大学生になった瞬間、平穏は崩れ去りました   作:99.9%果汁

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日常回夏編!


夏は人をバグらせる
ホットな季節は皆リミットが外れる


 夏休み。それを聞いて皆は何を思い浮かべるだろうか。

 

 

 

 夏祭りや花火大会といったカップルが大量発生するというイベントだろうか。

 

 

 

 それとも、彼女のいない陽キャが彼氏彼女をゲットするために海水浴にナンパしに行く、またはされに行くイベントだろうか。ちなみにこれは陰キャが調子に乗って行くと心身ともにかなりのダメージを受けるため行かないことを推奨しよう。

 

 

 

 はたまた、学校がない分働ける時間が増えるという理由(言い訳)または稼ぎ時だという理由(言い訳)で毎日のようにバイトを入れ、今年の夏はバイトしかしてなかったわ~、と夏休み終了後にさも私は社畜になってましたよほざくイベントだろうか。

 

 

 

 …………ごめん、思ったけどこれイベントって言って良いのかな?

 

 まぁ、とりあえず僕が言いたいことは夏は人をいろんな意味で変えるよね。ってことです。

 

 あ、どうも。ようやく夏休みに入り、今年もクーラーの効いた部屋で一人アニメ&ゲームに青春を捧げようとしていた桜岡結羽です。え?さみしい奴だなって。あっはっは。何とでも言い給え。今の僕はいろんな意味で最強なんで何と言われようと痛くも痒くもないのだよ。だから、僕に悪口を言うのは諦めたまえよ。

 

 いや、ほんとやめてね?痛くも痒くもないとは言ったけど、流石に限度はあるからね!これフリじゃないからね!ほんとやめてね!もう枕を涙で濡らすのは懲り懲りなんだから!

 

 っと、そんなアホみたいな独り言は置いといてですね。今日は一応夏休み初日なんですよね。そして、今日はバイトも入れてない。言いたいことは分かるだろう。そう。アニメを一日中観れるということだ!!地味に試験期間はアニメを観る暇もなく、そのくせバイトは休めないしだったのでちょっとアニメも撮り溜めされてるということで消化をしていこう。

 

 

 

「えーと、今日は何観ようかな」

 

「これとか良いんじゃない?あたしも気になってたし」

 

 

 

 どれどれ?あーこれね。炎を扱う消防官の話ね。確か今は二期がやってるのか。えーと、今ある話数はっと……。まぁ、夏始まったばかりだったしまだそんなに話数は溜まってないよな。でも、普通に一期観て続き気になってたから追いかける感じで観ていこうかな。基本的には一気観する派なんだけどね。たまには良いか。

 

 しかしまぁ、これを選ぶとは良いセンスをしておる。これ結構ストーリーがトントンと進むから観やすいし、普通に面白いから好きなんだよね。それになんといっても一期のオープニングのインフェルノの良さよ。僕これ聴いた瞬間、ベース手に取ってたからね?カバーするべく練習頑張ったからね?いやー覚えるの大変だったなー。楽しかったけど。今期も良いのあればカバーしようかなー。

 

 

 

「じゃあ、とりあえずこれ観ようかな」

 

「あ、じゃああたし飲み物取ってくるけど何飲む?」

 

「んー冷蔵庫にド○ペ入ってるからそれで」

 

 

 

 再生リストからアニメを選び、連続再生する。すると、数秒の読み込み時間が流れ、テレビ画面にアニメの冒頭が流れ始めた。うんうん、ジ○ンプ系のアニメって感じがするよね。絶対に前回のおさらいある感じ変わらないなぁ。

 

 

 

「ちょっと、あたしが戻ってないのになんで再生するかな」

 

「まぁ、まだおさらいみたいな冒頭部分だから内容入ってないよ」

 

「それならまぁ……いいか。はい、これド○ペ。ほんと好きだよねこれ」

 

 

 

 いやいや、ド○ペはオタクなら大半の人が好きでしょ。このなんとも言えない味が美味しいのに。炭酸飲料の中でこれが一番好きって言える自信あるよ。あ、ド○ペ知らない人は是非近くのスーパーや自販機を探してみてくれ。茶色のような紫のようなラベルが目印だからね。まぁ、でも探せって言っても取り扱ってる店舗が少ないのよな。地元なら家の近くのスーパーで普通に売ってたんだけどねー。こっちじゃ、どこ探しても売ってないからネットで買うことになっちゃったもんなー。製造会社もコ○コーラなんだけどねー。

 

 ちなみにこれを薬の味がするとか言う奴はチョコミントって歯磨き粉でしょ?って言ってくる奴と同じくらい論外だと思ってるので、僕の前でそれ言ったら戦争ね。…………うん、美味しい!

 

 

 

「あ、ポテチも持ってきたけど食べる?」

 

「ん、いただく」

 

 

 

 アニメを観ながらド○ペを飲み、ポテチを食べるというこの背徳感よ。しかも、うちに数あるお菓子からポテチを選んだ彼女は本当僕のことを分かってる。うん、美味しい。ちなみに僕はポテチの中ではうすしお味が好きです。そして、彼女が選んだのもうすしお味。流石ですね。この甘いのと塩っぱいのを交互に食べるのが良いんだよね。いやー、手が止まりませんな~。

 

 ………………はて?今更だが、何故僕しかいないはずの家に女の子の、しかもすっごく聞き慣れた声が聞こえるんだろうか。あっれれー、おっかしいぞー。(某小さな探偵風)

 

 

 

「……ところで何で居るん?」

 

「え?鍵開いてたから」

 

「あ、そう」

 

 

 

 ………………いやいや、ちょっと待ってくれ。今日はまだ玄関の鍵を開けた記憶がないぞ?なんなら、今日はゴミの日でも無いから外に出る用事もない。昨日から閉まってるはずだが?しかも、しっかり鍵も変えたから合鍵でもなけりゃ入れないはずなんだが?ねぇ、そこんとこどうなんですかね?ねぇねぇ。

 

 

 

「うん、今良いとこだから後でね。あと、顔うるさいから」

 

「あ、はい。すんません」

 

「ん、ポテチも食べなよ」

 

「……いただきます」

 

 

 

 あれ?ここ僕の家だよね?ポテチも僕のだよね?なんで僕が悪いみたいになってんの?あと、純粋に顔がうるさいは悪口なんで止めてください。あ、すんません。うるさかったですね。すんません。謝るんで睨まないでください。ごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー面白かった」

 

「それはようござんしたね」

 

 

 

 結局五話分一気に観たけど最初の方の内容が入ってこなかったので後でもう一回観る事にします。いや、アニメの事は一度置いといてね?いや、ほんと色々突っ込ませて?おかしいよね?なんで居るの。いやほんとなんで居るの?何?今の女子高生の間では異性の家に不法侵入するのが流行ってるの?もしそうなら日本終わってんな。

 

 

 

「それで?結局なんで居るの?どっから入ってきたの?いつからいたの?」

 

「あー面倒だから一気に聴かないで。順番にして」

 

 

 

 なんで僕が文句言われてるんですかね。文句言いたいの僕なんだけど?すでに上下関係ができはじめてるこの現状に僕はびっくりです。将来、尻に敷かれるタイプだな~。まぁ、そんな相手なんていないけどね!……うん、自分で言ってて悲しくなってきた。

 

 

 

「じゃあ、いつからいたの?」

 

「なんか一人語りしてる辺りから」

 

「うん、しっかり最初からいたんだな。ついでに聞くがどっから入ってきた。玄関は閉まってるはずだぞ。しかも、鍵もしっかり変えたし」

 

 

 

 あれ?自分で言っててなんか嫌な予感がしてくるのは気のせいだろうか。あと、なんとなくさっきからクーラーの効きが悪い気がする。買ったばかりなのに故障か?流石にそれは勘弁して欲しい。こんな暑い日にクーラー壊れたりしたら確キルされるのと変わらんぞ。

 

 ん?ところでなんでお前(美咲)はベランダの方を見てるんだ。ベランダに何かあるのか?…………あ、はい。もうどっから入ってきたとか言わなくて良いです。もう理解したんで。あと、なんかクーラーの効き悪いなぁって思ってたらベランダがっつり開いてるじゃないですか。でも、ご丁寧に網戸は閉められてる。うん、網戸閉めるなら全部閉めろや。そういえばあなた小さい頃も玄関開いてないときベランダから侵入してきたよね。ここ一応二階だからやめようね。まぁ、言ってもやめないのが美咲だけどさ。

 

 とりあえず、ベランダを完全に閉めるとようやく部屋に涼しい風が充満し始める。はぁ、涼しい。

 

 

 

「で?さっきまで普通にアニメ観てたけど結局のところ何しにきたん?また、お使いでも頼まれたんか?」

 

「いや?今日はあたしもバイト無いし、暇だったから最悪車出させてどっか連れてって貰おうかなと思っただけだよ。どうせ結羽兄は聞くまでもなく暇でしょ?」

 

「うん、その申し訳も無く堂々と言えるところは褒めてやるが、今日は絶対外出ないから車出せって言われても出さないぞ?あと、どうせ暇って何だどうせって。僕を何だと思ってる」

 

 

 

 全く僕にだってバイトがあるかもしれないし、友達は居なくても外に出る用事はあるだろう。てか、家には引きこもってるが決して暇じゃないぞ。アニメや買いだめした漫画や小説の消化に忙しいんだから。まったくいつまでも失礼な従妹だ。なんでそんな風に育っちまったんだ。お従兄さんは悲しいよ。

 

 

 

「友達居ない根暗ボッチのアニオタ、でしょ?」

 

「平然とオーバーキルしてくるのやめようか?冗談でも泣ける自身あるから」

 

 

 

 なんで僕は夏休み初日から年下の従妹に罵倒されてるでしょうか。いやね、友達居ないのも根暗ボッチのアニオタなのも認めてるけどさ?認めてるけど面と向かって真顔で言われるのはちょっと凹むんです。豆腐メンタルなんです。木綿派だけど今は絹豆腐なんです。てか、そんな僕のところに遊びにくる美咲はどうなんだよ。美咲は友達もいるんだろうから暇ならそいつらと遊びに行けよ。まぁ、僕美咲の友達知らんけどね。逆に従妹の友人関係とか知ってたら怖いか。

 

 

 

「まぁ、別に今日は外も暑いし、あたしも外出る気なくなったからここでアニメ観ながら涼もうよ。あたしもいくつか観たいのあったし。いいでしょ?」

 

「それくらいなら……まぁ、いいか」

 

 

 

 

 

 

 

 結局夜遅くまで美咲とアニメ観ながら過ごし、車で家に送りました。いや、ほんと何しに来たんって感じだけどね。まぁ、普段は色々と巻き込まれるし、今日みたいな日があっても悪くない。悪くないってか、僕としては毎日こうであって欲しいんだけどね!あ、待って。またフラグ建った気がする。今の無しで!カットでお願いします!(土下座)




こたつに入り、熱いお茶を飲むのが好きな果汁です。冬なのに夏のお話しを書いてるこのよくわからない感情がたまらなく好きです(意味深)
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