◇時系列はBLEACHが千年血戦篇終了から少し、呪術廻戦はアニメ1話の前くらいかなぁ…
※作者の知識はアニメが主です。電子版などで読んだり漫画喫茶で読んだりしたことはありますが結構ガバガバです。両方の作品とも単行本をなどを持っていないので設定やキャラに違和感を感じると思います。ご了承ください。
「……悪い、浦原さん。もう一回言ってくんねぇか」
浦原商店のちゃぶ台のある部屋で話を聞いていた俺は、浦原さんが言ったことが信じられず、思わず聞き返した。
そんな俺に対して、浦原さんはお茶を一口飲んでから、たまに見せる真面目な顔で
「では、もう一度言います。今の現世は、ある平行世界と混ざっている可能性があります」
そう、言ったんだ。
◇
「オカシな虚を見なかったかって、どういうことだよ」
たまたま浦原商店の近くを通ったら浦原さんに会い(というか捕まった)、大事な話があるって言うからノコノコ着いてきちまったが……
「そのままの意味ッス。ここ数週間の間に倒した虚の中で、今までと姿かたちが違う虚だったり、違和感を感じるような虚に遭遇したりはしませんでしたか?」
姿かたちって言われても、虚なんざみんな同じ形してねーし、いちいち覚えて……
「黒崎サンはあまり記憶力なさそうッスねェ」
「うるせーよ!人が一生懸命思い出そうとしてンだから茶化すんじゃねぇ!」
「あ、否定はしないんスね」
「良くも悪くもねぇよ!フツーだ!」
「えぇ〜?ほんとッスか〜?」
うぜえ……!つーかサラッと考えが読まれてるし……って我慢だ我慢。これ以上この人のペースに乗せられるワケにはいかねェ。
そんなことより今は、
「オレが覚えてる限りじゃ、変わった虚なんざ見なかったぜ。いつもと同じだ。……なぁ、浦原さん。もしかして尸魂界か虚圏で何かあったのか?」
なんでそんなことを聞いてきたのか、だ。
浦原さんはいつもへらへらしてるし適当な感じがするが、意味の無いことはしない……と思う。だから、オレの知らない所で何かがあったんじゃ──
「いえいえ、そういうワケじゃないんス。尸魂界は先の大戦の復興が未だに続いてますが、今現在は特に問題ないです。もちろん、虚圏も同様に」
「そうなのか?じゃあなんでそんなこと聞いてきたんだよ」
「それは──」
「それは、僕が説明しようか」
「……ッ!?」
誰だ?!というかいつの間に……!
「うん、悪くない反応だけど──」
「!?消え…」
「──こっちだよ」
いつの間に後ろに……って
「ちけェよ!!」
声のした方に振り向くと、目の前に謎の男の顔があった。
なんで顔の位置がほぼゼロ距離なんだよ?!とツッコミをしなかったオレを誰か褒めてくれ。
逆立った銀髪に、顔にはでかい目隠しのようなものを巻き、黒い制服のようなものを着ている。……格好だけ見れば完全に不審者だろ、コレ。つーか前見えてんのか?いやそもそも──
パンッ!
「「!」」
多すぎる情報量のせいで頭の中がパンクしそうになったが、浦原さんの手を叩いた音でなんとか我に返ることができた。よし、一回深呼吸でもして……
「ハイ、そこまでッスよ──
「いやー、話には聞いてたけどキミ面白いね!頭タンポポみたいだし!」
「誰のアタマがタンポポだ!表出ろこの不審者!!」
前言撤回だ、ぶっ飛ばす!
◇
「で、話の続きをしたいんスけど…平気ッスか?」
「……あァ」
目隠し野郎に飛びかかろうとしたトコで浦原さんに
「ハイハイ、黒崎サン落ち着いて。彼をどうするかは話を聞いてからでもいいでしょう。今起きていることに関して、彼の話は重要ッスからね」
「あれ、僕どうにかされること決定?」
なんて言われたからな。正直、消化不良って感じがするがしょうがねえ。浦原さんの横でニヤニヤしてるアイツは後でシメる。
「あまり難しい話は黒崎サンにはわからないかもしれないので、単刀直入に言いましょう」
「なんでさりげなくオレをディスるんだよ!いいからフツーに話せよ!」
「え、いいんスか?結構難しい話ッスよ?」
「あ、やっぱり頭悪いの?」
「オメーは黙ってろや目隠し野郎!」
「それがですね、成績は良い方なんスよね〜見かけによらず」
「そうなの?人は見かけによらないんだねぇ〜」
「……」
もうツッコむことはしねーぞ。体力と時間の無駄だ。
てか、なんか雰囲気が似てるような…適当そうなトコとか色々…
「お巫山戯はココまでにしておきましょう。そろそろ本題に。
……黒崎サン、心して聞いてください」
「いや巫山戯てたのはそっちだろ……まぁいいや、話してくれ」
やっとか……なんかスゲー疲れた気がする……。
これで大した話じゃなかったらマジでキレるぞ……。
「今、現世はある『平行世界』と混ざっている可能性が非常に高いと言ったら、黒崎サンは信じますか?」
……は?