デビルサマナー葛葉ライドウ 対 天穂のサクナヒメ 作:カール・ロビンソン
白米飯
根菜の味噌汁
和風オムレツ
納豆
お茶
全員「「「「いただきま~す!!!!」」」」
サクナヒメ「うん、美味いのぉ! ゆい、また腕を上げおったな」
田右衛門「うむ! この卵焼き、梅が入っておるのか!? これは飯に合う!!」
ココロワヒメ「それにふわふわで、こぼれ出た卵がご飯に絡んで、そこに焦げた醤油の香りが鼻に抜けて…見事ですわ」
ゆい「えへへへ、ありがどーごしござでゃ」
サクナヒメ「納豆とも絶妙に合うのぉ。まろやかで、酸味と塩気が程よい…いやぁ、ミルテが麓の世に帰って、一時はどうなるかと思うておったがなぁ」
田右衛門「まさか、ゆいに教えてくれておったとは。いやはや、まっことありがたい」
ゆい「まだ、ミルテさほど上手こぐは作れねじゃが、頑張るっちゃ」
サクナヒメ「…しかしのぅ、ゆいの料理の腕が上がるのはいいのじゃが…」
タマ爺「何か心配事ですかな、おひいさま?」
サクナヒメ「いやぁ、なんというか…ゆいは器量良しじゃし、その上で飯も美味いとなると…将来、悪い虫が寄って来ぬかと、心配になってな」
タマ爺「ふむ…確かにゆいの器量であれば…都の神達も捨て置かぬでしょうな…」
ゆい「…おら、きんたのごどばまっていで」
サクナヒメ「なぁに、わしに任せよ! 不埒な奴らが言い寄って来おったら、稲作殺法でコテンパンじゃ!」
ゆい「神様ぁ、ありがとござりす!」
ココロワヒメ「…それで、サクナさんはどうですか?」
サクナヒメ「うん? 何がじゃ、ココロワ?」
ココロワヒメ「サクナさん自身はその…意中の殿方や、好みの殿方はどうとかは?」
田右衛門「ふむ。確かに、サクナ様もお年頃でございますからなぁ」
ゆい「おらも聞きてじゃ」
サクナヒメ「わしか…ふむぅ、意中の殿方はおらぬとして…好みの殿方のぉ…まあ、贅沢を言うつもりはないが…」
全員「「「「「(期待のまなざし)」」」」」
サクナヒメ「…ふむ、まああれじゃな。片恋物語の光る君のように、眉目秀麗でかつ、不思議な雰囲気のある殿方が良いのぉ」
タマ爺「…中身ではなく、まず外見からですか…」
サクナヒメ「うるさいのぉ、見目は大事じゃろうが! …後はまぁ、わしが窮地に陥っておる時に颯爽と現れ、鬼どもを成敗する武士も良いのぉ! やはり、男たるもの剛健でなくてはな!!」
ココロワヒメ「…あの…サクナさんの窮地を助けるって…」
サクナヒメ「もちろん、頭脳も明晰で、後は飯炊きや洗濯もできると良いな、いつまでもゆいに任せきり、と言う訳にもいかぬし…」
全員「「「「「(可哀想なものを見る眼)」」」」」
サクナヒメ「な、なんじゃ、其方ら!?」
ゆい「…神様、さすがさ贅沢言い過ぎじゃ…」
サクナヒメ「なにぃ!? ち、血筋とか財産とか言わぬだけ、まだマシであろう!?」
タマ爺「…血筋や財産の方がマシでございます、おひいさま」
ココロワヒメ「はい…タケリビ様でも討てなかったオオミズチを討ったサクナさんの窮地を救える武神など、いるはずがありませんわ…」
田右衛門「その上で、容姿端麗、頭脳明晰、更に家事万能とは…いささか、垣根が高うございますな」
サクナヒメ「…ふ、ふん、まあ良い! わしにはココロワもおるし、それに其方らも養わねばならぬ。男など不要じゃ!」
ココロワヒメ「…そうですわね、サクナさんには私が…グヒヒヒ…」
タマ爺「しかし、ココロワ様には求婚が殺到しておると聞き及んでおりますが?」
ココロワヒメ「ええ…この間も、恋歌を十通貰ってしまって…どうしたものかと思っておりますわ」
サクナヒメ「なんじゃと!? …ココロワぁ~、わしを置いて行かんでくれ~(抱きっ)」
ココロワヒメ「大丈夫ですわ、サクナさん。私はサクナさんとずっと一緒ですわ………米粒と納豆を擦りつけないでくださいまし…」
「「「「ごちそうさまでした~!!!!」」」」
サクナヒメ「さて、明日は使者と共に、都に米の納入じゃな。早く眠るとするか…」