「...ぐすん」
「...グスン」
執務室に連行され、角で体育座りをしながら涙を流しているのは赤城型正規空母一番艦の<赤城>とアメリカ艦、アイオワ級戦艦一番艦の<アイオワ>だった
赤城は穏やかで真面目、私見は極力挟まず常に作戦に備えて余念なく淡々と構えている。一方プライベートではおっとりとしていて優しさが滲み溢れている。なお正規空母や戦艦全員は大抵大喰らいなのだが赤城はその中でも群を抜くほどの大喰らいで、彼女自身も食べることが好きなため鎮守府の食材の10分の1ほどは彼女に消されているのではと思うほどである
アイオワは見た目同様性格もコテコテの典型的なアメリカン気質。自分を<Me>と呼んだり日本語に英語を過剰に混ぜる話し方が特徴的。陽気で朗らかであるためとても馴染みやすい性格をしている。そしてこれもアメリカン気質が強いためかボディタッチ、ハグをすることが多いため秘書はとても困っている。単なる挨拶ならばいいのだが意図的だとしたらなかなかにやり手な秘書LOVE勢
「自業自得です」
加賀型正規空母一番艦の<加賀>。冷静沈着、クールであまり感情を表に出さないのだがその内には一航戦としての熱い情熱を抱いている。赤城とは相棒のような仲で訓練、プライベートなどよほどのことがない限り一緒におり赤城の食に関してのストッパーとなってくれている。のだが自分の好物が目の前にあるとつい自分も食べ過ぎてしまう
「つまみ食いの域を越えちゃってましたから」
蒼龍型正規空母一番艦の<蒼龍>。気さくなお調子者。他人に甘えるなどどこか無邪気で子供っぽい性格である。その一方で赤城、加賀の一航戦と同様に第二航空戦隊、二航戦としての誇りを重んじる武人でもある。パートナーである妹の飛龍と共に一航戦の二人に負けないよう日々鍛錬を続けている。そんな彼女、秘書LOVE勢であるのだが恥ずかしくなかなかアプローチできないのだがお酒の力を借りたりしてなんとか思いをぶつけようとしている
「需要と供給が合ってなかったよね」
蒼龍型正規空母二番艦の<飛龍>。基本的に明るく活発な性格。姉であり相棒でもある蒼龍と比べるとより勇ましさや堅実さが強く出ている。しかもなんと赤城に勝るとも劣らない大食いである。よく動きよく食べるタイプであるため体型は維持しているものの太ることを気にして甘味に手を出すことを渋るような乙女な一面も持ち合わせている。秘書が好き蒼龍のサポートをしているうちに自分も好きになってしまった秘書LOVE勢
「でも今日はsecretaryが作ってくれたcookieなのよね?」
アメリカ艦、コロラド級戦艦一番艦の<コロラド>。着任当初は気が高く高飛車でつっけんどんな言動が目立ち他者を寄せ付けようとしない攻撃的な姿が見られたが今は緩和。時間が経つごとに言動そのものが全体的に幼く他のビッグ7に並び立とうと精一杯背伸びしている感じがすると露見。そんな彼女に提督や秘書が他は他、自分は自分と声をかけてもらってから態度は軟化、加えて秘書を気に入りアメリカ艦らしくボディタッチが多いコミュニケーションを取る秘書LOVE勢
「自分を制御できないとは、stupidも大概にしてほしいな」
アメリカ艦、サウスダコタ級戦艦一番艦の<サウスダコタ>。普段の態度は尊大で言葉の随所にプライドの高さが見受けられるもののその性格は純粋で表裏がなく他者に対して気安く気さくに接する。尊大な態度自体は作っているところもあるようで意表を突かれたり気が抜けると砕けた態度となり口調も少し子供っぽくなる。戦闘面ではかなりの戦闘狂奈部分があり的を前にした際には非常に勇猛果敢な一面を見せる。しかし提督に果敢と無謀は違うと言い聞かされ独断に動くことはない
「ま、まぁこんなこともあろうかと多めに作っておいたのでその辺で」
「甘やかしてはダメよ秘書さん。でないと同じことを何度もやらかすのだから」
「そうだぞsecretary。こんなやつ、じゃない。アイオワに甘やかしは不要だ。そろそろわからせてやらねばな」
自分にも他人にも厳しい加賀とサウスダコタが秘書の言葉を遮る
「いやでも、美味しそうに食べてくれる2人を止められなかったので。今日のところは自分に免じて許してやってくださいませんか」
綺麗に頭を下げる秘書を見て加賀もサウスダコタも口をつむんでしまう
「わかりました。ですので頭を上げてください」
「いつも世話になっているsecretaryにそこまで言われてはな」
「ありがとうございます。赤城さん、アイオワさん、お許しが出ましたよ」
「ありがとうございます!」
「さすがmeのsecretaryデス!」
「しかし、自分は皆さんに召し上がって欲しくて作ったんです。美味しく召し上がっていただいたのはありがたいことですが自重してくださいね」
「はい...」
「Sorry...」
「わかってくれたのならいいです。さ、皆さんで楽しんでください」
「わかりました」
「Oh〜♪もっと撫でてほしいデス♡」
またシュンとしてしまった赤城とアイオワの頭をポンポンとやってその場を離れようとするとコロラドに腕を、蒼龍に服の裾を掴まれてしまった
「あらsecretary、逃がさないわよ♪」
「秘書さん、よかったらその...」
「え?」
「まだ執務まで時間あるのよね?ならもうちょっと一緒にいましょ♪」
「わ、私ももう少しお話したい、です...」
コロラドにニコニコ笑顔で、蒼龍に上目遣いで頼まれどうせ逃げ場などないと察したため了承した
「蒼龍だけじゃなくて私にも構ってね、ひ・しょ・さん♡」