三度目の人生はTS転生で、俺は艦娘! ……待て、なんか髪が白くて狐耳と尻尾があるぞ?!   作:艦これが何時までも続きますように

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夜間待機の一コマ その1×ちょっと昔、尻尾を切っ掛けに

 

 

ーー鎮守府 第一指令室

 

 

 

「では、全艦帰投を」

『りょ、了解!』

 

模擬戦終了の合図を送り。武が羽黒へ指示を出した後、俺は武を労う。

 

「お疲れ様」

「ああ、お疲れ様、加賀」

 

テレビドラマや映画などに出てきそうな、近未来感のある複数のモニターと通信機材とPCが設置された指令室。

 

俺は外付けの艦娘用に開発された小型カメラと夜間戦闘用のカメラを装備したドローンで、先程まで夜間の模擬戦を観戦していた。

 

武はモニターに写し出される映像を見て、今回は羽黒を旗艦としたA艦隊に指示を。

 

B艦隊は愛宕が旗艦で、第二指令室から神通が今回はB艦隊の指揮をしていた。

 

模擬戦は武の指揮能力向上も兼ねた訓練だ。

 

深海棲艦の通信妨害もあるので、B艦隊の指揮する艦娘も武と同じく指揮訓練になる。

 

「良い指揮だったな。慣れたか?」

「少しはな。けど相変わらず、ヒヤヒヤしていたよ」

 

武の気持ちは分かる。

 

俺も戦うことには慣れてきた。

 

けど、今も戦う前はそれなりに緊張はする。

 

最初の頃は、武者震いではなく。恐怖で身体が震えていた。

 

ま、戦いが始まれば、俺は心の「戦闘だ!」という感じのスイッチがカチッと入るので問題はないが。

 

この身体のスペックを過信してはならないが、過小評価し過ぎるのも駄目だろう。

 

改めて、身体はチートだと

 

敵の砲弾や魚雷が当たったのに、アズレンのゲームみたいに当たり判定が行われる。

 

俺の目からも確認できないが、Missと表示が出てるのではないか? と思うことも多々ある。

 

敵の攻撃を受けて直撃したが、ほぼ無傷だったこともあるので、艦娘達には「当たる直前にこの式紙を投げて誘爆させ、爆風は受け流した」とか適当にそれっぽいことを言って誤魔化した。

 

武はジャストガードか!? と驚いていたな。説明が難しいので、話していないが。

 

「そうか、なら良い」

 

武もオンとオフを切り替えれるようになってきたな。

 

「羽黒達が帰投する前に準備をしておこう」

「頼む」

 

この後はデブリーフィングを行うことになっている。

 

第一指令室を出て、第二指令室へ。

 

神通と合流して、その後はブリーフィングルームへ。

 

帰投した艦隊の娘達とデブリーフィングを行う。

 

夜間の索敵、砲戦、雷撃、回避運動。被弾時の退避行動など。

 

実践で生かすために、話し合う。轟沈者なんて出したくないしな。

 

激戦区の沖縄、九州は被害が出てしまっている。

 

俺達のいる関東も激戦区ではあるが、沖縄と九州に比べると今のところマシではある。

 

「これにて、デフリーフィングを終わる」

「山本提督に敬礼っ!」

 

武の言葉に続き、俺が号令かける。

 

俺の号令に参加した艦娘は席から立ち上がり、武に敬礼をする。

 

その敬礼に武は答礼を行う。

 

武が先に退出し、今日の秘書艦補佐(家の鎮守府では第二秘書艦とも言う)の神通が武の後ろにつく。

 

「羽黒、愛宕」

「は、はい」

「はーいっ」

 

今日の旗艦を勤めた二人に、俺は明日の連絡事項を伝えた。

 

さて、後は今日の夜間待機の娘達のために、夜食を作るだけだな。

 

 

★★★★

 

 

ーーこれは、少し時を遡る。ある日のこと。

 

 

 

午後三時か。

 

掃除が一段落して、食堂の席に座り、お湯の入った湯呑みを持ちながら、ぼんやりと先日の被弾した戦闘を思い出す。

 

レ級の砲撃が直撃した俺だったが、思った以上にダメージは少なく。戸惑いながら、レ級を撃破した。

 

村雨から凄いと称賛されつつ、心配されたのだが。

 

俺も直撃だった攻撃のダメージが少ない理由がその時は分からなかったので、「合気の応用だ」とか適当にそれっぽいことを言って誤魔化した。

 

ーーやっぱり、この身体はアズールレーンのゲームシステムの影響を受けてるな。

 

艦娘がある程度着任し、色々と仕事に余裕が出来た。

 

そのお陰で、自分の身体について、じっくり考える時間が出来た。

 

思い当たることはいくつかある。

 

模擬戦でも、当たった。と思ったら、ダメージが少なかったり、まるで砲弾の方から避ける不自然な軌道に変わったこともある。

 

便利な身体だが、あまり他の鎮守府には知られると不味いな。

 

只でさえ、特殊加賀とか。UR加賀とか言われて目立ってるのに。

 

「ん?」

 

視線を感じたので、視線を感じる方を見ると出入口で、暁がこちらをじっと俺を見ていた。

 

いや、正確には、

 

ーーふりふり

 

「暁」

「な、なにかしら?」

 

俺に声をかけられて、ビクッと身体を震わせる暁。

 

「触ってみるか?」

「いいの!?」

「ああ、おいで」

 

この日から、俺の暇な時に時間がある駆逐艦達が俺の尻尾をモフりに来ることが多くなり。

 

「加賀さんのも尻尾はふもふもね!」

「頑張って、毎日手入れしてるからな」

 

俺の言葉を聞いて、暁はもっさりしている尻尾を見て驚き、大変そうだと言って、俺の尻尾の手入れを手伝ってくれるようになった。 

 

これ以降、俺の雰囲気が怖く感じる気弱な艦娘達も、食堂で暁達に尻尾の手入れをされているところを見て、俺に話しかけ、そこから仲良くなれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある晴れた雲一つ無い、とても穏やかな日。

 

 

「この身体、色々大変だが悪くはないな」

 

 

談話室のカーペットに座りながら、尻尾の手入れをしている途中で、暖かい気温のせいで眠ってしまった暁に膝枕をしながら、俺は束の間の平穏にじんわりと暖かな幸せを感じていた。

 

 

 






作者「ふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!! ふいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!!!!」


武「あれ、何だ?」

加賀「サードアニバーサリーアートコレクションの278pの伊56のイラストを見て、嬉しさのあまり狂喜乱舞しているようだな」

武「えぇ……」

加賀「作者は目隠れキャラが大好きだからな。後は」

武「後は?」

加賀「伊56の体型が色々な意味でどストライクだったようだ」

武「そうか……」

作者「■―!:Ⅱ]ⅤⅢ▼◆▶↟↞‘❫.®§§¦`~¥¡`¢’!!!!!」

加賀「ヤバっ、そろそろ止めてくる。武そのテーブルの上にあるアートコレクション取って」

武「ああ、はい」


加賀はアートコレクションを大きく振りかぶりながら、作者に近付いた。


★★★★


アートコレクション最高でした。

何がとは言いませんが、じっくりとアートを鑑賞出来るのは素晴らしいですね!

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