禁止カード使いまくる子も大好きです。   作:疋倉ヨバラ

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主人公くんが今回使うデッキのヒントとか毎回言っておこうかなと。
今回のヒントは『0-00-000』!
我ながら分かりにくいヒントだぜ!


神をも恐れぬ人の子……や、君たちは自重してくれ

時は1999年、世界は混沌が渦巻く絶望の坩堝(るつぼ)に……

 

「違う」

 

ライディングデュエル、それはスピードの世界で進化した決闘……そこに命を懸ける伝説の痣を持つ者たちを……

 

「呼びません。つか、あってるけど違う。」

 

……今は昔、竹取の翁といふものありけり。

野山に混じりて竹を取りつつ……

 

「だれがかぐや姫やれっつった。いい加減真面目にやらんかいコラ」

 

(´・ω・`)仕方ないなぁ……

 

 

時は21世紀、政治はおろか交渉、コミュニケーション、善悪、喧嘩……などなど、ありとあらゆる物事がデュエルで決まる時代。

世間ではサツにデュエルで勝てば見逃して貰えることは当たり前だったり、デュエルで世界が真っ四つになったりとなんやかんや色々とあるものの、最早生活の一部として完全に溶け込んでいるトンデモ化け物コンテンツ デュエルモンスターズ。

 

そしてそこに命を懸ける伝説の痣を持つ者たちを……

 

「いい加減しつこい。ただただシンプルに殴るぞ」

 

怖い怖い。

あ、怖いついでにこんにちは、わたくし小鳥遊(たかなし)ユウと申す者にござんす、以後お見知り置きを。

そしてこっちのさっきから物騒なこと口走ってるどう足掻いても主人公になれない性格No.(ナンバーズ)53なこの子は城戸(きど)辰火(たつひ)ちゃんです。

 

「だれが主人公になれないって?」

「突っ込むとこソコ?」

 

ともあれこんな2人が送る自らの世界を懸けた全面戦争や破滅の未来を変えるための戦いとかはしない、クッソ緩い感じでデュエルしていく物語であるッ!!

 

さてさて辰火ちゃんよ、早速だが質問よろしい?

なして我開始1分ちょいで我々はサツに囲まれているのでしょう?

なんか悪いことしたっけ?

 

「自分の胸の内に問いかけろアホ」

 

なるほど、もしも~しもう1人のボク~?

 

ボク1『なんの心当たりもない』

ボク2『アレじゃね?あのエセ不良みたいな奴らの』

ボク3『あ~あの、辰火ちゃん取っ捕まえようとしたけどボッコボコにされてその腹いせとして「やーいお前の彼女ゴ~リ~ラ~」って煽ってきたけど結局それがご本人近くにいる時だったからもう一回フルボッコにされて今度は2週間くらい辰火ちゃんの舎弟になるとか言い出したはいいけど何する訳でもなくただただ多方面に喧嘩売りまくった挙げ句実際たいして強くもないから恨み節だけ残して逃げた』

 

ボク3『あのエセ不良?』

 

えぇい長いぞボク3!そんな説明口調でどんなことがあったか読者に懇切丁寧伝える必要なかっただろ!

お陰で思い出したけど!ありがとう!

 

「君たちがセキュリティに攻撃宣言をした犯人だというのはわかっている!大人しく同行してもらおうか!」

 

……どーする辰火ちゃん?

 

「……やってから話すか。今じゃ話しても信じて貰えないし」

 

賛成!

という訳でだ!セキュリティの皆様、我々はその犯行声明に関して無関係の清廉潔白だということを主張すべくデュエルを申し込みます対戦宜しくお願いいたします!!

あ、申し遅れましたワタクシ小鳥遊ユウと申します以後お見知り置きを!

受けとれぇい!⊂( ^ω^) Ξ名刺

 

「あ、あぁ……(なんかもう関わるのメンドクセェ)」

 

 

 

「「デュエル!!!!」」

 

セキュリティ LP8000

VS

小鳥遊ユウ  LP8000

 

「まず私のターンだ。『ゲート・ブロッカー』を守備表示で召喚する。カードを3枚セットしターンエンド!」

 

 

ゲート・ブロッカー

星4/地属性/岩石族 ATK 100/DEF 2000

 

 

い つ も の。

毎度のことだけどセキュリティってゲート・ブロッカー好きだよね、守るにしたってもうちょいマシなのあるだろうに……

デッキは支給されたお粗末なデッキらしいのだが、それでいいのか治安維持。

ともあれデュエル再開。

 

「オレのターン、ドロー!」

「(1枚は攻撃するモンスターを除外する『次元幽閉』、相手モンスターのコントロールを奪う『大捕り物』、そしてお互いの魔法カードを全て無効にする『王宮の勅命』、モンスターには恵まれはしなかったがこれならば!)」

 

うわぁ、なんか伏せカード見てすっげえニヤニヤしてるよあの人……

あそこまで分かりやすいと寧ろ疑っちゃうだろ!やめろよな極めて純粋無垢な子供は騙されそうになっちゃうんだぞ!

ともあれ邪魔なのでアレ退かしますか。

 

「てってれ~『ハーピィの羽根帚』~」

「無駄だ!リバースカードオープン『王宮の勅命』!このカードがある限り、お互いの魔法カードの効果は全て無効となる」

()()()()()()()()()()()()『レッド・リブート』」

「ナニ!?手札から罠だと!?」

「LPを半分払って手札から発動するよ、相手の罠カードの発動を無効にして再セットさせる。デッキから好きな罠を付せれるから安心して (暗黒微笑)」

 

まぁ伏せても羽根帚で破壊するんだけどさ。

はいそこ「なに二次創作の分際でガチカード使ってんの?」みたいな目をするんじゃない、特に辰火ちゃんはドン引くんじゃありません何回も見てるでしょうが。

というわけでお掃除完了、さてさて残るは手札なんだけども。

 

「バカな……だが、まだ私にはゲート・ブロッカーが残っている!このターンさえ凌げれば!」

 

お馬鹿なのかな?

こんなん手札誘発無いって言ってるようなもんじゃないすか、嬉しいから好き勝手しちゃう、子供だもの by たかなしゆう

 

「んじゃこれ。このモンスターは自分フィールドにモンスターが存在しない場合、リリースなしで召喚できる。かもん『時械神ミチオン』!」

 

 

時械神ミチオン

星10/炎属性/天使族 ATK 0/DEF 0

 

 

「レベル10のモンスターをリリースなしで召喚だと!?だがそのレベルも所詮はこけおどし、攻守0で何ができる!」

「こいつは破壊されず、自分への戦闘ダメージは0になる。そして、攻撃したバトルフェイズの終わりに相手のLPを半分にするのだ。あ、おまけで『光神化』で手札からもう1体出しとくね。そんじゃバトルじゃ、いけーい!」

 

セキュリティ

LP8000➡️LP4000➡️LP2000

 

「グウッ!!破壊もされずダメージも与えられんとは面倒な……しかし耐えたぞ!」

「とりあえずバトル終了だけど……大丈夫?」

 

ここでの「大丈夫?」とは、「別に実体を持っていたりだとかしてないはずなのに胸元なんて押さえて頭大丈夫?」の意だ。

熱を感じたり衝撃とかは来たりもするけど、胸元押さえる要素どこにもなかったよね?ミチオンの攻撃方法って炎を飛ばすやつだよね?

しかし悲しきかな、心の内を抑えておくことの出来ない私はここまでのことを全部声に出していたのでした!

ゴメンね テヘッ(>ω<)ゞ⌒☆

 

「貴ッ様ァアアァアアアアアア!!!今泣かしてやるから待ってろ!私のタ━━━」

「ちょい待ち、その前に我は時械神ミチオン2体でおーばーれー、エクシーズ召喚。『超弩級砲塔列車(ちょうどきゅうほうとうれっしゃ)!グス!タフ!マァァァックスッッッ!!!!』」

 

 

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス

ランク10/地属性/機械族 ATK 3000/DEF 3000

 

 

「今さらの攻撃力3000のモンスターを出して何になる!もうバトルは終わっているぞ!とっととターンを渡せ!!」

「慌てない慌てない、グスタフ・マックスの効果。オーバーレイ・ユニットを1つ使って、1ターンに1度、2000ダメージを与える」

 

「……え?」

「え?」

「…………え?」

 

は~い辰火ちゃんに問題ででん!

2000-2000はなーんだ?

答えはCMの後d…びゃあ我慢できねぇ!そうだね0だね!

 

「聞いたならせめて待てよ……」

 

どうせ無言決め込むでしょうがあーた。

はいという訳でこれにて終わり、あなたに希望などないのです……安らかに眠りなさい(さっきまで頭大丈夫?とか言ってた奴のセリフ)

顔面砲、射出!

 

「ぐぁああああああああ!!」

 

セキュリティ

LP2000 ➡️ LP0

 

「たった1ターンで!ワンターンキルゥ……」

「あんなモンスター勝てるわけねぇ!俺は逃げるぞ!」

「俺も逃げさせてもらいます!悪く思わんでください!」

 

あららら、みーんな逃げちゃった。

ご丁寧に両手を上げてドタバタと、そりゃあもう天晴れという他にない、素晴らしいほどに分かりやすい逃走。

思わず拍手をしてしまうほど。

さて、追っ払いやしたぜ辰火ちゃん、ご褒美ちょうだい。

具体的には夜のデュエルでグボァ!!!

 

「ぶん殴ったぞ」

「『ぶん殴る』と心の中で思ったなら、その時スデに行動は終わってる辰火ちゃんであった……そんな辰火ちゃんも好きです!愛してる!フォーリンラブ!」

「なら私とデュエルで勝てば……いいよ?」

 

ッシャア!言質録ったど~!!

ソォイ!( ^ω^)⊃ Ξ録音テープ |壁

うわぁーい!いまの一瞬で録音テープぶっ壊されたけど。悲しみ。

あぁ……辰火ちゃんの生声収録言質テープが……ひどい、この子もう内定決まってたのに、俺の子守唄として。

しかし、最早そんなもの必要ない!今日ここでデュエルに勝てば良い、それだけのことよ!(フラグ)

 

それでは……

 

「デュエル」

「デュエッ!!」

 

 

~20分後~

 

 

「なん……だと……?」

 

ボロ負け……神を操る、この私が……?

いや、今回は時械神は使ってないけど。

諸事情により同じデッキを2回連続では使えないので、今回のデュエルでは【メタファイズ】を使ったんだが……

くそぅ!くそぅ!

ズルいぞ辰火ちゃん!いくらなんでもそれはダメだって!そのデッキじゃ無理だって!

なに?「格上だろうがその上で勝ってみせる者こそ真のデュエリスト」?「運命のドローが出来ないお前が悪い」?うるせぇ!じゃあジャンケンでチョキがグーに勝てるかってんだよ!(暴論)

え……部分的に勝てる?やー私グラップラーじゃなくてグダップラーだからちょっと……

 

「ねぇユウ……」

「ん?」

「デュエルって、楽しいね!!」

 

笑顔……毎日ダレてる辰火ちゃんの、まるで灯火のように暗闇を照らすかのごとき眩しい笑顔。

長年も一緒にいるのに未だドキッとするのは、その笑顔が本当に綺麗だからだと思う。

そんな笑顔で、そんな真っ直ぐな言葉……普段の辰火ちゃんなら絶対にしない。俺だけが知っている辰火ちゃんの一面。

 

 

「辰火ちゃん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあまず禁止カードぶっこむのやめようか!!?

 

そう、彼女こと辰火ちゃんはとっても可愛い。

……禁止カードを使うこと以外は。

 

~回想~

 

「『天使の施し』3枚ドローして2枚捨てる」

 

「『いたずら好きな双子悪魔』1000払ってランダムに1枚、お前が1枚、それぞれ選んで捨てさせる」

 

「『十二獣の会局』から会局を破壊してデッキから『十二獣モルモラット』。モルモラットに重ねてX(エクシーズ)召喚。『十二獣ハマーコング』。更に重ねて『十二獣タイグリス』。オーバーレイユニットを1つ使って効果発動。モルモラットが素材となっている時、デッキからモルモラット1体を特殊召喚。さらに重ねて『十二獣ブルホーン』。もう一度オーバーレイユニットを使ってデッキからモルモラット。ブルホーンの効果発動、オーバーレイユニットを1つ使い、デッキから『十二獣ヴァイパー』を手札に加える。更に重ねて『十二獣ワイルドボウ』、もう一回重ねて『十二獣ドランシア』。モルモラット2体でもブルホーンを出して、オーバーレイユニットを使って『十二獣サラブレード』を手札に。ブルホーンに重ねて『十二獣ライカ』。ライカの効果で『十二獣ラム』を蘇生させ、そしてドランシアの効果発動。オーバーレイユニットを1つ使うことで『十二獣ラム』を破壊する。ラムは破壊された時、墓地から他の十二獣を特殊召喚できる。私はハマーコングを墓地より特殊召喚。私はハマーコングとライカで、オーバーレイ!2体のXモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!X召喚!現れろFNo.(フューチャーナンバーズ)00!『未来皇ホープ』!さら私は未来皇ホープで、オーバーレイ・ネットワークを再構築!エクシーズチェンジ!これが、これこそが、私の……全!力!だぁぁ!!『FNo.(フューチャーナンバーズ)00 未来龍皇ホープ』!!」

 

「ちょいちょいちょい待て待て待て!!」

「ん?」

 

あ、首傾げる動作も可愛い……じゃなくて!

突っ込みどころが多すぎる!

どこから突っ込みゃいいんだよこれ!俺は喉から。

あー……うん、最適な言葉あったわ。

今の辰火ちゃんにぴったりなセリフが。

 

「辰火ちゃん……

リミット・レギュレーションって知ってる?」




前書きのヒントの元ネタは『ターミナル クリフォート』って検索してね。説明するとめちゃくちゃ長いから丸投げしとくスタイル。

第1話から後攻ワンキルはよく見るけど、第1話からアニメのラスボスカード使ってくるやつはいなかっただろ!いたらごめんなさい、知らなかったんです、と供述。

主人公くんに使って欲しいテーマとかあったらコメントしてくれてもいいのだよ?
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