恋柱の継子、人の恋路に世話を焼く   作:大同爽

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楓子「大変なことになったな」

いきなりどうしたの?

楓子「この間宇髄様の奥さん三人の声優公開されたじゃない」

されたね。

楓子「雛鶴さんの声優さん、種崎敦美さんだったじゃん。被ったじゃん」

…………

楓子「どうすんのさ?」

……だ、大丈夫だよ。君のイメージCVは澤沢砂羽さんだから

楓子「いや、でも種崎敦美さんも澤沢砂羽さんも、ついでに言えば桐谷華さんも同一人ぶ――」

それ以上はいけない!!
と言うわけで最新話です!!
今日のお話は前回のお話の任務前、そして任務後にあった出来事です。





恋51.5 恋柱の継子とチーム結成『前』と『後』

 

「あれ?不死川様じゃないですか?」

 

「――ッ!」

 

 門扉の前に立っていた実弥は思わぬ方向から聞こえた声にビクリと肩を震わせる。

 慌てて声のした方に視線を向ければ自身の右側の道の先に風呂敷包み片手に楓子が小首を傾げて立っていた。

 

「お、大好…な、なんでお前がここにいんだ……」

 

「いや、ここ私の家ですし」

 

「い、いや、そういう意味じゃなくてだなァ……」

 

「あぁ、これから任務に出るのでその前に色々と用事を済ませに行ってました」

 

「そ、そうかァ……」

 

 楓子の答えに実弥は頷く。

 

「それで?不死川様はなんでうちに?」

 

「あぁ~…その、なんだ…薬を分けてもらおうと思ってなァ」

 

「そうですか。珍しいですね」

 

「あァ?何が珍しいんだァ?」

 

 楓子の返事に実弥が怪訝そうに眉を顰める。

 

「いやぁだって、前に召集した時以外では不死川様がうちに来たことなんて無かったじゃないですか。薬だっていつも蝶屋敷で貰ってるでしょ?」

 

「あァ~…それはァ~……まあ気が向いたんだよ」

 

「そう…ですか……」

 

 実弥の言葉に腑に落ちない様子で首を傾げる楓子に

 

「あぁそうそう、コイツは土産だァ」

 

 話をそらすように手に持っていた包みを渡す。

 

「不死川様がッ!?私にお土産ッ!?さてはあなた偽物ですねッ!?」

 

「失礼な奴だなお前ッ!!」

 

 眼を見開き驚いている楓子に実弥が叫ぶ。

 

「だって不死川様が私にお土産ッ!?不死川様って私のこと嫌いでしょッ!?なのにお土産持って訪ねて来るなんて!!偽物じゃないなら、悪いものでも食べたんじゃないですかッ!?」

 

「ぐッ…それは……」

 

 否定しようとしたものの、その通りだと納得してしまった実弥は口籠りそっぽを向く。

 もごついてそっぽを向く実弥の様子に怪訝そうに眉をひそめた楓子は

 

「あ、もしかして!」

 

「ッ!」

 

 ハッとした様子で閃いたように目を見開いた楓子に実弥はゴクリと息を飲み

 

「え、もしかして口説いてるんですか?ごめんなさい贈り物いただけるのは嬉しいですけどお饅頭程度で靡くほど私安い女じゃないんでせめて愛読してる本の初版本を入手してくるくらいしないとときめかないです、ごめんなさい!」

 

「お前なんか口説くか阿呆がッ!!」

 

 嫌そうに顔を顰めて頭を下げる楓子に実弥がツッコむ。

 

「俺はただ――」

 

「わかってますよ。カナエさんに会いに来たんでしょ、どうせ。ここんとこ『梁』の研究でうちに泊まりこんでますからねぇ」

 

「ち、違ッ――」

 

「あぁ、はいはい。ツンデレ乙」

 

「つんでれ、ってなんだよ!?俺はただ――」

 

「まあとりあえず中にどうぞ。私は炭治郎君達とでなきゃいけないんで。あ、私がいない間に『鬼』だからって私の大事な友人三人に危害加えたら許しませんからね」

 

「聞けやッ!!!――って三人?この間紹介してたあの二人と、あの失礼な頭突き小僧の妹か?でも兄貴の方はお前と任務に行くんだろ?妹は置いて行くのかァ?」

 

「あぁ、いえ。禰豆子ちゃんは私と一緒に任務に出ます。禰豆子ちゃん以外にもタマちゃん達のツレがいらっしゃったんですよ。その方は…浅草で無惨によって鬼にされたそうで、人を食べる前にタマちゃんの処置が間に合ったみたいで……」

 

「そうか……」

 

 楓子の説明に納得した様子で頷く実弥。そんな実弥に楓子はニッコリ笑い

 

「まあとりあえず、上がってください。お茶出すくらいはする時間あるんで」

 

 実弥を連れて屋敷に入った。

 

 

 〇

 

 

 

「――たく、あのお調子者は…毎度毎度よォ……」

 

「フフ、実弥君がいいように振り回されるなんて珍しいよね」

 

 ため息混じりに頭を掻く実弥に対面に座るカナエは微笑みながらお饅頭を頬張る。

 

「うん。美味しいよ、実弥君」

 

「……そうかよォ」

 

 嬉しそうに顔を綻ばせるカナエの笑顔に実弥はそっぽを向く。素っ気なく見える態度にも実弥の耳がうっすらと赤くなっていることに気付いているカナエはニマニマと笑みを浮かべる。

 

「でぇ?わざわざこんな手土産持って、実弥君は何しにここへ?もしかして、本当に私に会いに来てくれたの?」

 

「なァッ!?お、俺は別にッ!!」

 

「そんな……私のことなんてどうでもいいのね……ヨヨヨッ」

 

「ぐッ」

 

 目元を抑えて悲し気に俯くカナエに実弥が顔を顰め

 

「な~んちゃって~」

 

 パッと顔を上げて笑うカナエ。

 

「~~~ッ!あ、あんたはよぉ~……ッ!」

 

 そんなカナエに実弥は顔を顰める。

 

「ごめんごめん。大丈夫、実弥君が来た目的はなんとなくわかるよ」

 

 嫌そうに顔を顰めている実弥に微笑みかけたカナエは

 

「珠世さんに会いに来たんだよね?」

 

「…………」

 

 優しい声音で言う言葉に実弥は少し間を開け

 

「……お見通しかよ」

 

「フフ、何でもはわからないけど、実弥君のことは私が一番よくわかってるって自信はあるかな」

 

「………チッ」

 

 カナエの微笑みに実弥は小さく舌打ちする、が、その顔は態度程不快感を覚えている様子はない。

 

「……あの鬼は?」

 

「休んでるわ。鬼だから日中は行動に制限がかかるから、基本は昼間は休んでて、夜には一緒に鬼やその他の研究してる。やっぱり数百年研究してるだけあって勉強になるわ。いろいろ教えてもらってる」

 

「……そうか」

 

 カナエの返答に実弥は素っ気なく返事する。

 

「呼んでくる?休んでるとは言っても、鬼だから睡眠は必要ないし、たぶんこれまでの私達が作った薬とかの研究記録とか『梁』で精査してまとめた過去の鬼殺隊の情報に目を通してると思うから」

 

「…………」

 

 カナエの問いに実弥は少し考える素振りを見せ

 

「……いや、いい」

 

「ホントに?」

 

「……ああ」

 

「……そっか」

 

 念押しして問う言葉に首を振る実弥に、カナエは優しく微笑む。

 

「実弥君の気持ちもわかるけど、話をするなら早く決心した方がいいと思うよ。珠世さんに対しても、弟君――玄弥君に対しても、ね」

 

「……玄弥は今関係ねェだろ」

 

「関係あるよ」

 

 冷たい声音で言う実弥に、しかし、カナエは間髪入れずに言う。

 

「玄弥君、実弥君を追って鬼殺隊に入ったんでしょ?実弥君はそれが嫌で遠ざけてるみたいだけど、ちゃんと話をしないといつか後悔するよ。私達がいる場所は明日どうなってるかも定かじゃないんだから」

 

「…………」

 

「今だって、玄弥君がどういう状態か知らないでしょ?」

 

「ッ!?どういうことだァ!?」

 

「私、蝶屋敷の人間だし、玄弥君は定期的に診てるからね」

 

「定期的にッ!?あいつの身に何か起きてんのかッ!?」

 

「教えてほしい?」

 

「もったいぶってないでさっさと教え――」

 

「いや」

 

「え?」

 

「い・や」

 

「なぁッ!?」

 

 フンッとそっぽを向くカナエにあんぐりと口を上げて呆ける実弥。

 

「なんでだッ!?そこまで話しといてェ!」

 

「玄弥君が言ってないことを私の口から言うことが出来ないわ。医者には守秘義務ってものがあって、患者の情報は簡単には教えられないの」

 

「んなこと言ってる場合かッ!」

 

「どうしても知りたかったら、自分で本人に訊きなさい。『弟なんかいない、お前なんか知らない』なんて意地悪言ってないでね」

 

「ぐッ……!」

 

 カナエの言葉に実弥は顔を顰める。

 

「――ま、玄弥君や珠世さん以外にははっきりしてほしいことはあるけどね。例えば、私とのこととかね」

 

「今それ関係ないだろうがァ!!」

 

「あるわよ」

 

 動揺して叫ぶ実弥にため息混じりにカナエは言う。

 

「珠世さんに対しても、玄弥君を遠ざけるのも、私に言ってほしいこと言ってくれないのも、ぜぇんぶ、楓子ちゃん風に言うなら『人間強度』を下げないため、なんでしょうねぇ~」

 

「あァ?なんだその、にんげん…きょうど?ってのはよォ?」

 

 聞き覚えのない言葉に実弥は怪訝そうに眉を顰める。そんな実弥に、楓子ちゃんの受け売りだけどね、と断ってからカナエは口を開く。

 

「人間は、親しい人が増えると、それだけ精神的に弱くなるの。それはどんなに強靭な精神力の人でもね」

 

「…………」

 

「よくわからないって顔してるね。……なんて言うのかな、例えば親しい人が悲しいと自分も悲しくなって、親しい人が痛いと自分も痛い。もしもその親しい人が亡くなったら…私達が感じる心の痛みは計り知れない。親しい人が増えるっていうことは、そういう機会が増えるっていうこと……この説明で何となくわかる?」

 

「まあ…なんとなくはなァ……」

 

 カナエの問いに実弥は頷く。

 

「私達鬼殺隊は特に、親しい人の痛み、悲しみ、そして死に触れる機会が多い。私も蝶屋敷で何度も目にしたし触れたから……」

 

「…………」

 

 寂しげに目を細めるカナエに実弥も身に覚えがある様子で押し黙る。

 

「親しい人の悲しみ、痛み、死によって、人の精神は摩耗し、どんな強靭な精神力の持ち主でも、いつかぽっきり折れちゃうかもしれない。楓子ちゃん曰く、そういう人間の精神的な強さを『人間強度』って呼んでるみたい」

 

「なるほどなァ」

 

 カナエの説明に実弥は頷く。

 

「実弥君は、自覚してるか無自覚かわからないけど、その『人間強度』を下げないようにしてる気がする。珠世さんに対してもそうだし、玄弥君を自分…と言うか鬼殺隊から遠ざけようとしてるのも、そして、私にも」

 

「…………」

 

「いろいろ言ったけど、それは実弥君が優しいからに他ならないと思うし、私は否定しない。むしろ好ましいと思ってるよ」

 

 押し黙る実弥にカナエは微笑む。

 

「でも、そのままの優しい実弥君でいて欲しいのと同時に、もう一歩踏み出してほしいとも思うんだけど。私にはともかく、玄弥君や珠世さんに対してとかね」

 

「…………」

 

「まあ、すぐには難しいと思うし、ゆっくりでいいよ。他の人はどうかわからないけど、少なくとも私はずっとずっと待ってるから」

 

 そう言ってにっこりと微笑み

 

「でも、できれば私がおばあちゃんになる前には、ちゃんと言葉にしてほしいかなぁ~」

 

「んぐッ……」

 

 カナエの言葉に実弥が苦虫を噛み潰したように顔を顰める。

 

「もう一度言うね?私、待ってるからね――ずっとずっと」

 

「……お、おう」

 

 見る人が見れば天女の微笑みにも見えるカナエの笑顔に実弥は言いようもない圧を感じたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たっだいま~!」

 

 玄関の戸を勢いよく開けながら私は意気揚々と声を上げる。

 と、廊下の奥から足音が聞こえてきて

 

「おかえり、ふうちゃん!それに炭治郎君、善逸君、伊之助君!思ったより早かったね!」

 

 マコちゃんが私達を出迎える。

 

「お腹空いてるよね?今ご飯の用意してるからちょっと待ってね」

 

「は~い!」

 

「あぁ腹減った」

 

 マコちゃんの答えに美少女に出迎えられたことにデレデレしてる善逸君とずかずか上がっていく伊之助君を見ながら私も靴を脱ぎ

 

「そう言えば今回は禰豆子ちゃんの出番はなかったね」

 

「そうですね。まあそれだけ俺達が強くなってるってことでしょうね」

 

 同じように横で草履を脱いでいる炭治郎君に言うと、炭治郎君も微笑みながら頷く。

 と、その間にどたどたと伊之助君が台所へ駆けて行くのを見て

 

「あ、コラ伊之助!ご飯の前にちゃんと手を洗っておけ!」

 

「お風呂用意できてるから先に汗を流して来たら?」

 

 炭治郎君が追いかけようとして、マコちゃんが声を掛ける。

 

「で、でも、ここはこのお屋敷の主人である楓子さんが――」

 

「あぁ、いいよいいよ。私先にお館様への今回の報告書用意するから。三人で先に入っておいで」

 

「じゃ、じゃあ……すみません、お先にお風呂いただきますね!」

 

 そう言って私にお辞儀をして先に行った二人を追いかける炭治郎君を見送り

 

「さて、ちゃっちゃか報告書終わらせるか~」

 

「頑張ってね。こっちもできるだけすぐに食べられるように用意すませるから」

 

「手伝おうか?報告書は夜やればいいし」

 

「ううん、大丈夫。今日はアオイちゃんもいるから私一人で用意してるわけじゃないからね。楓子ちゃんも今回は引率してて疲れてるだろうから早く休める方がいいでしょ?報告書今のうちに終わらせてゆっくりしてよ」

 

「そう?じゃあお言葉に甘えるね」

 

「うん、準備できたら呼ぶからね」

 

「あいよ~」

 

 と、マコちゃんの言葉に頷きながら自室に戻った私はそのまま報告書を仕上げた。普通の任務なら報告書なんてないが、チームを組んで任務に挑むということはまだ始めたばかりなので今後の為にも記録に残す必要がある。

 そんなわけで報告書を書き上げた私はマコちゃんに呼ばれ居間に向かった。と――

 

「「「「おぉ~!!!」」」」

 

 机に並ぶ料理の数々に私と炭治郎君達が揃って感嘆の声を漏らす。

 机の上にはど真ん中にキノコや野菜盛りだくさんの鍋、そして、ご飯も栗ご飯、さらには――

 

「こ、この臭いは……松茸!?」

 

 炭治郎君が持ち前の嗅覚で鍋の横に鎮座する土瓶の中身を嗅ぎ当てる。

 土瓶の蓋を開ければ炭治郎君の言う通りいくつかの具とだしと共に入った松茸が現れ、同時にその芳しい香りが広がる。

 

「なになになにッ!?今日なんか豪勢じゃない!」

 

「みんな頑張って来ただろうから腕によりをかけたよ!ね、アオイちゃん」

 

「はい。楓子さん、それに皆さんお疲れ様でした」

 

「わぁ~!ありがとうございます、真菰さん!アオイさん!」

 

 二人の言葉に炭治郎君が嬉しそうに微笑む。

 

「おい、さっさと食おうぜ!」

 

「フフ、そうだね。温かいうちに食べよっか!」

 

 伊之助君の言葉に頷き、そろって手を合わせ

 

『いただきます!』

 

 声を揃えて食べ始める。

 

「うん!美味しい!!」

 

 栗ご飯を頬張った瞬間、その甘さに目を見開く。

 炭治郎君達も目を輝かせて頬張っている。

 

「でも、凄いですね!よくこんなに色々といい材料を揃えられましたね!」

 

 鍋に舌鼓を打ちながら善逸君が言う。

 

「うん、と言うかこの材料手に入れられたのは楓子ちゃん達のお陰なんだけどね」

 

「ん、どゆこと?」

 

マコちゃんの返事に私は口に入れようとしていた箸を止めて首を傾げる。

 

「うん、今日の午前中に女の人が訪ねてきたんだけどね。その人が楓子ちゃん達にお世話になったからそのお礼にってこの栗とか鍋に使ってるお野菜とかキノコを持って来てくれたんだよ」

 

「俺達に……?」

 

「お世話になった……?」

 

「え?誰だろう?」

 

「はぐしゃぐしゃぐ!!」

 

 手を止めて首を傾げる善逸君と炭治郎君、そして、私。伊之助君も食べながらもこっちの話は聞いてるようでマコちゃんに視線を向けている。

 

「名乗らずに帰って行ったけどすごく特徴的な人だからすぐわかるんじゃないかな?」

 

 マコちゃんはそう言って

 

「白い洋装にツバの広いこれまた真っ白い帽子を被った長い黒髪の人でね、ものすごく背の高い人だったよ」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

 続いた女性の特徴に私を含め四人が同時に凍り付く。

 

「よ、洋装にツバの広い帽子の……」

 

「長い黒髪のでけぇ女……」

 

「それって…アイツ…ですよね?」

 

「い、いや、でも、アイツは俺が……」

 

「ん?どうしたの?」

 

「何かありましたか?」

 

 コソコソと話す私達四人に怪訝そうにマコちゃんとアオイちゃんが訊く。

 

「え~っと……マコちゃん、その女の人ってどのくらい背が高かった?」

 

「え?どのくらいって言われても……とりあえず岩柱様よりは大きかったと思うよ」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

「私は対応していませんが去り際は見かけましたよ。本当に背が高くてこの屋敷の塀から頭が見切れているくらいで、正確にはわかりませんがたぶん八尺はあるんじゃないでしょうか?」

 

「「「「は、八尺ッ!?」」」」

 

 二人の言葉に私達四人は揃ってクワッと戦慄の表情を浮かべる。

 

「本当にどうしたの?」

 

「その女性に何かあるんですか?」

 

「「「「…………」」」」

 

 戦慄の表情のまま凍り付く私達に怪訝そうな二人。

 

「え~っとねぇ……」

 

 二人の疑問にどう答えたものかと考え

 

「うん、これは詳細は省くんだけど、結論だけ言うと、私達は死ぬ」

 

「「なんでッ!?」」

 

 私の説明にマコちゃんとアオイちゃんが揃って叫ぶのだった。

 




と言うわけで前回のお話での任務の前と後にそれぞれあった出来事でした!
鬼の被害が時を経て都市伝説となったのかと思いきや、まさかまさかのご本人登場、さらにはさねカナの絡みも……あれ?なんだかんだちゃんとこの二人の絡み描くのって初じゃね?とか思いながら書いてました。



そんなわけで今回の質問コーナー!
今回はGジェネラーさんからいただきました!

――蜜璃ちゃん人形、小芭内くん人形、義勇くん人形と3人の柱のぬいぐるみを作られたようですが、他の柱や隊士、産屋敷家の皆様のぬいぐるみを作る予定はありますか?

楓子「一応カナヲちゃんにしのぶさんとカナエさんの人形あげたり、カナエさんに蝶屋敷の面々を模したミニぬいぐるみあげたり、産屋敷のみなさんに皆さん+私を模したぬいぐるみはあげてますね。
 実は誰にもあげてないけど自分ように実は柱の皆さんとかまぼこ隊の三人、カナヲちゃんとアオイちゃんのぬいぐるみは作ってあるんですよね」

――もしぬいぐるみが完成した場合、どのぬいぐるみを誰に渡す予定ですか?

楓子「予定としては宇髄様に奥さん三人のぬいぐるみとか、不死川様にカナエさんのぬいぐるみとかいいかもなぁとかは思ってます。でも目下炭治郎くんぬぐるみは新規で作ってますよ。あげる相手は…言わずもがなですよね?」

――これは伊黒さん、しのぶさん、不死川さん、行冥さんへの質問です。楓子さんに恥ずかしい又は黒歴史と言える写真を撮影されてしまった様ですが、そこの所どう思ってますか?逆に皆様が知っている楓子さんの恥ずかしい、黒歴史と言える瞬間ってありますか?

実弥「おいどういうことだァ!!?なんでこんなことになってんだァ!!?」

行冥「嗚呼…まさかあの光景を見られて、あまつさえ写真に収められているとは……」

小芭内&しのぶ「「…………」」

実弥「……おい、なんだお前ら。なんでそんな悟りを開いたみてぇな顔してんだァ?」

小芭内「なんかもう…アイツのそう言うのは……」

しのぶ「慣れました…ね……」

行冥「慣れるほどよくあるようなことなのか……」

実弥「嫌すぎんだろうが!――じゃ、じゃあ!この質問のように逆にアイツの弱み握ってたりは」

小芭内&しのぶ「「そんなもの、あるわけないだろう(じゃないですか)」」

小芭内「あったらもっとアイツの暴走に歯止めきかせてる」

しのぶ「仮に掴んでいたとしてもその数倍の弱みを握られてそうなので、大砲に豆鉄砲で挑むようなものですね」

実弥&行冥「「…………」」

小芭内「とりあえず俺達が言えることはただ一つ」

小芭内&しのぶ「「あいつに心理戦挑むのは自殺行為」」


と、言うことです!
そんなわけで今回はこの辺で!
次回もお楽しみに!



~大正コソコソ噂話~
萌柱邸を現在拠点にしているのは楓子を除くと炭治郎と禰豆子、善逸と伊之助、珠世と愈史郎、浅草で鬼にされた男性です。カナエとアオイは泊まることはありますが基本的な住居は蝶屋敷ですし、真菰もいまだに基本的な拠点は水柱邸で、時々『梁』の仕事で萌柱邸で寝泊まりしています。蝶屋敷はしのぶが業務を回していますがしのぶも水柱邸に住んでいるので、カナエが萌柱邸に来ている時にはアオイが、アオイが萌柱邸にいるときにはカナエが蝶屋敷にいるようにしています。

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