「忘れ物はー……よし、大丈夫かな」
頭の中で確認してから、玄関の扉を開ける。優しい日差しが差し込み、視界に色彩を与える。早朝は少し肌寒い。
本日は晴天なり。最高の入学日和だ。
見上げていた視線を前に戻すと、通勤中の社会人の姿がちらほらと窺える。子供の姿が見えないのは、通学にはまだかなり早い時間帯だからだろう。小規模な住宅街では車通りも疎らで、柔らかな風のそよ吹く音がよく聞こえる。
これから三年間、こののどかな景色ともおさらばか。
どこか未練がましい気持ちになるものの、未知なる高校生活だ。少し心躍ってしまうのは、自分が幼稚過ぎるからというわけではないだろう。安らぎある健やかな学校生活に思い馳せる。
大きく背伸びをして、朝の空気を一気に吸い込む。柵をはじき飛ばし、希望と言うには名ばかりな淡い匂いを確かめるように。
……うん、問題ない。大丈夫だ。大丈夫。
振り返ると、廊下からリビングまで、そのがらんとした様子を窺い知ることができた。そこに人が残っている気配は、ない。
今から僕は、一つの境界線を跨ぐ。進学先が全寮制だったからこそできる心機一転だ。
風が一瞬、僅かに勢いを増す。そろそろ頃合いだとせがんでいるようで、不快感は特にない。寧ろ、心地よくすら感じられる。
――よし、行こうか。
満喫しよう。
「……行ってきます」
返事は来ないと知りながら、それでもできる限り明るい声で、旅立ちの言葉を置き土産に。
第一歩を、踏み出した。
笑えているだろうか。晴れやかな顔でいられているだろうか。
これから大事な答えを証明していく、僕の顔は。
―――――――――――――――――――――――――――――――
登校初日。
バスに揺られてゆらりゆらり。窓を覗くと、僕らを熱心に温めてくださるお日様が、やっと地平線から抜け出すのが確認できた。
お日様の「様」にはちゃんと敬意を込めよう。あのお方がご健在だからこそ、僕らはこの星で生きていられる。
家から二時間かけてバス停に辿り着いた時には、出発時の決意も期待も早々にひび割れていた。幸いなことに座席は確保できたので、一時間半の乗車に脚が悲鳴をあげることにはならなそうだ。
あの時のシート、玉座さながらの輝きを放っていたぜ。
視線を反対側に移すと、車内はぎゅうぎゅうぱんぱん。外の景色も空より下なんてとても見れたものではない。
最初はすっからかんだったというのに。もっと早く出るべきだったか? いや、あれより早くとなると、昨日の夕飯時には寝てなきゃいけなかった、やむを得ん。
かてて加えて、ちゃっかり席を勝ち取ったご身分だ。人が密集している不快さくらいは妥協すべきだろう。
それからは持参した本を読もうとして酔ってしまったり、スマホをいじろうとしたら昨夜充電できていなかったことが発覚してしょんぼりしたりと、散々な目に遭っていた。
すると、道のり半分を越したあたりだった。
「席を譲ってあげようとは思わないの?」
どこの話し声も抑えられていたからか、その声はやたら耳に残った。
野次馬よろしく、人波の隙間をどうにかのぞき込むと、優先席を我が物顔で支配する金髪の大男と、OLの見てくれをした女性が見えた。男の方は僕と同じ制服を着ているので、同校だろう。
「君、お婆さんが困っているのが見えないの?」
よく見ると、女性の隣にいかにもな腰の曲がり方をしている老婆の姿。
こんなにも早くからせっせと足を運んでいるとは……。
「実にクレイジーな質問だね、レディー」
男は鼻につくような態度で、女性のお咎めを受け流す。
「なぜこの私が席を譲らねばならない? 理由を聞かせてくれたまえ」
「君が座っているのは優先席よ。年配の方に譲るのは当然でしょう?」
「理解できないねえ。優先席はあくまで優先席、法的義務はどこにも存在しない。この席を譲るかどうかは座っている私が決めることなのだよ。若いから譲る? ハハ、実にナンセンスな考え方だ」
優先席とは言うが「専用席」とは言わない。あくまで「優先」であって、別に強制ではない、か。筋は通っている。そういう屁理屈は嫌いじゃない。
その後もしばらく言い争っていたが、どうやら男のほうに軍配が上がったみたいだ。女性が涙目になっている。あ、圧倒的じゃないか……。
「あの……私も、お姉さんの言う通りだと思うな」
次に颯爽と現れた救いの女神は、これまた同じ制服を纏い、ザ・カワイイな風貌をした少女だった。
しかし少女が提示したのは、社会貢献というメリットのみ。案の定男は興味がないと一蹴した。挙句の果てに、老人への気遣いを考えるなら他の傍観者を放っておいていいのかといちゃもんをつける始末。
……ん? いや待て。待ってくれ。
どうしてこっちにまで飛び火している。そもそも優先席は特定の人が乗り合わせた際に優先して明け渡されるから優先席なのだ。君が槍玉にあげられるのは当然のことだ。
とはいえこのまま放っておくと、さらに面倒くさい方向に話が行く恐れがある。着くまではあと……半分弱か、あと四十五分。譲ったあとが疲れそうだ。
籠城を決め込むか、大火事を恐れて席を譲るか。ああ、今だと社会貢献という称号付きか。
悩んだ末、僕の選択は「籠城」だった。
バスに乗る前に二時間も歩いたという免罪符があるのが一番の理由だ。かてて加えて、件の老婆が立っているのは通路を挟んで反対側。譲るにしても、彼女にとってこの大所帯を通過するのは苦行に違いない。
老婆の近くにも座っている高校生はうじゃうじゃいる。あそこのいかにも自分は席を譲りませんって顔をしている男女カップルなんかよりはマシだ。
……。
残りの時間は、仮眠でも取って過ごそうか。
変な気まずさは避けるに限る。だって、面倒くさいから。
最終的に、少女の呼びかけに応じてくれた女性が席を譲った。彼女は、通路を挟んで老婆の反対側に座っていた。
老婆は多少苦労するも着席し、女性に謝辞を贈った。
事態は静かに解決した。
―――――――――――――――――――――――――
ドアが開く。
全員ここで降りるようだ。僕は人波は避けて、一番最後に降車した。
目の前にそびえ立つのは天然石でできた巨大な門。奥には既に校舎が待ち構えている。
――でっか。
高校だとこれが普通なの? それとも、ここが特殊なだけ? 家の近くに高校がなかったから、普通がどの程度のものなのかわからない。少なくとも、校内を把握するだけでも骨が折れそうだ。
門の前の立て看板には、でかでかと「入学式」と書かれた横に、この高校の名前があった。
『東京都高度育成高等学校』
なんでも、日本政府が直々に創立した、未来を担う少年少女たちを本格的に育成するための、絵に描いたようなスンバラシイ学校らしい。
……何かと訳ありな気もするが、お国の事情に関わることかもしれないので、表立って怪しいだなんて指差せない。
ここで惰眠を貪っていてもしょうがない。早く教室に向かおう。
「ええと……お、あった」
途中道に迷いかけたが、なんとか自分のクラスに入室する。すぐに自分のネームプレートを見つけた。窓際の後ろ側……ふむ、どうやら授業中の睡魔襲来という高難度ゲリラクエストが確定してしまったようだ。
既に半分以上の生徒が登校を済ませている。恐らく家が近隣だったり交通の便が良かったりしたのだろう……羨ましい。僕は五時起床だったのに。
しかしここは全寮制。そんな心配はご無用だ。持ち前の目覚めの良さを活かして、今度教室に一番乗りでもしてやるか。
そんな企てを密かにしていると、不意に後ろから声がかかる。
「お前確か、さっき同じバスに乗っていたよな?」
「ん?」
初対面でお前とか言うなよ。礼儀がなってないな、お前。
コイツは確か、バスで席譲らねぇって顔をしていたカップルの片割れだったか。
僕に負けず劣らず地味な風貌……って、あれ? よく見ると、彼の隣はもう片方の子だ。
「僕も思い出したよ。隣の子も一緒だったよな? 奇妙な偶然もあったもんだなあ」
「ええそうね。本当に、嫌な偶然だわ」
黒のロングヘアーの少女がにべもない返しをする。クールな美人って感じな見た目だけど、冷徹な物言いだ。何か理由でもあるのかな。
「何か彼女にひどいことでも?」
「なぜ真っ先にオレを疑う……」
明らかに不機嫌そうな女子と初日から接する男子――しかも察するところ「唯一の」がつくとなれば、第一候補になるのは当然だと思うが。
「不快に感じたのなら謝るよ。ごめんなあ」
「わかってくれるなら大丈夫だ。念のため言っておくが、オレのほうからは特に何かした覚えはない。何せオレは、生粋の『事なかれ主義』だからな」
「事なかれ主義?」
「面倒事に関わって目立つのが嫌い、だそうよ。私からすれば、友人を作ろうと躍起になってズケズケと話しかけてくるあなたへの対応が一番面倒なのだけれど」
うわ、ひどい言われよう。男の方意気消沈しちゃってるよ。もしこれで本当に付き合っているのなら、男はこれから事なかれ主義なんかよりドMと名乗っておいたほうがいい。
僕が彼をドMと呼ぶことにならないよう、ここで自己紹介をしておこう。
「二人共、名前を教えておくれよ。席もこんなに近いんだし話す機会も多いだろうから。僕は浅川恭介」
「オレは綾小路清隆だ。よろしくな、浅川。その……よければ、オレと友達になってくれないか?」
友達になろう、か。偶に「友達はなろうとしてなるのではなく自然と成っているもの」などと言う輩もいるが、僕はそうは思わない。あれは社交性のある人が人見知りに悪意なくぶつける皮肉だ。親しい間柄になってから互いを知っていく。そんな関係だって素敵じゃない。
「もちろん構わん。僕もコミュニケーションが苦手だから助かる。……うーんと、清隆って呼んでもいい?」
確認を取ると、少し喜色の滲んだ表情をされる。何か機嫌が良くなることでも言っただろうか。
「あ、ああ。もちろんいいが……意外だな、名前呼びなんて。浅川はあまり、こう、グイッと距離を詰めてくるやつには見えなかった」
「あー、『清隆』の方が『綾小路』より呼ぶのが楽だからね」
「そう、か……」
今度はあからさまな落胆。情緒の忙しいやつだ。
仲良くなろうとしてくれていると思って嬉しかったのか。少し申し訳ないことをしたかも。余計なことを言うべきではなかったな。
「僕も君と似て面倒なことが苦手なんだ。それこそ、主義として掲げたいくらいにね。ここでは初めての友達なんだし、君とはもっと仲良くなりたいと思っているよ」
「……! よし、似た者同士、仲良くしていこうな!」
僕は頷き、彼が差し出した手を握った。見たところ温厚そうだし、清潔感もありそうだ。なかなか気の合いそうなやつと最初に巡り会えたな。
やったな清隆。僕らはたった今、強固な友情で確かに結ばれたぞ。お、微妙にニヤついている。なんというか、コイツの拙いながらも友達づくりに励む姿は、シンパシーを感じているこっちの身からすると応援したくなる。
「良かったわね、綾小路君。初めての友達ができて。いえ、ごめんなさい。生まれて初めて、だったかしら?」
「どうしてオレが今まで天涯孤独の人生を送ってきたと思うんだ?」
「さっきまであなたが晒していた恥を目の当たりにすれば、誰だってこの結論に至るわ」
「……ぐうの音もでません」
フェードアウトしていたはずの少女が、このタイミングで清隆に容赦ない猛攻を仕掛ける。残念ながら僕は彼女の言う恥を目撃していないため何とも言えないが、余程のやらかし具合だったのだろう。……いや、話が脚色されているだけの可能性もあるが。
とはいえこのまま盟友が言われっぱなしで終わるというのはどうにもいただけない。早速僕らの熱い友情を見せつけてやる良い機会だ。
「嫉妬でもしているのかい? 君も僕らと仲良くお話したいのなら、最初から素直になるといいさ。そうすればその可愛いらしい容姿にも劣らない魅力を感じられるんだがね!」
「いつ私があなたのような男と話したいなんて言ったの? それと、気安く可愛いだなんて言われても微塵も嬉しくないわ。むしろ不快ね」
「おい清隆、コイツ全然可愛くない」
「五秒前と真逆のことを言っているぞ」
一体なんなんだコイツは。沈黙はせずとも、照れたりムキになったりはしてくれてもいいだろうに。取り付く島もないとはまさにこのこと。そろそろ僕の面倒メーター、略してメンターが基準値を超えてしまうぞ。
こっちも相手の嫌がることはしたくないが、席の近い彼女と仲良くならない方が、今後色々と面倒くさくなる可能性が高い。
「せめて名前くらいは教えてくれても」
「教える必要を感じないわ。よろしくするつもりなんてないもの」
「なんでぇ……。他のクラスメイトにも同じ感じで行くの? 人のこと言えないけど、友達できないぞ」
「あなたたちとは違って私は一人が好きなの。何も問題はないわ」
頑固だな。独りが好き、か。明確な拒絶――。
哀愁を含んだ
「そう言われても……あ、キラキラネームだから恥ずかしい、とか?」
「馬鹿げているわね」
「違うかあ。名前にコンプレックスとか持っているタマでもなさそうだしねぇ」
「……あるわけないでしょう」
急に歯切れの悪くなった彼女の言葉に、訝しげな顔になる。
まさか、本当に自分の名前に不満を抱いているのか? だとしたら活路が見出だせるかもしれない。
形式的・社会的な人間関係は全て「形成→理解」と「理解→形成」のどちらかに分類される。群を「形成」してから身内の性質を「理解」するのか、互いをある程度「理解」した後関係を名づけ「形成」するのか。
清隆とは「友達となることで立場的な壁を払い、今後さらにお互いを知っていく」ことになったが、彼女に対しては逆に「仲良くなるために彼女を知る」という方法をとるべきかもしれない。
他人にはあまり知られていないデリケートな悩みを理解してもらっている相手には、自然と特別感が出る。選択を誤るとマズイが、もともと好感度は高くないようだし地雷覚悟の突撃を試す価値はある。
……。
しかし少し逡巡して、僕は撤退の決断をした。
梃子でも動かなそうなこの子のことだ。もし堪忍袋の緒が切れたら、彼女は二度と口を聞いてくれなくなるだろう。
そもそも「名前」とは普通親が付けるもの。家族の問題が潜んでいる可能性が高い。攻め込むには重すぎるテーマだ。
逞しそうな彼女のことだ。そういうのは独力で答えを見出すなり誰かをこき使うなりして乗り越えることだろう。態々お節介を焼いて僕が踏み込む必要なんてない。
――本当にそれだけか?
……再び聞こえた、僕だけに届く声。
本当に、反吐が出る程
自ら築いた墓石に沈み込んでいくようなおぞましい感覚は、もう懲り懲りだって言うのにさ――
「……あまり意地の悪いことをするものじゃないぞ、
思考が止まる。
静かに援護射撃を繰り出したのは、出来たばかりの盟友だった。
急にどうしたのだろう。もしや、僕が彼女の態度に傷ついていると思って心配してくれたのか? 君は、優しいやつなんだな。なんだかとても凛々しく見えてきた。
これが彼の真の姿なのだろうか。堅物女に何度も会話を試みる果敢さといい、随分な主人公気質を具えている。
「綾小路君、あなた……」
「どのみち一年間は同じクラスなんだ。嫌でも恭介は、お前の名前を知ることになるだろうな」
「なら、尚更私から教えてあげる必要は、」
「どうせ知られるなら、今ここでちゃんと名乗るのが礼儀ってもんだろう。人としてそれくらいの誠実さは示すべきだと思うぞ。――それに、オレにとって『初めて』の友達がこんなにも無下にされているのを、黙って見過ごせるほどオレは薄情じゃない」
一度発言するごとに三度罵倒を食らう勢いだった哀れな少年の影は、もうなかった。
やたら饒舌だった上にサラッと僕のことを名前呼びか。最後の一言なんて王道な主人公のようだった。なかなか熱い友情を演出してくれる。僕からの名前呼びがそんなに嬉しかったらしい。
「……はあ、わかったわよ。……堀北鈴音」
「おお! そっか、清隆にも劣らずいい名前だ。これからよろしくなあ、鈴音」
「下の名前なのは、やはり楽だから。なのかしら?」
「いいね、わかってきたじゃない」
彼女も少しは僕という人間を理解してきたみたいだな。そう、まずはそれでいいんだ。少しずつ、ゆっくりと理解していけば。
「そもそも私はよろしくするつもりはないと……」
「なら勝負といこう! ちょっとでもよろしくしたら僕の勝ち。しなかったら今回だけは譲ってあげよう」
「必要を」
「感じないかい? やってみなければわからんよ、そんなことは。やる前から全て正しく切り捨てられるほど、子供は成熟しちゃいない」
心当たりでもあったのか、僕の返しに彼女は口ごもる。
話は終着点にたどり着きつつある。流れをこちらに引き寄せてくれた清隆には感謝しないとな。
「溜息が深まる一方ね……。わかったわ、いいわよ。できるものならね」
ほう、とんだ捻くれ者だ。しかしファーストコンタクトとしてはまずまずだろう。会話が成立しただけ万々歳だ。
ありがとう、清隆。
やはり君となら、最高の高校生活を送れそうだ。鈴音は刺々しい時もあれど、思春期特有のお茶目さとして見れば愛着が持てる。
そしていつか、彼女の尖りに尖った角もここでの日々でそぎ落とされるはずだ。川を下る岩石のように。
「全く、二人揃ってとんだ物好きね。私に話しかけても面白くないわよ」
「そんなことはないと思うぞ。それに一番の理由は――決まっているよな。恭介」
「……ああ、そうだ清隆。僕らがここまでするのは、鈴音、単に君と話すのが楽しいからってだけじゃない」
彼となら、証明できるのだろうか。
その隣人も、この先もっと仲を深められたら、手を取り合うことができるのだろうか。
ああ、心地いい感覚だ。これが、絆が芽生えるということなのかもしれない。
さあ盟友よ。共に彼女へ突き付けようではないか。僕らの分かち合った紛うことなき共通理念を。これは、宣誓だ。
僕らが彼女と話す理由、それは……!
「一人でも多く友達が欲しいからだ」
「ちんけな信念ね」
おいやめろ。一刀両断するんじゃない。
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『盟友』…固く誓い合った友人。同志。
そこに果たして、純粋な「信頼」はあるのか。
バスの様子、原作やアニメだと意外と人いなさそうでしたよね。ここではかなり満帆にしました。
シリアスは一応ある予定です。
オリ主の過去話について(どれになっても他の小話もやるよ)
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止まるんじゃねぞ(予定通り,10話超)
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ちょっと立ち止まって(せめて10話以内)
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止まれ止まれ止まれ…!(オリだけ約5話)
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ちょ待てよ(オリキャラだけ,3話)
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ムーリー(前後編以内でまとめて)