矢矧と最上が同時に改二実装していた事です
これには驚きました
驚いたことと言えばハンターが喋った事ですね
体験版はやった事が無く友人から勧められてやって見ましたが、ここまで進歩するんですね
モンハンもダブルクロス止まりだったこともありますが
ついでに映画のモンハンも見ましたが、これはちょっと後悔しました
三機のF-14をみた艦娘達は驚愕していた。いや、事前に教育はされていたためジェット戦闘機の概念はある。しかし、悲しいことに人は自分の目で見なければ信じない。実感が沸かなかったのだ
確かに橘花や火龍の国産ジェット機、そして試作機は見たことあるが、艦娘からみれば「足の速い飛行機」程度しか思わなかったのである
よって、F-14の凄まじい速さと轟音に思考が停止してしまった。いや、ここまでとは思わなかった
艦娘もであるが、人は基本的に体験しなければ考えなんて早々変わらない。実感がないからだ
だから大半の艦娘は驚いている
そのため、対応が遅れてしまったのな。やじりはるか高みに、銀色にかがやく巨大な矢尻またはクサビのような機体が姿を見るや否や、逆落としに襲いかかってきたからである
F-14から何か発射されたと思ったら鎮守府上空の空中と海域に居た艦娘から爆発が響き渡った
F-14から発射したのは空対地ミサイルであった。本来は積まれていないものだが、浦田が無理やり改修したものだ。しかし、独自で作り上げたミサイルであったため、迎撃されたミサイルは数発あった
咄嗟に反応してCIWSを起動された者がいたため、難を逃れたのだ
ミサイルの威力は凄く、駆逐艦娘や軽巡は直撃せずとも爆発に巻き込まれ大破する者が続出した
「陸奥! 大丈夫か!?」
「ええ……また食らったわ」
戦艦娘にも数発のミサイルが飛翔し襲ったが、流石にミサイルだけでは効果はそこまで高くない。しかし、ダメージは高くよりによって不幸にも陸奥に集中攻撃を受けた。実際は庇ったために躍り出た事もあるが、他に狙われた艦娘に向かったミサイルは迎撃されたり、アイオワが発した
陸奥は自分の不運に慣れていたが、実は軍艦には運不運というものがある。僚艦と同じ修羅場をくぐってもいつもある軍艦は無傷というのは現実に存在する
『艦だった頃の世界』では第五航空戦隊である空母の翔鶴瑞鶴の作戦行動においてよく損害を受け被害担当艦などという不名誉なニックネームを付けられた翔鶴とマリアナ沖海戦まで一発も被弾しなかった瑞鶴*1が正に良い例だろう
それは兎も角、F-14三機の恐ろしさは今の艦娘達にとっては十分に脅威だった。しかし、一周目の世界においてジェット機の恐ろしさを体験した者は別だ
大混乱している中、アイオワは的確に指示を出し、時雨は武器庫からアイオワが密かに造り上げたFIM-92スティンガーを構えると引き金を引いた
「よし、大混乱しているぞ!」
F-14を操縦しているパイロットは歓喜を挙げていたが、低空飛行してガンカメラで記録映像を撮っていると突然アラームが鳴り響いた
「生意気な! 地対空ミサイルなんて持っていやがる!」
パイロットは慌てずアフターバーナーを吹かして急上昇させるとともにチャフフレアを放出した。追ってきた対空ミサイルはフレアに惑わされて誤爆したが、鎮守府は情報通り要塞のようになっている
「発射装置は見えるか!」
「いいえ、見当たりません! レーダーに反応があり過ぎて分かりません!」
後部座席にいるレーダー員に怒鳴ったが、分からないそうだ。艦娘達が密集しているお陰で通常のレーダーに反応してしまったのだ。当然、大型艦である戦艦や空母の艦娘だけでなく、駆逐艦娘までも反応している。なので地対空ミサイルである車両が中々見つからない
PAC-2パトリオットミサイルのような中距離の地対空ミサイルの車両があるかも知れない。勿論、鎮守府にはそんなものは無いが、時雨が放った対空ミサイルのお陰でパイロットにとっては疑心暗鬼である。F-14は結衣の能力のお陰とは言え、万能ではない。撃墜されたらもう手に入らないだろう。また、レーダーの反応の多さに頭を悩ませた
艦娘の艤装は軍艦仕様である。よって、通常のレーダーでもばっちりと映っている。浦田重工業が繫栄していた時は問題なかったが、今の現状だと厳しい
「キャットワン、実物の対空ミサイルとCIWSを持っています! 数は少ないですが、こちらも数が少なくてうかつに攻撃出来ません!」
『なら、ハイテク兵器を可能な限り叩き潰せ! 特にCIWSを破壊しろ! 例の弾頭を撃ちこめないからな!』
「了解」
パイロットは不満そうだったが、現状ではそれしかない
「よし、CIWSを攻撃しろ!」
『ですが、迎撃されてしまいます』
「誘導爆弾を落としまくれ! こっちは対空ミサイルの発射装置を探す!」
F-14は反転して鎮守府へ向けて攻撃を開始した
「当たらなかった!」
「攻撃ヘリかプロペラ機が来ると思っていたのに、まさかF-14を持ってくるなんて! クレージーよ!」
時雨は悔しがり、アイオワは怒り狂っていた。スホイシリーズかと思っていたが、まさかF14を飛ばすとは思っていなかった
(浦田はジェット機を持っていたのはそう言う事だったのね)
アイオワはなぜ浦田重工業が米軍の未来兵器であるジェット機を持っているのか理解出来た。独自改修とは言え、基盤となる技術が無いと戦闘機は飛ばせない。そのためには中古だろうが、米軍の兵器は必要だったのだ。まして、浦田重工業が持っていたワームホールが開かれた場所は未来の日本だ。退役した機体であるF-4は元はといえば米軍の戦闘機だ
性能は落ちるが独自改修だろうが飛ばせば最強の戦闘機に違いない。機体は同じでも国が独自で回収した結果、外見は同じでも性能や機能は別物になったというのはよくある事なのだ*2
「アイオワさん!」
時雨は指をさしながら叫んだ。F14がこっちに向かって突進してくる
「こっちよ!」
アイオワはF14を睨みながら指示を出した。流石にAIM-54である長距離空対空ミサイルなんて持っていないだろう。だが、対地攻撃能力を持っている事からボムキャットを参考にしたに違いない!
F14分散して攻撃を行った。対空陣地を削るためである。対空ミサイルの発射装置が何なのかを突き止めるためにはこれしかない
なので、音速で飛びながら熾烈に攻撃していった。赤城加賀たちの空母組は艦載機を上げるのを止めていた。というより、飛ばしても何もできなかっただろう
所詮はレシプロ機。音速に飛ぶ航空機を撃墜することなんて不可能だった
だが、秋月たちやフレッチャーはやる気だった。対空砲火を打ち上げていたが、F14は誘導爆弾や対地ミサイルをお見舞いしてやった。中には20mmミニガンを放つ機体もいる
たちまち対空陣地はズタズタになった。CIWSも応戦したが、あっという間に弾が付き、動かなくなったところを爆撃された
僅か数分で鎮守府が阿鼻叫喚としていた。撃ち落とされた機体はいない。
「キャットワンからキングへ。ミサイル誘導爆弾の残弾無し。対空ミサイルなどのハイテク兵器は破壊した模様」
『よし、戻れ。後はこちらでやる』
武田の浦田副社長の命令で飛行隊長が答えたその時、二番機が何かを見つけたらしく無線で応答してきた
『キャットツー、10時の方向に兵器を確認! アイツラ、PAC-2を持っていやがった!』
「何!?」
飛行隊長は驚き方角を見たが、地下の格納庫あたりから何か大きな物体を数人の艦娘が引っ張り出していた
形状からしてPAC-2に見える。あんなものを隠し持っていたのか? 浦田重工業の残骸から造り上げたのか!? 戦艦アイオワが関わっているのは既に分かっている。あり得なくもないが、あんなものがあったら安心は出来ない
『未確認のレーダー波を照射された! 攻撃してやる!』
「バカよせ! チャフ巻いて距離を取れ! 残弾ないはずだ! 後は浦田結衣がやってくれる!」
『まだ20mm弾は残っています! やれれる前にやってやる!』
「キャットツー、引き返せ! 命令だ!」
F14の飛行隊長は叫んだが、二番機であるF14は既にPAC-2へ向かっていった。F14は急降下するとチャフを放出すると同時に20mm弾を発射してPAC-2にお見舞いした。周りは慌てて逃げ惑っている。PAC-2は発射することも無く、木端微塵に吹っ飛んでいった
しかし、PAC-2が近くにいた誰かがこちらに向けてロケットを発射したのだ
「何!?」
PAC-2の発射機はミサイルを発射せず、他の者がミサイルを発射!? 携帯地対空ミサイルなのか!? 誰がやったんだ!? 咄嗟の出来事に対抗手段を発動することが出来なかった。距離が近すぎたためだ
F14の二番機に乗っていたパイロットとレーダー員はその後を知る由も無かった。赤外線誘導である携帯地対空ミサイルの直撃を受けてしまい、そのまま地面に落下。鎮守府の郊外である呉の無人になった街にF14が墜落した
「やっと撃墜出来た……」
「無茶っぽい!」
「アイオワさんの考えていることは滅茶苦茶だ!」
20mmバルカンを受けてズタボロになって倒れた時雨を他の艦娘が運んでいる最中だった。実はF14のパイロットが見たPAC-2は張りぼてだった。車をかき集めて、溶鉱炉にぶち込み、それらしく作ったダミーだった
浦田重工業の残党とは言え、まだまだ秘密兵器があるに違いない。そのため、ダミー兵器で敵を引き付けた所で爆発させようと考えた代物である
本来は地上兵力のための罠だったが、まさかF14が出るとは予想はしていなかった。そこでアイオワは明石と共に急遽、火器管制レーダー波を発信させる装置を作るとF14に向けて照射。近づいたところをスティンガーミサイルでお見舞いするという手段にしたのだ
勿論、これは賭けに等しく敵が遠い場所から数発の空対地ミサイルを発射されたら終わりだ。所詮はダミーであるため、あまり気にはしていなかった
だが、運はこちらに向いていたようだ。F14は好き放題に攻撃したお陰でミサイル爆弾を使い果たしたらしく20mmバルカンで地上掃討しようとしていた
アイオワが持っていたスティンガーは破壊されて誘爆されたが、時雨が持っていたスティンガーは奇跡的に無事だったらしく、20mmバルカンの雨を撃たれながらも発射することに成功した
結果、ジェット機を撃墜させるという成果をやってのけた。その引き換えに代償は大きく、全身が滅茶苦茶痛かった。手が変な所に曲がっているが、入渠で治るはずだ!
「全く無茶して! 高速修復剤を持ってきて!」
明石の声が遠くに聞こえるが、今は眠ってもイイだろう
「撃墜された!? どういう事だ!」
『2番機が油断したらしく携帯地対空ミサイルの餌食に──』
「言い訳はいい! 引き返せ! ……しかし、戦力は大幅に削れた」
武田は虎の子であるF14が撃墜された事に怒り狂っていた。爆撃の報告を楽しみながら聞いていたが、まさか撃墜された連絡を聞くとは思いもしなかった
しかも、中距離地対空ミサイルやジェット機でやられたのではなく、携帯地対空ミサイルである。ヘリは兎も角、音速で飛行するジェット機を撃ち落とされたと聞いて驚く者は居ないだろう
『浦田重工業が繫栄したら、F14なんて作れる。それにいい仕事をした。これでやりやすくなる』
「……だが、例の兵器の射程は」
『心配するな。既に洗脳させた防空棲姫と中間棲姫と空母水鬼を向かわせて交戦中だよ』
結衣の報告に武田は舌を巻いた。結衣の能力は日に日に増しているが、まだ深海棲艦全てを掌握していない
だが、姫級鬼級を操る力があるのは有難い
「それで今は何処にいる?」
『隠れているよ。目の前に呉鎮守府にいるのに誰も気づきもしない』
呉鎮守府
提督はF14が撤退したと同時に被害報告を急がせたが、被害は甚大だった。資源資材は地下に保管していたため奇跡的に無事だったものの、他の施設は良くて半壊、悪くて炎上している。一式陸攻など基地航空隊がいた基地では、全機破壊された。妖精搭乗員曰く、直ぐに復旧は無理だという
また、艦娘の大半は大破し入渠者はいっぱいだった。本来ならのんびりとお風呂に浸かるのだが、今は違う。高速修復剤をフル活用して直ぐに復帰させた
ボロボロになった時雨も直ぐに現場に戻された。いや、戻さざるを得なかった。F14が離脱してから数十分後に突然、姫級を率いる深海棲艦の艦隊の攻撃を受けた。第二破攻撃がやって来たのだ!
「さっさと押し返せ!」
「無理です! 戦艦ル級たちの砲撃と深海棲艦の艦載機の襲来で手一杯です!」
基地航空隊の支援が無いのに加え、まだ中破大破の艦娘がいるため、戦力的にこちらが不利になっている。空母組が必死になって艦載機を飛ばしたが、航空優勢もとれず逆に、相手からの弾着観測射撃を受けて再び中破する艦娘が続出している
戦艦ル級や重巡リ級たちからの砲撃は熾烈で、鎮守府に被害が出始めている。艦娘も応戦したが、多勢に無勢であるため減る気配が一向にない
大和武蔵も出撃したが、戦況は中々変わらなかった
「まるで操り人形みたいだ」
三人の姫級を見たが、全員が無表情だった。感情を抜き取られたように見える。深海棲艦とはいえど、鬼姫級は人型をしており、人間と同じように喜怒哀楽がある事は分かっている
だが、攻めてきている者たちは、中身が機械で出来ているかのような錯覚を覚えた。何しろ、爆撃しても51cm主砲弾を当てても顔色一つ変えずにいる
(まるで未来から来た殺人マシーンね)
アイオワも砲撃戦に加わっていたが、今まで戦ってきた深海棲艦の違和感にいち早く気づいていた
一周目の世界とは違う深海棲艦の軍団。ハイテク兵器は実装されていなくても、強力だ。まるで未来から作られた殺人マシーン軍団相手に戦っているのではないか?という錯覚に陥った。流石にそれは『艦だった頃の世界』での映画の話だが、結衣の能力で実現できるかも知れない。陸奥の話だとある世界では、AIと呼ばれる人工知能は急速に発達しているだとか
こんなに居るのに、結衣が現れたら攻撃出来ないのではないか!
ここに現れてさえいれば、いいものを!
だが、アイオワも時雨も予想すらしていなかった。敵は遠くで指揮しているのではなく、近くにいる事を
(いいぞ、もっと負傷しろ。それで効果が出る)
深海棲艦の軍団の中の一人がニヤリと笑っている事に誰も気が付かない
アイオワ「こちらもT800を建造しない!?」
明石「ごめんなさい。流石に無理です。クロスオーバータグがついてしまいます」
アイオワ「せめて射程400のプラズマライフルでも」
明石「だからありません!」