紫の星を紡ぐ銀糸   作:烊々

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最終章に入る前のおそらく最後の番外編的な初投稿です


必殺技の贈りもの

-昔(ネプギアが生まれる少し前ぐらい)-

 

 

「はぁ……はぁ……もう無理! ネプ子さんはもう動けませーん! ギンガの訓練きつすぎィ……!」

 

「では、少し休憩にしましょうか」

 

「何で……はぁ……ギンガは……ふぅ……全く疲れてないのさ…」

 

「最適な体の動かし方を覚えると疲労を軽減できるんですよ。むしろ動けば動くほど調子が良くなってきますね」

 

「……なにそれ……どうやったらできるの……?」

 

「長年生きてきてなんとなく掴んだコツなので説明できないんですよね。申し訳ありません」

 

「ねぷぅ……」

 

「ネプテューヌ様にもそのうち掴めますよ」

 

「そのうちか……それよりもさーギンガー? ギンガがいつも読んでるその本何ー?」

 

「これですか? 本……というよりは教科書ですね。女神様に指導をする際の要項を纏めたもの……みたいな感じです」

 

「ふーん……ギンガもそういうの読むんだ」

 

「まだ私がこういうことに慣れていない頃、当時の女神様に作ってもらったものなんですよ。すごく丁寧に作られているものなので、今でも参考にしています」

 

「私も読んでみていい?」

 

「どうぞ」

 

「ふむふむ……ねぷぅ……あんまり面白いこと書いてないなぁ……」

 

「まぁ、そういうものですので」

 

「プラネテューヌに代々伝わる超必殺技とか書いてないのー?」

 

「『そういうのを残すと後の子たちの独創性を妨げかねない』みたいなことを言って残さなかったようなんですよ」

 

「なんか私と似てるねその女神。私にも妹か後輩ができたらその子には自分独自の技を磨いてほしいしねー」

 

「そうですね……その方はネプテューヌ様と似ていました」

 

「……ねぷぅ⁉︎ もしかしてギンガは私を通してその女神のことを見ていたりして⁉︎ 嫌だよそんなのー! ちゃんと私を見てよ!」

 

「似ていても、魂の輪郭が異なるので同じに見えることはありませんよ」

 

「魂の輪郭って何⁉︎ ギンガには私がどう見えてるの⁉︎」

 

「それに今の私はあなただけを見ていますよ。むしろあなたしか見えていません」

 

「え? ……そんな……なんか情熱的……! 恥ずかしいよぅ……その……私も……ギンガのこと……」

 

「で、話を戻しますけど」

 

「ねぷぅ⁉︎ サラッと流されたー⁉︎ 私のときめきを返してよー!」

 

「……? 何か気に障ったのなら謝ります……申し訳ありません……」

 

「はぁ……まぁそれでこそギンガだからね……なんでもないよー! 気にしないでー!」

 

「わかりました。というわけで……ええと、なんの話してましたっけ?」

 

「え? ……うーん、あ! 必殺技だよ! プラネテューヌに代々伝わる超必殺技の話!」

 

「そして、そういうものは残されていないって話でしたね。あ! いえ、違います! そういえば、一つだけ書き残してもらっていた技がありました!」

 

「おお! なになにー⁉︎」

 

「確かこのページの……これです!」

 

「……ええと、『クリティカルエッジ』……?」

 

「はい、私の一番好きな技だったので……どうしてもと我儘を言って残してもらったのです」

 

「ふーん……ギンガの好きな技かー……」

 

「……さて、ネプテューヌ様がもうお元気そうなので訓練を再開しましょうか」

 

「えー⁉︎ もう⁉︎ ……ネプ子さんは疲れたので動けませーん……」

 

「嘘はいけませんよ、ネプテューヌ様の気配や魂の輪郭から、もう充分疲労が回復していることはバレバレですので」

 

「ねぷぅぅぅ! だから魂の輪郭って何なのさー‼︎⁇」

 

 

 

 

 

 

 

「ギンガとお出かけー! つまりデートだよ!」

 

「お出かけと言ってもクエストですけどね、油断はいけませんよ」

 

「わかってるって!(デートってところ流しやがったよー!)」

 

「今回の討伐対象は……ビッグスライヌですね。今のネプテューヌ様なら楽に倒せるでしょう」

 

「でも三体ぐらいいるんじゃなかったっけ?」

 

「そうですね。囲まれると厄介そうです」

 

「よーし! さっさと片付けて帰ってゲームしよ!」

 

\ ぬら〜〜 /

 

「ねぷぅ⁉︎ 早速出てきたよ! でも一体だけだね」

 

「幸い群れていなかったようですね。ここは私が」

 

「いいよ、こいつは私がちゃちゃっと片付けるからさー! まぁ見ててよ!」

 

「かしこまりました」

 

「ちゃんと見ててね! 目を離しちゃだめだよ! 刮目しててね!」

 

「そんなに言わなくてもちゃんと見ていますよ」

 

「とおりゃああー! 『クリティカルエッジ』!」

 

「……! その技は……!」

 

\ ぬら〜…… /

 

「ふっふーん! その程度でネプ子さんに勝とうなど一万年と二千年早いよー! ……そんなことより、ギンガ見てた⁉︎ 見てたー⁉︎ 一生懸命練習したんだからね! どう⁉︎」

 

「はい! とても綺麗で美しい技でした」

 

「えへへ……」

 

「………っ! ネプテューヌ様! 後ろです!」

 

「え?」

 

\ ぬら〜〜 /

 

(嘘⁉︎ 二体目⁉︎ 避け……間に合わな……!)

 

「はぁっ! 『ギャラクティカエッジ』!」

 

\ ぬ…… /

 

「塵屑が……女神様に触れるなど20000年早い……地獄で後悔しろ」

 

(何今の技……? 私がやったのより綺麗でかっこいい……)

 

「大丈夫ですか、ネプテューヌ様⁉︎」

 

「……大丈夫だけど……大丈夫じゃないかな……」

 

「大丈夫じゃないんですか……」

 

「いや、まぁ気にしないで!」

 

\ ぬらら〜〜 /

 

「あ、三体目だ。なんかトントン拍子で出てくるね」

 

「だからこそ討伐依頼が出るほど危険なのでしょう。私たちならともかく、このダンジョンに迷い込んだ民間人は遭遇したらひとたまりもないでしょうし」

 

「なるほどねぇ……とりあえず、これで最後だね! 今度は私がやるからギンガは見ててね! さっきの汚名挽回といきますか!」

 

「汚名挽回は誤用……いや、諸説あるらしいですよね」

 

「話逸れてるけど……まぁいいや。よーし私も!(『ギャラクティカエッジ』!)」

 

\ ぬら〜? / ぽよ〜ん

 

「ねぷぅ⁉︎ 全然効いてない!」

 

「ネプテューヌ様……? どうしたのですか? さっきは一撃で仕留ましたのに」

 

「え? そ、そうだね。おかしいな〜。そうだ、ギンガさっきの技もう一回やってみて欲しいんだけど」

 

「かしこまりました」

 

「あ、でも倒さないでね」

 

「難しいですね……ですが、やってみます。はぁっ!」

 

\ ぬぅ〜〜〜〜 /

 

(なるほどなるほど、あんな感じでやればいいんだね。今度こそ成功させちゃうよ!)

 

「倒し切らずにすみました……ネプテューヌ様、ここからどうすれば?」

 

「トドメは私がやるよ! 見ててねギンガ!(『ギャラクティカエッジ』!)」

 

\ ぬら〜? / ぽよ〜ん

 

「ど゛う゛し゛て゛な゛ん゛だ゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛‼︎‼︎」

 

(めっちゃ藤原○也に似てますね……ではなく、ネプテューヌ様は何を……? 新技の開発でしょうか?)

 

「むむむむむぅ……! 動きは完璧にコピったはずなのにぃ……!」

 

\ ぬらららら〜〜 /

 

「左右に揺れてる? ……っ! あのスライヌ……っ! めっちゃシャゲダンしてるよー! 煽ってきてるよー!」

 

「ネプテューヌ様落ち着いてください」

 

「ぐぬぬ……ギンガ! あの技どうやってやるの⁉︎」

 

「あの技……? 私の『ギャラクティカエッジ』ですか?」

 

「そう! 何回か真似しようとしたのに全然できないんだよー!」

 

(なるほど……さっきまでのはそういうことだったんですね……)

 

「どうやるかと聞かれましても……えいっ! って感じです」

 

「全然わかんない〜! もういいや!『クロスコンビネーション』!」

 

\ ぬらぁ〜…… /

 

「撃破……と、見事です、ネプテューヌ様」

 

「全然見事じゃないよー! もう! 帰ったら特訓だよ! 絶対にあの技をできるようになってやるもんねー!」

 

「うーむ……あの技は私や人にとっての最適な剣技ですが、女神様にとっては最適じゃないんですよね。だから、ネプテューヌ様はあまりやる必要はないと言いますか……それに私も女神様にはご自身の独創性を大事にして欲しいので……」

 

「やるったらやるのー! 早く帰って特訓だよー!」

 

「わ、わかりました……」

 

 

 

 

 

 -現在-

 

 

「薬草集め、手伝ってくれてありがとうです! ぎあちゃん、ギンガさん」

 

「いえいえ、私も最近薬草といった回復アイテムの素材の在庫がなくなった来たのでちょうどよかったんですよ」

 

「それにしても、お姉ちゃんがギンガさんと一緒に来なかったのは意外でした」

 

「ネプテューヌ様はただでさえお仕事が嫌いなのに加え、こういった収集クエストは面倒だからとやりたがらないんですよね。討伐クエストなら多少はやる気を出してくださるのですが…」

 

「お姉ちゃんらしいな……」

 

「ねぷねぷらしいです……」

 

「それに、今日はあいちゃんと模擬戦をやると言っていましたので」

 

「あいちゃん、最近すごく調子が良さそうです。ねぷねぷに挑むんだー! って張り切ってたです」

 

「力の『核心』を掴んだからでしょうね」

 

「自分の力の『核心』……私にも掴めるのかな……」

 

「どうでしょうね……こればっかりは保証できません。女神様ほどの存在となると人よりそれを掴むのは難しいので、それができずに生涯を終える女神様がほとんどでしたからね」

 

「そうなんですか……」

 

「ぎあちゃんならきっと掴めるです!」

 

「保証できないとは言いましたが、自分を信じていた方ができる確率もあがりますから」

 

「わかりました! 頑張ります!」

 

\ グォオオオオオーーー! /

 

「……おっと、モンスターが現れましたね。さて、サクッと片付けて採集に戻りますか」

 

「……私がやります! ギンガさんとコンパさんは下がっていてください!」

 

「女神様の手を煩わせるわけには……いえ、そうですね、ネプギア様、お願いします」

 

「ぎあちゃん、ファイトです!」

 

「はい! てやぁーーっ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

「ネプ子と戦闘訓練なんていつ振りかしらね……?」

 

「前に一回やったきりだったよねー」

 

「……思い出したわ。その一回で女神と人間の違いに心が折れそうになってそれ以降やめたんだったわね……けど、今回は前みたいにいかないわよ!」

 

「ふっふっふ、望むところだよ! それに女神様と戦闘訓練なんて誇りに思うといいよあいちゃん!」

 

「言ってることは確かなんだけど、ネプ子にそう言われるとなんか腹立つわね」

 

「それにしてもあいちゃん最近調子いいんだって〜?」

 

「そうよ! めちゃくちゃ良いの! だからあんたに挑むのよ!」

 

「どこからでもかかってこいあいちゃん!」

 

「なら……行くわよっ!」

 

「……って速っ⁉︎」

 

「油断しすぎよ!」

 

(嘘⁉︎ あいちゃんこんなに速かったっけ⁉︎ いやあいちゃんは速さが売りだけど……前とは違う! 闇雲に攻撃するんじゃなくて、持ち前の速さを活かして私の行動を全部先に潰してくる!)

 

(師匠がブレイブとの戦いでやっていたことよ! 力では劣っていても、速さで勝っていれば戦闘を有利に進められる! このままハメ殺しにしてやるわ!)

 

(やばいよ、防戦一方だよ〜! けど、防御に専念していればなんとかなるよ! そんなに速く動き回ってれば先にそっちのスタミナが切れるもんね!)

 

(なーんて、思ってるんでしょうね! けど!)

 

(……あれ? スタミナが切れるどこかなんか更に動きが良くなってきてない⁉︎ あいちゃんどうしちゃったの⁉︎ まさかこれって……

 

 

『最適な身体の動かし方を覚えると疲労を軽減できるんですよ。むしろ動けば動くほど調子が良くなってきますね』

 

 

 ……あいちゃんもその域に⁉︎)

 

「守ってるだけじゃ勝てないわよネプ子!」

 

(そんなことわかってるけど……!)

 

「なんなら変身してみなさいよ!」

 

「……前に変身した私に手も足も出ないで泣きべそかいてたの誰だったっけ⁉︎」

 

「安い挑発ね! まぁしないならしないでいいわよ! このまま一方的に負けて今度はネプ子が泣きべそをかくことになるけど!」

 

「ぐぬぬぅ! あいちゃんめー! だったらお望み通り……変身!」

 

「変身中の攻撃は……ご法度ってやつよね」

 

「変身完了。随分と余裕じゃない、あいちゃん」

 

「余裕じゃないわよ、正直ビビってるわ。けどね! 変身したあんたに、女神パープルハートに今の私がどれだけ通用するか試したくてワクワクもしてるのよね!」

 

「あいちゃんを侮るわけじゃないけど、女神として負けるわけにはいかないのよ。さっさと終わせてあげるわ!」

 

(来る!)

 

「はぁっ!」

 

「……っ!」(さっきと比べてパワーもスピードも段違いね……! 一撃一撃が重い……! 前までの私だったらこの時点で終わってたわ)

 

(確かに前と比べ物にならないぐらい強くなっているわ。変身前の私じゃ厳しいぐらいね。あの人が何かしてあげたのかしら?)

 

(ネプ子が何してくるかはわかるのに! それに身体がついていかない……!)

 

「嬉しいわ、あいちゃんがこんなに強くなってくれて。でも、さっきも言ったけれど、女神として負けるわけにはいかないの。これで決めるわ!」

 

(技が来るっ! 避けるのも受けるのも無理そうね……けど、たとえ勝てなくても爪痕ぐらいは残してやるわ!)

 

(……正面から来るつもり⁉︎ やるじゃないあいちゃん‼︎)

 

(師匠! この技、使わせてもらいます!)

 

「『ギャラクティカエッジ』!」

 

「『クロスコン………えっ⁉︎」

 

 

 

 \ スパーーーン!!!! /

 

 

 

「ちょ、ちょっとネプ子! いきなり棒立ちになるってどういうつもりよ! いくら訓練用の殺傷力のない武器だからって思いっきり顔にやっちゃったじゃない! ……大丈夫⁉︎ 痛くない⁉︎」

 

「大丈夫だけど……どうして……あいちゃんがその技を……?」

 

(言えないわ……驚いて動きを止めてしまったけど、その後も見惚れて動けなかったなんて。そうだわ! ギンガはあの技についてあまり教えてくれないから、この際あいちゃんに聞けばいいじゃない! 流石私、そしてあいちゃん! やっぱり持つべきものは親友よね!)

 

「どうしたのよネプ子?」

 

「……あいちゃん! いえアイエフ師匠!」

 

「ええ⁉︎ 何よ急に⁉︎ ていうか師匠!!??」

 

「私にその技を教えて……教えてください! この通りよ!」

 

「やめて! いつもの姿ならともかく変身後の姿で頭なんか下げないで!」

 

「どうやったらできるのよ⁉︎ 私できないのよその技! コツとか教えてちょうだい!」

 

「どうやるかって聞かれても……えいっ! って感じかしら?」

 

「……どうして」

 

「ん?」

 

「どうしてギンガと同じこと言うのよぉ! 『えいっ』じゃ何もわからないわよぉ! あいちゃんの馬鹿ぁ!」

 

「えぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりです! 『ミラージュダンス』!」

 

「……見事でした、ネプギア様。しかし……」

 

「攻撃が単調過ぎましたよね? それに、前ギンガさんから言われたように、攻撃を一回で完結させちゃってることが多かったし……もっと頑張らないと……武器の出力とかも弄ってみようかな……ぶつぶつ」

 

(……私の指導もだんだん必要なくなってきましたね。嬉しいような寂しいような……)

 

「よし! これだけ薬草があれば救急キットがもっとたくさん作れるです!」

 

「コンパさん、あの救急キットはとても良いものだったので、これからもお願いしますね」

 

「はいです!」

 

(そういえば、あの救急キットがあったからあいちゃんは核心を掴めたわけですし……コンパさんとあいちゃんの愛の力……なのかもしれませんね。さて、収集も終わったので帰りましょうか)

 

「ぶつぶつ……でもここの出力を上げるとバランスが……必要なパーツも足りてないし……ぶつぶつ……」

 

(……帰るのはネプギア様のシンキングタイムが落ち着いてからにしましょう)

 

(あ、そうです。いい機会だからねぷねぷのために聞いておくです)

 

「あの、ギンガさん」

 

「どうしました?」

 

「ギンガさんって好きなタイプとかあるんです?」

 

「好きなタイプ……とは?」

 

「ええと、こんな人が好き……とか、恋人にしたい……とかですかね?」

 

「私は女神様に仕える身なのでそういったものはありません」

 

(まぁギンガさんならそうですよねぇ……)

 

「しかし、その一言で終わらせるのもせっかく話を振ってくれたコンパさんに申し訳ないですから、もしもの話をしましょうか」

 

(……! やったです! 良いことが聞けそうです!)

 

「私のタイプ……といいますか、私が求める人は……私をおいていかない人、ですかね」

 

「……?」

 

「さて、ネプギア様のシンキングタイムがそろそろ終わりそうなので今度こそ帰りましょう」

 

「……ぶつぶつ……帰っていーすんさんに相談してみようかな……あれ? ……もしかして採集終わっちゃっいましたか」

 

「はい、とっくに」

 

「え〜⁉︎ 声ぐらいかけてくれたらよかったじゃないですか〜!」

 

(……『おいていかない人』……? よくわからないです。後でねぷねぷとあいちゃんと作戦会議です)

 

 

 

 

 

 

 

(……突然興奮しだしたネプ子をなだめるのに一時間ぐらいかかったわ……)

 

「ネプ子は何でこの技に拘るのよ?」

 

「あいちゃんだってそれ使うじゃん」

 

「いや、それは私の使える技の中で強いから……」

 

「本当に????」

 

「う……師匠と同じ技だからよ……」

 

「そういうことだよ! 私だってギンガと同じ技使いたいの!」

 

「でも……師匠言ってたわよ、人間にとっての剣技の真髄であって、女神様にとっては違うからネプ子とか女神様が使う必要ないって」

 

「使えるようになってから自分流にアレンジするからいいの!」

 

「それもそうね」

 

「名前も少し変えちゃおうかなー『ギャラクティカネプテューンエッジ』みたいなー?」

 

「師匠と自分の名前混ぜちゃって……そんなに師匠が好きなら、甘えるだけじゃなくて言い寄ってみればいいじゃない?」

 

「ギンガがちょっと言い寄った程度で意識してくれるような人なら苦労はしないよ……過度なことやって引かれたくないし……」

 

「あー……」

 

「それに……ギンガはさ、今は私しか見てないって言ってたけど……あ、ネプギアもいるからネプギアもか……でも何となくわかるんだ」

 

「何をよ?」

 

「ギンガの中には、今でもギンガが一番好きだった女神がいるってことかな。女神だから好きってことじゃなくて、普通に愛してたその人が」

 

「……」

 

「その人のこと話してた時のギンガね、普段しないような穏やかな表情してたんだ。自分では気づいてなかったと思うけど。それ見たらさ……今の私がギンガ落とすの無理かなぁ……って」

 

「ネプ子……」

 

「まぁ諦めるつもりなんてないけどね! 絶対にギンガをその人のものから私のものにしてやるもんねー! ギンガと同じ技使うのはそのためのファーストステップなんだよー!」

 

「……わかったわネプ子、どう説明すればこの技ができるようになるか私でもわからないけど、特訓ならいつでも付き合うから」

 

「ありがとうあいちゃん!」

 

「一緒に倒すわよ! 師匠の中のその女神様を! 後でコンパも交えて作戦会議よ!」

 

「なんか違う気もするけど……まぁいいか、頑張っちゃうよー!」

 

 

 

 

 





なんかネプテューヌ様デレすぎじゃね…?まぁいいや
こういう感じの話はもっと早くにやっておけばよかったかもしれません
次回から本当に最終章に入ります

ウルトラマンZが終わってウルトラ寂しいでございます
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