そして初投稿です
「ギンガさんも寝るんだね……」
「そりゃ寝るでしょ、ネプギアはギンガをなんだと思ってるのさ」
「いや、その……寝てるから当たり前だけど、こんな隙だらけのギンガさん初めて見たし……それにギンガさんはいつも私たちより遅く寝て早く起きるから……
「それにしてもギンガが昼寝しているのを見るのなんていつぶりだろうなー?」
「きっとお姉ちゃんが一日中ゲームに付き合わせてたから疲れちゃったんだよ……」
「えー? 私のせいー?」
*
『そこよっ! ……「クロスコンビネーション」!』
『甘いです、「ギャラクティカエッジ」……!』
『なっ!』
『私の勝ち……ですね』
『私の方が先に技を出したのに……予備動作も無しにいきなり技が出てくるなんてズルよズル、反則負けで私の勝ちよ』
『長年の鍛錬の賜物です』
『はぁ……ようやく変身できるようになったから今日こそはギンガに勝てると思ったのに……疲れたから変身解こーっと!』
『まだパープルハート様、いえネプテューヌ様はご自身の変身後の力を使いこなせていませんね』
『使いこなせてない? 変身できるようになったのに?』
『ええ、使いこなせるようになれば私如き楽に倒せますよ』
『その如きに負けた私はなんなのさー! それにどうやって使いこなせばいいのー? 私今手を抜いたつもりないよー?』
『では1つアドバイスを。ネプテューヌ様は変身による身体能力や反応速度の向上などにまだ思考が追いついていません。動物のように本能で動いてるだけです』
『……ギンガってたまに毒吐くよね……』
『その非礼は後でお詫びしますが今は指導の一環ですので少し厳しくいきます、つまりは反射と思考を融合させる必要があるということですね』
『あーそれ昨日のアニメでやってたやつじゃん』
『はい、今の状況にぴったりの言葉だったので使わせていただきました』
『ギンガはしてんの? その反射と思考の融合ってやつ』
『一応していますよ、そういったことができなければ私如きでは生物としての格が違う女神様の相手にはなりませんので』
『だからその如きに負けた私は……もういいや、じゃあ、それをやるにはどうすればいいのさー?』
『死ぬほど鍛える……それしかないですね』
『えー! もっと楽にできる方法ないのー?』
『ありません』
『ねぷぅ……』
『ネプテューヌ様ならすぐにできるようになりますよ。さて、休憩は終わりです』
『えぇー⁉︎ まだちょっとしか経ってないよー! 疲れたから動けないよー!』
『ネプテューヌ様の回復力ならもう十分動けるのは分かっていますので、ネプテューヌ様には早く私を超えてもらわなければなりませんし』
『超えなくていいよ別にーギンガに守ってもらうからー』
『ダメです。ネプテューヌ様が女神様として国を守れるように強く鍛えるのが私の使命です。私に勝てるようになってからがスタートラインですよ。それに貴方が私より強くなったとしても、私は貴方をお守りします。それも使命ですから』
『……そっか……よし! じゃあ訓練再開! 行くよギンガーー!』
『はい、望むところです!』
*
「んぅ……少し眠っていたようですね……ん?」
うたた寝から目を覚ますとネプテューヌ様が私の上で、ネプギア様が私の横でお昼寝をしていました。とても暖かく心地がよかったのはそういうことだったんですね。しかし参りましたね、もし私が動いたせいで気持ちよさそうに眠っているお二人を起こしてしまったらと思うと何もできません。心臓はものすごく動いていますが。
それにしても懐かしい夢でした。あの後すぐにネプテューヌ様は私を超えました。私に初めて勝ったその時のネプテューヌ様の嬉しそうでありながらも少し寂しそうな表情は今でも鮮明に覚えています。
ネプギア様はまだ変身ができないので負けたことはないのですが、時が経てばいずれ私は勝てなくなる……いえ、ネプギア様はネプテューヌ様と違い心に鍵をかけてしまっています。その鍵をどうにかしない限り変身も私を超えることもできないでしょう。ですが、それはネプギア様の心の問題なので私ができることは殆ど無りません。何かがきっかけでその心の鍵を開けることができればいいのですが……
「……むにゃ……」
「すぅ……すぅ……」
心地好さそうに眠っているお二人を見ていたら目覚めたばかりの私もまた眠くなってきてしまいました。もう少しぐらいうたた寝をしてもいいですよね。それでは、おやすみなさい……
*
「やけに静かだと思ったら、こんなところで三人とも寝ているなんて……でも起こすのはもう少し経ってからにしてあげましょう。起きたらネプテューヌさんにはお仕事をしてもらわないと。
………私も、少しぐらい混ざってもいいですよね?」
その後、ネプテューヌ様の寝返りで潰されてしまったイストワールの呻き声でみんな目が覚めました。
おそらく次回から本編2話の内容に入っていくと思います。