響け!ユーフォニアム一年目でゴールド金賞RTA   作:ブロx

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その1を付けてみたので初投稿です。






終盤全国大会まで
第十五回 その1


 

 

 

ついにここまで来たRTA(最終章)、はぁじまぁるよー!

 

 

 前回は関西大会を難なく突破し、我らが北宇治高校は無事全国大会進出といった所さん!?まででした。

 

 全国に行く=強豪の仲間入りってわけですね。吹奏楽にまぐれ無し、あるのは実力のみ。戦車道かな?(しほさん!)

 

 さて今回からはラストスパート、北宇治高校吹奏楽部左右両翼にして九垓天秤の一人、通称ラスボス・田中あすか先輩を覚醒させていく工程に切り替えていきましょう。

 

あすか先輩を連れ戻すぞ大作戦です!(NSZM殿リスペクト)

 

 今走っている『ドリームソリスター』ルートではこの作戦の成功はマストです。歴代最強(走者比)北宇治吹部の力、とくと見せてあげましょう。やっちまおうぜ?やっちゃいますかやっちゃいましょうよ!

 

 さて画面ではホモちゃんが図書室に居るみたいですが、早速勉強するコマンドを選択。ここにきてホモちゃんに楽器演奏、ではなく勉強をさせます。

 ずっとクラリネットの練習漬けにしてきたホモちゃんですが、この状況で勉強させるとな~ぜ~かっ、あすか先輩の信頼値が上がります。

 

 これはホモちゃんがアホ(直球)でなければ上がりません。だからずっと暇さえあれば練習している必要があったんですね。授業の補習にも出してみましょう。

 

『……数学』

 

『……社会』

 

 ここは上を選択。何故なら黄前ちゃんと一緒の苦手科目だからです。

このあすか先輩を連れ戻すぞ大作戦は、原作では菓子折り持った(持たせた)黄前ちゃんが先輩の家に入ってどうぞされて一緒に勉強。渾身のユーフォ演奏を聴いて終わり!閉廷!

 …あれ?大作戦は?って感じなのですがこのルートにおいてはきっちりホモちゃんも参加して早期に成功させなければ全国大会で金賞を獲る事は不可能です。大会近いからね、しょうがないね。

 

 ポイントは先輩の信頼値と先輩のカッチャマの信頼値!両方を一定まで上げないと作戦がさっさと成功しません。しかもその信頼値、先輩はまだしもそのカッチャマのを上げるフラグイベントが隆盛時のプレイヤー達曰くどんなに探しても見つからなかったらしく、『ドリームソリスター』トロフィーはこれバグじゃねえかと見做されていたそうです。

 

 そう、あの和菓子屋イベントが発見されるまでは。

 

 スキップしてはいけない(戒め) 苦行か何か?

今回はそれを発生させていますので、これからは黄前ちゃんにくっ付いてってあすか先輩の信頼値稼ぎに便乗しましょう。上げすぎには注意です。先輩ルートはA・Bともに最の高だがしかし。響け!!(語彙力)

 

『まあ見てなって。びっくりするから』

 

 着々と作戦開始の土台を作っていってますね…。

まあよく言うように作戦っていうのは開始=終わり!目指すはもう始まってる!!ってわけです。

 さて次回は文化祭。先輩の信頼値をしっかり上げて行きますよ~1919といった所で今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいはーい、注目ー。パートリーダー会議を始めまーす」

 

「この前の合宿からなのか知らないけどさ、最近晴香元気いいよね?」

 

「怖い目にあって度胸でも付いたんじゃない?」

 

「そうなの?」

 

「晴香~、全員そろってるよん」

 

「では始めます。まず最初に、関西大会はお疲れ様でした。全国大会出場という北宇治吹部十数年ぶりの快挙、ここまで来たら金賞目指して頑張っていきましょう」

 

「はい」

 

「勿論です。北宇治ですから」

 

「これからは全国に向けての練習と同時に、文化祭の公演に向けての練習も重なります。…でも私達なら、このメンバーなら行けるって私は思ってます」

 

「何事もなければね~?」

 

「不吉なこと言わないの」

 

「…あすかにしては心配性だね?」

 

「副部長ですからあ~?」

 

「ヒュー!」

 

「………」

 

・・・・・。

 

「はいはい。そこで今回の議題は、文化祭公演についての打ち合わせと私達学生の義務である勉強についての話をします」

 

「今度のテスト…、範囲がなあ……」

 

「各パートのメンバーにはしっかり勉強するようにって伝えてほしいです。赤点ということになったら放課後補習が待ってるからね」

 

「この時期に練習時間が削られるのはかなり痛い……」

 

「うんうん」

 

「………。実はそれなんだけど、ね」

 

「ん?ヒロネ?どったの?」

 

「うちの子がさ、ちょ~~っと」

 

「ちょ~~~っと?」

 

「やばい」

 

「…ゑ?」

 

「やばたにえん?」

 

「やばたにえん」

 

「ちょっと茶化してる場合じゃないでしょそれ!!誰なのヒロネ?」

 

「桃ちゃんなんだよ……」

 

「あ~~」

 

「あ~~」

 

「あ~~~、って何よそれ!! 皆知ってたの!?」

 

「知ってたっていうか」

 

「ねえ?」

 

「この前、水兵リーベ僕の船憶えた?って訊いたら何の呪文ですか?って。……真顔で」

 

「そんなのただの冗談でしょ?帆高さんなりの」

 

「いやあれはガチだった」

 

「えぇ………?」

 

「あの子吹奏楽しか興味ないっぽいよな?」

 

「ああ。何かをするって事は何かをしないって事で、だからあんなに演奏上手いんだなあって感心してた」

 

「やめて!そういうそれっぽいこと言わないで!!両立できるのが私ら北宇治だってことを見せなくちゃでしょ!??」

 

「晴香があつ~い」

 

「私達は全国大会に出場する学校です!一人だって欠けずに!! 何か良い案がある人っ」

 

「とりあえず今の学力はどうなのか。直近の小テストの結果はどうだったのかを訊いて、もしも本当に駄目だったら滝先生か松本先生に相談してみようよ」

 

「まあそうなるかあ」

 

「ナイス香織」

 

「ナイスでーす」

 

「ではその方向で。申し訳ないけど会議は一旦中断します。…文化祭については帆高さんの件が終わったらまた連絡するので、その時に。 ヒロネとあすかは私と一緒に帆高さんを手分けして探すよ」

 

「はいはーい、みんなお疲れちゃ~ん」

 

 

 

 

 

 

 窓からの風が心地良い昼休みの図書室の片隅。私の前で、芹菜は一瞥もくれずに文庫本を読んでいた。

 

「――でね?やっぱりセイゴくんが一番かっこいいと思うわけなんだけど」

 

「何がわけなんだけど? 意味分かんない」

 

「『しにがみのバラッド。』読んでるって前に言ってただろうがYo!その中の私一押しを言ってんの」

 

 彼女は滅多に図書室にはこないし本も読まない。だから私は少し、口角を上げた。今日は運が良い日だ。

 

「あー…思い出した。訊いてもない事を急にしゃべりだすのがアンタの本性だった。私の頭が一酸化窒素を生み出して氷結世界(アイスド・アース)だわ」

 

「!?」

 

聞き捨てならぬその言葉に。私はしっかり小声で激怒した。

 

「おいテメエ、よりにもよってそれは全国564万人のアーレン・ヴィルトールファンに喧嘩を売る言葉だぞ。いつの間にレベリオン全巻読んだな?」

 

「あのさ。見ての通り今私は天栗浜高校で忙しいから帰ってくれる?ていうかここ図書室だからゴーアウェイ」

 

「呪文を唱えようたって無駄だ。私にエウレリアを思い出させた罪は重い。元だろうと帰宅部は仲間を見捨てないけど、言っていい事と悪い事がある。今から階段部を創って貴重な読書時間を邪魔してやろう!!ちょっと待ってろ!!」

 

「…階段部は情熱の部活動。そこには厳格なルールがあり、アンタみたいに他人に迷惑をかける事は許されてない。そんな常識も忘れたの?」

 

 ページを捲る手が全く衰えない今の彼女にはもう何を言ったって駄目だ。なので私は眼をランと輝かせながら捨て台詞を言うしかなかった。

 

「芹にゃんめ………!」

 

「芹にゃん言うな」

 

「―――いた!!桃ちゃん発見!!」

 

 これ以上芹菜の読書を邪魔するとマジで怒っちゃうので図書室を出ようと、歩いたその時。ここで会うには珍しい先輩たちが急にひょっこりと現れた。

 

「図書室ではお静かに」

 

「失礼、図書委員さん。吹奏楽部です」

 

「ドーモ」

 

「え?ヒロネ先輩?どうしたんです? それに部長に副部長まで」

 

しかも組み合わせも珍しい。やはり今日は良い日なのか。

 

「お昼休み中にごめんね桃ちゃん。今からちょっと質問に答えてくれるかな?」

 

「? はい」

 

「一番近い小テスト。点数どうだった?」

 

「40点でした。赤点(39点以下)回避です。ブイ」

 

「…最近授業についていけてる?」

 

「? 授業についていく理由がよく分かりませんが。それ楽器の演奏と関係あります?」

 

「……テストの成績が悪いと放課後補習だって話は知ってる?」

 

「先輩流石にそれくらいは知ってますよー。だから赤点は一個も取ってません」

 

「………北宇治に入学してから小テストを含めて一番良かった点数は?」

 

「40点ですよ?いつも常に自己ベストです」

 

「………」

 

「………」

 

「え?どうしたんです?」

 

 晴香部長が目の前で死火山が噴火したあみたいな顔で私を見る。ヒロネ先輩と田中先輩は笑顔で、でもどこか明後日の方向を見ていた。あれ?でも私を見てるよね?

 

え?私って明後日?

 

「――桃ちゃん」

 

「え、あ、はい」

 

「一緒に職員室。行こっか」

 

「ヒロネ先輩? ナズェそんな笑顔でミテルンディス?」

 

「松本先生に話してみる」

 

「お願いヒロネ」

 

「??」

 

「―――吹奏楽星人が」

 

耳に心地いい芹菜の褒め言葉が、やけに頭に残った。

 

 

 

 

 

 

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