バカンス取ろうと誘ったからにはハッピーエンドを目指すと(自称)姉は言った 作:haru970
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三月 視点
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時は少々遡り、セイバーとランサーが初めて倉庫街で戦っている間、三月は
それは単純な加工である『タイミング』で『活性化』し、『大聖杯』に更なる『魔力』を『枯渇寸前まで注ぎ込む』と言ったものだった。
「よし、じゃあ任せたわよ
「ほいほーい♪」
加工と言っても
そして主な人達の現状把握と現在地の詳しい情報を得る為に更に
そして大聖杯が浄化すると同時に
「────とまあ、大雑把に説明するこういう事。 だったわよね、
「うん、それで間違っていないわ」
「ほう、そんな説明で
「「う゛」」
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セイバー運営、ライダー、間桐雁夜、チエ、三月+三月(?) 視点
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場所は間桐家へと変わり、雁夜の頼みでチエに正座を強入れられている
余談だが雁夜の兄、間桐鶴野と甥である間桐信二は聖杯戦争開始直前に三月による『説得』にて間桐家の別荘で『軟禁』………ゲフンゲフン、『避難』をさせられていた。
ここにいないのはアーチャー運営(アーチャーは『興味が失せた』、時臣は体力と精神力的にダウン)、言峰綺礼(『功労者達を家に送り返す』と言いウェイバーとケイネスをランサーと共に拠点へ送り返し)、ウェイバーとケイネスは流石に限界だったのか緊張の糸が切れた途端死人のように青ざめて意識を失い、倒れた。
だが三月(達?)の説明が大雑把過ぎて雁夜の怒りを買ったようで二人の三月は今雁夜の握力をマシマシに強化したアイアンクローにて必死に腕だけでもがいている。
「「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」」
雁夜は多少落ち着いたのか、手を放す。
「最初にその『本体』とか『分体』を説明しろ!」
「や、だから企業秘密────アガガガガ?!?!?!」
「ホ~、イタホ~」
『企業秘密』と言いかけた三月に対して雁夜は両手で握り拳を作り、こめかみを両側から拳の先端を挟み込むように宛がって固定し、そのままネジ込みながら圧迫する。
某アニメのグリ〇〇攻撃である。
これを見たもう一人の三月は青ざめながら顔が引きついて観念したように溜息をする。
「全部は言えないけど…………良いかしら?」
グ〇グ〇攻撃で白目になり、泡を吹き出しながら気を失う片方の三月を解放して雁夜もう一人の三月に開き直る。
「ああ言え、今すぐ言え」
余談だがここにいるセイバー運営は間桐家の要塞化と物理的リフォームに驚いた上に先程『軽く』説明し、事を成したと説明した三月に『そんな事知るか!』と強くかつフランクに言う間桐雁夜の態度にビックリしていた。
ライダーはと言うと出されたお茶をゴクゴクと飲み干し、菓子をバクバクと食いながら話に不気味な程言葉を出さずにただ静かに説明を聞いていた。
「えーと、『思念体』…………『疑念体』? これもちょっと…………う~~~~ん………………『精神体』って知っている? 私はある程度精神分割を出来て、それが別の『個』としての『精神体』として活動するの。 今そこで気を失っているのは『大聖杯』を経由して『阿頼耶識』を掌握した『分体』、『精神体』だった『一人』よ。(『コレ』なら違和感持たないかな?)」
「えーと、『クローン』って事か?」
「半分………いや2割程正解かな? ね、アイリスフィールさん?(ホッ)」
そこで話を突然振られてきたアイリスフィールは先程聞いた説明を解析するのを一時中断してビックリする。
「あ、えっと……そうね、私が雁夜君に頼まれた後、彼女の体を治そうしたら違和感を持ったの。 まるで、
「そういう事。 私が
三月(本体)は肩をすくめながらそう言うとセイバー運営の空気は重くなる。 何故なら彼らは知っているからだ。
ホムンクルスは誕生した瞬間から「完成された生命」であり、肉体的な成長や老化は無い代わりに、代償として寿命が短かったり、活動時間が制限されている。
少なくともアインツベルンのホムンクルスはそう『造られている』。
それをこの十代前半の子供が一度『
「────ああ、ごめんごめん! 説明不足! 私が活動停止しそうだったのは別の理由だから! 寿命とか活動時間じゃないから! 私これでも二十歳超えているし!」
「「「え?」」」
セイバー、アイリスフィール、そして切嗣がポカンとする。
「ハァ、やっぱり…(これだから口で説明するのは面倒臭いのよ!) えっと、単純に………雁夜が『魔法使い』なのは知っているよね? それ、実はと言うとちょっとした
「待ってくれ三月………さん?」
「『三月』で良いわよ、おじさん」
「お、おじさん…………僕はまだ24歳なんだが………」
「まあまあ、切嗣」
気落ちする切嗣を慰めるアイリスフィールを微笑ましく見守るセイバーと舞弥。
「(だからあれだけ無精ヒゲ剃った方が良いって言ったのに…) それで何、おじさん?」
「あ、ああ。 君は確かさっき間桐雁夜は『
この問いにこの場にいた誰もが注目した。 何せもしその
「(────とは『表側』の理由よね恐らく。 本音は自分達もその
三月(本体)の最後の言葉にその場の者は静まり返り、ライダーも次のせんべいを取る手を止めていた。
その沈黙を壊したのは当の雁夜だった。
「ハァァァァァァァ?! おいちょっと待て三月! 俺は聞いてないぞ!」
「や、だってアンタ死んでたし」
「説明になっていねえぇぇぇぇぇ!!!」
雁夜の心からの叫びと共に彼は三月(本体)にズカズカと近づく。
「わわわわ! 分かった! 分かったから!」
「と言う事は何だ?! 俺は『ゾンビ』って事か?! 『使徒』って言う事か?! ッハ?! ま、まさか『真祖』────?!」
「いやいやいや、貴方は正真正銘、
「だから『仮死状態』って奴よ」
「お! ナイスタイミングで起きたわね、分体!」
そこで三月(分体)は起き上がりながらこめかみをマッサージする。
「じゃあ、代わりに追加のお茶とか頼める? 私がこのまま説明するから」
「まあ…………本体がそう言うなら………今回甘いもの多めにするわね?」
ピクリ。
反応したのは大の甘党の舞弥だった。 これを見逃す筈の無い三月(分体)はニヤリとするのを堪えて言葉を続ける。
「でもな~、夜遅いから甘い物はな~」
ガクリと明らかに舞弥(の雰囲気)が陰気になり、肩が若干落ちる。
耳と尻尾があれば力なく垂れているだろう。
「でもやっぱり疲れた時は甘い物よね~」
パアァァァっと明らかに舞弥(の雰囲気)が明るくなり、身体がウズウズする。
耳と尻尾があれば間違いなくはち切れるような勢いでピコピコブンブンと動いている事だろう。
「例えばチョコたっぷりのショートケーキとか、モンブランとか、シフォン、 ロールケーキ、 フルーツケーキ、 ブッシュ・ド・ノエル、 スフレ、 キルシュトルテ────」
────これらの種類を聞いていく程に舞弥は切嗣とアイリスフィールから見ても気分が良く、目から星が出ているような錯覚まで見えているかのようだった。 二人からの視線に気が付いた舞弥は顔をほんのり赤くしながら咳払いをした。
「いいから全部持ってきて分体! 舞弥さんも付いて行って手伝って!」
「はいは~い♪」
「ッッ!!!! 喜んでッッッ!!!」
「「「(いやどこの居酒屋なの/だ/だよ)」」」
キッチンへと素早く三月(分体)を担いで走りに近い早歩きで急行する舞弥に内心ツッコむ何人か。
「……………あー、ちょっと脱線したわね? つまり仮死状態の雁夜に『色々』の事を施して、それが上手くいっただけの事」
「……ではもしそれらが上手くいかなかったら、間桐雁夜は死んでいたと言う事か?」
「うん♪ アガ?!」
「『うん♪』じゃ、ねえよ!」
雁夜が某アニメの拷問技のモーションに入る。
「やめて! やめて! やめて! やめて! 私は取り敢えず『キッカケ』を
三月(本体)の『
曰く、彼女とチエはこの世界とよく似た
曰く、聖杯と大聖杯の事を知って、自分たちの世界には無いので加わりたくなった。
曰く、このまま自分達のみで行動に出れば何れ『アラヤ』に『世界の異物』として排除される。
曰く、間桐家の雁夜が外国で行動していて接触して『他の世界の魔法』の移植行為(?)に成功した。
「────と、こういう手順で『アラヤ』にこの『他の世界の魔法』をゆっくりと『自分のモノ』と『認知』させる必要があったのよ。 まあ、最後の方は流石に計画を前倒しにしすぎて『アラヤ』が排除行動に出たけど…………」
つまり間桐雁夜が例外中の例外であって『他の世界の魔法』の移植行為に耐え、三月とチエの教えがあって初めて『魔法使い』になったとセイバー運営、ライダー、そして間桐雁夜本人は認識する。
半分ほどは三月(本体)の真っ赤なウソだと理解しているチエだが『何かそうする
「じゃあ、もう一つ質問を。 君は………君達は『これからどうする?』」
切嗣の質問に場がピリッとした緊張感に包まれる。
『大聖杯』に『アラヤ』と言う圧倒的で、巨大すぎる力を持つ者に対しての『これからどうする?』の問い。
この質問の出方次第でこの場で敗北は必須だとしてもセイバー、ライダー、切嗣、アイリスフィール、そして雁夜までもが三月達とチエに何時でも襲い掛かれるように心の準備と覚悟をする。
例え命を費やせても、全く敵わないとしても、自分達が力の限り大暴れをすれば少なくとも聖堂協会とアーチャー運営は騒動に気付き、対処をしてくれるだろうと。
「ん~、特に無いわね。 あ! 桜ちゃんに『三月お姉ちゃん』って呼んでもらう事かな?」
「「「「は?」」」」
「その他は…………う~ん、あまり考えた事ないな~……強いて言えば『皆が幸せになる事』かな? ああ、ちなみに『皆』とは言ったけど私の身の周りの人達の事よ?」
三月(本体)の答えにズッコケそうになる人達を他所に彼女は他愛もなく、普通に『皆が幸せになる事』を願っていた。
「………お前にそれ以上期待していた俺が損した気分だよ」
「んもう! そんなに照れなくても良いじゃん、ツンカリなんだから!」
「誰がツンカリだ! いつまでそのネタ引っ張るんだ?! 密着しちまうだろうが?!」
「じゃあカリカリ君を後で買ってそれで手を打つ────」
「────いらねえよ!」
「じゃあカルシュウムで手を打つ」
「カルシュウムより染毛剤だよ! 見ろよ、俺の髪の毛の色!」
「だから前にも言ったようにそれは『ストレス』の所為であって時間が経てば元通りに戻るって。 それまでまあ……漂白剤がかかったワカメと思えば? あ、貴方の場合はもずくか」
「………………………………………………………………………………………プ」
誰が最初に噴出したのか、誰にも分からない。
だが一度始まった笑う者達は先程のリアル
「ふぉれはほういうふぉとへうか?」←*これはどういう事ですか?*
ただ一人、キッチンから口周りに生クリームを付け、何かを頬張ばりながら数々のケーキなどを乗せたトレイを持つ舞弥を除いて。
「いや、まあ……ちょっと『頭の中』失礼するわよ」
三月(分体)がそう言い数秒後、舞弥は何とか口の中のケーキを呑み込んだ後、笑いに参加する。
この場を大声で起きてしまった桜は階段から寝ぼけながら居間を見ていると────
『────みんな、
そう桜は思いフラフラ~っとその場に参加し、三月(分体)と舞弥が持っていた数々のケーキを見て『大人の皆は桜に内緒でケーキパーティをしていた』と勘違いし、駄々をこねた。
だが最後には皆笑顔のままで、平和なやり取りをしていた。
そして後に参加したのにも関わらず、桜は舞弥とドッコイドッコイ程のケーキを完食していた。
それもあってか、甘党の二人は割と簡単に意気投合し、舞弥は久しぶりに感じない温かさを胸の奥で感じていた。
これを皆と笑いながら話す三月は心の奥で『すべて上手く行った』と言う達成感に浸っていた。
『
…………………
………………
……………
…………
………
……
…
時は更に遡り、半透明の
『霊脈を活性化し、魔力を送り続けろ』と。
その間に『三月』と言う『外来種』の『存在』はようやく自分から切り離していた『外部からの補給』を繋げて、弱っていた自分の『存在定義』を補強し、強固なものへと変えていった。
確かに間桐雁夜達に話した間桐雁夜に施した『裏技』は嘘では無い。
嘘では無いが『全て』ではなかった。
幾ら慎重になり、改造を施したとしても、三月やチエなどの『力』を持った者達が何らかの行動を起こせば瞬く間に『アラヤ』はもっと早く動いていただろう。
そこで間桐雁夜が鍵となった。
彼は『物語』
『桜を幸せにしたい』。
ならばこの願いを実現させられる力を授けて尚、『アラヤ』がその方法を『危険』と思わせなければ良い。
故に三月は改造後の『間桐雁夜』の存在を『肩代わり』していた。 そしてその結果彼女の
そこから雁夜とチエの使う『魔法』の『魔力源』は全て三月が『魔力供給』していた。
おさらいとして、この世界の『魔術』は大きく分けて二つある。 それは『
池より湖。
湖より海然り。
ましてや間桐雁夜に三月達が伝授したのは『
これは術者の『認知』をベースに『魔法』を『創造』する、
『アラヤ』にしてみれば『なんやこれ? ワレ、こんなもん許可した覚えはないで!』と言うようなものだ。
なので三月は限定的に、かつ疑似的に『
だがそれも『アンリマユ』という呪いを『大聖杯』から浄化するまで。
ここからは『アラヤ』との正面切っての対立となる。
そこで三月は『大聖杯』を利用し、『アラヤ』が
例え『アラヤ』と言えど、巨大すぎる力の動きは若干遅れる上に、一度内部へと侵入すれば汚物の排除は難しい、体内へ侵入したウィルスのように。
『アンリマユ』と『大聖杯』のように。
ただここでもう一つの問題が出る。
果たして浄化した『大聖杯』が『アラヤ』を……………『世界の阻止力』の掌握に手を貸しくれるのか?
それ以前にそのような『願い』を承諾してくれるのか?
実はこれに三月は既に考えがあった。
あったと言うか何というか……………………
アラヤ:勝手な事しとんなワレ
作者:ア、イエ、デスカラ『独自解釈』って
アラヤ:なめとんのかテメエ?! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛?!
作者:ヒィィィィ!!!
アラヤ:この落とし前、どう付けんねん?
マイケル:何このやり取り?
ラケール:もう『世界の抑止力』じゃなくてマフィアかブラック会社ね
三月:でも結局『必要の善悪』ってところで同じじゃない?
次の世界でどんな展開を三月達にさせたいですか?
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原作沿い
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原作改変
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作者に任せる
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三月とFATEの関係が気になる、説明求む
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本編早よ!