大学生になった瞬間、平穏は崩れ去りました   作:99.9%果汁

9 / 37
サブタイ、まじで今回の内容に関係無いから。そして、マジで何も思いつかなかったの。サブタイ。いや、ほんとよくパスパレだせたよねって思う。誰か褒めて。そして、評価と感想ください。あと誤字訂正報告ありがと。誰とは言わないけどありがとう。ついでに評価と感想ください。(しつこい)


タイトルが思いつかないときは大体いつもこんな感じだから

『さぁ、本日は今注目のpastel*palettesに登場していただきましょう!どうぞ!!』

 

 

 

 久しぶりにアニメ以外の番組を観ようとテレビをつけると、司会らしき人が台本を読みながら次の主演者であろう名前を呼ぶ。すると、軽快な音楽とともにスタジオの中央にあるゲートみたいな形の出入り口にが色鮮やかに輝き出す。毎回思うけどあーいう演出も多いよね。後は大体クイズ番組とかで答えに失敗するときとかに出てくるあの白い空気が飛んでくる確か……ジェットスモークだっけ?あれも結構使われてる印象あるんだけど……。

 

 え?そんな事ない?あ、そうなんですか。いや、本当にテレビを観ないから違うって言われたり、そんな事ないよとか言われてもあ、そうなんですねってしか答えられないだけよ。別にこの話に飽きたわけじゃないからね?流石に自分から始めといて飽きるとか最低じゃん?……あーアニメ観たい。

 

 え?じゃあ、アニメ観れば良いじゃんって?そりゃあ僕だって観て良いなら観たいですよ?ただね?今日の授業の担当教授がね?ちょっと特殊な人でね?授業の大半がアイドルとか芸能人とかの話なんですよ。

 

 いや、ほんとちゃんと授業しろよって思うよね。僕もそう思うもん。それでね。その教授が言うには、今日放送する番組に今推してるアイドルバンドとやらが出るとかで、授業に出てる学生全員に観る事を強制するとともに、何故か課題として感想をレポートにして提出してくださいというおよそ学術機関とは思えない言動をしてきたんですよ。

 

 あ、ちなみにそういうことなら提出しなけりゃ良いじゃんとか思うでしょ?残念な事にその教授が言うにはこのレポート出さないと単位出さねぇから!とか言い出しましてね?完全に職権乱用だよねって思いましたよ。まぁ、そんな感じで全く興味ないバラエティー系の番組を今ぼーっと観てます。…………あー、まじでアニメ観たい。

 

 そんな事を考えていると、中央の出入り口からピンク色のミディアム、クリーム色のロング、茶髪のショート、白髪のショート、そしてなんとなく見覚えのある水色のショートというカラフルな髪色と衣装が特徴な五人のアイドルらしき女の子が階段を降りながら現れた。なんか一人誰かに似てる気がするんだけど気のせいだよね?

 

 

 

『皆さんこんにちは!まん丸お山に彩を!ふわふわピンク担当!丸山彩です!』

 

『ベースの白鷺千聖です。本日はよろしくお願いします』

 

『ギターの氷川日菜だよー!』

 

『キーボードの若宮イヴです!よろしくお願いします!』

 

『どうもー、上から読んでも下から読んでもヤマトマヤ。大和麻弥です。あ、ドラム担当です』

 

 

 

 …………氷川?うん、気のせいだ。多分ただの同性なだけだ。ちょっと顔も似てる気がするけど気のせいだ。ここ最近の僕の巻き込まれ方からしてあり得ない話ではないだろうけど、うん。彼女たちというよりあの水色のショートの子だけはなるべく近づかない様に気をつけよう。あと、一番最後の人の挨拶、覚えやすくて良いね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が結羽君かー」

 

 

 

 …………何でこうなったんでしょう。誰か説明求む。(白目)

 

 お前が説明しろって?もうなんとなく冒頭の感じから分かるでしょ!えぇ、そうですよ!あんだけ前日に彼女には近づかない様にしようと言っておいてしっかりとエンカウントしましたよ!水色ショートの氷川さんとね!しかも、ちゃんと僕の名前は知ってるようだしね!僕にプライバシーとかないのかな?ねぇ?ないのかな?ないのか……。(白目)

 

 てか、なんでこうなったかというとね。今日も大学が終わった後、いつも通り家に直帰したんですよ。それでね?今日はバイトもなかったから今度撮る動画の曲を練習しようかなってアンプにベース繋げたらなんでか音が鳴らんのよ。

 

 まぁ、アンプに関しては中古で買った物だし、前に撮影した後からなんか調子悪くなってたからそろそろ替え時かなと思ってたからしょうがないとは思ったんですよ。さらには言っちゃえば高校の時に買った物でもあるからまぁ、しょうがないよね?……次の給料出たら少し良い奴でも買おうかな。

 

 っと、そんなわけでせっかく練習しようとしても家じゃ出来ない。ならあまり気が進まないけどCircleのスタジオで練習すれば良いじゃん?という結論に行き着きましてね?Circleでスタジオ借りたんですよね。うん、そこまでは良かったんだけどねぇ。

 

 

 

「ねぇねぇ!何か弾いてよ!」

 

 

 

 いや、ほんとなんでこうなったかなー。スタジオ借りて入ったらいつの間にか一人増えてました。ある意味ホラーだよね。しかも、声かけられてもしばらく気づかないという僕の鈍感さにも呆れて何も言えないよ。しかも、めっちゃこの子も瞳キラキラさせてる来るし。何だろうね顔は凄く可愛いんだけどね。まぁ、何言っても諦めてくれそうにないんでとりあえず一曲弾きますか!(やけくそ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っと、こんな感じで良いですかね?」

 

 

 

 とりあえず、彼女のご要望通り何曲か原曲を流しながら弾いてみたけどどうなんだろうね。ベースだけって。いやまぁ、原曲流してるからそんなに退屈ではないと思うけどやっぱ迫力のあるドラムとかギターには単体のみだとあまり楽しめるのかなーとは思うんですよ。しかも、昨日の番組で彼女はギターを担当していたはずだ。彼女的にも本当ならベースよりギターの方が良かったんじゃないかとは思うんですよね。まぁ、当の本人はそんな事気にしてないって顔してますけどね。

 

 

 

「おぉ!すっごいね君!やっぱり最初から思ってたけどるんって来るね!」

 

「……なんて?」

 

「るんって来るね!」

 

 

 

 ……おとっつぁん、僕には彼女の言ってる『るん』が分かりません。なに『るん』って。最近の女子高生は皆、こういう鳴き声みたいなの持ってるんですか?それで個人の特徴というか個性を出しているんですか?まぁ、今のところ聞いたことがあるのは『儚い』と『るん』だけなんだけどね。え?これが普通で常識?絶対そんな常識ないし、あったところで僕、そんな常識知らない。

 

 

 

「ところでなんで居るんですか?」

 

 

 

 うん、言いたいことは分かる。なんで今更?とか思ったでしょ。僕も思ってるもん。でもさ!聞いてよ!これ聞かないと彼女ただのやばい奴でしょ!いきなり人がいるスタジオに入ってきてなんか弾いてよ!って初対面の相手にだよ?普通に考えたらただのやばい奴でしょ!だから一応ね!優しさとして彼女はやばい奴じゃないよって意味で弁明のチャンスを与えてみたんだよ!なんでこんな上から目線なんだろって一瞬考えたけど、僕悪くないよね?悪くないよね?

 

 もう最近の女子高生の思考が分からない。金髪お嬢様(弦巻こころ)と同じくらい分からない誰か助けて?毎回助け求めてるけど大体助けてもらえないのが定期だけどもうこれが日常になりつつあるよね。こんな日常お断りだけど。

 

 

 

「結羽君がいたから!」

 

「あ、はい。とりあえず理由はないんですね。分かりました。納得は出来ないけど分かりました」

 

 

 

 うん、やっぱりただのやばい人でした。僕の中でトップ3に入るくらいのやばさを持っている方でした。なんかもう僕の勘がそう言ってるもん。逃げろって。まぁ、扉の方に彼女が居るから逃げようにも逃げられないんですけどね。しかも、何でか今度がこれ弾いてよってスマホの画面見せてくるし。

 

 はいはい、何弾けば良いんですかね。(諦め)

 

 何々?……おっとー?その画面は何というか見慣れてますけどあれですか?知ってる奴ですか?いや、知ってますよね?あなたの姉だか妹だか知らないけどあの人(氷川紗夜)も僕の正体知ってますもんね。知っててもおかしくはないですよね。(白目)

 

 彼女が差し出してきた画面には『SaKuの弾いてみた』って毎回思うけどセンスのかけらもないチャンネル名が映し出されていた。…………うん、そろそろチャンネル名変えようかな。まっ、変えたところでセンスが悪いんじゃマイナスにしか行かないんでしょうけどね!

 

 

 

「これ!最近私が気に入ってる曲なんだけどね弾いてみてよ!」

 

 

 

 そう言って見せてきたのは僕が高校の時にカバーしたからくりピエロだった。うわ、なつかしっ!この曲は入りから好きだったからカバーした記憶はあるけど、tab覚えてるかな。

 

 

 

「うわっ、これまた懐かしいですね。弾けるかな」

 

 

 

 そう言いながら自分のスマホでも軽くtab譜を探し、観ながら思い出すように指を動かす。うん、地味に身体が覚えてるおかげか難なく弾けそうだわ。さて、じゃあ弾きますよ。氷川さん。……って、どこから持ち出したんすか?そのギターは。

 

 

 

「あ、準備出来た?じゃあやろっか!」

 

 

 

 僕がtab譜確認してたらいつの間にかもう一つのアンプにギターを繋いでいつでも弾けるように準備してました。いや、本当どこから出してるんですか。お腹のポケットですか?髪色は似てるけど、体型は全く違うからその例えは失礼なんだろうけどね。ごめんなさい。

 

 

 

「あ、はい。じゃあやりましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一曲合わせたけど凄く楽しかった。いや、冗談抜きに楽しかった。久しぶりに弾いたって言うのにミスもしなかったし、気持ちよく楽しく弾けた。人と合わせて弾くってことが今までなかったから新鮮だったし、やっぱりギターがあるだけでもここまで違うんだなって思ったよね。おい、そこボッチかよとかいうな。言うまでもなくボッチなんだよ。文句あるか?ないよな。なら良し。

 

 というか、氷川さんはどれくらい練習したんだってくらい普通に弾いててビビりました。でも、氷川さんも何というかそれなりに満足した顔してるし、僕には分からないけど『るん』ってしてくれたんですかね。その後、氷川さんは満足したかの様にスタジオから出て行ってしまった。本当嵐みたいな人だよね。

 

 僕ももう何曲か弾いてるうちに時間が来てしまいちゃっちゃっと片付けを済ませ、スタジオを後にした。ちなみにCircleから出るとき、いつ撮ったのかまりなさんが僕と氷川さんが一緒に合わせてる動画を笑みを浮かべながら見せてきた。うん、本当いつ撮ったんですか。あと、めっちゃ僕笑顔じゃん。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。