ソードアート・ベリアル   作:競馬好き

41 / 41
氷の狙撃手 ベリアルルート

俺様は、久しぶりにGGOへログインした。度重なるアップデートや、仕様変更などで、俺様がやっていた頃のGGOの面影は残っちゃいない。

 

「さて、何をする?どうやればデスガンに会える?」

 

掲示板や雑談部屋などを見てみたが、おもしれぇ情報はねぇ。こりゃ、デスガンを見つけるだけでもめんどくせぇことになりそうだ。

 

「そういや、詩乃がログインしてたな。アイツのところに行きゃ、なんかいい情報持ってんだろ?」

 

俺様は反重力空間を作り出し、飛び上がる。詩乃がいる場所を地図で確認したあと、マッハにまで一瞬で加速し、アイツのもとに向かった。

 

 

 

どうやら、奇襲でも仕掛けてたみたいだなぁ。だが、ミニガン持ちがいて苦戦してんのか。仕方ねぇ。

俺様は反重力空間を切り、地上に降り立つ。

 

「よう、ちっとテメェが戦ってるヤツに用があんだ。さっさと倒させてもらうぞ」

 

俺様は光剣を取り出し起動すると、一瞬でミニガン野郎の首を切り落とす。

 

「ちょちょっとベリアル!?なんでここに!?」

「あ、ちっとお前に用があってなぁ」

「あ、あたしに?」

「シノッちー!そいつだれだ?光剣でアイツ一瞬でやっちまったけど・・・」

「えっと、あたしの同居人・・・」

「ど、同居人!?」

「も、もしかして、彼氏っすか!?」

「え!?ち、違うわよ!!」

「どこが違わないんすか!!」

 

うっせぇ奴らとパーティ組んでたなぁ詩乃。珍しい。まぁいい、俺様は詩乃に話を聞きに来ただけだ。

 

「詩乃、ちっと付き合え」

「え?付き合えってなにひゃああああああああ!!?!?」

 

俺様は詩乃を抱き上げると、誰も来ない場所に着地した。

 

「ちょっと!!いきなり何すんのよ!!」

「なに、ちっとアイツらには話を聞かれんのが不味かったんでな」

「話?一体なに?」

「デスガンについてだ」

「デスガン?あの噂の?たかが噂でしょ?」

「まぁな、だが、デスガンを名乗るヤツと接触する必要ができた」

「どういうことよ?まさか戦うなんて言うんじゃないでしょうねぇ!」

「必要があればやるしかねぇ」

 

まぁ、たかが人間の動体視力と反射神経だ。だが、甘く見てたらやられる可能性があるからなぁ。新しい装備でも買うか。

 

「ベリアル!一体どんな事情があるか知らないけど、デスガンに撃たれたら死ぬ可能性があるのよ!それもわかった上で言ってるの?」

「ああ、というか、デスガンが撃った相手を殺す方法の種は割れてる。その方法は、相手の住所、そして、現実世界に身体がないと出来ない方法だ。ましてや、俺様の身体は人間のものとは構造が違うんでねぇ。その方法が効くわけがない。俺様がデスガンに撃たれたところで、死ぬこともなけりゃ傷ひとつつくこともねぇ」

「死ななかったとしてもあたしは心配なの!!こっちの身にもなってみなさいよまったく!」

 

詩乃は俺様を睨みながらそう言ってくる。だが、詩乃。このデスガンと接触する必要があるのは、ただ俺様が戦いたいだけじゃねぇ。てめぇも守るって理由もあるんだ。てめぇが死んだら、俺様はこの地球で生活していけないんでね。

 

「止めたってやりに行くのはわかってる。はぁ・・・。BOB。それにデスガンは現れるかもしれないわ。有名プレイヤーもたくさん出る大会だし、人を殺すには絶好の機会だと思うわ。ベリアルも、初代に出て優勝してたでしょ?」

「そうだったか?もう忘れちまった」

「あんたねぇ、光剣でキルとりまくって伝説を作ったプレイヤーだと思えないわよねほんと」

 

まぁいい、そのBOBってのに出れば、デスガンに会えるってわけだな。なら、出てさっさとぼこぼこにしてやるか。

 

「あたしは、もうログアウトするわね。夕飯時にはログアウトしてきてよ」

「わかってる」

 

そう言って、詩乃はログアウトしていった。とりあえず、武器を新しくするか。光剣の古い型を使ってたら大会に出るプレイヤーとして示しがつかんってヤツだ。

俺様は初めてこのゲームにログインした日に行ったショップへ向かった。

 

「まぁ、二三個増えたぐらいか。まぁいい、この光剣にでもするか」

 

俺様は柄が太く、重さがある程度ある新型の光剣を購入した。さらに、サブ武器のハンドガンも新調した。

試し撃ちはしなくてもいいだろ。当たらなくても近づいてこいつで切っちまえばいい話だしな。

 

「もうやることはほぼねぇな。ログアウトするか」

 

俺様はやることを終えてしまったので、暇になり、ログアウトした。




キングオブモンスターズとゴジラVSコングをどこに持ってくるか、そこが問題だ。キングオブがアリシゼーション前だとして・・・。

オーディナルスケールをやるか

  • やる
  • やらない
  • どちらでも

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。