大学生になった瞬間、平穏は崩れ去りました   作:99.9%果汁

12 / 37
色々オチ考えてたら時間掛かりすぎた。2つ一気に挙げます。


免許を持っているとモテるとは言うけど実際は足要員

「いっくよー!!」

 

 

 

 あぁ……。

 

 

 

「ちょっ、ひまり!どこ狙ってんのさ!」

 

 

 

 なんでこうなったんだ…………。

 

 

 

「桜岡さん、どうしたんです?」

 

 

 

 今の状況に嘆きながら目の前でボール遊びをするAfterglowの姿を見ていると、僕の中で天使として認定された羽沢さんが心配そうに声を掛けてきた。うん、何でも無いんだ。いや、何でもなくはないか。あ、あと可愛いねその水着。似合ってますよ。まぁ、絶対に口には出さないけどね。セクハラになるだろうから。

 

 凄いよね。今の時代って少し髪型褒めたり服褒めたりするだけでセクハラになるんでしょ?え?そんな事無い?それは流石に被害妄想しすぎだって?いやいや、嘘でしょ?だって、高校の時にたまたま鉢合わせした同じクラスの女子の服装褒めただけで「変態」って罵声浴びたんだよ?しかも、その女子そのあとめっちゃ顔赤くして逃げ去っていったし、僕やっぱ嫌われてたみたいです。まぁ、通報はされなかったんだけどね。あ、思い出したら泣きそうになってきた。

 

 っと、話が逸れましたね。どうも、今なんでこんな状況に陥ってるのか自分でもよく分からないけど、天使(羽沢さん)は今日も天使でしたと再確認した桜岡結羽です。え?今何してるかって?水着って単語とボール遊びって単語出た時点で分かるでしょ?はい、そうです。僕は何故か今Afterglowと一緒に海に来てます。いや、ほんとなんでこうなったんだ?

 

 確か事の発端は―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うへぇ、バイト疲れたー。なんで今日こんなに忙しいんだよ」

 

 

 

 今日はCircleでバイトの日だ。しかし、何故か今日は利用客が多い。特にバンド練が多く、見知った顔もいくつかあったのだ。今はなんとか一息つき、まりなさんに休憩を貰ったため事務所で椅子に座りながら目の前にある長机に顎を乗せ項垂れているところだ。しかも、季節は夏。冷房も効いているはずなのに汗が止まらないのは何故だ。あー暑い。

 

 

 

「はぁ、こういう日はアニメだと海やらプールやら行くんだろうな。まっ、僕みたいなボッチには無縁のところだけどね」

 

 

 

 そんな事を溢しているといきなり事務所の扉が勢いよく開いたのだ。

 

 

 

「じゃあ、そんなゆーくんに朗報でーす」

 

「…………は?」

 

 

 

 扉が開かれた先には今スタジオを借りてバンド練をしているはずの小悪魔(青葉)と上原さん、そして天使の羽沢さんがいた。うん、一つ言わせて。ここ事務所よ?なんで勝手に入ってくるんですか?美咲といい君たちといいほんと自由だよね。てか、朗報って言うけど君の口から放たれる朗報って絶対僕にとっては良い物では無いよね?確実に凶報だよね?なんとなく嫌な予感しかしないんだけど?最近嫌な予感が自分の中で口癖になりつつある気がするのは気のせいでしょうか。

 

 

 

「ゆーくんにはモカちゃん達の保護者になって貰いまーす」

 

「………………はい?」

 

 

 

 ごめん、青葉よ。ドヤ顔でそう言ってくるのは可愛いが、意味が分からんぞ?趣旨が掴めんぞ?どういう意味です?誰か説明求む。

 

 

 

「ちょっとモカ!それじゃあ結羽さん分からないでしょ!もっとちゃんと伝えないと!」

 

「えー?じゃあひーちゃんよろ~」

 

 

 

 うん、ほんと君は自由だね。青葉。上原さんも羽沢さんも苦笑いしてるし、今のうちに逃げられないかな。逃げられないか。いや、まずもって逃がして貰えないか。諦めよう。

 

 

 

「えっと、いきなりすみません結羽さん。いきなりで悪いんですけど明日って暇ですか?」

 

「……うん、暇か暇じゃないか聞く前にちゃんと(・・・・)した説明を求む、羽沢さん」

 

「あはは……。えっとですね。明日、私達Afterglowで海に行こうってなったんですけど……」

 

 

 

 ……?それと僕が保護者になるって何の関係が?うん、考えたけど理解が出来ない。海なんて普通に電車で行けると思うんだがな……。

 

 

 

「その……場所がですね電車だと結構時間がかかる場所でして……」

 

 

 

 ふむ、じゃあ電車で行けるとこに行けば良いと思ってしまうのは僕だけでしょうか。まぁ、言わないけどね。泣かれたら悪魔(まりなさん)呼ばれるし上、最悪案件になるし。てか、普通に考えて天使泣かすとか極刑ものだよね!流石に僕でもやばいのは分かる。

 

 しかし、なんでそんな時間の掛かる場所にわざわざ行こうと言うのか……ん?なんだ青葉。これはチラシか?…………ふむ、『今夏の大食い王は誰だ!焼きそばパン大食い対決!優勝者にはパン一年分を贈呈します!』。はい、理解しました。うん、これが目的か。

 

 チラシにはそう書かれており、チラシの端の方にはしっかり住所と開催日時も記載されていた。あー確かにここの海は遠いんだね。納得納得。…………うん、遠いのは分かった。でも、なんで保護者?高校生なら別にまだ保護者いらんでしょ?見た感じ深夜まで外ほっつき歩いたりするわけでもなさそうだし。ん?今度は何です?上原さん。ふむ、なんでこれ撮られてるんですかね?てか、いつの間に撮られてたんですかね。

 

 上原さんが見せてきたスマホの画面には僕と従妹(美咲)のツーショット写真が映っていた。しかも、しっかり僕が車を運転してるところも撮られてね。うん、ほんとどこから撮ったの?君文○砲に就職出来る素質あるよ。確信はないけど出来ると思う。(適当)

 

 てか、普通撮るか?まだ数回会っただけの相手を。言っとくけど僕ただの一般大学生よ?YouTuberでも有名人でもないただの一般大学生よ?しかも、美咲も一緒に撮られてるしで自分で言うのもなんだけど犯罪臭凄いな。まぁ、あいつ相手に何かを起こす気なんて死んでも無いんだけどね。ただ、一つ言える事は美咲の格好が制服じゃなくて良かった。制服だったらしっかり両手に手錠掛けられた上に、蝶○似の警官に制裁のビンタされてた。あぁ、ほんと良かった。いや、写真撮られてる時点で良くはないんだけどね。詰み一歩手前だからね。

 

 

 

「結羽さん!車持ってるんですよね!もし良ければ私達を連れてってくれませんか!」

 

「…………は?」

 

 

 

 え?そっち?あ、そっちですか。そっちなんですね。いや、残念ではないよ?だって、興味持ったのが美咲と一緒にいるところじゃなく車持ってるってとこなんだから。いやー、ツーショ写真見せられたときは少しだけ通報されるかもって覚悟したけど、いやー車かー。うんうん、そうかー。

 

 …………つまり、足要因ですね?そうなんですね。めっちゃ可愛い笑顔で足要因として僕を誘ったんですね。そうですか。いや、別に良いんですよ?ただね?僕の車って軽なんだよね。だから乗せられたとしても3人までなんだよね。定員が。行くのが君たち3人なら別に問題も無いんだけどね?行く場所が海って時点で絶対残りの2人もくるよね?あ、残りの2人って言うのは赤メッシュが特徴の美竹さんと赤髪ロングの姉御肌が特徴の宇田川さんね。

 

 え?軽しかないならレンタルでもしてこいって?いやいや、そりゃ借りることは出来るだろけど前日よ?行けると思う?しかも、今日はバイトで夜までシフト入ってるし、休憩もあと30分切ってるからね?借りるにしても猶予すらないのよ?無理でしょ。だから、今回のことが申し訳ないんだけど断りの返事をしよう。いやー、ほんと残念だなー。前日じゃ無ければ絶対にレンタルして連れてったのになー。いやー残念だなー!(すっとぼけ)

 

 だがしかし、まだ残りの2人が行くとは限らない。まずは、軽しか持っていなく連れて行けるのは3人までということを伝えなければ。

 

 

 

「いや、別に連れて行くのは構わないんだけどね?僕が持ってる車って軽だから連れて行けても3人が限界なんだよね」

 

「あっ……そうなんですか……」

 

 

 

 予想通り、僕の返事を聴いた瞬間上原さんと天使(羽沢さん)がしょんぼりと落ち込み始めた。うっ、罪悪感が……。しかし、ここで折れては明日の休みが無くなってしまう!ここは心を鬼にしてもなんとか乗り切らなけ……れ、ば?ってあれ?青葉はどこ行った?さっきから静かだと思ったがどこに?

 

 

 

「え?車?うん、大丈夫だよー!明日は使う予定もないから全然使ってー!」

 

「ほんとですかー。ありがとうございますーまりなさんー」

 

 

 

 …………あっ(察し)

 

 

 

「ゆーくん、車ならまりなさんに借りれたよー」

 

 

 

 こんの小悪魔め!あ、上原さんも羽沢さんもこっち見ないでください。あなた達さっきまで落ち込みオーラ半端なかったくせに何ですか今は。もう今すぐ行きましょうみたいなオーラ全開じゃないですか!しかも、青葉は青葉でその様子を見てニヤニヤ笑ってるしやはり策士だったか!あははー貴重な休みが(諦め)

 

 

 

「明日の連絡は今日の夜に送りますね結羽さん!」

 

「桜岡さん、明日はよろしくお願いします!」

 

「これはもう行くしかないですなーゆーくん」

 

「」

 

 

 

 はい、明日はAfterglowの足になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまぁ、そんな事が前日にありましてね?今は海に来てます(二回目)いやー太陽があっついぜ!いや、結構ガチで暑いです。てか、気温いくつよ?ふむ、40.2℃。…………殺す気かな?いや、もう殺す気でしょ!太陽さん!何ですか?恨みでもあるんですか!恨みしかないですよね!そりゃあ、足要因とはいえ美少女5人と海ですもん。太陽だけじゃなく周りの人(主に男だけど)からもめっちゃ見られてましたもん。

 

 それにこんだけ気温高けりゃ肌もヒリヒリしてきますよね!レンタルしてきたパラソルとか全く意味を成してないもん。てか、シート敷いても砂浜がもう火傷するくらい暑いからシート越しにケツが熱くなるんですよね。タオル持ってきて良かった。無かったらケツが火傷する。いや、これほんと冗談抜きよ?

 

 とりあえずTシャツ脱いでパーカー羽織るか。もう凄いよね。動いてないのにTシャツが汗で濡れてるんだもん。まるで水場に沈めたくらい乾いてるところが無いんだもん。絞ったら出てくるんじゃないってくらい濡れてるもん。まぁ、汚いから絞らないけどさ。

 

 え?そんな暑いならパーカーも羽織らなきゃ良いって?アホか?アホなのか?そりゃあ遊ぶってなったら脱ぎますよ?ただ、遊んでもない時にパーカー羽織らずに水着一枚とかシートが確実に汗で汚れますやん。いやね?一緒に来てるのが男だけだったら別に気にしませんよ?ただ、今居るの女子高生だからね?9割女子だからね?普通に遊び疲れて、帰ってきてシートに座ったら僕の汗でシートが濡れてるとか女子高生からしたらトラウマもんでしょ。まぁ、多分Afterglowの子らは良い子ばっかりだからそんな事は行ってこないと思うけどね。一応保険としてね。

 

 いやー、しかし外暑いなー。買ってきた飲み物速攻で無くなるし、あんな暑い中でほんとよく遊べるな皆。引きこもりにはつらいぜ!

 

 

 

「桜岡さん大丈夫ですか?」

 

「大丈夫ですよー。それより皆ほんと元気だねー」

 

「あはは、モカちゃんと巴ちゃんはこの後にある大食い大会のためにお腹減らしてるみたいですよ。ひまりちゃんは元からあーいうの好きですし、蘭ちゃんは付き添いみたいなものですね」

 

 

 

 うんうん、元気なのは良いことだよ。ただね?ほんと水分補給だけはしっかりしてね?冗談抜きにこの暑さ死人出るから。何ならさっきからピーポーピーポーって聞こえてくる位だから。え、マジでさっきから30分に一回は来てますよね?いや、ほんとお疲れ様です。




To Be continue...
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。