時雨の緊急任務 ~リベンジ~   作:雷電Ⅱ

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第8話 逃走と思わぬ捕虜

 時雨は横から何か強い衝撃を受けた。時雨は後頭部に窓ガラスに頭部を強打したため視界がぼやけた。視界が回復し真っ先に目に映り込んだのは車が逆さまになっていた。横転したらしい

 

「う……うん……不味い」

 

 時雨は何が起こったのか理解した。恐らく、路地から車が突然出てきて、時雨達に乗っていた車とぶつかったらしい。しかも、ただの事故ではない。何故なら、複数の足音が聞こえてきたのだ。音からして10人くらいだろう

 

「不味……むぐぐ……」

 

「しーっ! 提督殿を安全なところへ。ここは私が。夕立と陸奥を連れていかないと」

 

 時雨が声をあげようとしたが、誰かが口を塞いだ。それが神州丸だということが分かった

 

 時雨は頷くと気を失っている提督を引きずりながら足音が近づいてくる方向の逆へ向かった。神州丸は近くに車から出た時、反対側から何か怒号と悲鳴が聞こえた

 

 あの悲鳴って……

 

「離して!」

 

「さっさと立て!」

 

 あの悲鳴は陸奥だ! 捕まったのだ! 

 

 神州丸と夕立はまだ車の中だろう。時雨が立ち上がろうとしか瞬間、テロリストの一人がこちらに顔を向けたため目と合ってしまった

 

「手を上げろ!」

 

「陸奥さんを離して!」

 

 テロリストの怒号と時雨の叫び声が同時に路上で響き渡った。テロリストは10名で少数だが、人質がいては攻撃出来ない

 

 そうしている内に後ろから肩を叩く。時雨は後ろを振り返らなかった。肩を叩いているのは提督だ。気づいたのだ

 

「奴らを挑発しろ」

 

「え?」

 

「いいから」

 

 提督は小声で話していたが、内容が理解出来なかった。提督は何か策でもあるのか? 

 

「おい、そこのガキ! さっさと提督を引き渡さないと、この女にこうするぞ!」

 

 テロリストは手に持っていた鉄の棒を見せびらかせたが、時雨は何なのか分かった

 

 あれは電気棒だ! 囚人たちを拷問するために使われている代物だ! 陸奥に五万ボルトの電圧を陸奥に浴びせるつもりだ! 

 

 通常ならこんな相手なら陸奥は倒せるのだが、意識が朦朧しているせいか力が出せないようだ。銃を突きつけられても抵抗もしない

 

「おい、いいか! この女が感電死してしまうぜ!」

 

「提督は渡さない!」

 

「そうか……なら、やれ!」

 

 テロリストが陸奥を路上に投げ込むとそのまま電気ショックを浴びせた

 

 その時だ! 陸奥が悲鳴を上げるな否や、突然爆発が起きた。この爆発にテロリストは諸に受けた。提督と時雨は咄嗟に横転した車の影に隠れたため、被害を免れた

 

 爆煙と炎が収まるとテロリストは残らず道路に倒れていた。陸奥は呆然として地面に座り込んでいた

 

「陸奥さん、大じょ──」

 

「提督、爆発は勘弁って言ったわよね!」

 

 時雨が声を掛けるよりも早く陸奥は我に帰ったらしく提督を睨みながら言った

 

 どうやら、陸奥の艤装に搭載されていた砲弾銃弾が電気ショックの影響で全て爆発したらしい。砲塔が無惨な姿になっていた

 

「後で間宮のアイスを奢ってやる。神州丸、夕立は無事か?」

 

「大丈夫っぽい」

 

 夕立と神州丸は敵が一掃されたのを確認したのか、車から出てきた

 

 夕立は痛そうにしていたが、神州丸は横転した車から出るや否や銃を手に取ると転がっているテロリスト達に近づいた

 

 あんな爆発に巻き込まれても数人は動いている! 

 

 時雨は神州丸の援護に向かおうとしていたが、提督は止めた。代わりに座り込んでいる陸奥を快方するよう命じられた

 

 その間も神州丸はまだ息のあるテロリストに銃弾を浴びせた。逮捕して警察に引き渡しても良かったのだが、警察にも敵が潜んでいたためどうする事も出来ない

 

 鎮守府までまだ距離はあるし、最優先は皆を安全な所へ行くまでだ

 

 神州丸が最後の一人を射殺しようとした瞬間、無線機が聞こえた。神州丸ではない。テロリストが持っている無線機だった

 

『ブラボー、聞こえるか? 提督は捕らえたか?』

 

「アイツを捕まえろ!」

 

 提督は、最後の一人がこの集団のリーダーと判断し、神州丸は即座に動いた

 

 倒れながらも無線機に手を伸ばそうとする相手を神州丸は取り押さえ、無線機を取り上げた

 

「誰と連絡していた!?」

 

 神州丸は提督に無線機を投げると相手に向けて拳銃を向けた。相手は答えなかったが、再び無線機から声が聞こえた

 

『……田尻、答えろ。いつまで待たせる気だ?』

 

「田尻は今、具合が悪そうだ。出られないとさ」

 

 提督は無線機に向かってこう言った。数秒間が空いたが、直ぐに返事が来た

 

『まさか本人が出るとは。最後まで上手く行っていれば文句無かったのに』

 

「誰だか知らないが、日本語を話してくれて助かる。さっさと投降するんだな」

 

『残念だが、こちらも仕事があるのだよ。我々にはやることがある。日本のため、そして世界平和のため。『狂人の息子』や『標的艦』はこの世には要らない。これは決定事項だ』

 

 相手は提督の耳を全く貸さない。それどころか、侮辱的な言葉を淡々と言っていた

 

 時雨は提督が持っている無線機を奪ってやりたかった。敵に罵声を浴びせたいが、夕立は落ち着くよう手で制している。夕立も時雨がやろうとしている事は薄々感じていたらしい

 

 提督も時雨に気づいたのか、ため息をついた

 

「そうか。なら、お前の部下が死んでも文句はないな!」

 

 提督は腰にあった拳銃を取り出すと躊躇わず銃を引いた。乾いた銃声が鳴ったことから相手も無線機を越して分かったのだろう

 

「分かったな。喧嘩を売ると言うなら、喜んで買ってやる。首を洗って待ってるんだな」

 

提督は無線機を切った。話す事はもうないのだろう

 

「神州丸、口を塞ぐのはいいぞ。拘束して鎮守府に連れていって聞きたいことがあるからな」

 

実は提督は相手を殺していない。わざと外したのだ

 

「分かりました、提督殿。しかし、これからどうします?」

 

「心配するな。長門も中々気が利いている」

 

 提督が鎮守府の方角に指を指した。テロの影響なのか、街の中にも拘わらず道路には一台も車は通っていない。いや、数台の車両が来ている。ジープ三台と装甲車だ。ジープから男の人が助手席から顔を出して拡声器を使って呼び掛けている

 

「おい、無事か! 誰も死んでいないよな! 死体袋を寄越せ、とか言うなよ! 絶対に言うなよ! 敵はいいが、味方はダメだぞ!」

 

「隊長!」

 

「相変わらずだね」

 

 神州丸と時雨は声の正体が分かった。502部隊の隊長だ。曹長になっても現場の指揮に勤める人だ。あきつ丸や神州丸、そしてまるゆと上手くやっているらしい。ただ、彼は『戦争で戦死者が出るのは仕方ないが、それ以外は許さん』というのがモットーらしい

 

 よって、部下が訓練で負傷したり、風邪にかかった者は有無を言わさず軍医の所へ送りつけた。将校である大佐も呆れているが、部下思いというのは重要だ。厳しく、時には優しく接するのが指揮官の勤めである

 

 

 

「テレビで爆破映像が流れたからこちらから迎えに来た。今、軍が動いている。妨害電波も逆探知で発見されるのも時間の問題だ」

 

「鎮守府の方は?」

 

 帰り道、提督と時雨達はジープに乗った。田尻というテロリストは502部隊が拘束している。曹長からどうなっているか、大まかに聞いた

 

 国葬で集まった政治家や軍人のうち、数名が葬られたらしい。やはり、警察内部に敵が潜んでいたのが響いた

 

 しかし、警察もやられっぱなしではなく反撃を開始。軍も到着したことから騒ぎは終息しつつある

 

 提督は鎮守府の様子を聞いたが、曹長は答えた

 

「ああ、攻撃は受けていない。鬼級と下級の深海棲艦が接近したため、艦娘は迎撃に向かった。大丈夫だ。長門は出撃したかったらしいがな」

 

 それを聞いて提督は安堵した。鎮守府は無事だ。だが、曹長は暗い顔をしていた

 

「だが、首都が攻撃を受けたなんて。しかも、警察内部に敵が潜んでいた。浦田重工業のシンパらしいが、そんな情報は一切無かった」

 

「確かに無かった。警察や公安からも。恐らく一発勝負をかけたんだ」

 

 曹長の疑問に提督は推測を立てた。通常、こんな大規模なテロを起こすのなら警察などが察知しているのである。人も物も隠せ通せる訳がない。犯人は察知される前に行動を起こした

 

「でも、提督。そんな事は可能なの?」

 

「テロというより軍事作戦だな。無線機で相手の声を聞いた」

 

 提督は先程、敵のリーダーらしき人物と無線でコンタクト取った。相手は何者だろう? 

 

 そんな時、後部座席で窓の外を眺めていた夕立が突然、素っ頓狂な声を挙げた

 

「あっ! 無線が直ったっぽい!」

 

 夕立の叫び声を始めにジープにあった無線機から色んな声が入ってきた。全部、怒号と応援要請だったが

 

「妨害電波の発信源を潰したのか」

 

 妨害電波は電波を不調にする能力があるが、場所を特定されやすい。強力な電波が必要なら電力も膨大になる。軍が逆探知して発信場所を突き止め破壊したのだろう

 

 そんな時、時雨の艤装の無線機からどなり声が聞こえた

 

『時雨! 夕立! 神州丸! 聞こえているか!!』

 

「長門さん!」

 

 どうやら、妨害電波が無くなった事で長門が無線で連絡してきたのだ。無線で長々と話すものではないので、簡潔明瞭に答えた

 

「長門さん、皆も提督も無事! 今は502部隊と合流して帰路についている! 陸奥さんは中破しているからドックの準備をお願い!」

 

『そうか、分かった!』

 

 長門は安堵したような声で答えていたが、無線機の周りに冠嶽がいたのだろう。微かだが、歓声が聞こえる

 

 帰路は特に攻撃を受けること無く、無事に帰還した。時間は数時間なのに、時雨も他の艦娘もクタクタだ。陸奥は暴発により中破したため、直ぐに入渠させた

 

 

 

「そうか。この騒動の最中、どさくさに紛れて深海棲艦が攻めてきたのか」

 

「そうだ。だが、霧島比叡を中核とした艦隊を編成させて撃退した。日進も頑張っていたと鳥海が言っていた」

 

 提督は鎮守府に帰るな否や長門から状況報告を聞いた。浦賀水道に侵攻していた深海棲艦の艦隊と交戦し無事に退けた

 

 編成は軽巡ト級と重巡リ級ばかりだが、旗艦である姫級は近年目撃されている新手のものだったという

 

 容姿は、艤装は砕けた潜水艦の艦体から魚の尾とイルカに似た鰭とイッカクのような角を持ち、更に人間の腕のようなものが伸びているとの事だ。艦首に開いた口からは魚雷が飛び出していたらしい。衣装は潜水艦娘同様のセーラー上着とのことだ

 

「最近、目撃されている五島沖海底姫だな。威力偵察らしいが、よく撃退したな」

 

 聞くところによると、霧島達はこの艦隊と交戦。五島沖海底姫を除く深海棲艦は全て撃沈。五島沖海底姫は中破し逃げたという。霧島達も損傷を受けたため深追いしなかったとの事だ

 

「よく頑張った、比叡」

 

「は、はい!」

 

「?」

 

 提督室にいた比叡は答えたが、何故か落ち着きは無かった。今回の事件を聞いて興奮していたのだろうか? 

 

 因みに比叡だけは無傷であったため入渠はしていない

 

「遠征に行った天龍達はまだ帰ってきていないのか」

 

「暁達が心配だ。……ところで提督。実は東京湾沖で哨戒していた艦娘が敵と思われる軍団を無傷で捕らえたんだ」

 

「何だって!」

 

 長門からの思わぬ報告で提督だけでなく時雨も驚いた

 

「何処で捕らえたの!?」

 

 時雨は思わず口走ってしまった。提督室で横槍を入れるのはよくないが、そうも言ってられない。しかし、武装している集団を無傷で捕らえるなんて出来るのだろうか? 

 

「で、何処にいる。直ぐに聞き出したい」

 

「いや、それが……その……」

 

「何処なんだ!?」

 

 長門は珍しく困惑していたため、提督は苛立ちを隠せなかった。時雨も疑問だった。駆逐艦好きという性格はあれど、普段は真面目だ

 

 その場にいた大淀も何故か困惑していたが、観念したのか長門よりも先に口を開いた

 

「あ、あの。テロリストは10名ですが、全員地下牢にいます。見れば分かります」

 

 大淀は扉の前に向かうと着いてくるよう促した。時雨と提督は目を合わせたが、一瞬であり大淀に着いていった。何がなんだか分からない夕立と神州丸も提督の後に着いていった。長門は止めはしなかったが

 

 鎮守府には地下牢があったが、今ではほとんど使われていない。不審者を一時的に捉えるためであるが、憲兵が元特殊部隊であったためか侵入者はいない。誰も敵わないと思ったのだろう

 

 一向は地下牢に降りるための階段を降りたが、時雨達は異変を感じた

 

「提督、この匂いって……」

 

「何で地下牢から酒の匂いがするんだ?」

 

 提督も時雨と同じ疑問を持っていた。地下牢は普段はかび臭いはずだ。なぜ、アルコール臭がするんだ? 

 

 地下牢に着き、牢屋を見た提督と時雨達は絶句した。牢屋は三部屋しかないが、二部屋には10名のテロリスト達が泥酔していたのだ

 

 いびきをかいて寝るもの。顔を真っ赤にしてブツブツと独り言を言う者、フラフラと千鳥足で牢屋内を歩くもの

 

 そして最後の一部屋だが、ポーラと伊14のイヨがいた。この二人とも酔っぱらっているのだ。ポーラとイヨナが酔っぱらう姿は見慣れているため驚きはしなかったが、テロリスト達と関係あるのだろう

 

「これは?」

 

 提督は呆れながらも暗い声で長門に聞いた。時雨は何が起こったのか大体分かったが、敢えて口には出さなかった

 

「これは……その……」

 

「ポーラと伊14が海上警備するというのを口実に艤装に酒を沢山積んだんです。誰もいない離れた場所でこっそりと酒盛りをするために」

 

長門は言うか言うべきか迷っている中、大淀はため息をつきながら一気に喋った

 

 状況はこうだった。海上によるテロも考えて哨戒を実施したが、この哨戒任務に真っ先に手を上げたのがポーラと伊14だった。ザラと伊13は首を捻ったが、余りにも積極的だったため行かせることにした。長門も特に気にはしていなかった。東京湾内だし、深海棲艦はいない。仮に現れたとしても増援要請すればいい。尤も基地航空隊の対潜哨戒機である東海がパトロールしているから兆候があれば直ぐに察知出きるのだが

 

 しかし、ポーラもイヨもそこは分かっていたための行動だった。要は隠れて呑めばいいと思ったらしい。言い訳も「居酒屋で呑んだ」とするつもりとのこと

 

 魚雷も砲弾も炸薬の変わりにビールやらワインやらを沢山持ち込んで浜辺でドンチャン騒ぎをした。テロが起こっても酒を呑んでいたのだ

 

そんなドンチャン騒ぎしている中、テロ集団が目を付けたらしい

 

「おい、あそこで艦娘が酒を呑んでいるぞ」

 

 テロリスト集団はポーラとイヨの余りの常識外れの行動に呆れていたが、これは千載一遇ばかりと思い捕らえるために近づいた

 

だが、この行為がテロリスト達に災厄が降りかかることになった

 

「ちょっと~、オジサン達も呑みなさいよ」

 

「ポーラと呑み比べましょう~」

 

「や、やめろ! 俺は酒に……うぐ!」

 

 何とポーラとイヨはテロリスト達に酒を半ば強引に呑ませたのだ。ポーラとイヨは艤装を付けていたため小火器には怯えないどころか、近づいてきて無理やりボトルを口に突っ込んだのだ

 

 特にウイスキーやワインやら日本酒やら焼酎などアルコール度数が高いものを無理やり飲ませたためこれにはテロリストも堪らない。抵抗した者もいたが、結局は十人のテロリストを泥酔させたのだ

 

 

 

「──という訳だ。提督、済まない。ポーラは兎も角、伊14が艦娘になってもまたやらかすとは*1

 

 長門は事情を提督に説明した後、頭を下げた。余りの非常識に全員は呆れた。別にポーラやイヨがこっそりと酒を飲んだ行為は珍しくない

 

「んっふふ! 提督、帰還しました!」

 

「提督、ここは何処ですか~。居酒屋ですかぁ~? それにしては人が少なくありません~?」

 

 長門と大淀が説明が終えると同時にイヨとポーラが目を覚ましているが、まだ酔っているようだ

 

「誰が港で酒盛りしろと言った!? ……はぁー……まあ、丁度良い。おい、今からテロリストを尋問するぞ」

 

提督は頭を抱えたが、今はポーラとイヨの事よりもテロリストの事だ

 

「で、でもどうするっぽい?」

 

「泥酔を利用して誘導尋問するんだ」

 

 夕立の疑問に提督はピシャリと言った。実はアルコールなどを使って尋問する方法は昔からあった。自制心を失わせるために上手な量を上手に使用し、上手に誘導すれば抑制していた真実をしゃべることが出きる。フィクションのように自白剤は存在しないが、それに近いものはある

 

「分かりました。ここまで酔っぱらっているなら誘導尋問は出来そうですね」

 

 神州丸もポーラとイヨよりもテロリストの尋問が優先だと判断したのだろう

 

「提督、聞き出せないとしたらどうするの?」

 

 時雨は指摘した。このような尋問では真実を聞くことは難しいかも知れない。だが、提督はキッパリと言った

 

「いや、相手の無線機がある。それに声は聞いたことがあるからな」

 

 提督の言葉に時雨は目を見開いた。提督はもう相手の正体が分かったの? 

 

 

*1
実は伊14は、乗員達が酒豪の集まりだったとされている。例えば伊14が北九州の門司に寄港した際、艦長が上陸して不在なのをいいことに乗員達が酒盛りを勝手に開始。その最中に米軍機による空襲が発生するも、酒盛りは続き門司湾内に乗組員の歌声が響き渡っていたとされている(帰ってきた艦長はブチギレ)




おまけ
提督「そういえば比叡。深海棲艦と交戦したらしいが、どうやって勝った?」
比叡「そ、それは……」

回想
それは壮絶な海戦だった
鳥海と霧島が深海棲艦の艦隊を一方的に倒したのだ
鳥海「おらっ!」
軽巡ツ級「グァ!」
比叡「艦隊の頭脳(物理)!」
五島沖海底姫「来ルナー!」
五島沖海底姫は何とか逃げたが、鳥海達は深追いしなかった
日進「なんじゃ……深海組はこんなもんかい」
霧島「奴らは今頃、海の底で後悔しているでしょう。鎮守府近海(うちのシマ)に手を出した事を」
比叡「ヒエ(姉様や提督の前では普通なのに)」

回想終わり
比叡(言えない、言えない。霧島達が任侠映画を見過ぎたなんて)
提督「おい、大丈夫か?」
比叡「何でもないです……」

五島沖海底姫「鎮守府ヲ攻撃シヨウトシタラ、「勝ちこみじゃー!」ト聞コエタト思ッタラ、攻撃ヲ受けて。私ハ頭突キヲ食ライマシタ」
戦艦水鬼改「頭突キダケデ中破シタノカ……」


重巡ポーラの場合は海に飛び込むにあたって体を温めるために飲み始めたという理由で船中の酒を空にしたとされている。一方、伊14も史実では史実の酒飲みエピソードが多い
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