居酒屋<龍鳳翔>
ここは鎮守府内に設けられた鳳翔型軽空母艦一番艦の<鳳翔>と龍鳳型潜水母艦改装空母一番艦の<龍鳳>が経営している居酒屋である。お酒を嗜む艦娘も多く在籍しているため鳳翔と龍鳳が提督に提案し今に至る
鳳翔は至って温和で控えめ、常に一歩下がって男性を立てる古式ゆかしい日本的女性美を持つ。いつ何時でも落ち着いた雰囲気を見せるが戦闘時には艦隊を鼓舞する勇ましさも併せ持ち、まさに大和撫子を体現したような艦娘。秘書には自分の全てをかけて尽くしたいと考えている秘書LOVE勢
龍鳳は素直で礼儀正しく、真っ直ぐで健気な艦娘。家庭的で家事全般も得意、掃除なども率先してするなどかなり女子力が高い。鳳翔が居酒屋を開くと相談されて鳳翔一人では大変だろうと自分もお手伝いを買って出た。秘書の身の回りの世話を積極的にするが、時には自分からも積極的に甘えにいくニ翼のアプローチをかけている秘書LOVE勢
今夜もここには艦娘達が集まっていた
「ねぇ鳳翔さん。秘書さんはどうやったら振り向いてくれるのかしら〜」
「それは難しい問題ですね。でも秘書さんは私達の好意には気づいてると思いますよ?」
「それは私もわかってますよ〜。でももっと寄り添ってくれてもいいと思うの」
「お姉飲み過ぎだよ」
「何よ、千代田だって秘書さんのこと好きなくせに」
「好きだよ?お姉と同じくらい好き」
千歳型軽空母一番艦の<千歳>。有能さを感じさせながらも落ち着いた物腰、ふと見せる悪戯っぽい一面を持っている。妹の千代田を気遣いつつ提督、秘書への配慮を忘れない素敵なお姉さん、ではあるのだが度が過ぎた飲兵衛。誰かの静止がない限り飲み続けてしまう。しかし例の如く次の日に影響するような深酒をすることは無くなった。秘書LOVE勢、秘書がお酌してくれたお酒はどんなお酒よりも美味
千歳型軽空母二番艦の<千代田>。何をするも考えるも姉である千歳を念頭に置く姉大好きっ娘、だった。最近は姉を強く意識してはいるがそれは姉に勝ちたいというライバル心になっていた。そしてそれは秘書への気持ちにも影響しており、秘書のことでも姉には負けたくないと燃えている秘書LOVE勢
「はーい、瑞鳳特性卵焼きだよー。今日は青のり入れてみました!」
「お酒のおかわりもお持ちしました」
「おーきたきた!」
「あなたも飲み過ぎよ?隼鷹」
祥鳳型軽空母二番艦の<瑞鳳>。非常に明るく朗らかで結構フランクな性格。一方で褒められると声を上げて喜ぶなど素直で幼いところもある。料理が得意で特に卵焼きは凝っていて鎮守府内でも大人気である。秘書に対しては甘え上手な面もあり気安く親密、秘書に自分の作った卵焼きを食べてもらいたいが秘書の料理も食べたい秘書LOVE勢
祥鳳型軽空母一番艦の<祥鳳>。見た目に反して少々幼く、自分が活躍できたり褒められたりすると普段の物静かな雰囲気が一転して無邪気にはしゃいだりするが戦闘時には凛々しい口調を飛ばす。秘書には大分懐いており一目見かければ手を広げて抱きつきに行く程の秘書LOVE勢
飛鷹型軽空母二番艦の<隼鷹>。気さくでノリの良い姐御肌な性格。千歳程の飲兵衛で姉の飛鷹によく怒られている。昔に自分が盛大に酔ったところを提督の指示で青葉に動画を撮られており、それを見て反省し他人に迷惑をかけないようセーブできるようになった
飛鷹型軽空母一番艦の<飛鷹>。生真面目でちょっとツンツンしたところがあるが凛々しい性格。洋食が好きで特にイタリア艦達が作るイタリアンを好んでいる。しかし一番好きなのは秘書が作るアラビアータである。食べることが好きなため体重には常に気をつけておりダイエットをすることもあるが無理をしてはいけないと秘書に優しく声をかけられてから秘書のことが大好きな秘書LOVE勢
「私達もお邪魔してよろしかったんでしょうか...?」
「龍驤さんが呼んだんですから、そんな気にしないで大丈夫ですよ」
「私もその、あまり飲めないので...」
「私もそこまで飲めないけど、こういうのは楽しめばいいって提督と秘書さんが言ってたかも♪」
瑞穂型水上機母艦一番艦の<瑞穂>。礼儀正しく朗らかで奥ゆかしい、かつての日本の姫君を思わせる微笑みが似合う艦娘。善意100%で超がつくほどのお人好し。しかし戦闘は苦手で、フォローしてくれる仲間にいつも申し訳なく思っている。提督や秘書との仲は良好、秘書とは押しかけ妻と自分を認識し自慢の料理を振る舞うなど尽くす姿が見られる秘書LOVE勢
大鷹型軽空母一番艦の<大鷹>。同じ軽空母として龍驤を、同じ試製甲板カタパルトを運用している翔鶴・瑞鶴を心から尊敬している艦娘。まだまだ実力が足らず直向きに訓練を続けている努力家でもある
大鷹型軽空母四番艦の<神鷹>。物静かで内気なタイプ。元々はドイツ客船だったためたまにドイツ語が出てしまう。客船だったためか給仕、料理が得意でありドイツ艦との交流も深い
秋津洲型水上機母艦一番艦の<秋津洲>。ハキハキした元気な艦娘。「〜かも」が口癖で慣れるまでその口癖のせいでわかったのかわかってないのか判別できなかった。一緒にいる二式大艇を大変可愛がっており相当大事にしている。しかしその大艇が秘書を気に入りそれに嫉妬して秘書にいろいろちょっかい出しているうちに自分も好きになってしまった秘書LOVE勢
「んーっ!やっぱり日本酒も美味しい!」
「It's so sweet! このワインも美味しい!」
「わしゃあ辛口吟醸一択じゃけぇ、洋酒は好まんの」
「一回飲んでみ言っとるやないか。これも結構ええもんやで?」
フランス艦、コマンダン・テスト級水上機母艦一番艦<コマンダン・テスト>。お嬢様らしい実に礼儀正しい性格が特徴の艦娘。他の海外艦と比べて要所要所でカタコトな日本語になってしまうのとナチュラル且つ積極的に母国語を織り交ぜて会話する。英語だけでなくなんとか母国語であるフランス語を秘書に習得してもらいたいと思っている秘書LOVE勢
アメリカ艦、カサブランカ級軽空母十九番艦の<ガンビア・ベイ>。アメリカ出身艦とは思えないほどの弱気な艦娘。戦闘となるとものすごく慎重になるが普段は心優しい性格。他の艦娘からは愛称で<ガンビー>と呼ばれている。初めての出撃前に怖くて部屋に閉じこもり泣いているところを優しく慰めてくれた秘書に恋し、秘書に対してだけアメリカ出身と言える程にハグする秘書LOVE勢
日進型水上機母艦一番艦の<日進>。浦風のように広島弁を使うのが最大の特徴。勝ち気で明るくハツラツとした性格だが調子に乗りやすく負けず嫌いな子供っぽいところが目立つ。また負けず嫌いからかプライドも少し高く自分の弱った姿や子供っぽいところを仲間に見せるところを嫌う。一方で人当たりも良く面倒見が良いと部分もある
龍驤型軽空母一番艦の<龍驤>。容姿や体型から駆逐艦と間違えられることを悩みとしているが実際どことなく幼さが見える性格をしている。実際提督や秘書に頭を撫でられることは好きであるため拒むことはない。しかし鎮守府内では<弓使用空母隊>長である鳳翔に並び<式神使用空母隊>の長であり、長年この鎮守府で空母隊の面倒を提督からお願いされいるほどの実力者である
「ねぇガンビー。私に秘書さんとのハグの仕方教えてちょうだい」
「えっ!」
「お姉、ガンビーはアメリカ艦だからそのノリでハグしに行けるけど私達がいきなり抱きついたら秘書さん困惑しちゃうって」
「でも秘書さんなら別に拒まないかも」
「秘書さんの腕の中はとても安心して心が落ち着きます♡」
『っ!』
瑞穂の言葉にそこにいるほとんどのLOVE勢はガッと目を見開いて驚く
「ちょ、ちょっと瑞穂さん...?」
「はい?」
「もう経験が...?」
「えぇもちろん」
「ひ、飛鷹さん...」
「テストさん...」
瑞穂の言葉とドヤ顔に飛鷹とコマンダン・テストは崩れ落ちる
「私達もよく抱きついてるよね祥鳳?」
「え、えぇ...」
「なっ!」
「あなた達まで...」
「なんじゃあ秘書さんはたらしなんか...っ!」
日進が言い切る前にものすごい笑顔で『それ以上言えば、許しませんよ?』とでも言いたげな鳳翔と龍鳳が目に入り、ものすごい威圧を感じそれ以上口にすることができなかった
「なんや日進、どうかしたんか?そんな熊に睨まれた犬みたいな顔して」
「な、なんでもないんじゃ...そう、ナンデモ...」
「そ、そうか...」
「それで?祥鳳と瑞鳳はどうやって抱いてもらったの?」
「そ、その言い方はなんか違うような...」
「同じでしょ。ほら早く教えてちょうだい」
「別に何もないよ?」
「秘書さんて来るもの拒まずだから」
「確かに。駆逐艦の娘達も大勢で行っても全員の要望を聞いてあげてるみたいでした」
「でも、流石に限度を越えることは怒ってましたね」
大鷹と神鷹が前に見たことをそのまま報告する
「鳳翔さん達はどうなの?」
「...♡」
「ポッ♡」
「いやポッて」
言葉を聞かずとも全員が察したのであった