艦これ 秘書のお仕事   作:てこの原理こそ最強

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「鬼ごっこするっしゅ!」

 

本日は執務がことの他早く終わり過ぎてしまい提督と秘書は時間を持て余していた。しかしそんな二人の状況を知ってか知らずか一緒に遊ぼうと海防艦を代表して占守型海防艦一番艦の<占守>がやってきた

 

占守は語尾に「〜っす」とつけるのが特徴的。ただし時と場合によって「〜っしゅ」を使ったりと入り乱れて聞こえたり全体的に口調や感性が独特。容姿相応に甘えん坊でありかまってちゃん。しかし一番艦であることを誇りに思っており時折お姉ちゃん風を吹かせている

 

「鬼ごっこ?」

 

「そうっす。今日は海防艦全員が休みだったからみんなでするっしゅ」

 

「本日の執務は既に終わっています。軽い運動がてらよろしいのでは?」

 

「そうね。これも一種のコミュニケーションだし、お邪魔しちゃおうかしら」

 

「よかったっしゅ!じゃあ二人とも早速行くっす!」

 

「私もですか?」

 

「秘書さんも!クナとハチから秘書さんも絶対連れてくるように言われたっしゅ」

 

「わ、わかりました」

 

占守に連れられて広場へ出る提督と秘書。そこには占守の言った通り海防艦が全員と阿賀野型姉妹が揃っていた

 

「やっときたのね。べ、別に待ってたわけじゃないけど」

 

「そんなこと言ってー。秘書さんに会えるからって一番ウキウキしてたのクナじゃん」

 

「そ、そんなわけないじゃない!」

 

「...」

 

占守型海防艦二番艦の<国後>。愛称はクナ。気が強くぶっきらぼうなじゃじゃ馬娘。常に語気が強い。一方で他の艦娘や姉妹に対しては若干砕けた体育会系のノリで接しており、その姿は元気で気さくで面倒見がよくとても頼れる感じ。ちなみに秘書にだけキツい態度を取ってしまうが素直に感謝を述べたり愛称で呼ぶことを許可したり見えないところでデレを出してしまう秘書LOVE勢

 

占守型海防艦三番艦の<八丈>。みんなからはハチと呼ばれている。陽気で明るくそして人懐っこい性格。表情がコロコロかわり感情豊かである。その人懐っこさから着任当初から提督と秘書と友人のような関係となり、そのうち秘書に対しては甘えるなど懐き度合いが上がった秘書LOVE勢

 

占守型海防艦四番艦の<石垣>。不思議な雰囲気を漂わせるちょっとミステリアスなダウナー系艦娘。言葉が途切れ途切れで物事をはっきり言わず何か伝えようとしても最後に諦めて溜め息で終わってしまうこともある。石垣が何か伝えたいことがあるときは服のどこかをクイックイッとするのが合図である

 

「司令!秘書さん!」

 

「おっすおっす!」

 

「遊びだろうと福江は負けない!」

 

択捉型海防艦一番艦の<択捉>。真面目で礼儀正しくガッツのある艦娘。また綺麗好きで世話好きな面もあり、散らかっている場所を見ると自家製掃除セットを持ち出して掃除するほど

 

択捉型海防艦三番艦の<佐渡>。ガキ大将っぽい見た目に違わず男っぽい口調で気安く荒っぽい性格。あまり上下関係を気にしない質もあって気安く仲良くなれるのだが、公私分けることが苦手で鳳翔などから怒られることもある

 

択捉型海防艦十番艦の<福江>。頻繁に「負けない」と口にするため負けん気が強いのかと思うが、どこか悲壮感のようなものが感じられ何かを護れなかったことへの後悔からこのセリフを頻繁にしているように見える。提督に秘書、さらに他の艦娘全員がそれに気づいているため見守っている

 

「えっ!秘書さん来てくれたの!?阿賀野嬉しい!」

 

「ちょっと姉さん!」

 

阿賀野型軽巡洋艦一番艦の<阿賀野>。能天気でマイペースなアホの子、というのが鎮守府内で浸透している彼女。自分に素直であると同時に深く考えない質のせいか外見に反して精神的にはだいぶ幼い。そのためか誰に対しても距離が近いため秘書も懐いてくれるのは嬉しいのだが少し困っている。逆に言えば自分の気持ちを純粋に行動に移している秘書LOVE勢

 

阿賀野型軽巡洋艦二番艦の<能代>。非常にしっかり者で世話焼き。エリート気質でありなんでもそつなくこなすため長女の阿賀野よりも姉っぽいため他の艦娘からは阿賀野のお世話係なんて呼ばれている。そんな能代も秘書LOVE勢であり阿賀野と一緒にいると秘書と触れられる機会が多いため、その時だけは姉に感謝している

 

「矢矧ちゃん鏡使う?」

 

「なんでよ酒匂!」

 

「さっきから一生懸命手櫛してるから」

 

阿賀野型軽巡洋艦四番艦の<酒匂>。明るく陽気、おまけに無邪気なため見かけ以上に子供っぽい。嬉しい時には「ぴゃん♪」、驚いた時や怖い時には「ぴゃあぁぁぁぁ」など特徴的な口癖を持っている

 

阿賀野型軽巡洋艦三番艦の<矢矧>。凛として真面目な性格。しかも凛々しいだけではなく何かを成し遂げた時の喜びは控えめ、阿賀野や酒匂ばかりかまっていると切なそうに、戦闘中はテンションが上がるなどいろんな面を持っている。一歩で阿賀野のだらしなさには厳しいが妹の酒匂にはどこか甘い様子。彼女も秘書LOVE勢なのだが二人っきりの時ぐらい甘えられればいいのだが阿賀野や酒匂のように素直になかなか甘えられない

 

「司令、秘書さん、こんにちは」

 

「秘書さん、対馬は此方です。ふふふ♪」

 

「お疲れ様です司令、秘書さん」

 

択捉型海防艦二番艦の<松輪>。かなり内気で怖がり。そのためか常に姉の択捉と行動することが多い。しかし択捉と一緒であればそれなりに行動的で面倒見もいい。択捉に負けず劣らずの掃除スキルを持っている

 

択捉型海防艦七番艦の<対馬>。一見気弱そうに見えるがその実はおっとり口調で掴みどころのない小悪魔系のような性格。独特な言い回しや抑揚の薄い話し方が特徴で海防艦ながら他の艦娘とはまた違った魅了を醸し出している。気がつくと秘書の背中を遠くから見つめているような秘書LOVE勢

 

択捉型海防艦九番艦の<平戸>。控えめで気立てがよく、舌足らずながらも育ちの良さを感じさせる言動を持つ。しかし被弾すると不気味に微笑むことから内には秘めたる闇の部分があるとか、ないとか...

 

「おーい、あたいらもいるぞー!」

 

「ちょっとだいちゃん!」

 

日振型海防艦二番艦の<大東>。男勝りでガキ大将のような乱暴な口調が特徴。その口調こそ乱暴だが責任感は人一倍であり海防艦として海の安全と平和を守ることに闘志を燃やしている

 

日振型海防艦一番艦の<日振>。素直で明るい艦娘。駆逐艦、海防艦以外の艦娘および提督と秘書には丁寧語を使うが興奮したり楽しくなってくると無邪気に喜ぶといった見た目相応な反応もする

 

「みなさんもう準備はできております」

 

「私達も大丈夫です」

 

「よつもだいじょうぶで〜す」

 

御蔵型海防艦一番艦の<御蔵>。長女らしく真面目な性格。そんな彼女はお祭り好きで鎮守府内で何か開く時は自ら案を出したりなど率先して手伝いを買って出ている

 

御蔵型海防艦六番艦の<屋代>。長女の御蔵に似た真面目な性格。大体長女がしっかりしていると妹はちょっと抜けている傾向があったが、屋代はそんなことがないためいろんな長女から影で御蔵が羨ましがられている

 

丁型海防艦二番艦の<第四号海防艦>。通称よつ。見た目通りにまだまだ精神は幼く舌足らずでのんびりとした口調をしている。明るくて元気な性分で何もせずとも相手を和ませるような陽気さを醸している

 

「阿賀野達も呼ばれたのね」

 

「うん!四人でお茶してたら択捉ちゃんが誘ってくれたの!まさか秘書さんが来てくれるなんてラッキーだったよ♪」

 

「阿賀野さん、いつも言ってると思うのですが抱きつくのを控えていただくと助かるのですが」

 

「えーなんでー」

 

「その、なんと言いますか...」

 

「ぶー駆逐艦の娘達にはそんなこと言ってないじゃん!」

 

「えっと...」

 

「もう姉さん!秘書さんのこと困らせないで!」

 

「あぁん」

 

阿賀野は能代に強引に引き剥がされる

 

「いつもウチのだらし姉ぇがごめんなさい秘書さん」

 

「いえ、それだけ慕っていただけると思うと嬉しいのですがね」

 

「秘書さんの言いたいことはわかってるつもりです。でも阿賀野姉なので」

 

「ですね」

 

「ぴゃん?」

 

「酒匂は分からなくていいのよ」

 

「酒匂さんはこれまで通り元気な娘でいてください」

 

「よくわかんないけど、秘書さんに撫でられちゃった♪」

 

秘書に頭を撫でてもらってご満悦の酒匂

 

「全員集まったからそろそろ始めるっしゅ!」

 

「鬼はくじ引きで決めることになりました」

 

御蔵が持っている箱から占守が紙を三枚引き、そこには提督と能代、対馬と書かれていた

 

「はい、対馬はチェンジね」

 

「対馬は鬼でも問題ありませんが」

 

「あなたが鬼になったら秘書さんしか追いかけないでしょ!」

 

「あら、バレていましたか。ふふふ」

 

「じゃあもう一枚引くっす!」

 

対馬の鬼は却下され占守はもう一枚紙を引いた

 

「もう一人は佐渡っしゅ!」

 

「えー!まあいっか。おっしゃ!全員捕まえてやるぜ!」

 

「頑張りましょう提督、佐渡さん」

 

「そうね。久々に体動かすわ」

 

能代と提督も気合十分のようだ

 

「じゃあ鬼は一分数えてからね。じゃあスタート!」

 

クナの合図で鬼の三人以外一斉に散らばった

 

「秘書さーん、阿賀野と一緒に逃げよー」

 

「わかりました、行きましょ」

 

「きゃー!阿賀野と秘書さんの逃避行だよ♡」

 

「阿賀野さんは相変わらずね」

 

「おや国後さん」

 

「あたしもいまーす」

 

「八丈さんもこちら側に」

 

「べ、別にあんたについてきたわけじゃないわよ!?逃げた方向がたまたま一緒だっただけなんだから!」

 

「クナはもっと素直になるべきだよ」

 

「何よ!素直も何もないでしょ!」

 

「秘書さんがこっちにきたの確認してから走り出したくせに」

 

「そ、そんなわけじゃないじゃない!」

 

「ほらほら二人とも、喧嘩せずに」

 

「はーい♡」

 

「ふ、ふん...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ...秘書さんの背中...逞しい〜ふふふ...♡」

 

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