絶対守護 ヒーロー嫌いのヒーローアカデミア 作:ひよっこ召喚士
タイトルを変えるの忘れてた。
誰も見てないよな。セーフ。
「13 終結と代償 書きかけ」→「13 終結と代償」
作成中の忘れない様のメモ状態で一度投稿してしまってました。
同じような事を今後もやらかしそうなんで、見かけたら教えてください。
オールマイト視点
「USJ自体への被害はほぼ0と言っても良いでしょう。修繕が必要なのはセンサーなどを含む警報装置の細工された場所だけですね」
「一番被害らしい被害を受けているのが生徒たちだというのは……」
「今回の一件で、雄英のセキュリティーなどについて疑問視する声が上がってる。マスコミも正式な発表が無いからと好き勝手に報道しているのが現状だ」
「A組の生徒が期待的な意味で注目されてるのがまだ救いね」
USJの被害が出なかった事だけを喜ぶようなことは出来ず、学校としても一教員としても、生徒を危険にさらしたうえ、現場に間に合うことが出来なかったのだから、胸中は同じだろう。
「他に被害が広がる可能性を考えて迎え撃つことを山稜に提案され、その方が合理的と判断させてもらった。その結果が一番に脱落するという体たらく、処罰は俺が引き受ける」
「おいおい、待てよイレイザー?!相手は対オールマイト用の怪物だ。それの相手をいきなりさせられたら俺だって勝つのはシビィぜ!!」
後から到着した教員たちは実際にその怪物の性能を確認したわけではないが、私に対抗しうる性能だというのが本当であれば、今の私も危ういかもしれない。その様な怪物相手に生き残れているだけでもすごいと言えるのは間違いないだろう。
「勝てる勝てない以前に、その状況を容認してしまった事に責任があると言ってる。それに何があろうと被害を出す前に止めなくてはいけないのが、
プレゼントマイクのフォローもその張本人につき返されてしまえばどうしようもない。それに相澤君の言っている事は至極正論であり、役割を果たせない、目の前で誰かを救うことが出来なかったと考えれば、自分を責めたくなるのも分かってしまう。それ故に誰も口を出せずにいた。
「まあまあ、ちょっと待ちなよ相澤君。君が受け持った生徒を守れなかったのを悔やむ気持ちは分かるけど、いつまたこのようなことが起きるか分からない状況で、人員を無駄に減らす余裕はうちには無いよ」
根津校長が場の雰囲気を変えてくれた。どれだけ責任を取ろうとしても辞めないように言われている状態で強行する訳にはいかないだろうからね。しかし、これだけの事件が起きていて責任を取る者が居ないというのは問題では?と相澤君が尋ねる。
「事件に関する発表などは僕に任せておいてよ。どうにかするからさ。今は起きた出来事を悲観するのではなく、対策へと繋げていこうじゃないか」
その後は、ヴィランの対策や今後のセキュリティーの強化方針、授業カリキュラムの変更など、A組だけでなく、学校全体で行っていくべき対策について話し合いが進んでいった。
「ふむ、先行して行える対策はこれで良いかな?大きな物も体育祭までには進めていくから、場合によっては協力してもらうからそのつもりで頼むよ」
そのように、根津校長が締めくくって会議は終了した。私と相澤君は話す事があると根津校長から言われ会議室に残った。
「さて、まだ完全に怪我から回復してない13号君を除いて、現場にいた相澤君とヴィランの目的であったオールマイト君に残ってもらったわけだが、今回の件はどう思ったか率直な意見を教えて欲しい」
「その場の目的については、はっきりしてるが、根本的な思想や狙いというのが不明確に感じましたね。力を手にして、遊んでいるといった子供のような印象です。だがそれにしては計画や規模が釣り合わないレベルで、はっきりって不気味ですね」
首謀者の姿はちらりとしか見ることが出来なかったが、同じように遊び感覚で事件を起こされるようであればたまったもんじゃないだろう。相澤君の答えを聞いた根津校長は次に私の方を見た。
「複数の個性を混ぜ合わせた怪人、そんな存在を生み出せる存在となれば”
「【
「何故このような回りくどい手段を取っているのかは分かりませんが、厳重な警戒が必要になるでしょう」
「それは、百も承知さ!だが、まずは君の弟子も含めた生徒たちのフォローが先決だろう。ヴィランの襲撃を凌いだことにより自信も付いただろうが、それ以上に目の前で倒れた仲間の姿に恐怖を覚えているはずだよ」
確かに、プロヒーローであっても目の前で仲間を失う恐怖に遭遇すれば、恐怖に陥りそのまま戻れなくなる者もいる。今回の件がトラウマになれば、そのまま雄英を去る子も出るかもしれない。
「それほど、弱い奴らじゃないですよ」
だが、相澤君はそんな暗い考えを真っ向から否定して来た。
「向こう見ずな奴や少し危ない奴も確かにいますが、あの状況下で立ち向かう事を選び、希望を捨てず、自力で敵を打ち破った。そんなことが出来る奴がプロの中にさえどれだけいる事か……」
「あいつらは危機的状況で自ら殻を破り成長して見せた!!」
「ヴィランも馬鹿な事をした!!このクラスは強いヒーローに成るぞ!!」
心の底から自分の生徒を信じ、成長を喜ぶ彼の姿に私と校長も頷いた。
死柄木視点
「ってえ…」
黒霧のワープゲートから現れると、撃たれた手と足を改めて認識し、痛みに顔が歪む。
「あの状況下で冷静に手足を撃ち抜いてくるとは、流石はプロという事か」
「“脳無”もやられた。手下どもも障害にはなってねぇ。ガキどもは予想以上に強かった…平和の象徴は姿すら見せなかった…話が違うぞ。先生…」
激痛に顔を顰めながら、パソコンのモニターに視線を送る。すると―
『違わないよ』
モニターが勝手に作動し、先生の声が聞こえてきた。
『ただ、見通しが甘かったね』
『うむ…なめすぎたな。
「申し訳ありません。死柄木弔を連れて撤退するのが精一杯で…脳無を回収するだけの余裕はありませんでした」
『せっかくオールマイト並のパワーにしたのに…』
『まぁ、仕方ないか…残念』
先生とドクター、黒霧の話を聞いていると“脳無”を封じた3人のガキどもが頭に浮かんできた。あいつらさえ、あいつらさえいなければ…。
「“脳無”を倒した3人のガキ。あいつらは特に厄介だ…」
『………へぇ、どんな子ども達なんだい?』
先生が興味を示したことに俺は少しいら立ちを覚えたが、先生の質問に答えるために感情を押さえ込んで口を開く。
「…氷と炎を操る奴、それと以前にも言った洗脳の奴とワープとバリアの奴、あいつらさえいなければ、“脳無”でオールマイトを殺せたかもしれない…ガキどもがっ…クソッ…」
『悔やんでも仕方ない! 今回だって、決して無駄ではなかった筈だ。精鋭を集めよう! じっくり時間をかけて!』
『我々は自由に動けない! だから君のような“シンボル”が必要なんだ。死柄木弔!! 次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!!』
先生の激励に俺は頷きを返す。次こそ、あの3人のガキを、オールマイトを殺してやる!
はっきり言って僕のヒーローアカデミアに関する知識はにわかレベルです。そのため口調とかの把握が怪しいので、おかしい所あったら伝えてください。
あ、先生がたの口調分けるのは私の技量だと無理。
なので、それっぽい雰囲気だけにしてます。
会議だとしたら登場人数少なすぎるしね。
因みに何ですが、文を書く際には他の作品を参考にさせてもらってる事が多いです。(ヴィラン連合側の会話なんて、複数の作品から引用して少し言葉変えたり、付け足しただけです。ここは本当に思いつかなかったんです)
次でクラスの様子と山稜の目覚めを書いてと言った感じですね。
その次で山稜の過去を少しとクラスへの復帰かな?
その後の事は今のところは全く考えてない白紙ですね。
体育祭での山稜と心操の動きとかはネタレベルでなら考えてる部分もあるんだけど、話書けるほどの構想は練れてない。まあ、ぼちぼちやっていきます。
あ、それとアンケートに答えてくれた方はありがとうございます。まだもう少しありますが、先ほど言ってた区切りの良い所まででアンケートは締め切ります。1,2,3話ですかね?順調にいけばの話ですが。
まあ、何はともあれまた次のお話でお会いしましょう。
読んでくれている方々に多大なる感謝を。
今後の展開はどっちが良い?
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敵も強くしてバランスを取る方が良い
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若干無双の方が良い