病んでるコネクト   作:100000

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みんな大好き宴おばさん(27歳)
おばさんおばさん言われてるけど正直、普通にキレイだしイけますね、作者的には。

今回はクロエの萌え要素について軽く話してみたいと思います(怪文書詠唱)。
クロエさんといえば、ただの萌えキャラとして今日の日本に広く知られています。それではクロエさんに感じている萌え要素とはなんなのか、一言で言えばそれはギャップ萌えと言えます。
クロエの普段の言動は素っ気ない態度に、ハスキーな声とおおよそ友達のできなさそうな(暴言)感じですが、そういった態度の裏に隠れた人の良さが彼女の魅力の一つでもあります。
そしてその裏に隠れた要素の一つが萌え声です。騎士くんがクロエの後ろから話しかけた時は、「にゃん!」と猫のような声で鳴くことはあまりにも有名です。
言わずもがなギャップ萌えはその高低差が激しければ激しいほど萌えます。
クロエは特にその傾向が強いと言えます。
実家のチエル並に低い声をしながら、高く可愛い声、素っ気ない態度を取りながらも弟を大切にしたり、色々と世話焼きだったりとギャップ萌え要素をこれでもかと盛り込んでいます。加えてそこに恋愛クソ雑魚要素も入ってるので実質メインヒロインみたいなところがあります。色々と頑張ってるちえるがもう息してません。
また、ギャップ萌えは光と闇で例えられるように普段は明るい性格が本当は性格悪い、逆に人当たりが悪いのに裏で自分がしたことを公開していたりとパッと見、多重人格を疑ってしまうような変化があります。しかし、我々赤ちゃんやその他赤ちゃんに刺さっているものは一部を除けば闇→光の変化の方が萌えを強く感受する傾向にあります。それはなかよし部を見ていればよく分かります。
普段は明るいけど実家では声が低いちえる、引きこもりのくせに興味があることには目を輝かせるユニちゃん、そして先程色々と要素をあげたクロエ、よく可愛い可愛いと言われるのはクロエやユニちゃんではないでしょうか。もっともちえるは素直美少女という光→光という例外的なギャップがあるので一括りにはできませんが、少なくとも闇→光の方がギャップの衝撃(萌え)があるのはたしかです。
個人的にはエルフでぼっちってところに凄い刺さるものがあるんですがそれは凄い個人的な話なので今回は割愛します。
色々と言いましたが、ギャップ先が自分の性癖だったっていう場合もあると思います。あくまで個人的なやつですので、俺のママあるいは推しはこんないいところがあるんだ!という意見は否定しませんしできません。
クロエが舐めてるキャンディーになりたい。


私と結婚しろ!

「すいません、キャベツを一玉よろしいでしょうか?」

 

─はいよ!10ルピいただくよ!

 

「はい、10ルピですね」

 

─毎度あり!

 

コッコロが八百屋さんに代金を支払ったのを見てキャベツを売り場から一玉手に取り、バックに入れようとする。

 

「あ、お待ちください主さま。キャベツはこちらのものを。大きさもありますし身もしっかりとしています」

 

「え、そうなのか?」

 

コッコロが示してくれたものと自分が手に取ったものを見比べてみる。言われてみるとそんな気もするが、正直違いがさっぱり分からない。

 

─おお!お嬢ちゃんはしっかりしてるねぇ!

 

さすがコッコロ。やっぱり日頃から台所に立たないとこういうのは分からないんだろうな。

 

「ありがとう、コッコロ。品定めはコッコロに任せて、俺は荷物持ちに専念しようかな」

 

「いえ、私は主さまの下僕(しもべ)として当たり前のことをしたまでです。せっかくですので主さまがわざわざ選んでくださったこのキャベツも購入しておきましょう。主さまが選んだのです、美味しくないはずがございません」

 

「え、いやコッコロ、そこまでしなくていいぞ?」

 

適材適所、コッコロがこういった食材の品定めをした方がいいのにどういう訳か俺の意見が尊重されてしまった。そして相変わらず自分を下僕扱いしている。

 

「コッコロ、いつも言ってるがお前には──」

 

「やりたいように生きて欲しい・・・ですね?」

 

「・・・・・・」

 

「主さまは勘違いなさってるかもしれませんが、これが私のやりたいことです。私は私の意思で主さまの所有物になることを決めたのです」

 

「・・・いや」

 

『きゃあああああ!!』

 

「ッ!」

 

そうじゃないと、俺が言いたいのはそういうことじゃないと言おうと思った瞬間、悲鳴が向こうから聞こえてきた。

 

「いくぞ、コッコロ!」

 

「あ、お待ちください!主さま!」

 

買い物袋を片手に悲鳴の聞こえた方へ急ぐ。着くとそこではクマ型のモンスターが女性を今にも襲おうとしている場面だった。

 

「やらせるか!」

 

袋をその場に置き、剣を抜きながら全力で駆け、モンスターと女性の間に体を滑り込ませる。

 

─ガアッ!

 

女性に向けて振り下ろされる大腕をギリギリのところで受け止める。

 

「凄いパワーだな・・・」

 

剣で受け止めてもなお、両手から足の先まで痺れるように衝撃が伝わってくる。

 

「コッコロ、今のうちに!」

 

「かしこまりました!」

 

俺の声にコッコロはすぐに女性を安全な所へ誘導する。よし、辺りを見渡す限りでは被害にあった人はいなさそうだ。

 

─グオオッ!!

 

「!」

 

しかしそれでモンスターは止まることはない。というより獲物を逃がしてしまったからか俺に向けて何度も腕を叩きつけてくる。

 

「ちぃ!」

 

受け止める度に剣が弾かれそうになるのを全力で抗う。しかし、このままでは確実にやられてしまう。

 

「主さま!」

 

後ろからコッコロの声がする、どうやらもう戻ってきたようだ。迅速な行動この上ない。一旦引いて、体勢を立て直そう。

 

モンスターは上からの叩きつけをやめ、今度はボディーブローのように下からすくい上げるように攻撃しようとする。

 

その攻撃を剣で受け、衝撃に合わせるように後ろに飛ぶ。結果は想定通り、コッコロの元まで吹っ飛び、間合いを離すことができた。

 

「主さま!お怪我は!?」

 

「軽い痺れが残ってるが戦闘に支障はない」

 

「・・・主さまは下がってください。あの畜生は必ず私がこの手で─」

 

「え、コッコロさん?」

 

コッコロから急にとてつもない殺気が放たれる。え、この子こんなエグい気配放てる子だったっけ?自分を鼓舞するのは構わないが流石に俺だけ見てるつもりは無い。

 

「よし、コッコロ。アレを倒すぞ!」

 

「主さまは─」

 

「いくぞ!」

 

コッコロが俺を止めそうな気配がしたので先に駆け出す。元々彼女はサポートが得意、俺が前衛で彼女が後衛、それで問題が無いはずだ。

 

モンスターに切りかかるべく、足を踏み出す。大丈夫、後ろにはコッコロがいる。俺がドジを踏んでコッコロの足を引っ張らないようにしないと。

 

「うお──」

 

 

 

 

 

それは一瞬の出来事だった。

 

いきなり空から大量の矢が降ってきたと思うと数多の閃光がモンスターを貫き、そこからまるで我先にというように風、雷、火と人が見れば天変地異と見間違う程の"破壊”が巻き起こる。

 

気づけばモンスターがいた場所にはクレーターができており、モンスターはその肉片すら残すことなくこの世から消滅していた。

 

辺りを見渡すと見知った顔の女の子たちが周りを取り囲むようにして立っていた。

 

「・・・・・・・・・えぇ」

 

「当然の報いです」

 

自分の勢いが空回りしたことも忘れ、目の前の光景に呆然とするしかない俺の隣でコッコロは当たり前のことだと一切の動揺を見せない目でクレーターを見つめていた。

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

そして次の日、

 

今日はまた知り合いに呼び出しをくらったので約束の場所へと向かう。しかし今回俺を呼んだ人物は中々の要注意人物であったため、コッコロに頼み込んで一緒に来てもらうことにした。決して保護者同伴ではない。

 

「主さま、私はあの方と共に行動するのは反対です。戯れとはいえ主さまに剣を向けるなど従者として見過ごせません」

 

「そうなんだけど、でもだからといって断るわけにもいかなくてな。その人にはちょっと、いや結構借りがあるし」

 

「そのようなもの、主さまの身に危険が及ぶことと比べれば踏み倒しても誰も文句を言いません」

 

「いやいや流石にそれはマズイでしょ」

 

この話をしてからというのもコッコロ、いや美食殿の面々は朝から否定的だった。唯一、ペコリーヌは微妙な顔をしていたが、それでも良しとはしてなかった。

 

「おや、ようやく来たか。遅い、年上をあまり待たせるものではないぞ☆」

 

集合場所の噴水広場に着くと、その女性は長い金髪をポニーテールのように結び、胸元を大胆に開けた服装、黒く金の装飾が施された大剣を手に・・・まさにゴージャスといった容姿で俺たちを待っていた。

 

「・・・・・・」

 

「すまない、少々支度に手間取った、クリス」

 

その人は俺の知る中で、近接でなら最強の部類に入るクリスティーナ・モーガンという女性だ。

 

クリスは相変わらず意地悪な笑みを浮かべながら、腕を組み、こちらを一瞥する。

 

「ほぅ?ではその隣の少女がその支度ということかな?感心しないな、私との()()()に他の女を連れ込むなど」

 

「・・・・・・」

 

ヤバい、いつも誰であっても挨拶はするコッコロがさっきから無言だ。なんとなくこうなることは察してたけど実際ここまで空気が悪くなるとは思わなかった。

 

「そ、それはアンタがまた俺に死合を申し込んでくるかもしれないからだろ?」

 

「つまり今日は戦ってもいいということだな?」

 

「んなわけあるか!」

 

「はぁ、私は先日とその前、坊やのために身を粉にして頑張ったというのに君からそういった態度をとられるのか」

 

「うぐ・・・」

 

心外だとばかりに手を広げ、やや大袈裟な演技をするクリス。しかし彼女が言ったことは間違っていない。先日の『モンスター滅殺事件』やその前の『姫とクレープ屋の呼び子ガチバトル』では地形を破壊にするまで至ったため当然軍が動いた。

 

流石に彼女たちが捕まるのはダメだと、軍に顔が効くクリスに頼み込んで、軍の演習、そしてモンスターに関しては適切な対応だったということにしてもらった。

 

自分でもかなり無理なお願いをしてしまったため、もはや彼女には顔が上がらなくなってしまい、今回の呼び出しに応じたのだ。

 

「わ、分かった。戦う、ただし俺はアンタよりもずっと弱い。命のやり取りはナシで頼むぞ?」

 

「ふっ・・・安心しろ、私はこう見えて不殺で仕留めることには定評があるのだ」

 

・・・・・・初耳だ。

 

「まぁ相手の状態は知らんがな」

 

「ダメじゃん!」

 

両手両足欠損して、でも生きてますなんてことにされたらたまったものではない。

 

「その時は私が主さまを死ぬまでお世話致します」

 

「コッコロ、俺の心の声を当たり前のように読むのやめようか」

 

「・・・さて、決まったところで申し訳ないが、私は戦いたいとは言ったが坊やを呼んだのはそれが目的ではない」

 

「・・・え?」

 

「さぁ、デートの始まりだ☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは俺がいつもバイト帰りに寄る唐揚げ屋さんだ。結構美味しいぞ?」

 

「ほぅ、ではせっかくだ、私が奢ってやろう☆。店長、美味しいやつを二つ!」

 

「いやメニュー名を言え。塩を二つ、コッコロは?」

 

「私は大丈夫です」

 

「坊や、今お前は私とデートをしているのだ。部外者を気にする必要はないだろ?それと店長、塩と醤油一つずつだ」

 

「・・・・・・」

 

ヤバい、コッコロがヤバい。もう怒ってるとかそのレベルを通り越してる気がする。

 

「ほら、私が食べさせてやろう。あーん☆」

 

「いや俺一人で食べられ・・・モガっ!」

 

異を唱える間もなく唐揚げを口に突っ込まれる。

 

「・・・・・・いい加減にしてください、いつまで主さまを連れ回す気ですか」

 

今のやり取りを聞いてかコッコロが横から割って入ってくる。もはや怒っていることを隠そうともしていない。

 

「坊やが言うならまだしも勝手についてきた貴様に言われる筋合いはないな」

 

「クリスティーナさまにはなくてもこちらにはあります。私は主さまの従順なしもべ、主さまの身を案ずるのは当たり前のことです」

 

「⋯だ、そうだが?」

 

「そう言われても⋯」

 

クリスはニヤニヤしながらこっちに矛先を向けてきた、これは完全に分かってやってるな⋯。コッコロが自分のことを俺の所有物として卑下するところは前とあまり変わらない、前よりは幾分自分の意見を主張するようになってくれたが、それでも自身を(ないがし)ろにするところは変化していない。

 

「コッコロ、今回は俺がクリスに助けてもらったのが発端なんだ。その埋め合わせなんだ、分かってくれないか?」

 

「ほーら、坊やの方は聞き分けがいいぞ?」

 

やめろ、肩を組むんじゃない。ただでさえ露出が多い服装なのにそんなに寄られると色々と目のやり場に困るんだよ。

 

「⋯⋯」

 

あ、待ってコッコロさん。無言で杖を構えないで、君サポート系でしょ?バリバリ近接系のクリスにはさすがに歯が立たないよ。

 

「別に私は2対1でも構わんぞ?」

 

「え、やだ」

 

クリスとつるむなら戦闘の一つや二つは覚悟しているが、それでも極力避けて通りたい。てか、まず勝てないし。勝つ負けるよりは、クリスが満足するかどうかというのがキツいところだ。

 

「⋯⋯まぁいい、次に行くぞ」

 

さて、コッコロが怒る前に移動しよう。お、頭撫でると膨らんだほっぺが萎んでいくぞ。可愛い。

 

────────────────────

 

 

しかし、本当に散歩だな。いやこれが平和で1番いいけど。だが、クリスがよくくっついてくるせいか隣のコッコロの機嫌がこれまで見たことがないくらい悪い。俺と目があった時はニコッと優しく微笑んでくれるが、視界から外すと重い威圧感をクリスに向けて放つ。

 

「そういえばあの話は考えてくれたか?」

 

「ん?」

 

あの話?・・・あの話・・・・・・あ

 

「おま、そこでこの話をするのか!?」

 

「・・・?主さまいかがなさいましたか?あの話とは一体」

 

間違いない、これは確信犯だ。これから起こることをこの女は間違いなく分かってるし楽しむつもりだ。

 

「私との()()、もちろんするよな?」

 

「は?」

 

本当にコッコロの口から出た言葉なのか疑いたかったが、どうなら本当のようで、コッコロは凍てつくような視線を()()()()()

 

「コ、コッコロさん?」

 

あまりの圧力に普段呼び捨てなのにも関わらず、思わずさん付けになってしまう。それだけの凄みが彼女にはあった。

 

「主さま」

 

「は、はい!」

 

凄まじい圧に思わず声をかけられただけで姿勢を正してしまった。ヤバい、もしかするとコッコロは今までで一番怒ってるかもしれない。

 

「その話、本当ですか?」

 

ここで言葉の選択肢を間違えれば俺に明日は無いかもしれない。慎重にならなくては・・・。

 

「いや、それは・・・結婚することにはなってないが、なんかそういう契約があったらしくてな」

 

クリスが自らに課したある誓約(ゲッシュ)のせいなのだが、コッコロにはなんと伝えるべきか。

 

「実はな、この少年はあろうことか私のこの胸を揉みしだいて嫁に行けない体にしてしまったのだ。責任を取ってしかるべきだろう?」

 

「はぁ!?」

 

なんだよそれ!初耳なんだけど!?

 

「おい、クリス!あれは不慮の事故だろ!確かに触った・・・いや触ってしまったが、そこまで酷いことはしてないぞ!」

 

「何を言っている?胸を揉んだのは事実だろ?」

 

「うぐっ・・・・・・!」

 

確かに胸を揉ん・・・触ったのは事実、それは否定できない。だからといって結婚することになるのはいくらなんでも横暴すぎる、例えそれがクリスの一族にとって大事なことだったとしてもやりすぎだ。

 

「主さま・・・」

 

「ま、待てコッコロ・・・!これは俺はお前が思ってるような事は何もしてないぞ!」

 

もはや何を写しているのか分からない瞳をこちらに向けながらコッコロは少しずつこちらへと歩み寄ってくる。

 

「止まるんだコッコロ!あ、いや止まってくださいお願いします!」

 

「なんだ、向こうから求めてきてるんだ。受け止めてやるのが男の甲斐性ってものだろ?」

 

「お前は少し黙ってろ!」

 

 

 

「主さま、私は分かっています」

 

「え?」

 

ピタッとコッコロがその足を止めた。そして手に持つ杖をクリスに向けてニッコリと微笑む。

 

「原因は全て、主さまを奸計に嵌めたこの女にあるということですね」

 

「・・・ほぅ?」

 

「待って!あながち間違いとは言い難いけどちょっと待って!」

 

コッコロとクリスの間に割って入る。いつの間にかクリスもその剣を肩に担ぎ、いつでも戦える状態になっていた。このままでは何かの些細なキッカケで血みどろの争いが始まってしまう。

 

いや、逆に考えるんだ。何かキッカケが、別のキッカケがあればこの雰囲気を打破出来るはずだ・・・!

 

辺りを見渡す、何か話題を変えられるような、それでいて二人とも食いついてくれるような・・・!

 

───そしてそれは突然やってきた・・・

 

「シグルドー!」

 

ドドドドと走る音と共に俺の胸元に飛び込んでくる淡い翠色の髪をした少女。俺のことをシグルドと呼び、愛らしく胸元に顔をこすりつけるこの子は・・・

 

「アンナ!」

 

来た!キッカケ来た!これで勝つる!

 

「アンナ、今日はどうしたんだ?」

 

「シグルドが見えたのでな!盟友として挨拶をしただけだ!」

 

「おぉそうかそうか!」

 

シグルド〜とまるで猫のように自分の頬をスリスリとするアンナ。いつもなら苦笑いを浮かべるところだが、今はとても頼もしい限りだ。おら、なでなでしてやる〜。

 

「むふ〜」

 

え、やだこの子可愛い。そんなにスリスリしても何も出てこないぞ?

 

「主さま、その方は?」

 

コッコロが構えを解き、アンナについて聞いてくる。そういえばちゃんと紹介はしてなかったな。

 

「ほら、熾炎戦鬼煉獄血盟暗黒団(ジ・オーダー・オブ・ゲヘナ・イモータルズ)の子だよ」

 

「あ、あのよく分からない呼称の方でしたか」

 

コッコロが若干引き気味だが、概ね合っている。俺もいい加減この呼称をマシなのに変えたいところではある。

 

「シグルド、コイツらは?」

 

アンナの目が唐突に怪しく光る、どうやら二人のことが気になるようだ。せっかくだし紹介しておこう。

 

「えーと、この二人は」

 

「婚約者だ☆」

 

「主さまの従順な下僕です」

 

「・・・・・」

 

俺今日下僕と婚約者と侍らせて街を歩いていたんだよな。自分でも何言ってるか分からなくなってきた。

 

「ふ、二人とも紹介するよ、この子は・・・」

 

もういいやと若干思考を放棄気味にアンナの紹介にうつる。しかしなんて説明しよう、厨二病なんて言ったら傷つくだろうし、設定の方を言ったら俺が恥ずかしい。

 

「この子は・・・」

 

無難に友だちと言っておくか?

 

「と「恋人だ!!!」・・・え?」

 

「「は?」」

 

 

 

なんか静かですねぇ・・・。

 

場の空気が先程よりもさらに悪くなるのを感じる。さっきまでは殺気のぶつかりあいだったが、今度はそうではない・・・がそれ以上に濃く重い気が場を支配する。

 

「主さま・・・婚約もですが、恋人も初耳なのですが?」

 

コッコロがこちらに問いかける。しかしその目はいつもの優しげな雰囲気を纏ってはいなかった。

 

「これは一本取られたな。まさか私が婚約を結ぼうとしている一方で恋人を作ってしまうとはな☆」

 

クリスは・・・笑っていた、微笑んでいた──殺気を吹き出しながら。ミシッと手に握る剣に力を込めている。これはいつ斬られてもおかしくない。

 

「シグルド、どうやら我らの英雄譚を邪魔する輩が現れたようだぞ?」

 

アンナは武器を構え、獰猛な笑みを浮かべている。え、君そんなに表情浮かべられるの?

 

「は、ははは・・・」

 

もはや乾いた声で笑うことしか出来ない。どうしよう、下僕と恋人と婚約者に殺されてしま──あれ、これって殺されて然るべきなやつでは?

 

ともかく、今の俺に出来ることは一つ。

 

「おい、待て!」

 

「主さま!説明してください!」

 

「シグルド・・・なんで逃げるの?」

 

逃げよう。ともかくほとぼりが冷めるのを待ってその後に一人一人説明してまわろう。うん、これは戦略的撤退であって決して彼女たちが怖いからとかではない。




ケンガンアシュラでラノベ作家(オリ主)が刃牙の抜拳を使って戦いながらエレナたんちゅきちゅき♡♡(妄想)するやつ閃いた。

最近あまり怪文書練れてないな。きっかけが、何かきっかけがあれば・・・!

ネタが思いつかないので騎士くんにどのギルドと絡んでほしいか聞きます。とりあえず4つで

  • トゥインクルウィッシュ
  • ごめユイ四天王(なんか面白そうなので)
  • カルミナ
  • 自警団
  • その他
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