大学生になった瞬間、平穏は崩れ去りました 作:99.9%果汁
季節は夏。それはもう嫌になるほど暑く、気怠さが増す季節だ。
今日も今日とて東京の気温は38℃を余裕で超す程らしい。
普段であれば暑いだの、家から出たくないだの、冷たい物を欲すだの言いたいところだが、あいにく今日に限ってはアッツアツのおでんでも食べたい位だ。
あぁ、安心してくれ。頭はまだ正常だ。…………多分。
じゃあなんで38℃も超える気温の中熱々のおでんを欲してるかって?そんなの決まってるだろう。僕は今
もう大体ここまで言えば見当も付くだろう。え?付かない?ちゃんと説明しろって?
……コホン。では、簡潔に。
【雪国、拉致、ハロハピ】
ここまで言えばもう分かるだろ?そうです。またですよ。また、拉致られました。しかも、しっかり寝ている時間帯にです。おっかしいなぁ。僕住所教えた覚え無いんだけどなぁ。(白目)
教えた覚えって言うか僕の住所知ってるのって従妹の美咲くらいなはずなんだよね。でもさ?このもう言っちゃ悪いけど常識知らずの集団に美咲が関わってるとは思わないんですよ。例え、僕と同じ巻き込まれ系の人間とはいえね?流石にあのやばやばお嬢様率いるハロハピに美咲がいるとは思わないんだ。なんか前に拉致られたとき美咲がいないだのなんだの言ってた気がするけど、流石に同性同名なだけだよね。…………だけだよね?(震え)
はい、今絶対フラグ建っただろって思ったそこのあなた!これ以上は何も言うな。言うんじゃない。てか、まぁ正直なところ本当に美咲がハロハピのメンバーだったらどこにいるんだって感じなんだけどね。だって、今一緒にいるのは僕の中では三大やばい奴の一人弦巻さんに、口を開けばコロッケを連呼してる北沢さんに、同じように儚いが口癖の瀬田さんに、ふえぇしか言わない美少女な松原さん。そしてピンクのクマとしか説明のしようがないミッシェルさんなんですよ?
しかし、ミッシェルさんは暖かそうですね。僕も着ぐるみ欲しいです。夏は流石に死にそうだけどこの気温なら絶対暖かいでしょ。中に居るのが男性なのか女性なのか分かりませんが変わってほしいものです。……いや、あの、変わって欲しいとか冗談なんで無言で近づいてくるのやめてくれません?怖いですよ?あの……すんませんでした!いや、ほんともう無言で顔近づけるのやめてください!その無言の圧怖いから!せめてなにか喋ってください!
とまぁ、そんな冗談は置いといてですね。なんで僕がハロハピの集団と雪国に来てるか何ですよね。てか、ほんとここどこよ。とりあえず日本じゃないのは分かるよ?だってどこ見ても日本人居ないし、それどころか人が居ないし。ほんとどこなの……。
「んー!結羽もこれなら涼しいでしょ!」
HAHAHA。この金髪お嬢様はやっぱり頭のネジがいくつか外れちゃってるのかな?ここの気温いくつと思ってるんですか?余裕でマイナスは超えてますからね?何ならコートとかじゃ凌げない位の寒さですからね?ほらもう松原さんも寒さのせいなのかふえぇにもビブラート掛かってるもん。……ごめん、めっちゃ可愛いです。ビブラート掛かってるの気づいて少しだけ顔赤くしてるのめっちゃ可愛いです。はい。もちろん口には出さないけどね。
てか、そんな状況で「これなら涼しいでしょ?」って普通に考えてやばいでしょ?あなたあ○こべクリームでも塗ってるんですか?って思うよね。ふと、頭に出てきたけどあ○こべクリーム知ってる人居るのかな?もしかして時代感じたりとかしないよね?流石に僕と同い年の人は知ってるよね?知ってるって言って。(切望)
今思ったけど弦巻家なら普通に作れそうだよね。弦巻さんがお願いしたら普通に出来ましたとか言って持ってきそう。ちなみに今僕が欲しい道具はどこでもドアですね。理由なんか聞かなくても分かりますよね。今すぐ家に帰りたいですよ!こちとら寒いんじゃ!なんでこの状況に陥ってるのかもよく分かってないんだから!
「あのーなんでここに連れてこられたんですかね」
「だって、昨日あなた言ってたじゃない!暑いから涼しいところに行きたいって!」
「」
おっとー、もしかしてこの場所にいる原因僕の言葉が原因ですか?
嘘でしょ?流石に冗談だよね?そりゃあ確かに昨日はCircleの冷房が完全に壊れてなおかつ気温も最高気温超えててまぁ、要するにCircleは地獄の様な暑さだったから家に帰りたいという意味を含めての涼しいところに行きたいとは呟いたけどさ。まさか、聞かれてたのか。いつの間に……。
あ、待ってくださいミッシェルさん。なんで無言でまた近づいてくるんですか?しかも、その手に持ってる縄はなんですか?え?まっすぐ立てって?あ、はい。これでいいですかね?てか、あの何してるんですか?
「……よし、これで準備完了」
……あのなんで僕はミッシェルさんに縄でぐるぐるに縛られてるんですかね?しかも、小さい声で準備完了って僕何されるんですか!ちょっと待って!ほんと何する気ですか!てか、よく結べましたね。クマの手で。DJといいなんか器用すぎません?
「みさ……み、ミッシェル?な、何しようとしてるの」
「あ、花音さん離れててください。危ないですから。ところでこころ、あれの準備は?」
危ないって何!あれって何!ほんと待とう!一回話し合おう!僕ら分かち合えると思うんだ!ミッシェルさん!お願いします!何で持ち上げるんですか!てか、どんな筋力してるんですか!下ろしてください!お願いします!
「あれね!もちろんミッシェルの言うとおり準備万端よ!」
「こころんにミッシェル何するの?」
「いやねー。ここにいるユウさんが寒い中でも花火をしたいって言うからこころに準備をお願いしといたんだよ~」
「しっかり準備をしといたわ!」
「あぁ、なるほど。流石は結羽さんだ。寒い中でも皆を楽しませるエンターテイナーとしての心を忘れない大人な考え。あぁ、儚い……」
「こころんもミッシェルもゆーくんも流石だね!」
花火って何!僕一言もそんな事言ってないんだけど!てか、なんでそこで二人は納得したかのように頷くのさ!しかも、瀬田さんに至っては最後の儚いはもう言いたいだけだよね!意味分かってないよね!
「じゃあユウさん行きますよー」
「え?いや、ちょッ待っt……」
「そーい」
「」
なんかいつの間にか設置されてた大筒に足から入れられました。すっぽりとはまるこの感覚。落ち着きます。まぁ、気分は樽に入って飛ばされる準備をしている黒髭さんの気分ですがね。まったくいつ飛ばされることやら。
…………ちょっと待って。花火の準備ってそう言うことですか?皆で打ち上がった物を見るんじゃなくて僕が打ち上げられるんですか?なるほど花火になって散ってこいとそういうことですね。なるほどなるほど。
うん、ほんと助けて?誰でもいいから助けて?土下座でも何でもするんで許してください。お願いしますぅ!あ、今更ですけど何故か極寒の地で花火になって散りかけてる桜岡結羽です。最後にもう一度言わせてください。マジで助けてください。
「じゃあ行くよー。点火~!」
鬼と化したピンク色のクマが大筒の導火線に火を着けた瞬間、数秒のヂヂヂという導火線が燃える音が聞こえ、すぐに火薬の爆発音とともに僕は空に打ち出されました。空へと飛ぶ瞬間、弦巻さん、北沢さん、瀬田さんの三人の笑顔と松原さんの困惑した表情、そしてミッシェルさんの無機質な瞳が見えました。……おっと、そろそろ花が咲く瞬間か。みんな次回もまた見てくれよな!(白目)
「「「た~まや~!!!」」」
「ふ、ふえぇ……」
「はぁ、汚ぇ花火だ……」
ドーンと花が咲く音を聞く中で僕はもう二度と弦巻さんの居そうなところで安易に発言はしないと誓います。まさか、雪国まで拉致られて花火として打ち上げられるとか誰が想像したよ。ほんとさぁ、勘弁してくれ。(白目)
あと、ミッシェル。汚ぇ花火って聞こえてるからな!次会ったらただじゃおかんからな!てか、これどうやって降りるんですか?パラシュートはどこですか!どこにあるんですか!冗談抜きに死んじゃいますよ!てか、もう地面じゃn…………あ、オワタ。
これが今年最後の投稿で次の投稿は年明けの9日以降になります!それまで皆お気に入りと評価、感想を送って元気で待っててね!
今年も恋人の居ないクリスマスを過ごす果汁からでした。(涙目)
来年もよろしくお願いします!