あらかわい、え?この子たち世界壊せるってマ? 作:うろ底のトースター
昨日は、まあ、軽く恐怖体験をしましたね。でも美人さんだったので俺的にはOKです!
『だいじょうぶ?かみやさん、とってもうなされてたよ?』
大丈夫だよぉ(震え声)
それはともかく、今日も今日とて実験ですね。
今回のお相手はこちら。
SCPー173 彫刻-オリジナル
オブジェクトクラスはeuclid。
このオブジェクトは、彫刻という名の通り石像であり、見ている分には一般的なそれ。でも誰もこの娘を見てないと、なんと動き出しちゃうんですねぇコワイコワイ。
しかも、動き出したら人の背後に回って首をゴキッとされるらしいです。
それではそろそろ行きますか。
『はい、行ってらっしゃい。』
「最近送り出し方雑になってません?」
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部屋に入ると、真ん中に女性の石像があった。目は閉じており、棒立ちしている。クリーム色の髪は腰あたりまで伸びており、顔には紅いタトゥーのようなものが書かれていた。
近づいて見ると、身長は俺より少し高いくらいだと分かる。あと、お胸が大きい。とっても大きい。
外見情報はこれくらいかなぁ。
それでは早速目を瞑っていきましょう(狂気)
・・・。
首に手が回される。折られるかなって思ったけど、これは・・・抱きつかれてる?
ちょっと気になって目を開けようとしたら、石像とは思えない柔らかさの手が、目を包んだ。
”だーれだ”ってやるやつみたいな感じ。
「目、開けちゃダメ。」
「あ、はい。」
めっちゃ綺麗な声で囁かれたら、みんな従っちゃうと思うんだ。
そんなことよりお胸が当たってるぅ!
「あの〜、当たってるんだけど・・・。」
「ん〜?あぁ。」
なんのことを言っているのか理解しただろう彼女は、さらに胸を押し付けてくる。
いや、あの。
「わ、わざと?」
「勿論♪だって好きでしょ?こ〜れ。」
はい大好きです(正直)。
とはいえ、さすがに抱きつかれることには慣れている。今回は、立派なお胸様に驚いただけだ。
「むー、やっぱり慣れてるんだ、抱きつかれるの。」
「いやまぁ、こういう実験してたら、ねぇ。」
「ふ〜ん。」
そう言いながら、彼女は右腕で目を覆えるように動かし、左腕を俺の脇の下を通すようにして、より密着して抱きついた。
「ねぇ、もしさ。」
「ん?」
「今、君の瞳を潰したら、君を独占できるかな?」
「は?」
「だって君が目を開いたら私は動けなくなっちゃうでしょ?」
「うん。」
「だから、君の瞳を潰すの。それで一生私が看病してあげる。あぁ、なんて素敵♪」
「うん?」
なんだろう、この、絶妙に会話の噛み合わない感じ。天然とかそういうレベルじゃなくて、どっか感性が狂ってる感じ。
「それにね、私、他の娘より遅れてあなたに出会ったでしょう?そうすると、触れ合う時間が他の娘よりも短くなっちゃうじゃん。」
目を覆っていた右腕が離され、左腕と同じようにしてより強く抱きついてきた。
「それって不公平だと思わない?」
「あー、一理ある。」
「でしょ!だから私はあなたといっっっぱい一緒に居たい!」
「ふむふむ、それで?」
「あなたの瞳を潰すの♪」
「なるほど。」(思考停止)
どうやらこの娘の脳内は、
ということらしい。
うん、でもさ。
「俺の瞳を潰したら、多分治療するために連れてかれると思うんだけど。」
「あ・・・。」
「いや分かるだろ。」
前言撤回、この娘天然だわ。確かにズレてるとこはあるけども。
「それにさ、別に今回限りでお別れって訳でもないし、またここに来るからさ。」
「むぅ、でもその間あなたに会えないじゃん。」
「うーん、電話でもさせてもらおうか?」
「生じゃないとやだ!」
「言い方。」
・・・。
しゃーないな。
「博士。」
『む?君から通信とは珍しい。どうした?』
「今日はこの娘の満足がいくまでってことでいいっすか?」
『ふむ、致し方ないか。』
ということで、
「はい俺の一日ぜーんぶあげます。」
「いいの!?やったー♪」
ちょっとした特例です。そっか、そういう不公平さを訴えてくる娘もいるんやなぁ。勉強になった。
あれ、そういえば、アイとワンオーワンで話したことってあまりないな。今度時間を設けるか。
「他の娘のこと考えてたね?」
「君サイコマンティスかなにか?」
なんか好みのゲームとか当てられそう。
それはともかく、
「怪我させる以外なら何でもしていいよ。」
「何でもシていいの?」
「ごめんそれも除くわ。」
戦争起きかねねぇ。
あ、そういえば、
「名前、どうしよっか?」
「待ってました♪」
「Youなんで知ってるの?」
「噂になってるよ、あなたごと。」
「俺ごと。」
うーん、オリジナルから取ってリナとか?それとも”彫”を少しいじってチェンにする?いや中国感すごいな。
うーん。
ん?
「イナミ。」
「まさか番号から取られると思わなかった。」
「いやなんか、付けなきゃいけない気がした。」
「え、怖っ。なんかのミーム汚染?」
「いや俺耐性あるんだけど。」
・・・。
まぁいいや。
「よろしく、イナミ。」
「よろしくね、朱里くん♪」
この後一日中抱き枕にされた。
この娘の性格めちゃくちゃ悩んだんだけど、皆さんの中じゃどんな感じの性格でした?ちょっと知りたい。
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SCPー173 作者 Moto42様
http://www.scp-wiki.net/scp-173