り付いた音がした。
「え?待って。普通に考えてカヲル×シンジでしょ」
「どかちゃん、何を寝惚けたこと言ってんの?ちゃんとアニメ見た?どう考えたってシンジ×カヲルでしょ?」
「はぁ!?ちゃんと見てますけどぉ?ピアノの連弾のシーン見とか、あの二人はヘタレて及び腰なシンジ君をカヲル君が優しくリードするんでしょうが!」
「いやいやいや!シンジ君の鬱屈して病みきった感情をカヲル君がクソデカ感情で受け止めるのが至高でしょうが!」
「出た出た!もみちゃん陰のある感じ描くの大好きだもんねぇ!もみちゃんの大ヒットシリーズの赤井秀一の夢女子モノだってそう言う路線ですもんねぇ!」
「別にいいでしょうがそれは!――って、ちょっと待って」
そこまで言い合ったところで私はふと引っ掛かりを覚える。
「私のヒット作って、赤井秀一の夢女子モノだっけ?」
「はぁ?何言ってるの?」
私の問いにどかちゃんは怪訝そうに眉をしかめる。
「毎回新作描いてイベントで発表する度に完売で、メロブやとらのあなでも売れ行き上々って自分で言ってウハウハだったじゃない?」
「だよ…ね?」
「何?どうかしたの?」
「う、うん……なんていうか、私他にも何かドハマりして書きまくってたシリーズがあった気がして……」
「ん~?でも、私の知る限りではここ二年くらいそのシリーズを中心に単発をちらほら書いてただけだったと思うけど?」
「……そう…だよね……」
どかちゃんの言葉に私は頷く。
そうだ、どかちゃんの言うとおりだ。そのはずだ。
しかし、何故か私の頭から違和感は消えなかった。
〇
あれから数十分後、喫茶店を後にしどかちゃんとともに最寄駅から電車に乗った私だったが、先程頭をかすめた違和感はいまだ私の頭にわだかまっていた。
私はどこを見るまでもなくぼんやりと視線を前に向けたまま頭の片隅に居座るその違和感の正体を手繰り寄せようと思考を巡らせ――
「……もみちゃん」
「……ん~?」
「見すぎ」
「……何が?」
どかちゃんの言葉に私は思考を切り替えて隣に座る彼女に視線を向ける。
「いや、確かにね?あのサイズは同じ女性だけど目に留まるよ?私もつい見ちゃったもん。でももみちゃんはいくら何でもガン見しすぎ」
「何の話?」
どかちゃんの言葉の意味が分からず首を傾げる私に、どかちゃんも首を傾げ
「……向かいの人の胸を見てたんじゃないの?」
「違うよッ!?」
私は思わず大きな声を上げるが現在自分が電車に乗っていることを思い出して慌てて周りに苦笑いを浮かべながら会釈する。
そして、ホッと息をついて改めてどかちゃんに向き
「なんで私が女の人の胸見てるって思ったのさ?」
「だってもみちゃんずっと向かいの女の人の方見て微動だにしないし、ていうか視線がその人の胸元だったから」
「だからってそんなまじまじと見るほどの大きさなわけ――」
言いながら私は向かいの件の女性を見て
「……いやでけぇな」
そのデカさに思わず感嘆の声が漏れた。
「気を付けてねもみちゃん。もみちゃんあんまりに見すぎて今ツレらしき男の人にめっちゃ警戒されてるからね?」
「それ早く言ってくれないッ?」
どかちゃんの言葉に慌てて確認すれば目の前の胸の大きな女性の隣でマスクを着けた男性がめちゃくちゃ鋭い視線でこっちを見ていた。その視線は私に対して殺気マシマシだった。
「あ、アハハハ~……」
私はその男性に苦笑いを向けながらヘコヘコとお辞儀する。
そのタイミングで電車は駅に着く。
プシューッという音と共に扉が開くと男性は立ち上がり隣の女性の腕を引っ張ってさっさと出て行く。女性の方はわかっていないのか男性に引っ張られるがままに去って行く。
再びプシューッと言う音と共に扉が閉まったところで私は大きく息を吐く。
「見た?今の男の人の目……」
「めちゃくちゃ怖かったね。私のこと見てたわけじゃないのに私まで冷汗かいちゃった」
「なんていうか…蛇に睨まれたカエル状態?なんともねちっこそうな彼氏さんだったね」
隣で苦笑いを浮かべるどかちゃんに頷きながら言い、私は再び大きく息をつき
「……でも、なんだろう?」
「どうしたの?」
首を傾げる私にどかちゃんが訊く。
「なんか私…あの二人のこと覚えがある気がして……」
「知り合いだったとか?」
「いや、初対面……だと思う。でもなんて言うのかな……知り合い…に凄く似てた気がして」
「知り合い?」
「うん……でも、そんな知り合い覚えがなくてさ」
「どういうこと?」
私の要領を得ない言葉にどかちゃんは怪訝そうに眉をしかめる。
「私にもよくわからないんだけど……知り合いの…すごく親しい誰かにさっきの二人が似てる気がして……でも思い出せる限りの知り合いにあの二人に似たような人なんていないんだよねぇ……」
「……ごめん、よくわからない」
「だよねぇ……」
首を傾げるどかちゃんに私は曖昧に頷くのだった。
先程の喫茶店での違和感同様にこの謎の感覚にも答えが出せないまま、私は帰路につくのだった。
〇
「ただいま~……」
鍵を開けたドアを押し開けながら私は無人の部屋の中に呼びかける。
いや、正確には人はいないが……
「ただいま~」
玄関わきの靴箱の上に置かれた水槽を泳ぐ三匹の金魚に改めて帰宅のあいさつをしながらその横の籠に鍵を置く。
そのまま私は短い廊下を進み、リビングに入る。
ドアの横にある電気のスイッチを入れれば見慣れた私の部屋が天井の証明に照らされる。
ノートパソコンの置かれたデスクの横に背負っていたカバンを降ろし、椅子に腰掛けホッと一息つく。
「…………」
机に向かいながら私は今日一日のことを思い耽る。
今日は不思議な一日だった。午前中は普通に講義をうけたはずだが、昼にどかちゃんに起こされてから妙な違和感が何度かあった。あれはいったい何だったのか……
と、思考しながら何の気なしに私は机の横に設置した天井まである本棚を下から上へゆっくりと視線を巡らせ――
「ん?」
その七段あるちょうど真ん中、上からも下からも四段目にあたる段に奇妙な空白があることに気付く。
漫画を並べる時、私は左から詰めて並べる。しかし、その段の奥と手前に二列に並べた手前側の列には右の端から漫画が置かれ、左端から約30冊分の空白があいている。
私は首を傾げながら辺りを見渡すが床の上などには漫画は置かれておらず、何かシリーズを読むために抜き出して戻し忘れた、と言うことは無いようだった。
「あれぇ?ここ何入れてたっけ?」
私は頭を掻きながら思い出そうとするが、何故かここに収めていたはずの漫画は思い出せない。何かをここに収めていたはずだが、まるで靄がかかったようにその部分だけが思い出せない。
「……ダメだ、思い出せないや」
私は思い出すのを諦め椅子から立ち上がり、部屋着に着替えるべく収納棚の方へ歩いて行き
「ッ!?」
収納棚の扉に設置した鏡に映る自分の姿に息を飲む。
今日の私の服装は白いシャツの上に緑のパーカー、黄色の太ももまでのスカートに黒のタイツだったはずだ。しかし、鏡に映るその服は全くの別物だった。
黒の軍服を思わせる上着と太ももまでの黒のスカート、さらにその上から紅葉の模様の白地の着物の羽織を羽織っていた。そして、何より存在感を放つのは腰に帯刀していることだ。
でも、何よりも一番衝撃的だったのは、鏡に映る顔が全くの別人になっていたことだった。同じ黒髪ではあるものの鏡に映っているのは三つ編みにまとめられている。
そして、何よりも異様なのは明らかに『井上紅葉』とは似ても似つかないその顔を、私は自分の顔だと認識していた。
「何…これ……?」
私はその異様な状況に、鏡へ向かって恐る恐る歩を進める。
鏡の向こうの私と思われるその人物も同じ動きでゆっくりと近寄ってきて
「……ッ」
私は意を決して鏡へ向けて私は右手を伸ばす。
そして、私の手が同じく鏡の向こうから伸ばされる手と鏡越しに触れた瞬間――
「ッ!?」
突如鏡の向こうから私の伸ばした右手が掴まれる。そして――
「わわッちょッ!?」
すごい力で無理矢理引き込まれ、ドプンとまるで水に落ちるように鏡の中に引きずり込まれた。
「ゴボゥッ!?」
驚き息を吐いた私の口から気泡が上がる。
鏡の中はまるで水中のようで、私の入った鏡の入り口は背後でまるで窓のようにぽっかりと開いている。そして――
「起きて!!」
今だ私の右手を掴んだままのその人物は私へと叫ぶ。不思議とその人物の声は普通の会話のように私の耳を打つ。
「起きて!!これは夢!!」
目の前のその人物は必死の形相で叫ぶ。
「起きて!!起きて戦って!!」
戦う……戦うって何と……?
その叫びの意味が分からない。しかし、その言葉は確かに私の頭を揺さぶる。
「自分を思い出して!!」
私?私は…私は井上紅葉で…でも、目の前にいる人物には確かに覚えがあって……
――と、そこまで思考したところで
「「ッ!!?」」
ゴボゴボと真下から突如気泡がいくつも溢れ出しその勢いに私達はなすすべなく押し流され、掴まれていた腕もいつの間にか離れ――
「ッ!!!」
私はハッと眼を開ければ――
「ん?どうしたの?」
「どか…ちゃん……」
目の前でどかちゃんが私の顔を覗き込んでいた。
慌てて周りを見渡せば、大学の最寄り駅前の交差点のそばだった。
「…………」
「どうしたの?体調悪い?」
心配そうに私を見るどかちゃんの姿に私は息を飲み
「……あぁ…そっか……私、
私はフッと微笑む。
「どうしたの?大丈夫?」
「うん、大丈夫。夢でもまた久しぶりに会えてよかったよ」
「夢?久しぶりに会えてって、毎日会ってるじゃない」
私の言葉にどかちゃんはキョトンと首を傾げる。
「うん、そうだね。私もそれがずっと続くと思ってた」
そんなどかちゃんに微笑みながら私は言う。
「もうあと数か月で大学卒業して、仕事しながらもお休みの日には一緒に出掛けたり、お互い彼氏とかできて、いつか結婚して、子どもができたらお互いに育児や旦那の愚痴言い合ったり……そんで、しわくちゃのおばあちゃんになってもずっとずっと親友のままで……」
どかちゃんはよくわからないまま私の言葉を聞いている。
「だからさ、まさか私もこんな風になるなんて思ってなかったよ。どかちゃんにも、たぶんたくさん迷惑かけたんだろうなって、思うからさ」
「こんな風にって?それに迷惑なんて……」
「うん、そうだね。今はまだそうなんだけどね」
どかちゃんの言葉に私は首を振る。
「本当はもっと話してたいんだけどさ、今日が
「今日があの日って?それに炭治郎君?」
「これが普通の夢ならもう少しいい結末になるように頑張るけど、できるならもっとここにいたいけど、今の私は、もう『井上紅葉』じゃなくて『大好楓子』だから……だから、やっぱりここはこうするのが一番手っ取り早いんだ……だから――」
首を傾げるどかちゃんに私はニッコリ微笑む。
そんな私にどかちゃんが何かを言おうとして――
「おい、あのトラック…なんかおかしくねぇか?」
すぐそばにいた見知らぬ男の人がツレらしき人に話しているのが聞こえる。
見れば今私達の目の前、すぐそばの道路の向こうから大型トラックが凄い速さで走ってくるのが見える。そして、そのトラックの進行方向の信号は今まさに赤に変わった。しかし、止まらなければいけないはずのトラックは一切速度を緩めることなく迫ってくる。
そして、そんなトラックに気付いていないらしい小学生くらいの少年が今まさに横断歩道を渡り始め――
「ッ!」
そこで私は駆け出した。
「もみちゃんッ!?」
そんな私の背後でどかちゃんが呼びかける声を聞くが私はもう振り向かずにひた走る。
これから起こることを思えば、今どかちゃんの顔を見れば思わず足を止めてしまいそうだ。
だから、決して私は振り返らない。
私は人混みをかき分けて横断歩道に飛び出す。
そして、目の前で迫るトラックを茫然と見つめる少年を思い切り突き飛ばす。
少年は横断歩道を転がる。少し強く押しすぎたかもしれないが、非常時だったのだから許してほしい。
そこまで確認したところで、私は横合いから受けた衝撃に吹き飛ばされる。
不思議と痛みは無かった。ただ、身体が鉛のように重かった。
ただあの日と同じく吹き飛びながら私はスローモーションで流れていく景色の中にどかちゃんの姿を見つける。
恐怖と驚きに眼を見開き私を見ているその顔に私はニッコリ微笑む。
――また会えて嬉しかったよ。さようなら、もう二度と会えない親友。
そして、私は瞼を閉じた。
「――はッ!」
ガバッと起き上がった私は慌てて辺りを見渡す。そこは列車の客車の中で――
「よかった!楓子さん、目が覚めたんですね!」
聞こえた声に顔を向ければそこではホッと安心した表情の炭治郎君がいた。
「ごめん、迷惑かけたみたいだね」
「いえ、そんなことないです!」
私の言葉に首を振る炭治郎君に頷きながら
「よし、状況は!?」
「は、はい!どうやら俺達は鬼の血鬼術を受けて夢に捕らわれていたようです!俺は偶然突破の方法を見つけて目覚めることができたんですが、善逸や伊之助はまだみたいで……」
「そっか……よし!じゃあその鬼を探そう!鬼さえ仕留めればみんな起きるはずだ!」
「はい!」
立ち上がりながら言った私の言葉に頷いた炭治郎君とともに、私は元凶の鬼である魘夢を倒すべく動き出したのだった。
そんなわけで特別ifストーリーでした。
楓子ちゃんがまだ令和の世界に生きていたころの様子が垣間見えましたね。
さて、今回は若干シリアスよりでしたが、実はもう一つ別バージョンの夢の内容を考えてあります。
こっちが炭治郎君寄りのシリアス路線でしたのでもう一つの方は善逸君のようなおのれの欲望に忠実な感じにしています。
そちらは早ければ今日中に、遅くなれば明日には投稿できると思いますのでお楽しみに!
そんなわけで今回の質問コーナーです!
今回は大筒木朱菜さんからいただきました!
――見た目まゆっち、中身は燕。エロ方面はモモ先輩と京、旭先輩なら誰寄りですか?
エロ方面で真っ先に思い浮かんだのはモモ先輩ですが、よくよく考えたら都と旭先輩もオープンスケベなので、誰よりか気になりました(笑)
楓子「そうねぇ……まあ私の周り慎ましい人達ばっかりなので、旭先輩レベルに押さえるようにしてますね」
いや、君普段はそうだけど錆兎さん相手ならアクセル全開でモモ先輩並みになるじゃん。
楓子「推しの前ではブレーキが緩むもんで……テヘッ♡」
はい、と言うことでした!
そんなわけで今回はこの辺で!
また次回をお楽しみに!
~令和コソコソ噂話~
楓子――井上紅葉とどかちゃんこと沖田和香は大学で出会いました。
入学のガイダンスの時にたまたま紅葉がカバンに着けていたラバーストラップが和香の好きなアニメの登場キャラでそこから話すようになりすぐに意気投合しました。
紅葉がイベントに参加するときには一緒にコスプレをして売り子をしたり、推しのCPについての掛け算についての認識で度々喧嘩になったりはしましたが、大学卒業間近までその親交は続きました。
そして、紅葉が死ぬ原因となったトラックでの交通事故の日も一緒にいました。
紅葉の死因となったトラックの事故は運転手が心臓発作を起こしたために起きた事故でした。
楓子が身を呈して助けた少年は楓子のお陰で命に別状在りませんでした。