大学生になった瞬間、平穏は崩れ去りました 作:99.9%果汁
頑張った。文才の無い僕にしては本当に頑張った。
ということでどうぞ!!
「もう聞いても意味ないんだけど聞くわ。なんで毎回起きたらいるんだよ」
「鍵を開けたまま寝るのが悪いと思う。不用心過ぎ」
「不用心って言うけど昨日はしっかり鍵締めたから。んで、実際今日はどこから入ってきた。どうせ窓からだろ。開いてるし」
「昨日からいたけど?窓もさっき開けたし」
「求めた解答が斜め上過ぎる件について。昨日からいる時点で色々怖いけど、それに気づいてない僕も怖い」
「なんなら昨日は晩ご飯も一緒に食べたはずなんだけど?」
「いやほんと昨日のうちに気づけよ僕!一体何やってたんだ!」
ほんと何やってんだか(白目)
はい、もう言わなくても分かりますよね。いつものあれです。起きたら美咲がいたんです。しかも、今回に至っては見るからに泊まってる。なんなら僕が寝てたベッドの隣に来客用の布団が綺麗に畳まれてるんです。完全に泊まってるよね。
あ、先に言わせてください。当たり前ですが一切手は出してませんよ?R18指定に引っかかりそうな事なんて一切してません。てか、出した時点でピーポ君呼ばれます。
あ、どうも。絶賛
いつもは用もなく朝から起こされることは多々あるけど今日に限ってはなんで来たというか泊まってんだよ。君今日も文化祭の日でしょ?普通に学校行かないとじゃないの?なんで泊まってるの?
「伊澄さんにお願いされた」
「何を?」
「何があっても結羽兄を連れて来てくれって」
「……いや、流石に逃げませんよ?」
「一応これも預かってきたけど……これ必要?」
「首輪じゃねぇか!あいつ人の従妹になんちゅーもん渡してんだ!」
「ネームタグにユウって入ってるけどまさか結羽兄のじゃないよね?流石に引くんだけど……」
あの、まだ僕のだって言ってないのになんでそんなゴミを見る目でこちらを見るんですかね?何度か伊澄君に着けられたことはあるけど、実際僕のじゃないから!なんならネームタグ付いてたのも昨日からだから!だからそのゴミを見る目やめてください!朝からそれはきついから!人によってはご褒美ですとか喜ぶ状況なのだろうけど僕からしたらただただ地獄でしかないから!
「2人で来るなんて珍しいですね」
「あはは、美咲に無理矢理連れてこられたんですよ(白目)」
「ところで桜岡さんの首に着けてるのは……」
「羽沢さん、それ以上は触れちゃ駄目だよ」
「僕からもお願い。どうか触れないで」
「あ、あはは……」
拝啓
叔父さん叔母さんそして母さん父さんお元気ですか?
僕は今のところ元気です。
天使な女の子に苦笑いされてかなり精神的に病みそうですがなんとか元気です。
従妹に首輪着けられて女子校に連れてかれましたが僕は元気です。
ただ、叔父さんと叔母さんそして母さん父さんには一言ずつ言わせてください。
叔父さん叔母さんへ
なんで美咲に従兄に首輪を着けて登校するなと教えなかったんですか。
母さん父さんへ
僕は従妹の美咲に汚されました。僕は汚れてしまいました。社会的にですが。
お願いだから助けてください。
ps.先に言っておくけど変な性癖には目覚めてないからご近所に僕のこの手紙をコピーしてポストに放り込むんじゃねぇぞ。振りじゃねぇからな。絶対やめろよ!やめてください。
可哀想な息子より
「あの、桜岡さん大丈夫ですか?」
「これが大丈夫に見えたらこんな苦労はしなかった」
「おー誰かと思ったらゆー君じゃありませんかー」
「結羽さん、何着けてって……うわぁ」
はい、僕の人生の中で
あと青葉?なんで君は僕にカメラを向けてるのかな?え?何見せてくれるの?ほほぅ、めっちゃ画質良いですね。羨ましいです。…ってそうじゃなくて。
……は?今の写真をAfterglowのグループに送っただと?HAHAHA…………何奢ればいいんですかね?お願いだから消してください。
とりあえず美咲に首輪を渡した伊澄君はピックを鼻に突っ込むだけでは済まさないことが決まりました。あれですね。ピックだけじゃなくて弦も突っ込んでやるわ。ほんとはゴム紐なんだけど遠慮なんていらないですよね?しっかり鼻掃除してやるわ。
「と、とりあえずこれで受付はOKなんで楽しんでください!」
「どうしよう羽沢さんが凄く天使に見える」
「ゆー君もとうとうつぐの良さを知ってしまったか」
「つぐに変なことしたら許さないから」
「その時はあたしが責任を持って処理しますよ」
健気すぎる羽沢さんに癒やされてる中、隣から不穏な言葉のキャッチボールが聞こえた気がするけど気のせいだと思いたい。受付が終わった後は美咲に連れられる中、知り合いがいるクラスを中心に色々連れ回され、奢らされた。
別に奢るのはいいんだ。ただ、一言言わせてくれ。
リサさんと友希那さんのクラスがやってる猫カフェ行ったんだけどめっちゃ天国でした。メイド服に猫耳めっちゃ良かった。特に友希那さんの恥ずかしがりながらも接客する様子が可愛すぎて尊死するところでした。2人は黒猫がテーマなのか黒い衣装に黒い猫耳を付けててもう無理ぃってなったよね。まぁ、美咲にはまたゴミを見る目で見られたけどね!
あと、同じカフェつながりで薫カフェっていうのがあったんだけど、あそこだけは近づかない様にしてたのにまたもや気づけば王子と化した瀬田さんに美咲と一緒に接客されてました。あの時に限っては美咲も多少なりとも慌ててたな。まぁ、すぐにあぁ…またこれか、って感じで静かに紅茶飲んでたけど。慣れって怖いね。僕は一生慣れない気がするよ。絶対に。
その後も、紗夜さんと見回りという名のデートをしてた日菜さんに捕まってポテト奢ったり、あこちゃんのクラス行けばあこちゃんたちとミニライブしたり、休憩がてら広場に行けばダンス部でリサさん達がキレッキレのダンス踊ったりしててかなり濃かった。
まぁ、どこに行くにしても美咲が着いてきてたんだけどね。別に逃げないのにね。美咲だって友達やバンドメンバーと回りたいだろうに。
『選ばれたのは綾○でした』
廊下の真ん中でこれが流れた瞬間、周りにいた一般客や女子高生たちに奇異な見られたのでいい加減この着信音変えようと思いました。って、出なくちゃか。
スマホの画面には伊澄君という3文字が表示されていた。
『はーい、楽しんでるー?』
「出たな、元凶」
『電話的に出たのは結羽なんだけどねー』
「誰が上手いこと言えと?」
『まぁまぁ。それよりお楽しみのところ悪いけど、そろそろ時間だから会場に集合でよろしくー』
「言いたいこととか色々あるけど分かった。今から向かう」
『Afterglowです!』
美竹さんが挨拶するなり客席から歓声が上がる。昨日も思ったけどライブに参加してる5バンドって全部めっちゃ人気よね。僕も初めて彼女達のライブを見たときはかなり惹かれたものだけどやっぱりそれだけ惹かれる存在になれるってすごいよなぁ。
『1曲目…Crow Song』
宇田川さんの4カウントで曲が始まる。懐かしいなこれ。昔観たことあるけどこれも文化祭ならではの曲だよね。しかも、力強く歌う美竹さんにもあってるロックな曲だからかマッチしててめちゃくちゃ良いのよこれが。
しかし、本当に久々に聴いたな。あのアニメでは涙腺がしっかり崩壊させて頂きましたよ。えぇ。
2曲目は天ノ弱だった。
これもボカロが好きな人には知っていて当たり前と言える曲だと思う。初めて聴いたときは曲調とかに惹かれたんだけど途中から恋愛ソングって言うか失恋ソングって言うのかな。そういうのだって気づいてからまた見方が変わったよね。まぁ、なんにせよ天ノ弱は最高ってことだよね。
『最後……Scarlet Sky』
美竹さんのギターから始まり上原さんのベース、青葉のギター、宇田川さんのドラム、羽沢さんのキーボードが参加してくる。この曲は多分オリジナルなんだろう。迫力がカバー曲とはまた違う。それにこの曲聴いてると最後の最後までいつも通りを目指すAfterglowらしい曲だってのがわかる。正直、Roseliaのレベルはかなり高いけどAfterglowも負けてないところが凄いよね。
結果Afterglowのライブはかなり盛況で歓声もかなり多かった。
……なんというか昨日も思ったけどさ。Afterglowの後とかRoseliaの後にやる僕達のプレッシャー半端なくない?え?これで最後に僕達が出て最後まで会場静かだったりしたら泣けるんだけど。普通に考えて全く知られてない無名バンドが出るってだけでかなりプレッシャー強いのにさらに彼女達の後にやるって事でしょ?これを考えた伊澄君は鬼か何かかな?
そんな事を考えてたらいつの間にかAfterglowは舞台袖に捌けており、いつの間にか準備を終えていたRoseliaがステージに立っていた。うわぁ、Afterglowの時も思ったけどやっぱRoseliaの圧倒的強者感よ。ステージ立つ前にトイレ行っておこうかしら。
『Roseliaです』
『やっほー!皆文化祭楽しんでるー☆』
友希那さんとリサさんの言葉にさらに会場に歓声が広がる。僕達もそろそろ移動しないと行けないので舞台袖に向かいながらRoseliaの演奏を楽しむとしますか。
『1曲目行くわよ!Red fraction』
紗夜さんの演奏から始まった曲だったが、一言で言うと何言ってるのか全く分かりません。いや、ふざけてないよ。ただ、多分この曲全部英語なんだよね。発音的にも絶対そうなの。そして、僕は英語がもの凄く苦手なの。ここまで言えば分かるよね。
そう、何言ってるのか分かりません。ただもう一つ言える事は英語わかんないけどサビがめちゃくちゃかっこよくてカバーしようか迷いました。あ、カバーするって言っても動画の方だからね?歌えないよ?無理だよ?
ちなみに2曲目はファティマでした。僕は初めて聴いた曲なんだけどこれあのアニメのオープニングなんだね。僕知らなかったよ。こんなかっこよくて刺さった。アニメ事態はしてるんだけど観たことはないんだよね。今度観てみようかな。って、そうじゃなく。
やっぱりRoseliaの魅力の一つが友希那さんのあの歌声だよね。いや、他の皆の演奏ももちろんレベルは高いよ。紗夜さんはこの前練習見たときよりも運指の動きが洗練されてるし、リサさんもミスタッチが少なくなってる。あこちゃんも楽しそうに叩いてるし、燐子さんも珍しくいきいきキーボードを奏でてるもの。
『最後は陽だまりロードナイト』
ドラムから入り、演奏が始まった。なんというかさっきまでの勢いはあまりなく歌い出しからしてもゆったりと静かな感じだ。でも、なんだろう。凄く好きな曲だ。こうじんわりと胸に来る感じ。
なんて言えば良いのか分からないところに自分の頭の悪さを感じるけどこれだけは言える。この曲は弾いてみたい。出来ることならこの曲をライブをしたいって思える。
「いやー昨日のライブも凄かったけど今日は一段と凄いね」
隣で同じようにRoseliaのライブを見ていた伊澄君が腕を組み、頷きながら呟いた。僕もそう思う。素直に彼女達は凄いと実感し、尊敬する。僕達はバンドを結成して一ヶ月経ってない上にライブなんて自分の大学の学園祭でしかやってないけど、それでも彼女達に負けたくないと思ってしまった。ほんとうに珍しい。さっきまでプレッシャーで帰りたい位だったのに今じゃ早く演奏したくて今か今かと待ち遠しい位だ。
「これは彼女達の思い出としても失敗は出来ないね」
「失敗なんてするつもりはないよ」
そんな事を話してたら後ろで控えていた柊木君に瀬戸君、宮野君も同じようで顔つきが先ほどとは変わっていた。
…………いや、冗談抜きに顔変わりすぎじゃない?まるでラブコメ漫画の綺麗な作画から某スタンド使いが沢山出てくる漫画の作画並に変わってんだけど?なんならさっきからこの3人からゴゴゴッって効果音的なもの聞こえてくるんだけどほんとどうした?
「まぁ、彼らも緊張してるんでしょ。ほら、Roseliaの皆が戻ってくるよ」
「どうしよう。さっきまでのやる気が一気に削がれたんだけど」
「まぁまぁ、いつも通り僕達は僕達なりに楽しく弾いてこようよ」
「さっきと言ってること違くない?失敗出来ないからね?」
なんで僕がやる気出すと皆ふざけてくるんですかね?気が抜けましたわ。ピリついた雰囲気が消え去りましたわ。もう、伊澄君の言うとおり楽しく弾いて歌ってきますよ!
「結羽」
「はい?って友希那さんお疲れ様です」
「……」
「え?なんで何も言わないんですか?」
「……期待してるわ」
え、えぇ……(困惑)
あれだけ溜めてそれだけですか。いや、それだけの期待なんですか。サプライズゲストに求めるものじゃないでしょうに。貴方本当にストイックすぎません?
「ほら、行ってらっしゃい。メンバーが呼んでるわよ」
「結羽さん、楽器は違えどしっかり見てますからね」
「結羽君がんばってねー☆」
「結羽兄のかっこいい姿楽しみにしてるよー!」
「が、頑張ってください!」
Roselia全員からの声援という名のプレッシャーを直に食らってかなりブルりました。大丈夫!これはただの武者震いだから!怖いとかじゃないから!
まぁ、なんにせよ今日くらいはポジティブに考えようよ。あのRoseliaから期待してるって言われたんだ。それならそれに応えられるライブをすれば良い。ただそれだけなんだ。
先に準備を終え、いつの間にかメンバー紹介をしながら待機してるメンバーの後を追うようにステージに足を踏み入れ、ベースをアンプに繋ぎ一音だけ弾く。チューニングはすでに終えてる。問題も無い。足も前みたいに震えてない。しっかり立ててる……はずだ。
マイクの前に立ち、一呼吸置いてから言葉を吐く。
『No pain,No game』
紹介なんてすでに伊澄君が終えてる。だったらやることは一つ。自分たちの全力をここで出すだけ。練習時間が一週間?そんなの関係無い。死ぬ気で練習すれば弾けるようになるし、死ぬ気でやらなきゃ弾けるものも弾けない。練習時間が少なかったから失敗したなんて言葉はただの言い訳だ。
『最果ての STORY 抱いて あてもなく 彷徨い続けた 滲んだ new world』
『The game has only just begun』
『今
今はただマイクに自分の声を乗せ、ベースを弾く手を止めない。それだけだ。最初は伊澄君のギターソロから始まり途中から宮野君のキーボードが音を奏でる。今回の曲は伊澄君選曲なだけあってかなりエグい演奏になるんだけどそんなのは関係ないとでも言いたいくらい自然と指が動く。何度も口ずさんだ歌詞が流れてくる。まぁ、英語の発音部分だけ伊澄君に任せるんだけどね。
楽しい。学園祭とはまた違った楽しさが自分の中を駆け巡る。珍しく身体が動いてるのが分かる。いつも以上に動いてる。けど、そんなのは関係無い。
『限界のRACEに挑んで 一度きりのチャンスと知って 背負った運命 超えていくんだよ』
そうか。この部分の歌詞って今のこの状況のようなもんなんだ。レベルの高いバンドの後にサプライズとして出さして貰って、さらには強敵に期待という名のチャンスを背負わされているんだ。
何言ってんのか自分でも分かってきてない気もするけど多分そんな感じなんだと思う。たかが一回、二回ライブしただけの奴が何言ってんだって思うけど、僕は例えそれが違うといわれてもどうでも良い。
『現実とFAKEの狭間で 一度だけ リセット許して 救いはきっと心の中に』
今はここにいるメンバーでRoseliaやAfterglow……それだけじゃなくポピパやパスパレ、ハロハピ以上にいや…この会場にいる誰よりもこの時間を、この空気を、この瞬間を楽しみたい。
『最果ての STORY 抱いて あてもなく 彷徨い続けた 滲んだ new world』
『The game has only just begun』
『今
最後まで英語の部分は伊澄君に任せきりだったけど、彼の声もかなり良いんだよね。しかも、発音がかなり綺麗だから歌としても違和感を感じない。これだけは本当に感謝だ。これで歌う部分は終わりだ。あとは最後の最後まで演奏に集中する。腕が、指が悲鳴を上げてる気がするけどそれでも最後まで一音外すことなく演奏し切る。
そして、全ての演奏を終え、音が聞こえなくなったと同時にマイクに一言。
『…………ありがとう』
『わぁああああああ!!!!!!』
小さい声で言ったにも関わらず歓声が起きる。流石に予想外だったせいか少しだけビックリはするが、まだあと2曲ある。もっともっと歌いたい。弾きたい。楽しみたい。
それは皆も同じようで多少息を乱しながらもアイコンタクトで次の演奏の準備を始める。
『キミシダイ列車』
瀬戸君のドラムから始まり、皆も続くように演奏を始める。これは僕の知らない曲だった。アーティスト名を調べたらあぁ、このバンドかって理解はしたけど、聴いたのは教えて貰ったときだ。普段聴く曲とは全く違うロックでAfterglowに合いそうな曲だっていうのが最初の感想だ。
でも、何度も聴くたびに自分の中でもかなりこの曲は好きになっていた。まぁ、結局この曲も英語の部分があるからそこは伊澄君に押しつけてるんだけどね。それでもこれを選んだ伊澄君は冗談抜きにセンスが良いと思う。僕ですらアーティスト名を知ってるんだ。今時の女子高生なら普通に知ってるだろう。
今後はこういった曲も聴いてみようかと思うくらいこのバンドの曲は好きだ。
でも、それももう終わり。この曲もすでに終盤に差し掛かってる。残すは後1曲。それも確実に僕が、僕達が、この会場にいる皆が楽しめる曲だと思う。初めてアニソン、ボカロ以外の曲を弾いたけどやっぱり楽しい。終わって欲しくない。終わらせたくない。そんな寂しさも残る終わりだった。
『連続2曲お付き合いありがとうございました!改めまして
『…………え?』
『残り1曲になってしまいますが、最後の曲は皆さんも参加出来ると思うので良ければ最後までお付き合いください!じゃあ、結羽!』
『え、はい』
『最後の曲行くよ!』
『え?…あ、はい。それじゃあ行きます』
『『MONSTER DANCE』』
「ねぇ、結羽。まだいじけてるの?」
「別にいじけてないです」
結果、ライブは成功に終わった。そう。終わったのだが一つだけ問題がある。僕このバンドの名前決まってるの知らないんだけど。なんならライブ中に発表されてさっきまでの高揚感やら優越感やら全部吹っ飛んだんだけど。何?Sound Blossoms?いつの間に決まったの?
また僕はのけ者ですか?そういう扱いなんですか?
「ちなみにもう一つ報告があるんだけどいい?」
「……なに?」
「僕達のバンドのSNS作ったから広報とか色々管理よろしく」
「は?」
「結羽のスマホにはもうアカウントのログイン済ましてあるからよろしくね!」
「いや、ちょッ待って!」
「じゃ、よろしくー」
「いや、よろしくじゃなくて……って、え?…………ほんとだ。いつの間に…ってこれかなりフォロワーいるじゃん!いつの間に作ったんだよ!」
逃げるようにギターを背負って生徒会室を出た伊澄君の姿を後ろ目にさっき言ってたアカウントを確認すべくスマホの電源を入れ、SNSを開く。確かに伊澄君の言う通り知らないアカウントが追加されていて、そのしたにあるフォロワーの部分には4桁近い数字が表示されていた。
いつの間にスマホを弄られたのかも気になるが、どうやってこれだけのフォロワーを?ていう疑問の方が多くてしばらくの間呆然としていた。
しかも、これの固定ページに僕のYouTubeのチャンネルも載ってるし僕のプライバシー皆無じゃないか!僕はフリー素材じゃないんだぞ!
2日目も漸く終了。そして、文化祭編が終了。
しかも、ようやっとバンド名が決まりました。最後の最後までどうするどうするって感じで楽曲も一日目同様うなってました。
とりあえずこれでイベント的な奴が一つ終わったと願いたい。
よくやったぞって思ってくれた方はお気に入りとか色々お願いします。