絶対守護 ヒーロー嫌いのヒーローアカデミア   作:ひよっこ召喚士

21 / 30
21 雄英体育祭⑥

 山稜の置き土産が無くなってくると遅れた分を取り戻さんと全員が虎視眈々と鉢巻を狙い始めた。いち早くに狙うべき相手を定めてかかって行ったのは爆豪チームだった。

 

「喰らえ半分野郎、『貫通(ペネトレイト)』」

「ちっ『流動氷壁』」

 

 山稜に見せていた一撃の威力がとても強い大技を放とうと単身で宙を飛びながらやってきた爆豪相手に轟は作り出した氷壁の形を変化させて防御の姿勢を取る。

 

「はっ、いまだ合わせろしょうゆ顔『爆速ターボ』」

「なっ?!」

 

 しかし、急に技を変更し、鉢巻を狙う様に軌道を変化させて一気に詰め寄る。それに合わせて瀬呂が後ろから挟み撃ちする形で位置を取る。

 

「後ろががら空きだ『テープアクション』」

「鉢巻もらったぁ!!」

「『氷線浸縛(ひょうせんしんばく)』」

「『焼夷弾(インセンディアリー)』」

 

 轟がテープを避けた所で爆豪が鉢巻を奪い取り、爆豪は瀬呂たちと合流して騎馬に戻る。伸ばされたままのテープをつかみ取ると氷の線を作り、相手の体まで浸食するように冷気を一気に流す。爆豪がテープを焼き切るために爆発を放つ。

 

「俺が止める『局所帯電』『ボルトショック』峰田!!」

「『アーステイル』くっ、強い流しきれない」

「負けてたまるか『グレープハント』」

「よし、『炎上網(えんじょうもう)』」

 

 爆豪チームの騎馬が止まった所をすかさず上鳴が尾白に電気を流し足止めを試みる。尾白は尻尾を地面に突き刺し体に流れる電流を流そうとしたが流しきれず動きを止める。そして止まった所をテープの処理に手間取っている爆豪目掛けて峰田がモギモギを繋げて作ったアイテムで爆豪の鉢巻を奪う。そして奪ったところで折って来れないように炎で壁を作り出した。

 

「ポイント的には勝ってるが、また来られたら面倒だ」

「早く離れようぜ。あいつマジ怖えよ」

「まあ、容赦ねえからな。あいつ」

 

 そう言って爆豪から距離を取って今度は別のチームを自分たちが狙うために周囲の状況を確認し始めた。

 

「挑むならアソコだな」

「芦戸と後はB組か」

「人数は不利だぜ、大丈夫か?」

 

 峰田は不安の声を上げるが、勝算はあると言う轟の言葉を信じて勝負を仕掛ける。

 

「っ!?轟は氷と炎、上鳴は電気、峰田はくっつくボール、キノコで足止めして、後は作戦通りに」

「『キノコ』ノコ」

「これでいいかな『ボンドコーティング』」

「うん、いけ『アシッドボール』」

 

 キノコですぐに近づけないようにしてから、芦戸の出した酸を包み込む様にボンドでコーティングして投げ付けてきた。

 

 ボンドに守られていて焼き切るのは厳しいが凍らせれば問題はない。しかし、瞬時にどうにかなるわけではないが操っている氷が溶け始めた。酸の反応によって発生する熱か。

 

「今度はこっち『アシッドベール』本当に危ないから気を付けてね」

「おう。この酸は鉄は溶かさねぇがお前らは俺に触れねぇぞ」

 

「近づかせるか『モギモギ』」

「『アシッドスナイプショット』くっつく前に溶かしちゃえ」

 

 轟チームはやられることは無いが攻めあぐねている、誰もがそう思っていた。しかし、突然ニヤリと笑うと芦戸チームを丸ごと凍らせた。一応頭は出ているが何も出来ない。

 

「氷の溶けた水やお前の酸を通して少しずつ周囲を冷やしていた。動き回ってたのに加え、お前らの周囲にギリギリまで冷気は行かない様にしていた。酸で溶かすよりこちらが動く方が早い」

「あー、やられちゃた。て言うかめっちゃ寒いんだけど」

「これは詰ノコ」

「ボンドを飛ばしても無駄か」

「ちょっ、そろそろ鉄化が解けるんだけど?!俺も溶けるんだがこのままだと?!」

「鉢巻は貰っていくぞ。出たいならリタイアするんだな」

「どうせ動けないからそうしますよ。ちぇっ」

 

 芦戸チームの鉢巻を奪えたが、近寄らせまいとする戦法は厄介で意外と時間を取られた。次のチームを見つけて戦おうとしたがタイムアップとなった。

 

「まあ。どうにかなったな」

「この順位なら十分だ」

「オイラも頑張れたぜ」

 

轟チームの結果

自チームの鉢巻は爆豪チームに奪われる。

爆豪チームから鉢巻を奪い取る。

芦戸チームから鉢巻を奪い取る。

合計ポイント800

 

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 一方轟チームと戦った後の爆豪チームは奪い取るつもりが、カウンターで奪い取られポイントが減ってしまい怒りで溢れていた。

 

「あの半分野郎が!!」

「落ち着け爆豪、とりあえず今は追えないからとれる奴から奪うぞ」

「ごめん。俺が止められたばっかりに」

「いや、俺もテープ凍らされたから」

「ちっ、鉢巻奪われたのは俺だよ!!良いから行くぞ」

 

 お互いに失敗を謝りあっていると爆豪が問答無用で二人に進むように指示を出し、次のターゲットを探し始めた。そして目をつけたのはとりあえず近くにいたB組だけのチームだった。

 

「オラァ!!鉢巻よこせ!!」

 

 襲われたのは、回原、黒色、鱗の3人チームだった。爆豪の爆破で鱗は散らばされ、黒色は爆破の光で黒に紛れる事ができず、回原は巻き込まれてやられた。

 

「とりあえず鉢巻ゲットか」

「でもあまりポイントにはなりそうもないな」

「んなこと分かってんだよ。とっとと次に行くぞ!!」

 

 その後は他のチームに鉢巻を奪われたチームに何度か襲われて時間を取られてしまい、結局はタイムアップとなった。

 

「チクショウが、雑魚が群がるんじょねぇ!!」

「場所が悪かったな」

「うーん、次に進めるか怪しいね」

 

 爆豪チームは上手くポイントを稼ぐことは出来なかった。上がれる人数次第ではあるが、おそらく第三競技に進めない可能性が高く、爆豪の機嫌はかなり悪かった。

 

 

爆豪チームの結果

自チームの鉢巻は轟チームに奪われる。

轟チームから鉢巻を奪い取る。

回原チームから鉢巻を奪い取る。

合計ポイント575




少し久しぶりの投稿ですかね。
他の作品に少し時間を割いてました。
ワンピースの二次創作です。数日だけですが、総合日間に載り、今も週間には載ってます。よければみてください。

と少し爆豪の方が適当と思われるかもしれませんが、対戦相手が修行組ではないB組だけで構成されていたので、楽勝な様子を表現する為に短くしました。


修整

回原は巻き込まれて死んだ。
    ↓
回原は巻き込まれてやられた。

分かりにくいボケだったのでボツに。
どちらにせよ扱いからして不憫ですまんな。

後は轟チームの点数や順位が低い様な会話がありましたが、それは間違いでした。

読んでくれている方々に多大なる感謝を。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。